ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 5629823
全員に公開
アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科

大同心雲陵ルート ソロ登攀

2023年06月19日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
12:41
距離
11.7km
登り
1,267m
下り
1,253m
歩くペース
速い
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:54
休憩
7:44
合計
12:38
距離 11.7km 登り 1,267m 下り 1,269m
5:24
4
5:28
5:29
38
6:07
47
6:54
7:03
5
8:26
15:55
47
16:45
16:49
41
17:30
27
17:57
17:58
4
18:02
過去天気図(気象庁) 2023年06月の天気図
アクセス

装備

個人装備
シングルロープ60m 補助ロープ50m

感想





早朝、赤岳山荘からスタート。

林道から登山道へと入り、赤岳鉱泉まではゆるりと登っていく。そういえば、雪のない時期に美濃戸に来るのは初めてだ。

赤岳鉱泉から硫黄岳方面に進むとすぐに大同心沢にぶつかりそこから登山道を逸れる。踏み跡はしっかりしていてほぼ登山道なので迷うことはなさそう。

沢から大同心陵に出て急登を登り、樹林帯が途切れたあたりが大同心基部。向かって左手にトラバースして雲陵ルートに取り付いた。

■1P
古いトポを参照していたためRCCグレード表記になっていたが、その他の情報によるとここが5.9でグレード的にはルート上で最難のよう。1ピッチ目ということもあり慎重に登る。

出だしはプロテクションが取れずに5mくらい登ってテラスへ。その後はだいたいボルトが打ってあった。

草付きに入るとRCCとリングボルトの終了点があるが、そこはスルーし、少し右上するとテラスにハンガーボルト2つの終了点がある。

2Pまで繋げたかったが、ギアが足りなさそうだったので、ここで切った。カムはほとんど出番がなく、その分ヌンチャクにしたらいけてたかも。

■2P
出だしの岩を登り、草付き混じりをしばらく行くとテラス状の上にきれいな凹角が現れる。ここはこのピッチの核心で右面の右手アンダーと左手カチを使って突起部のガバを取った。

途中でナットが緩みきったボルトがあったので増し締め(動画 11:40くらいから)。今回からレンチを持ってきててさっそく役に立った!

その後も草付き、土混じりの岩場を登り、広めのテラスで終了。

■3P
ここはより傾斜がゆるくなって草と土の緩傾斜を登っていく。しばらくノープロテクション。その後岩が出てくるただいぶ浮き石が多かった。

RCCが3本打たれた支点をスルーして、ドーム状の基部を目指す。基部の手前にハンガーとリンボルで終了点に使えそうなところがあるが、ここもスルーして、ハンガーボルト2本の支点でピッチを切った。

■4P
上記の支点までくればここは歩けそうだったので荷物をまとめて行った。一箇所、飛び出た岩を越えるところは空身なら下をくぐれそうだが、荷物があるので慎重に手を探って身を乗り出して越えた。

■5P
広いテラスからスタート。1ピッチ目同様ボコボコと出っ張った石でホールドは豊富だが、1ピッチ目よりも下地が弱く剥がれやすそうに見えた。実際足を置いた小さい岩が剥がれたか、もともと浮いていた。ハングを越えてリッジに出る核心部あたりは高度感満載。ボルトが打てない、もしくは打っても外れてしまうっぽくてハーケンなのが怖い。

当初はあわよくば小同心も継続で、と思っていたが序盤でピッチを繋げられなかったこともあり、早々に断念を決めていたので、大同心ピークから最終ピッチを懸垂下降し、テラスからは大同心ルンゼに降りて、基部まで歩き。

登攀ルートは全体的に見ると、草付きの多いルートがあってルーファイに時間がかかったり、岩が脆くて慎重にいかざるを得なかったりとアルパインの嫌らしさもあり、素晴らしい高度感の中でハング超えをするなど登攀的な面白さもあるルート。

天気も良く、貸し切りで大同心を満喫しました!小同心は次のお楽しみということで。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:498人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら