迎春!奥多摩・御岳山~大岳山~馬頭刈尾根(初日の出ゲット~後半はプチ雪山に…)


- GPS
- --:--
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 980m
- 下り
- 1,574m
コースタイム
- 山行
- 5:26
- 休憩
- 2:22
- 合計
- 7:48
天候 | 朝方快晴のち曇り・小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰路の「瀬音の湯」からは約1.5時間に1本の直通五日市駅行きバスあり(徒歩10分の十里木バス停からは20分に1本程度のバス便あり)、直通に乗れば湯冷め防止できます! |
コース状況/ 危険箇所等 |
御岳山~芥場峠間は複数のルートあり、要所にはしっかりした道標ありますが、奥ノ院~鍋割山コースもピークを巻く小道分岐あり、進行方向に注意。馬頭刈尾根のつづら岩前後は小ハシゴやちょっとした岩稜あり、足場はしっかりしてますが、降雪後などはスリップ注意。 |
その他周辺情報 | 秋川温泉・瀬音の湯で日帰り入浴可(大人800円;JAF会員等割引あり)、入り口でリュック等大きな荷物はデポ。玄関奥の広間で休憩・軽食も出来ます。地元産品の即売所あり。 |
写真
感想
奥多摩は、神奈川育ちの小生にとっては馴染みの深い山域で、学生時代から数多くの日帰りツアー、時に数日かけて都県境の尾根歩きなどを楽しんできました。ただ、朝早く自宅を出ても、登山口に辿り着くのはどうしても午前8~9時前後、特に日の短い冬場はロングコースの日帰り踏破には行動時間が足りません。何とかして青梅線の始発電車を掴まえられれば、山頂で御来光を仰いだ上、長丁場の稜線歩きも楽しめて、日帰りツアーの行動範囲がぐっと拡がります。
1年間で唯一といって良いそのチャンスが、大晦日から元日にかけての首都圏電車の終夜運転!というわけで、今年も大晦日に実家で家族・親戚麻雀大会、紅白視聴、年越しソバ…と力一杯お気楽な年越し・正月気分を味わった後、2時間弱仮眠、夜更かしグウタラ状態の子ども達を家に残して、単身初日の出山行に繰り出します。「お寝坊」なJR南武線をバイパスして、元気に終夜運転している小田急~多摩都市モノレール(沿線に高幡不動などがあるお陰でしょうか…有り難や!)という裏ルートを乗り継ぎ、首尾良く午前4時過ぎにJR立川駅到着。これなら青梅線始発に余裕で間に合います。
天気予報では未明まで雨模様のはずが、空にはキレイな冬の星空。御嶽駅から満員御礼のバスに揺られ、初詣客で大賑わいのケーブルカー山頂駅へ降り立つと、早くも東の空がうっすら茜色に。大急ぎで御岳山神社に参拝、自分用の「登山安全お守」+間もなく受験の次男坊のために合格祈願の破魔矢など調達の後、参道の階段まで人が溢れる御岳山頂を後にして、ダッシュで長尾平の展望所に向かいます。到着は06:47過ぎ、予定ではそろそろ東の地平線から日の出のはずですが、快晴の青空ながら、幸か不幸か地平線近くには厚い雪雲が垂れ込め、新年の太陽がその上に顔を出すまで、20分強も待たされました。ともあれ、寒さに震えながら、まずまずの初日の出をゲット、居合わせた多くのハイカーから「バンザーイ!」の声が上がる中、ベンチでお湯を沸かし、遅まきのおしるこ+朝食を済ませます。
以降のコースの詳しい様子は、写真のキャプションをご覧いただくとして、大岳山山頂までは晴天・微風の下、ルンルンの稜線歩きが楽しめました。ところが、好事魔多し、山頂ではるさめスープ付き昼食を取るうち、俄に全天かき曇り、さらにほぼ無人の馬頭刈尾根の縦走路を暫く進むうち、奥秩父方向から押し寄せた雪雲からチラホラと乾いた雪ん子が落ちてきます。まあ、天気予報通りならすぐに止むだろう、と高を括っていたのも最初だけで、いつしか本格的な雪降りとなり、気持ち良い稜線上のコースは瞬く間に季節風吹きすさぶ冬山の様相となります。
幸い、馬頭刈尾根の核心部と言えるつづら岩前後の稜線はクリアした後だったため、軽アイゼンを付けねば、と思うほどの状況にはならず、途中麓のバス通りへの分岐を通過する度に、何度か耳元で「エスケープしよう」と囁くもう一人の自分を振り切り、落ち葉+雪道でスリップせぬよう慎重に歩を進めます。古いエアリアマップでは「破線」ルートのはずの荷田子方面への下降路は、意外としっかり踏まれた良い道。何度か泥濘に足を取られながら、車道の通ずる麓の集落に下り立ち、ホッとしたのも束の間、その先のコースは里山のアップダウンを忠実に辿る本日一番の厳しい区間でした…。それでも、何とか予定通り秋川渓谷・瀬音の湯に午後2時過ぎ下山。麓も雪交じりの天候のせいか、お風呂もさほどの混雑なく、速攻で家族向け土産を仕入れて1時間半に1本しかない武蔵五日市行き直通バスにも間に合い、今年の初ツアーは恙なく終了しました。
ということで、天気予報に胡座をかいて、元日から楽しい稜線漫歩を満喫できるかも、という甘い期待はあっさり裏切られ、低山歩きとは言え、プチ冬山の怖さを垣間見た思いの一日でした。ともあれ、無事にソロ山行を終えることができたのも、朝一番で仕入れた御岳山の登山安全お守の御利益かもしれません(他の方々の正月の御岳山ヤマレコ記事でも、このお守の写真をいくつか拝見しました。なかなかの人気のようですね。金500円也)。
今年の冬山はどこも年明け早々、積雪も半端なく多いようですので、これから暫く山歩きは一休み、子連れスキーなど楽しみたく考えていますが、春以降の山行には、今回お世話になった登山安全お守を忘れずに携行しようと思います。皆様も今年一年、どうぞ安全で楽しい山歩きを!
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