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記録ID: 5645762
全員に公開
ハイキング
甲斐駒・北岳

実証実験中の「甘利山タクシー」で千頭星山〜御所山までサルオガセ絡まる亜高山帯の森ハイキング

2023年06月25日(日) [日帰り]
 - 拍手
e351spAz その他1人
GPS
06:25
距離
12.1km
登り
867m
下り
848m

コースタイム

日帰り
山行
4:20
休憩
2:10
合計
6:30
9:45
9:50
15
10:05
10:15
20
10:35
10:40
35
11:15
5
11:20
10
11:30
12:15
10
12:25
50
13:15
13:30
95
15:05
15:55
15
16:10
ゴール地点
天候 曇ときどき晴
過去天気図(気象庁) 2023年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
往路:
高尾06:48※定刻06:42の6分遅れ(JR中央本線)
韮崎08:28※大月以降は定刻どおり
韮崎駅09:00
「甘利山タクシー」¥2000乗合いタクシー2023年実証実験中※本日から運行開始
甘利山駐車場09:45

復路:
甘利山駐車場16:10(定刻は16:30)「甘利山タクシー」¥2000
韮崎駅16:50(定刻は17:15)
韮崎17:10(JR中央本線)
高尾19:10
その他周辺情報 甘利山タクシー
6月24日〜10月29日の土曜日・日曜日
および8月11日(金曜日祝)・10月9日(月曜日祝)※7月8・9・15・16日を除く
片道:2,000/人(税込)※事前予約カード決済制
https://sites.google.com/view/amariyama-taxi
韮崎駅前で今日から運行開始の「甘利山タクシー」に乗車。今日から運行開始で最初の乗客とのことでインタビューを受けた。
2023年06月24日 08:56撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
6/24 8:56
韮崎駅前で今日から運行開始の「甘利山タクシー」に乗車。今日から運行開始で最初の乗客とのことでインタビューを受けた。
甘利山登山口駐車場着。
2023年06月24日 09:41撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 9:41
甘利山登山口駐車場着。
下界は晴れているが、上空には雲が多い。
2023年06月24日 09:46撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 9:46
下界は晴れているが、上空には雲が多い。
サラサドウダンツツジ
2023年06月24日 09:48撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 9:48
サラサドウダンツツジ
甘利山を経て千頭星山方面へ。
2023年06月24日 09:51撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 9:51
甘利山を経て千頭星山方面へ。
晴れていれば周囲の山がたくさん見えたはず。
2023年06月24日 10:00撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 10:00
晴れていれば周囲の山がたくさん見えたはず。
「つつじ園」のレンゲツツジはほぼ終わり。
2023年06月24日 10:03撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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「つつじ園」のレンゲツツジはほぼ終わり。
ここが満開の時季にまた来たい。
2023年06月24日 10:05撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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ここが満開の時季にまた来たい。
甘利山山頂まではすぐ。
2023年06月24日 10:08撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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甘利山山頂まではすぐ。
意外と尖っている奥甘利山。
2023年06月24日 10:15撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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意外と尖っている奥甘利山。
振り返ると甘利山山頂に人がたくさんいるのが見える。
2023年06月24日 10:23撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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振り返ると甘利山山頂に人がたくさんいるのが見える。
サルオガセがたくさん。
2023年06月24日 10:31撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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サルオガセがたくさん。
サルオガセ絡まるカラマツ林を行く。
2023年06月24日 10:31撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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サルオガセ絡まるカラマツ林を行く。
見晴らしのいいここが奥甘利山。
2023年06月24日 10:38撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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見晴らしのいいここが奥甘利山。
千頭星山の手前は笹原。
2023年06月24日 11:23撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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千頭星山の手前は笹原。
千頭星山山頂は樹林帯。
2023年06月24日 11:35撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 11:35
千頭星山山頂は樹林帯。
意外とここまで来る人は多いようだ。
2023年06月24日 11:48撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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意外とここまで来る人は多いようだ。
千頭星山山頂少し先の鳳凰山展望所。稜線は残念ながら雲の中。
2023年06月24日 11:58撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 11:58
千頭星山山頂少し先の鳳凰山展望所。稜線は残念ながら雲の中。
韮崎方面の展望。
2023年06月24日 11:59撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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韮崎方面の展望。
鳳凰三山が見える場所。
2023年06月24日 12:00撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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鳳凰三山が見える場所。
コケ・地衣類が多い森。
2023年06月24日 12:02撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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コケ・地衣類が多い森。
昨年鳳凰三山でたくさん見たキバナコマノツメ。
2023年06月24日 12:04撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 12:04
昨年鳳凰三山でたくさん見たキバナコマノツメ。
再び千頭星山山頂。誰もいなくなっている。
2023年06月24日 12:13撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 12:13
再び千頭星山山頂。誰もいなくなっている。
再び「原っぱ」。
2023年06月24日 12:16撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 12:16
再び「原っぱ」。
カラマツにサルオガセ。
2023年06月24日 12:19撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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カラマツにサルオガセ。
