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Yamareco

記録ID: 5715773
全員に公開
ハイキング
比良山系

蓬莱山〜森山岳〜白滝山〜比良岳〜烏谷山

2023年07月16日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
10:06
距離
21.9km
登り
1,759m
下り
1,742m
歩くペース
とても速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:00
休憩
1:06
合計
10:06
6:30
22
7:16
7:18
6
7:24
7:28
4
7:32
0:00
8
7:40
0:00
50
8:30
0:00
12
8:42
8:50
4
8:54
8:56
4
9:00
0:00
28
9:28
9:38
28
10:06
10:08
52
11:00
0:00
14
長池
11:14
11:24
6
11:30
11:34
4
11:38
11:40
124
13:44
13:48
26
14:14
14:16
4
14:20
14:22
4
14:26
0:00
10
14:36
14:38
16
14:54
14:58
16
15:14
15:16
34
15:50
15:52
4
15:56
0:00
12
16:08
0:00
28
16:36
0:00
0
16:36
ゴール地点
天候 晴れ/曇り
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
往路 - JR湖西線の蓬莱駅にて下車
帰路 - JR湖西線の志賀駅にて乗車
コース状況/
危険箇所等
■蓬莱駅〜小女郎谷〜小女郎峠
蓬莱駅から登山口への道中に東屋があるので、登山の準備などに利用可能。
堰堤に出合って右に進むと、登山口です。
沢沿いの道を何度か渡渉しつつ進みます。
水量が多くなると、通りにくくなりそうな箇所があるかも。
道幅がやや狭くなっているトラバース道やガレた道など、下りで利用する際には少し気を付けたいですね。
最後はやや急な斜面を直登気味に進むと、小女郎峠に到着。
すぐ近くに小女郎ヶ池があるので、寄ると良いでしょう。

■小女郎峠〜蓬莱山
人気の縦走路でもあり、道ははっきりとしています。

■蓬莱山〜森山岳〜長池〜オトワ池〜白滝山〜オトワ池
森山岳へは笹原の間に見える踏み跡を辿りますが、やや分かりにくい所があるかも。
足元の状態は確認しづらいので、注意を。
しばらく進むと樹林帯になります。
踏み跡もあるけれど、進みやすそうな辺りを通っても問題なく、程なくして森山岳山頂です。
この先は進行方向に注意が必要で、踏み跡は所々にあったり、なかったり?
複雑な地形で、位置特定する材料が多くないと思われ、GPS機能のある機器を携帯するのが望ましいでしょう。
付近一帯は池や湿地がいくつもあり、地図に載っていないのも多いようです。
オトワ池から白滝山へは特に問題なさそう。
以前よりも目印が増えており、間口が広がったと言えそうですが、基本的には歩き慣れている人向けのエリアだと思われます。

■オトワ池〜汁谷〜木戸峠
引き続き、複雑な地形となっている所が多く、注意が必要。
序盤は踏み跡を辿っており、その後は関電の巡視路を進んでいます。
部分的に少し荒れていたり、進路が分かりにくい所もあるように感じます。
汁谷の沢に出合い、少し進むとゲレンデに至り、すぐに木戸峠に到着。

