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Yamareco

記録ID: 561606
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
房総・三浦

筑波山(筑波連山全山縦走)

2006年01月28日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
30.2km
登り
1,725m
下り
1,560m

コースタイム

日帰り
山行
11:22
休憩
0:00
合計
11:22
7:55
65
JR岩瀬駅
9:00
9:00
105
10:45
10:45
65
16:44
16:44
153
19:17
JR土浦駅
(※平成26年12月 ヤマレコに追加、記録は当時の記録を引用しています。)

<今回の行程についてはお勧めしません> 通常はバス利用が有利です。
     筑波山へはJR東京駅やJR土浦駅、TXつくば駅から各社バス運行されています。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2006年01月の天気図
アクセス
彼方に筑波山
2006年01月28日 07:40撮影 by  u-miniD,Stylus V, OLYMPUS IMAGING CORP.
1/28 7:40
彼方に筑波山
JR岩瀬駅です。連山縦走スタートします。
2006年01月28日 07:45撮影 by  u-miniD,Stylus V, OLYMPUS IMAGING CORP.
1/28 7:45
JR岩瀬駅です。連山縦走スタートします。

感想

【構 想】
筑波の山塊は筑波山を中心に南北に連なる。そこでこの連山の縦走を思いつく事に。
筑波山登山口までは30km(標識の看板より合算)。また一週間後のハーフのトレーニングも兼ねよう。

【移動 : 埼玉〜茨城:JR岩瀬駅】
6時12分の電車に乗り岩瀬へ。乗換は1回、アクセスは容易だ。前日は宴会で少々準備不足、食料は現地で調達と考えた。ところが岩瀬の駅周辺に何も店が無く国道50号方面へ(北へ)コンビニを探しに行き、セイコーマートで買い物。その後地図とGPSでもって登山道を探し、それらしき道へあたりを付けて進んでいく

【筑波山へ取り付くまで】
<関東ふれあいの道> 水郷筑波国定公園 御嶽山森林公園 ハイキングコース入口の看板に導かれて登山口へと向かって歩きます。

<御嶽山へ> 岩瀬駅から1.8km、標高230mの山、筑波山系の北端に位置する山だ。「山頂の休憩所からの展望もすばらしい」との事(案内板引用)。そこは休憩舎等があり、岩瀬市外を一望できた。

<雨引山へ> 御嶽山から2.3km、標高409m。途中「NTT岩瀬中継所」を通る、麓からも著明な鉄塔だ。雨引山からは関東平野一帯を見渡せる。そしてこれから行く連なる山並み、そして筑波山を一望。

<加波山へ6.5km> 「関東ふれあいの道」を進む。関東での比較的低い山に付いている道、奥多摩等でもよく利用した道だ。ハイキングコースに少しの登山色がある道で、距離付きのしっかりした標識が導いてくれる。

<加波山神社> ここからしばらく林道を南下する事にした。加波山神社からは一旦標識を確認できなくなり、近道をしようと欲張って枝道に入った。どうやら廃道に入ったようだった。登り返すのもなんなので、かつての道の面影を感じつつ下るけれども土砂崩れや倒木がひどい。最後は藪漕ぎで林道上5〜6m程の崖の上に出でしまった・・・更に藪を漕いで迂回、何とか林道へ無事に復帰(ふぅ)。

<林道丸山線> 筑波山塊の東側斜面の中腹を縦断する林道。林道と言っても舗装です。そして「ウィンド・パワーつくば」:風力発電所だ。大きな3枚羽の風車が二つ。

<同じ?> 林道を行くと「関東ふれあいの道」の標識がある。どうやら、林道=関東ふれあいの道?足尾山付近ではパラグライダーの集団、約20機。風を読み次々に関東平野へと飛び出していく。

<上曽峠> 「早く筑波山に取り付きたい」そんな事を考えながら山道を歩く。かなりぐねぐねです。

<湯袋峠> ここから「東筑波ハイキングコース」に変る。ここから緩やかな登り。途中、「国民宿舎つくばね」を通過。筑波山つつじヶ丘4.4kmの標識がある。道は緩やかだけれど着実に登って行く。GPSは筑波山山頂まで1.5kmの表示、その数字は増えたり減ったりしながら筑波山を右回りに囲むように進むルートだ。 途中、道は二手に分かれる。筑波山つつじヶ丘の標識、そちらに進路を取ると筑波山を囲むように進んで行く、若干下ったりもする。

【筑波山】
<筑波山つつじヶ丘> ハイキングコースを忠実にたどり「つつじヶ丘」へ。今まで林の中を歩いていたのが急にロープウェイのベース基地に出たので少々びっくり。

