剱岳(早月尾根ピストン)
- GPS
- 14:16
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 2,333m
- 下り
- 2,312m
コースタイム
- 山行
- 12:32
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 14:15
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
富山市内に前日入りし、0時過ぎに出発。 馬場島駐車場利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
樹林帯は危険箇所はないものの、木の根や岩肌、コケや水溜りで歩きにくい箇所あり。 早月小屋以降は岩場や尾根あり。 この時期は雪渓もあり。 |
その他周辺情報 | 下山後はみのわファミリーハウスという公衆浴場へ。470円。露天なし、サウナあり、水風呂あり。 |
写真
感想
念願の早月尾根ルートで日帰りの剱岳でした。
3年連続3回目の剱岳は、非常に過酷でした。
アプローチ
早朝or深夜に出発する必要があるため、富山へ前日入り。スパアルプスに宿泊。富山市内からは、1時間程度で馬場島の登山口に着きます。
道路の整備も良くて全く問題ありません。1:20頃駐車場に到着しましたが、テントを含めすでに先客が複数台。登山口のトイレは、キャンプ場のものが使えるようになっていて、しっかり管理されていてとても快適です。
山行
早月小屋営業開始前は水場なしのルートになります。事前の投稿では水を購入された方もいたようでしたが、本日早月小屋は営業しておらず、トイレのみ使えました。
3.5L超の水分とレインウェア、ヘルメット、12本アイゼン、ピッケルの装備でスタート。
開始直後から少し急登気味で、深夜というものの汗だくになりました。その後は比較的歩きやすいですが、前日の雨の影響か泥濘も複数あり、しかもそれなに深く、避けるのも難しい場所があり、深めにはまって結構テンションが下がります。
それ以降は、早月小屋まではひたすら樹林帯。あまり歩きやすく感じはないです。
登りは、そんなに感じませんでしたが、下りだと木の根が多く、当日は前日の影響で濡れてる所も多く、苔も生えてる所もあるので、超歩きにくいです。
結果論ですが今回のペースだと、風の抜けない早月小屋まで暑くならない9時頃までに到着することで、それが出来ると大幅に接種する水分量を減らせます。
早月小屋は閉鎖中。ここで、水分と行動食の一部をデポしてさらに進みます。ハイマツゾーンから森林限界へ。崩落している箇所も散見されるので、あまりサクサクは行けない感じです。
山頂までに複数回、雪渓が出てきます。基本はツボ足で行けますが、山頂近くの最後の雪渓だけは、アイゼンがないと難しいです。それなりの傾斜がありました。経験豊富な同行者のステップに助けられて、なんとか登れました。ちなみに下りはさらに怖かったです。
雪質もそれなりに硬く、バランスを取るためにピッケルでの固定は必須。この状態だと、アイゼン+ピッケルがないと厳しかったです。ステップの有無や当日の雪質が大きく影響するため、何とも言えませんが、先発隊にならないとも限らないので、個人的にはまだ前爪アイゼンとピッケルは必須だと思います。
山頂付近になると、剱岳感が出てきて楽しいです。別山尾根とは違って、標識は乏しいので、結局、核心部のカニのハサミはわかりませんでした。山頂手前で別山尾根ルートと合流。やっぱり、山頂の祠が見えるとアドレナリンが出ますね。
ピストンですから、帰りは長い長い下りです。特に、早月小屋から登山口までが、超長く感じます。歩きにくいというのが、大きいですが。また、下りの途中から蒸し風呂状態に。ここは時期を間違えると、熱中症リスクが高い行程だと思いました。
清津峡トンネル、富山市街で回転寿司、スパアルプスのサウナと、いろいろ楽しめて良い思い出となりました!
メモ
往復の運転、睡眠時間の確保、翌日の筋肉痛が課題。
登山口→早月小屋はコースタイムより短縮できた。
早月小屋以降の短縮は雪渓もあり難しい。下りも同様。
早月小屋以降の下りは脚のスタミナがなく、短縮出来なかった。
結果、当初計画の3時出発ではなくて、1時半登山開始で正解だった。
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