■木戸峠〜比良岳〜烏谷山〜荒川峠〜志賀駅
アップダウンのある縦走路を進んで行くと、比良岳の標識があります。
やや薄めの踏み跡を辿り、比良岳山頂へ。
縦走路に戻り、葛川越を経て全般的に急な斜面を登り返すと、烏谷山山頂です。
荒川峠からの下りは退屈な区間はあるものの、安心度が高めの下山ルートという感じ。
最後は長い舗装路歩きとなり、志賀駅へ。
蓬莱駅からスタートです。
2023年07月16日 06:30撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
7/16 6:30
蓬莱駅からスタートです。
この辺りのネムノキの花の見頃は過ぎたよう。
2023年07月16日 06:45撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 6:45
この辺りのネムノキの花の見頃は過ぎたよう。
東屋からの展望。
塩分補給のタブレットを摂取。
2023年07月16日 06:52撮影 by  DSC-WX500, SONY
4
7/16 6:52
東屋からの展望。
塩分補給のタブレットを摂取。
ネジバナ。
ねじれ具合は良くないけれど。
2023年07月16日 07:00撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 7:00
ネジバナ。
ねじれ具合は良くないけれど。
登山口。
荷物削減のため、ヤマビル除けの液の噴霧は自宅で済ませました。
2023年07月16日 07:16撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/16 7:16
登山口。
荷物削減のため、ヤマビル除けの液の噴霧は自宅で済ませました。
薬師ノ滝。
水量はやや多めかな。
2023年07月16日 07:24撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 7:24
薬師ノ滝。
水量はやや多めかな。
最初のロープ場。
もう降りて来る方がおられ、驚きです。
2023年07月16日 08:07撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 8:07
最初のロープ場。
もう降りて来る方がおられ、驚きです。
マムシグサ。
これぐらいの状態を見る機会は少ない?
2023年07月16日 08:12撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 8:12
マムシグサ。
これぐらいの状態を見る機会は少ない?
放置自転車。
軽く休憩。
それなりに風があり、昨年よりは暑くない。
2023年07月16日 08:18撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 8:18
放置自転車。
軽く休憩。
それなりに風があり、昨年よりは暑くない。
ザトウムシ。
地面を這う姿に親近感を抱いてしまうのは僕だけでしょうか。
2023年07月16日 08:31撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 8:31
ザトウムシ。
地面を這う姿に親近感を抱いてしまうのは僕だけでしょうか。
オトギリソウかな?
2023年07月16日 08:35撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 8:35
オトギリソウかな?
凹部を脱出。
一気に視界が広がる。
2023年07月16日 08:40撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/16 8:40
凹部を脱出。
一気に視界が広がる。
小女郎峠に到着です。
やや強めに風が吹き、心地良い。
パンを食べつつの休憩です。
2023年07月16日 08:42撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 8:42
小女郎峠に到着です。
やや強めに風が吹き、心地良い。
パンを食べつつの休憩です。
シカがたくさんいる。
2023年07月16日 08:43撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 8:43
シカがたくさんいる。
緩やかな曲線が美しい。
2023年07月16日 08:50撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 8:50
緩やかな曲線が美しい。
小女郎ヶ池。
2023年07月16日 08:54撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 8:54
小女郎ヶ池。
モリアオガエルの卵塊は残り少ないよう。
2023年07月16日 08:54撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 8:54
モリアオガエルの卵塊は残り少ないよう。
小女郎谷越しの琵琶湖。
標高1000m前後ぐらいに雲があるけれど、薄れつつあるよう。
2023年07月16日 09:02撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 9:02
小女郎谷越しの琵琶湖。
標高1000m前後ぐらいに雲があるけれど、薄れつつあるよう。
蓬莱山が視界に入る。
2023年07月16日 09:04撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 9:04
蓬莱山が視界に入る。
琵琶湖に手が届きそう。
残念ながら、この日は届かず。
2023年07月16日 09:06撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 9:06
琵琶湖に手が届きそう。
残念ながら、この日は届かず。
アキアカネですよね。
各所でたくさん見かけました。
2023年07月16日 09:08撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 9:08
アキアカネですよね。
各所でたくさん見かけました。
石仏に見守られながら。
2023年07月16日 09:14撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 9:14
石仏に見守られながら。
振り返り。
開放的な稜線歩きなのです。
2023年07月16日 09:21撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 9:21
振り返り。
開放的な稜線歩きなのです。
京都北山方面を定点撮影。
今年はまだ皆子山に行っていないんですよね。
2023年07月16日 09:23撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 9:23
京都北山方面を定点撮影。
今年はまだ皆子山に行っていないんですよね。
撮影との名目で、何度となく立ち止まって絶景を堪能。
2023年07月16日 09:27撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 9:27
撮影との名目で、何度となく立ち止まって絶景を堪能。
蓬莱山山頂に到着です。
まだ観光客はおらず、無人のテラスへ。
2023年07月16日 09:28撮影 by  DSC-WX500, SONY
4
7/16 9:28
蓬莱山山頂に到着です。
まだ観光客はおらず、無人のテラスへ。
やや久しぶりの比良の雰囲気を楽しむ。
2023年07月16日 09:29撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 9:29
やや久しぶりの比良の雰囲気を楽しむ。
ちょっとだけ観光気分?
2023年07月16日 09:30撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 9:30
ちょっとだけ観光気分?
三角点越しに武奈ヶ岳とコヤマノ岳。
2023年07月16日 09:36撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 9:36
三角点越しに武奈ヶ岳とコヤマノ岳。
では、森山岳へ。
まずは笹原です。
2023年07月16日 09:39撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 9:39
では、森山岳へ。
まずは笹原です。
左手前に森山岳で、その奥が白滝山かな。
2023年07月16日 09:45撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 9:45
左手前に森山岳で、その奥が白滝山かな。
樹林帯へ。
2023年07月16日 09:50撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/16 9:50
樹林帯へ。
カケス?
幼鳥のようで、まだ飛ぶのは無理なよう。
近くで親鳥が盛んに鳴いており、早々に立ち去ります。
2023年07月16日 10:04撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 10:04
カケス?
幼鳥のようで、まだ飛ぶのは無理なよう。
近くで親鳥が盛んに鳴いており、早々に立ち去ります。
森山岳山頂に到着です。
名前通り、森の山という感じ。
2023年07月16日 10:06撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 10:06
森山岳山頂に到着です。
名前通り、森の山という感じ。
気持ちの良い樹林帯。
2023年07月16日 10:14撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 10:14
気持ちの良い樹林帯。
苔に覆われた小ピーク。
2023年07月16日 10:25撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 10:25
苔に覆われた小ピーク。
地形図には載っていない、やや大きめの池。
モリアオガエルの卵塊がたくさんある。
2023年07月16日 10:36撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 10:36
地形図には載っていない、やや大きめの池。
モリアオガエルの卵塊がたくさんある。
モリアオガエルのオタマジャクシ?
酸素不足なのか、水面で口をパクパクとさせている。
2023年07月16日 10:36撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 10:36
モリアオガエルのオタマジャクシ?
酸素不足なのか、水面で口をパクパクとさせている。
バイケイソウ。
ピークは過ぎつつあるよう。
2023年07月16日 10:40撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 10:40
バイケイソウ。
ピークは過ぎつつあるよう。
ここは湿地になっている。
2023年07月16日 10:42撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/16 10:42
ここは湿地になっている。
この池も大きい。
名前がありそうな?
場所を分かりやすくするため、周囲を歩いておく。
2023年07月16日 10:50撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
7/16 10:50
この池も大きい。
名前がありそうな?
場所を分かりやすくするため、周囲を歩いておく。
長池の西端にて。
2023年07月16日 11:00撮影 by  DSC-WX500, SONY
1
7/16 11:00
長池の西端にて。
花?
2023年07月16日 11:03撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/16 11:03
花?
オトワ池。
水草なのか、水面に広がっている。
2023年07月16日 11:14撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 11:14
オトワ池。
水草なのか、水面に広がっている。
白滝山山頂に到着です。
2023年07月16日 11:30撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 11:30
白滝山山頂に到着です。
目印が増え、ルートの把握はしやすくなった。
大文字山の北斜面と同様の傾向でしょうか。
2023年07月16日 11:43撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/16 11:43
