天城縦走、深田久弥の辿った道を逆コースで巡る!! (天城峠~天城山~遠笠山〜大室山〜伊豆高原、天城高原泊)
- GPS
- 64:00
- 距離
- 45.9km
- 登り
- 1,820m
- 下り
- 2,191m
コースタイム
- 山行
- 5:59
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 6:23
- 山行
- 5:34
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 5:49
天候 | 晴れ!! 1/10、1/11の両日とも快晴でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
05:10 品川 JR 06:21 小田原 06:45 小田原 08:09 修善寺 08:15 修善寺BS 東海バス 08:56 天城峠BS 【帰り】 伊豆高原から伊豆急 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースはよく整備され、標識やハイキングマップが多数あり、道迷いの心配は少ないでしょう。 |
その他周辺情報 | 温暖な伊豆のイメージがある天城山ですが、冬季はかなり寒い。 登山道は凍結し、アイゼンなどを持って行った方が安全でしょう。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1 パナソニック
予備電池 1 携帯充電用
1/25,000地形図 1 国土地理院
ガイド地図 2 昭文社、伊豆市ハイキングマップ
コンパス 1 携帯内蔵
笛 1 クマよけ
筆記具 1 ボールペン
保険証 1
飲料 2.5L ペット水2.5L
ティッシュ 1袋 ウエットティッシュ
バンドエイド 1
タオル 1
携帯電話 1
雨具 1
防寒着 1
ストック 1 LEKI
非常食 1 パン
昼食 3 パン・おにぎり
着替え 1 下着・上着
クマよけ鈴 1
アイゼン 1 6本爪
手袋 1 ユニクロ
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感想
1/10~1/11の二日間で天城峠から天城山、天城高原、遠笠山を通って大室山へ、ちょうど深田久弥の辿った逆コースを歩きました。
「天城という山は、〜南国のあたたかそうな、詩と伝説のしみこんだ山が想像された」(深田)という印象が先立ちますが、実際は、「風がつめたく、日中霜柱が溶けずに残っていた。」(深田)とあるように、天城BSから寒々しい凍結した登山道を登っていきます。
天城峠から尾根筋の道となり、ワサビ田を眺め、樹間に富士山を仰ぎつつ、ブナの深山を八丁池へと歩いていきます。
八丁池の手前に見晴らし台への分岐があります。
見晴らし台からの眺めは格別、富士山と南アルプス、天城山と八丁池、伊豆半島が太平洋に落ちていく様が見えます。
「山好きな人だったら、富士山の左に遠く南アルプスが連なっているのを見落とさないだろう。」(深田)
八丁池は、凍てつく結氷した湖、静寂な美しい天城山の火口湖。
「八丁池まで来て、〜天城の山中で一夜を明かすつもりでいたが、そのロマンチックな計画は、あまりの寒さで挫折した。」(深田)と指摘する通り、実際に、八丁池は凍える寒さ。
八丁池から先は、ブナの森が一層深みを増し、白田峠、戸塚峠と小さな「もの詫びた」(深田)峠を越え小岳、そして万三郎岳へ。
頂上直下の岩場、梯子を越えて辿り着く天城山山頂の稜線には、眺望ポイントがあり、伊豆半島と海、富士山の眺めが良いです。
万三郎岳山頂そのものの眺望はそれほどでもないですが、小さな広場にベンチあり、休憩にちょうど良いです。
休憩の後、岩場のある馬の背で眺望を楽しみ、登り返して静かな林間の万二郎岳に到着します。
「天城山の良いところは見晴らしの良さである」(深田)というものの、実際は天城山で眺望良い箇所はあまり多くはないです。
しかし、点在する展望ポイントからの眺めはどれも印象深く爽快です。
万二郎岳から登山道入口に戻って、車道を歩き宿泊先であるハーベスト天城高原へ。
「遠笠山の麓にある白亜のロッジにて一泊」(深田)とは、ここのことでしょうか、とりわけ富士山の眺めが素晴らしいところです。
翌日は、天城山への道を戻り、遠笠山を目指します。
「遠笠山に登った。ゆったりと稜線を引いた饅頭笠の形をした山だ。」(深田)
遠笠山の登山道は、全区間が砂利道の車道、ゆっくりと緩やかに登ります。
山頂付近は、南側が崩落、遮る木々が無く天城山の全容を眺められます。
その後は、車道をひたすら歩き、大室山方面に下ります。
「今は自動車道が完成したそうである。観光業者が次第に天城山を侵食していく一見本」(深田)と指摘する、稜線を貫く立派な車道を歩き、大室山を目指します。
立派な尾根筋を貫く自動車道を降っていくと、やがて大室山が眼前に現れます。
「大室山は、お仏供さんのように大きく丸く盛り上がり、全山ラクダ色に枯れて〜」(深田)と。
ユニークな鉢型をした大室山はススキの枯野が一面を覆い、薄茶色になったススキの山肌が風に吹かれて波立っています。
更に下って、伊豆高原にて義理の両親や妻子と合流し、2日間の山行を終えました。
行程は、深田久弥が大室山から天城山へ向かったのに対して逆コース、当時の労苦とは比べられないものの、名著と比較しながら奥深い山行になりました。
天城山のコースそのものは、静謐な八丁池、深いブナの森、時折開ける青い海や富士山の景色など盛りだくさん、とても充実した山行となりました。
あらぁぁ〜真っ青な空で良いお天気
伊豆半島は暖かいっと言うイメージでしたが、海辺だけなんですかねぇ。
八丁池が凍結するなんて知りませんでした
夏場は、天城峠をよくバイクで走りに行くんですが、バイクデポして歩いてみたくなりました。
素敵なレコありがとうございました
gonzouさん、こんばんは。
天城山は、寒かったです。
八丁池は凍っていて、早く着けば、霧氷を楽しめるそうです。
昔の八丁池は冬季になるとスケートを楽しむ方がいらしたようです。
天城峠をバイクで抜ける、ループ橋などあって楽しそうです。
天城山は、程良く登り甲斐がありました。
バイクデポでの夏の天城山もなかなか楽しいと思います。
こんにちは。
晴天続きの連休を思う存分楽しまれた様ですね。
ハーベスト天城高原に一泊されて、豪華ですねぇ。
ハーベストクラブの会員になってるのでしょうか??
すごいです。
私は、出不精なので、近所ばかりです。
では
ringo-yaさん、こんばんは。
家族の伊豆宿泊に一人先行して、天城山へ遠出してみました。
森が美しく、海と富士山の眺望があり、程良く登り甲斐のあるルートで、楽しかったです。
ハーベストは、流石に会員ではないですが、複数回利用できる権利を持っていて、時々利用させて頂いています。
綺麗な青空ですね〜〜〜
深田久弥の足跡を追う(逆だけど )
ロマンチックな山行、ステキすぎます。
白亜のロッジも贅沢ですねえ
冬季に歩いたことは無いけど、ずっと湿気の多い道だったと記憶しています。
確かに凍ったら結構厄介でしょうね。
(ぬかるんでるより歩きやすいか?)
あ〜〜私も、いつまでも冬眠してないでそろそろ活動せねば・・・
心も体も重いわ〜〜〜〜
あ〜〜温泉行きたい
ってやる気あるのかしらぁ〜〜〜〜
tekutekugoさん、こんばんは。
2日間とも、澄んだ空気の晴天で、青空が綺麗でした。
深田久弥の足跡を逆コースで辿りました。
深田久弥の歩いたルートは、2日間で40KMを越える行程で、道なき当時は、かなりの労苦を経て天城の山頂に立ったのだと思います。
天城山は、年間降雨量が3,000mを越える多雨地帯だそうで、とりわけ夏場は、基本的に林間コースな為、とてもムシムシしそうですね。
そういった意味では、寒かったですが、冬季の方が、木々の葉が落ち、乾燥した空気の下、樹間からの景色も楽しめるので良いのかもしれません。
八丁池は凍るのは、暖かい伊豆のイメージがあり、事前に凍るとは聞いていましたがピントきませんでした。
実際に、天城山域は寒くて、少し積雪すればアイゼンなど必要になりそうです。
この時期、寒いですし、温泉、そうですね~、いいですね~、温泉でゆっくりしたくなります。
lesbourgeonsさんにしては珍しい、一泊二日ですね。
ロングコース、お疲れ様でした!