<登山> 午後4時5分、長かった縦走もやっと筑波山の麓にたどり着いた。夕焼けが始まっている。GPSを見るとつつじヶ丘自体も標高が420mもあり山頂との標高差は350m位だ。 大きな「登山口」と書いた看板が目に入り、もう行くしか無いと・・・(^^;).
帰りはロープウェイと決め込んで出発。コンクリートの階段やコンクリートで固められた道を行く(登山道が痛んだからだろうか)。それがしばらくすると大きな石の上を進んだりと俄然登山らしくなりほっとした。登山道は気持ちがいい、筑波山に取り付くまで約30km以上歩いて来た。ベンチでゆっくり景色を眺め話をしている人などがうらやましいものの、少し汗ばみながら登って行くこの最後の登りの心は「水を得た魚」の気分。

<山頂> 途中写真を撮りながらの登り、そして筑波山(女体山)の岩場の山頂へ到着。太陽がいよいよこれから沈んでいくと云うところ、山々の陰が伸び、そして夕日が眩しい。霞ヶ浦、関東平野、遥かなパノラマだ。少しの間だったけれどなかなか良い山頂です、人ごみも避ける事が出来たし好しとしよう。男体山へは30分の標識・・・往復不可能・・・。挫折感もたまにはいいもんです、ここにはまた訪れる事があるでしょう。
日没は午後5時丁度。ロープウェイ山頂出発も同じく5時丁度。夕日が落ちる最中ロープウェイは出発。ロープウェイは6分程で麓のつつじヶ丘到着、その間夕焼けと富士山をしばらく見ていた(乗客の大半がそうだっただろう)。
<つつじヶ丘ロープウェイ駅> 麓の駅へ到着、でもまだまだ乗客は立ち去らず夕焼けに見とれている。自分もその一人だ。そこも標高400mを越えていて山頂とそれほど変らない展望を楽しめる。乗客からも「ここでもいいね」と聞こえてくる、同感だ。駅員の方が関東平野に向かって少し案内をしてくれた・・・「富士山の裾野のビル郡が大宮(今はさいたま市)あたりだよ」と。まさにそこへこれから向かうのだ、なんとタイムリーな解説と関心・・・。 夕日は富士山や丹沢・奥多摩の山々を影絵の様に浮き出し、なんとも云えない眺めとなった・・・誰一人立ち去らない。

【帰路】
<やってもーた!> 景色に浸った後は現実が待っていた。午後5時10分、売店のおばちゃんにバスありますかー?と聞くと午後4時半が最後の事。半ば予想していたので何所まで行けばバスに乗れるかを聞いて山を下る(バス停は筑波山口)だそうだ、かなりの距離があるとの事)。筑波スカイラインをどんどん下る、どんどん暗くなってくる。ドライブには最適なコースなんだろうなぁ、歩くところではございませんな。いやはや山に登らずバスに乗った後悔、登ってしまった後の今の後悔・・・後者を取りましたので納得の下山。

<失敗が幸をなす> (←少々強引なタイトル)
暗くなるという事は夜景を見れると言う事。日没後徐々に関東平野に灯が灯り初めていい感じ。
つつじヶ丘駐車場を出て一時間ちょっとが過ぎ・・・筑波山神社を越えて歩いていると「バスらしき車両」が来る。それは「のりのりバス」!つくば市が運営しているそうだ。のりのりバスに乗り5分経たない内にまずはの目的地の「筑波山口バス停」へ到着。その3分後にはJR土浦行きのバスがあり乗車、JR土浦へ向かった。でも筑波スカイラインはさ・・・街灯のない山道を歩く空しさよ・・・筑波山だからと云うのもなんですがライトを持って来ていません・・・反省。これからは常に携帯しよう。

【その後】
<交通> 帰りは「筑波山口」バス停から接続が嘘のようにスムース。またまた大宮まで晩御飯はお預け。キットカットでお腹をだましながら大宮へ。

【最後に】
<編集後記> この岩瀬からのルートはあえて「お勧めはしません」筑波山だけをじっくり登った方が良いと思います(私観)。
           山頂に「食事禁止」と立て札がありました。おそらくもの凄い人出なのでしょう。

<無線> 最高のロケーション!電波は何所までも届きそう。50MHzのアンテナ持って行ったのですが・・・時間切れ、残念です。

<他>   ヘッドライト、レインウェア等々持っていれば何も起こらないものです、持っていない時に何かが起きる?
     朝からの総行程は40km、かなり精神の涵養になりました。
水  : 総行程1.3L
天気 : 土曜日は3週間ぶりに晴れた関東。風も割と穏やか。気温不明、おそらくプラス気温。 

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