目印が増え、ルートの把握はしやすくなった。
大文字山の北斜面と同様の傾向でしょうか。
スギヤ池。
2023年07月16日 11:46撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 11:46
スギヤ池。
鎌倉山方面。
2023年07月16日 11:50撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 11:50
鎌倉山方面。
こちらには気付かないままでした。
2023年07月16日 11:51撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 11:51
こちらには気付かないままでした。
小さな池にて。
あるいは、水溜りにて。
2023年07月16日 11:55撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 11:55
小さな池にて。
あるいは、水溜りにて。
関電の巡視路を行く。
2023年07月16日 12:15撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 12:15
関電の巡視路を行く。
個々の花は可愛らしい。
2023年07月16日 12:16撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 12:16
個々の花は可愛らしい。
まだ子供かな?
2023年07月16日 13:04撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/16 13:04
まだ子供かな?
白滝谷から汁谷へのルートに合流。
2023年07月16日 13:37撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/16 13:37
白滝谷から汁谷へのルートに合流。
木戸峠の石仏。
2023年07月16日 13:44撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 13:44
木戸峠の石仏。
イワカガミの花後の様子。
2023年07月16日 13:55撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 13:55
イワカガミの花後の様子。
いつもの印象的な木。
2023年07月16日 14:06撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/16 14:06
いつもの印象的な木。
比良岳道標。
山頂へピストン。
2023年07月16日 14:14撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 14:14
比良岳道標。
山頂へピストン。
比良岳山頂に到着です。
ゆっくりしたいけど、昨年よりも遅くなっており、早めに出発。
2023年07月16日 14:20撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 14:20
比良岳山頂に到着です。
ゆっくりしたいけど、昨年よりも遅くなっており、早めに出発。
烏谷山を見上げる。
2023年07月16日 14:34撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 14:34
烏谷山を見上げる。
葛川越。
しんどい登り返しが待っている。
2023年07月16日 14:36撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/16 14:36
葛川越。
しんどい登り返しが待っている。
すっかり青空で、琵琶湖もそれを反映して美しい。
2023年07月16日 14:41撮影 by  DSC-WX500, SONY
4
7/16 14:41
すっかり青空で、琵琶湖もそれを反映して美しい。
振り返り。
左奥に打見山と蓬莱山で、手前に比良岳。
2023年07月16日 14:48撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 14:48
振り返り。
左奥に打見山と蓬莱山で、手前に比良岳。
烏谷山山頂に到着です。
2023年07月16日 14:54撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 14:54
烏谷山山頂に到着です。
三角点。
2023年07月16日 14:54撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 14:54
三角点。
好展望なのです。
2023年07月16日 14:54撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 14:54
好展望なのです。
アカモノの実。
2023年07月16日 14:55撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 14:55
アカモノの実。
荒川峠。
ここから下山です。
2023年07月16日 15:14撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 15:14
荒川峠。
ここから下山です。
キノコ。
2023年07月16日 15:20撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/16 15:20
キノコ。
水場。
水はとても冷たく、心地良い。
2023年07月16日 15:50撮影 by  DSC-WX500, SONY
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7/16 15:50
水場。
水はとても冷たく、心地良い。
登山口に到着。
電車の便に間に合わせるべく、先を急ぐ。
2023年07月16日 16:08撮影 by  DSC-WX500, SONY
7/16 16:08
登山口に到着。
電車の便に間に合わせるべく、先を急ぐ。
桐の実。
この後、志賀駅にてゴール、何とか予定通りに山行を終えました。
2023年07月16日 16:13撮影 by  DSC-WX500, SONY
2
7/16 16:13
桐の実。
この後、志賀駅にてゴール、何とか予定通りに山行を終えました。