雪山とは違った楽しみがありましたね。
八丁池、本当に凍結するんですね。
yaimatsuさん、こんばんは。
近場・日帰りを基本としていますので、お泊りの山行は確かに珍しいですね。
この日は、妻子が、義父母と伊豆へ旅行にいくということで、合流する前に1日先行して、山行に出かける機会を上手く見つけられました。
天城山域は、雪山ではないですが、登り甲斐があり、面白かったです。
天城山は思ったより寒かったです。
八丁池が凍るのに加えて、朝早くに登れば、霧氷を楽しめるそうです。
昔、知り合いの別荘が近くにあって良く行きました
。。。バイクでツーリングですが
未だ未踏!
今度行ってみようかな
yamaga さん、こんばんは。
天城山は、展望があまり良くなく、以外と地味だと事前に聞いていました。
いざ行ってみると、ブナ森が深く、眺望の開ける個所は限られますが、登り甲斐があって楽しかったです。
バイクのツーリングで天城峠を越えたり、海沿いや尾根筋の道を走ったりするのも楽しそうですね。
朝からメロディが・・・
10日の日は駿河湾越しに天城山を見ておりました
二日間で45キロ いっぱい歩きましたね
海を望む展望の良い道とトトロのようなブナ森と幻想的な八丁池
素敵なコースですね
深田久弥さんの言葉を引用してのとてもわかりやすいレコ参考になります(^^)v
下山したら海の幸、温泉のご褒美
823 さん、こんばんは。
丁度、駿河湾を挟んで反対側でしたね。
とても天気の良い日で、天城山からの景色も良かったです。
天城山のルートは、とりわけブナの森が綺麗で、森を歩くのが好きな方にはお勧めです。
また、静かで綺麗な八丁池、時折開ける眺望も良かったです。
コースは、逆目ではありますが、深田久弥さんの著書「日本百名山」にて、ご本人が辿ったルートと同じでした。
そこで、当時の足跡を辿りつつ、深田久弥さんの言葉を引用してみました。
短文の中に的確で豊かな表現が織り込まれた深田久弥さんの文章に敬意を払いながら、戦後間もない当時から、今なお変わらないところが多いことに驚きました。
山行の後は、温泉や海の幸を楽しみ、家族とゆっくりしていました。
下山後の楽しみが多いことも伊豆方面の良いところでしょうね。
lesbourgeons さん こんばんは〜
深田久弥さんの コースの逆ですか〜 いいコースですね〜
八丁池の凍ったとこなんかもいいですね〜、
やっぱり これだけ歩くとなると2日間はいりそうですね、
私は なかなか 2日間連続で歩けなくて
lesbourgeonsさんの 半分のコースを秋に歩きましたが
やっぱり 2日間あると楽しめますね〜
それにしても いいお天気 と景色 で
うらやましい山歩きですね
また 冬の間 このコースを(半分でしょうけど)歩いてみたくなりました。
tsui さん、こんばんは。
家族が大室山近くの伊豆高原に宿泊することになり、深田久弥さんが辿った逆コースでの山行きを思いつきました。
天城山は、天城峠から天城連山を越えて相模灘側へ抜けるとなると、距離があって日帰りでは心許ないです。
よって、連休というタイミングを捉え、義父母や妻子より前乗りすることにしてみました。
私も、山中一泊は難しいところですが、2日間あると、時間的な余裕があってゆっくりと回れるので満足感がありますね。
案外と地味なコースとは伺っていましたが、綺麗なブナの森や神秘的な八丁池などが印象的で、程良く登り甲斐もあり、個人的にはとてもよかったです。
また機会があれば登りたいと思っています。
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