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記録ID: 560029
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無雪期ピークハント/縦走
甲信越

御神楽岳「一ノ倉沢にそっくり。雨で早々撤退」200名山 新潟県阿賀町

2012年10月26日(金) [日帰り]
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echigonogaku その他1人
GPS
--:--
距離
12.1km
登り
417m
下り
407m

コースタイム

日帰り
山行
2:10
休憩
0:00
合計
2:10
7:50
10
スタート地点
8:00
8:00
120
10:00
ゴール地点
天候
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新潟県側からのルートは、2つある。ルートは、2つある。険しい蝉ヶ平コース(栄太郎新道)と、緩やかな室谷コースだ。両コースは、山頂を境に、山の東と西に分かれており、どちらから登るかによって当然アクセスが変わってくる。
筆者らは、登りは蝉ヶ平コース、下りは室谷コースを選択したが、そうなると、事前に下山口に車を置いてこなければならない。
さて、両コース共に、まずは、磐越道の津川インターから国道49号線を2Kmほど会津若松方向に進み、三郷交差点を右折、県道277号線を旧上川村方向に進む。
途中、御神楽温泉、あすなろ林公園の案内に従い左折し、広谷川沿いの道を遡った終点が、蝉ヶ平コースの登山口だ。
室谷コースへは、先の県道を、そのまま常浪川沿いに、人気のない道を、ひたすら進む。
県道の終点間際に、急にペンション風の学校や、比較的新しい家ばかりが立ち並ぶ、新興住宅地が突如現れる。そこが室谷集落だ。
今まで全く人気のなかった山奥に、不釣り合いな風景だが、あくまで聞いた噂では、ダムの建設計画による集団移転であるとか、ないとか。
集落は高台にあるので、集落の先の県道の終点辺りから、一段下に降り、橋を渡る。
その先の道路の終点が、室谷コースの登山口だ。

コース状況/
危険箇所等
新潟県側からのルートは、2つある。険しい蝉ヶ平コース(栄太郎新道)と、ルートは、2つある。険しい蝉ヶ平コース(栄太郎新道)と、緩やかな室谷コースだ。緩やかな室谷コースだ。
登りは蝉ヶ平コース丶下りは室谷コースを選択するのがベストだが、両コースは東西に大きく分かれており、そうなると、事前に下山口に車を置いてこなければならない。
まず、蝉ヶ平コースは、渓谷沿いの道を進む。
両岸は、スラブ状の岩壁が続いており、岩登りなら、1ピッチから2ピッチのコースが、いくつも作れそうだ。
1時間ほど歩くと、「湯沢の出合い」という沢の出合いに着く。
ここで、正面に「湯沢のスラブ」という、ダイナミックなダイヤモンドスラブが目に飛び込んでくる。
標高差は800mあるとのこと。
当日、ガスがうっすら掛かっている様は、谷川岳ーノ倉沢に似ている。
「下越の谷川岳」を名乗るだけある。
ここからは、本格的な登りになる。
高頭(こうつむり)、湯沢の頭、両乞峰と三つのピークを越える。
鎖場が多く、左側が谷で除しい尾根だ。
三つのピークの手前に痩せ尾根の「馬の背」がある。
雨乞峰の先で室谷コースに合流する。その先が山頂だ。
室谷コースへは、山頂から雨乞峰の手前で左折する。
ブナ林の美しい、険しい蝉ケ平コースとは打って変わって緩やかな道だ。
途中、沢を渡るが、大雨の後は、土砂や岩礫が流れ込んでいて、登山道が不明瞭になっているので要注意だ。


湯沢のスラブ、まるで谷川岳ーノ倉沢にそっくり。
さすが、「下越の谷川岳」を名乗るだけある。
2012年10月26日 09:00撮影 by  F08A, DoCoMo
2
10/26 9:00
湯沢のスラブ、まるで谷川岳ーノ倉沢にそっくり。
さすが、「下越の谷川岳」を名乗るだけある。

装備

個人装備
雨具 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 携帯 ツェルト

感想

御神楽岳は、過去に3度ほど登ったことがある。内1回は、バリエーションみたいなもので、山頂には向かわず、藪漕ぎをして引き返しているが。
今回も、これまでどおり、登りは蝉ケ平コース、下りは室谷コースとした。
職場の先輩と共に、事前に下山口の室谷コース側に、車を1台置いて、もう1台の車で蝉ケ平コース側から入山した。
当日は、朝から雨模様で天候が思わしくない。
しばらく渓谷沿いの道を進む。
湯沢の出合いまで来た頃には、雨は本降りになっていた。
この山は岩山なのだが、標高が低いので、岩の上に苔や泥が被っており、雨が降ると、ヌルヌルになっていた。
高山の岩山とは違うところだ。
実は、筆者が先輩の車の中に、下山口に置いてきた車のメインキーを忘れてきたということを、ここで気付いた。
(後で冷静に考えれば、予備キーがあったので、問題はなかったのだが)
当日は天候回復見込みもないので、ここで撤退することにした。
しかし、雨と霧の中から見えた「湯沢のスラブ」は素晴らしい迫力だった。
正に谷川岳のーノ倉沢に酷似していた。
さすが「下越の谷川岳」を名乗るだけある。
ただし、このネーミングは、新潟県外の人が聞くと、違和感を感じるだろう。
本家本元の谷川岳は、群馬県と新潟県中部の中越地方に跨がっている。
下越は、新潟県北部を指す。
同じ新潟県の山なので、まさかГ越後の…」と名乗る訳にもいかず、こうなったのであろう。ネーミングの苦労が窺える。
ただし、険しい岩場で有名な谷川岳のーノ倉沢は、群馬県側にある。
いっそのことГ越後の一ノ倉沢」の方が、明確であったかもしれない。
それは、さておき、この岩壁は、以前登っている人がいたらしく、ルートもあるようだ。
バリエーションルートの本にも、トポは掲載されていない。
一度ぜひ登ってみたいものだ。




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