感想

5月初旬の比良への山行で右膝の裏を負傷し、その後は負荷がかかり過ぎないような山行を心がけていたのだけど、ほぼ回復したように思われ、今月からは通常の山行に戻しています。
という事で、今回はやや久しぶりに比良山系へ。
夏本番で気温が高くなりそうで、それなりに標高の恩恵を受けられるかと期待しつつ。

蓬莱駅からスタートし、小女郎峠へと至るルートへ。
この日は気温が高くなるとの予報で心配していたのだけど、少し風があり、こちらも予報通りなら、助けとなってくれそう。
湖西道路の辺りのネムノキの花はもう終わりに近く、今年はきちんと花を見られないかも。
東屋に着く頃にはじんわりと汗をかいており、ここで塩分補給のタブレットを摂取。
植林帯の中を進むようになると、それまでの風は弱まり、地味にしんどい坂道にじわじわと体力を奪われて行く。
ザトウムシが地面を這っているのを見かけ、踏んづけてしまわないように、この後は地面に注意して歩くようにする。
ようやく登山口に到着、ヤマビル除けの処置は済ませてあり、少し体を休めるのみ。

薬師ノ滝の水量はやや多めのよう。
今回は期待していたほどには涼しく感じなかったのだけど、逆にここまでは暑さに苦しむまでは至っていなかったのかも。
何度も歩いているルートだし、花もほとんど見当たらない時期でもあり、黙々と登って行きます。
最初のロープ場の辺りで足音らしきのが聞こえ、振り返ってみても誰もおらず、気のせいかなと思ったら、下りの方がおられ、こちらの通過を待っていただく。
登りが続き、暑くて汗をかいているものの、風がそれなりにあり、昨年よりは楽かな。
放置自転車の所で少し休憩し、最後のしんどい坂へ。
今回はうっとうしい虫も少なく、ようやく凹部を脱出すると、一気に視界が広がるものの、残念ながらの曇り空。
小女郎峠に到着、強めに吹く涼風が心地良く、ここでパンを食べつつの休憩。
付近の斜面に何頭かシカがおり、こちらを見ていたり、食事中だったり。
距離があるせいか、逃げ去ろうとはしない。

小女郎ヶ池への途中にも、さらに何頭かシカがおり、右側の斜面からも警戒音が発せられる。
曇っていて、小女郎ヶ池は地味な佇まいです。
小女郎峠に戻り、縦走路を辿り、蓬莱山方面へ。
まだすっきりとしないけど、眼下には琵琶湖が雄大な姿で横たわっており、比良の山に戻って来たのを実感。
避暑でやって来ていると思われるアキアカネがたくさん飛んでいる。
天気は徐々に良化傾向のようで、青空の割合が少しずつ増しているようで、何度となく立ち止まって素晴らしい風景を眺めていると、じんわりと幸福感に包まれる。
蓬莱山山頂に到着、観光客はまだ到着しておらず、テラスは無人です。
疲れを取るべく、眼下の風景に見入りながら体を休めます。

写真30の辺りから森山岳へ向かうべく、まずは笹原の道へ。
写真で見るよりも踏み跡ははっきりと分かるのだけど、道の状態は分かりにくく、慎重に歩を進めます。
やがて樹林帯の尾根を進むようになり、歩きやすくなる。
鞍部から登り返して進んでいると、木から何かが落ちて来る。
何かなと確認してみると、野鳥です。
少し足で移動したものの、飛び去らないので、巣立ち前の幼鳥のよう。
近づきすぎないようにして撮影しようとすると、親鳥だと思われるのだけど、盛んに鳴いており、早々に立ち去るべき状況のようで、すぐに撮影を済ませ、先へ。
山を歩き続けていると、このような自然の営みに接する機会が時としてありますよね。
森山岳に到着、辺りは緑に包まれています。

この先は比良の不思議エリアと言っても良さそうな領域で、複雑な地形を成していたり、池や湿地が点在していて、独特な雰囲気となっています。
もう何度目かの訪問なので、それなりに記憶している一帯もあるけど、迷いなく進んで行くのは難しい。
所々でこれまでと違う進み方をしつつも、時間と体力をあまり消費したくはないので、程々にしておきます。
途中から目印がこれまでにないぐらいに目立つようになり、ルートの把握はしやすいのだけど、この山域ならではの面白味を削ぐようにも思われ、残念かなとの思いの方が強い。
予想通り、バイケイソウはピークを過ぎつつあるよう。
いくつかの池や湿地を見て回り、オトワ池に到着。
藻なのか、水草なのか分からないけど、池の水面の大半を覆っており、以前のような美しい映り込みは見られず。
これだけの規模で繁茂していると、生態への影響もありそうですね。
ここで昼食にします。
誰もおらず静かなのだけど、虫が飛び交ってうっとうしい。

暑くてしんどく、ちょっと億劫ではあるけど、白滝山へピストン。
この道中も目印がきっちりと付けられている。
白滝山山頂に到着、次回は違う季節に訪れられれば良いかな。