瑞々しいカラマツの新芽。
2023年06月24日 12:20撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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瑞々しいカラマツの新芽。
気持ちの良い笹原。
2023年06月24日 12:24撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 12:24
気持ちの良い笹原。
ふと視線を感じるとシカ。
2023年06月24日 12:25撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 12:25
ふと視線を感じるとシカ。
植生破壊はするしヒルはまき散らすしで大迷惑のシカだが、自分には撃ち殺すなんてことはできないなと思う。
2023年06月24日 12:27撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 12:27
植生破壊はするしヒルはまき散らすしで大迷惑のシカだが、自分には撃ち殺すなんてことはできないなと思う。
富士山が見えてきた!
2023年06月24日 12:32撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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富士山が見えてきた!
この山はカラマツばかりだ。
2023年06月24日 12:46撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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この山はカラマツばかりだ。
青空が見えてきた。今日はだんだん天気が回復してくるようだ。
2023年06月24日 13:13撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 13:13
青空が見えてきた。今日はだんだん天気が回復してくるようだ。
せっかくなので御所山まで。
2023年06月24日 13:18撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 13:18
せっかくなので御所山まで。
この先を下ると青木鉱泉に行ける。
2023年06月24日 13:30撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 13:30
この先を下ると青木鉱泉に行ける。
展望はないので、甘利山と青木鉱泉を結ぶために登山道があるのだろうか。
2023年06月24日 13:30撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 13:30
展望はないので、甘利山と青木鉱泉を結ぶために登山道があるのだろうか。
気持ちの良い森歩き。
2023年06月24日 13:45撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 13:45
気持ちの良い森歩き。
あまりにもカラマツばかりなので、カラマツの植林地なのかもしれない。
2023年06月24日 14:08撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 14:08
あまりにもカラマツばかりなので、カラマツの植林地なのかもしれない。
カラマツにサルオガセばかり。
2023年06月24日 14:09撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 14:09
カラマツにサルオガセばかり。
甘利山と千頭星山を結ぶ登山道に戻ってきた。
2023年06月24日 14:13撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 14:13
甘利山と千頭星山を結ぶ登山道に戻ってきた。
富士山の前に湧き上がる雲。
2023年06月24日 14:35撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 14:35
富士山の前に湧き上がる雲。
でも、期待していなかったので見えただけでうれしい。
2023年06月24日 14:36撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 14:36
でも、期待していなかったので見えただけでうれしい。
去年登った時に甘利山を見た櫛形山。
2023年06月24日 14:47撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 14:47
去年登った時に甘利山を見た櫛形山。
甘利山山頂の向こうの雲。
2023年06月24日 14:51撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 14:51
甘利山山頂の向こうの雲。
手前の雲が流れ去ると…
2023年06月24日 15:08撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 15:08
手前の雲が流れ去ると…
富士山がしっかりと見える。
2023年06月24日 15:43撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 15:43
富士山がしっかりと見える。
これで手前にレンゲツツジが満開だと満点。
2023年06月24日 15:44撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 15:44
これで手前にレンゲツツジが満開だと満点。
ほとんど人がいなくなった甘利山。
2023年06月24日 15:46撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 15:46
ほとんど人がいなくなった甘利山。
外国人観光客が3名、富士山を楽しんでいた。
2023年06月24日 15:46撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 15:46
外国人観光客が3名、富士山を楽しんでいた。
2023年06月24日 15:49撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 15:49
甲府盆地、御坂山地越しの富士山。
2023年06月24日 15:50撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 15:50
甲府盆地、御坂山地越しの富士山。
遠目にはちらほらとレンゲツツジが咲いている。
2023年06月24日 15:53撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 15:53
遠目にはちらほらとレンゲツツジが咲いている。
2023年06月24日 15:53撮影
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なんとか残っていたレンゲツツジの花とともに。
2023年06月24日 15:55撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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なんとか残っていたレンゲツツジの花とともに。
2023年06月24日 15:58撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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2023年06月24日 15:59撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 15:59
最近メガソーラーっぽいものをよく見る。
2023年06月24日 15:59撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 15:59
最近メガソーラーっぽいものをよく見る。
ウマノアシガタ
2023年06月24日 16:04撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 16:04
ウマノアシガタ
駐車場に戻ると、16:30発の甘利山タクシーが既に待機してくれている。
2023年06月24日 16:08撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 16:08
駐車場に戻ると、16:30発の甘利山タクシーが既に待機してくれている。
アヤメは見頃。
2023年06月24日 16:08撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 16:08
アヤメは見頃。
予約者が自分たちだけで早めに出発してくれたので、早めに韮崎駅に戻ってくることができた。
2023年06月24日 16:58撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6/24 16:58
予約者が自分たちだけで早めに出発してくれたので、早めに韮崎駅に戻ってくることができた。

感想

山で知り合った友人と初の登山。
雄国沼のニッコウキスゲの予定だったのだが、磐梯山方面の天気予報が良くないことと、まだニッコウキスゲが咲いていないようなので変更することに。
急遽候補に挙がったのが甘利山のレンゲツツジ。
友人が調べてくれたところ、韮崎市によりちょうど今日から「甘利山タクシー」という乗合いタクシーが運行されるとのこと。
韮崎駅から甘利山登山口駐車場まで1人片道2000円だ。
去年櫛形山から甘利山を眺めて行ってみたいなとは思ったが、交通アクセスが悪く計画していなかった。
ちょうどいいタイミングで乗り合いタクシーが運行されたものだ。
友人が事前に調べたところ、甘利山のレンゲツツジの見頃は過ぎているようだ。
なのにこのタイミングで乗合いタクシーが運行開始するとは少し不思議な気がする。

梅雨時にも関わらず2週連続で晴天に恵まれた週末。
乗り込んだ中央本線も山に向かう人の姿が目に付く。
甲斐大和駅で降りた人たちは大菩薩嶺だろうが、塩山駅で大勢の人が降りたのが不思議だった。
乾徳山だろうか、西沢渓谷だろうか、お揃いのオリジナルTシャツを着た若い人たちが多かったので何かイベントでもあるのだろうか。
友人とは韮崎駅で待ち合わせ。
「甘利山タクシー」は今日から運行開始で、しかも最初の乗客は我々のみとのこと。
しかも今年の運行は「実証実験」という位置付けらしい。
そのため地元メディアの取材があるので協力してほしいとの連絡が来ていた。
取材は主に友人が受けてくれたが、公共交通手段があると帰りの中央道の渋滞に巻き込まれなくて済むのでありがたいという意見を述べておいた。
実際この取材が韮崎市のコミュニティ誌に掲載されるかどうかは未定らしいが、地元自治体や観光協会などに意見が伝わるといい。

乗合いタクシーはマイクロバスのようなものかと思っていたのだが、普通のタクシーだった。
なので予約時の最大人数は4名とのこと。
タクシーの運転手さんによると韮崎駅から甘利山登山口駐車場までは片道6000円ほどなので、3名で乗れば同じ金額とのこと。
5〜6名ならミニバンタイプの車両があり、それは普通車のタクシーと同じ金額なので1人あたり一番安くなるとのこと。
この「甘利山タクシー」がお得になるのは1〜2名で乗車の場合だと分かった。

甘利山登山口駐車場に到着するとそれなりの賑わい。
駐車場付近のレンゲツツジの花は終わってしまっていたが、それでも標高を上げれば咲いている場所があるだろうかと期待して歩き出す。
甘利山山頂までは思ったよりもすぐで、そのまま千頭星山へ向かう。
周囲はカラマツを中心とした樹林帯で、それにサルオガセが着生している。
展望が開ける場所はほとんどないが、山の話をしているといつの間にか千頭星山に到着。
ここも展望はない。
千頭星山山頂の少し先に鳳凰三山の展望場所があるとのこと。
目の前に見えるはずの稜線が、夜叉神峠から苺平・辻山を経て鳳凰三山に至る稜線だ。
ただ今日はその稜線は雲に隠れていた。
梅雨時なのだから雨が降らないだけでもありがたい話だ。

再び笹原の「原っぱ」を経て、北側にある御所山のピークにも行ってみることにする。
途中視線を感じてその方向を見るとシカがこちらを見ている。
手を振ってみると耳をパタパタさせるのは音を聴きとっているのだろうか。
こちらが銃を持った狩猟者でないことが分かったのかそのままじっと見ていた。
植生を破壊したりヤマビルをまき散らしたりするシカは厄介者だが、仮に自分が狩猟者だったとして、その目を見てしまったら撃ち殺すことは不可能だろうなと思う。
シカの駆除という名目で実際ハンターたちには心理的な負担をかけているわけだし、なんとか自然淘汰的にシカを減らしていく術はないのだろうか。

御所山まで行くが、ここも展望の開ける場所ではない。
ここを下りて行けば鳳凰三山の登山口になる青木鉱泉だ。
帰りのタクシーで聞いたところ来週「甘利山タクシー」の下りのみの予約が入っているらしい。
青木鉱泉から韮崎駅までのバスは7/15からの運行なので、青木鉱泉から御所山を経て甘利山まで登り返して「甘利山タクシー」を使うのかなと想像した。
青木鉱泉から普通のタクシーに乗った方がお手軽だが、1人なら甘利山まで行けば「甘利山タクシー」で韮崎駅まで2000円で行けるのである。

甘利山まで戻ると、途中頭を出し始めていた富士山がはっきりと見え始めた。
今日は午後になるほど天気が回復してきたようだ。
花の終わったレンゲツツジ群落の向こうに、甲府盆地、御坂山地越しの富士山。
この時期に富士山が見られただけで大満足だ。
レンゲツツジの花の盛りにまた来てみたいが、その頃まで「甘利山タクシー」は運行されているだろうか。
行こうと思っていた雄国沼、裏磐梯でバスを運行する磐梯東都バスが今年の9月末でバス事業から撤退するらしい。
バス利用で安く登山ができる時代は終わりが近づいているのかもしれない。

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