オトワ池からは来た道を少し戻り、歩き慣れたルートを経て、その後は関電の巡視路へ。
何度となく小さな谷を越えるので、地味ながらも下りと登りを繰り返し、この時期にはしんどいルートなのです。
バイケイソウが所々で群生しており、こちらでもピークを過ぎつつあるようだけど、それなりに可愛らしい花がたくさん咲いています。
暑さで苦しくなりつつある頃合でジャガ谷に到着、昨年と同じく、ここで水遊びをして、クールダウン。
そのまま沢を登って行こうかと考えていたのだけど、それは止めておく事に。
クールダウンにより元気を取り戻し、汁谷の標識を経て、木戸峠に到着。

ここからは南比良の縦走路を辿って行きます。
歩いている人は多くはないものの、少なくもないという感じで、所々で登山者とすれ違います。
暑い中、ご苦労様ですね。
それなりに風はあり、暑さを和らげてくれるのだけど、登りが続くようになると暑くてしんどく、クールダウンの効果もやがて消え失せてしまう。
比良岳道標を経て、比良岳山頂へ。
この間はサワフタギが多いのだけど、あまり実は確認できず。
まあ、歩きながら見ていただけなので、見落としているだけかも。

縦走路に戻り、慎重に下って行きます。
葛川越の手前で烏谷山が見える地点があり、いつも以上に登り返しが大変そうに感じられてしまう。
実際、やはり足取りは重たく、普段よりも道中が長く感じられる。
ようやくの事で、烏谷山山頂に到着。
途中でも見えていた通り、琵琶湖は青空を反映して美しく、絶景と言っても良いであろう展望となっています。

昨年よりも時間がかかっており、少なくともこれ以上は遅れないように意識し、先へ。
気を紛らわしてくれる要素が少ないのは良い事なのか、そうではないのか。
何事もなく、荒川峠に到着。

この後は下山するのみで、序盤はまずまず良い感じのルートなのだけど、植林帯に入ると、途端に面白味がなくなり、淡々と歩いて行く。
昨年の山行では、植林帯の終わりの辺り、水場の直前で転倒してしまったのです。
下手すると、谷側の斜面へ滑落していたかも知れず、危うい状況でした。
問題の箇所を確認してみると、滑落すれば大けがになってしまいそうな所もあり、重大な事態に至らずに済んで良かったと改めて思いました。
水場の水はとても冷たく、雪解け水かと思ってしまうぐらい。
何がこの冷たさをもたらしているのでしょう?
その後も慎重に歩を進め、登山口に到着。

昨年は転倒による負傷でペースを落としていたはずで、走って行けば、昨年と同じぐらいの時間で志賀駅に到着できるはず。
そう考え、無理をしてしまわない範囲で走って行きます。
この日、スタート時点でのザックの重さは13kgぐらいだったはずで、この時点では10kgぐらいでしょうか。
これだけ歩いた後に、この気温で走れてしまうのは、我ながらすごいと思う。
この時期の仕事帰り、駅から自宅まで10分ぐらい歩くと、暑さでへろへろになってしまうのに、それとは違う自分なのかなという感じ。
適度に歩いたりしつつ進み、湖西線沿いまで来ると、もう走らなくても電車の便に間に合いそうとの確信が得られ、そこからはゆっくりと歩く。
この日も頑張って歩き、志賀駅にてゴールです。

5月の山行で右膝を負傷し、思っていたよりも早く回復してくれたものの、再発するのではと不安だったのだけど、一応は以前の問題のない頃の状態に戻ったよう。
再発の可能性は付きまとうし、程々の山行を心がける必要はありそうだけど。
それとは別に、山行の数日前に腰痛に見舞われてしまい、あまり回復しないままに山行当日となり、この日はそちらの方が心配だったのだけど、影響はほとんど感じられず。
歩く事による悪化がなさそうなので、逆に歩いての回復が見込まれる?
そんな中でしたが、やや久しぶりの比良への山行。
安定の比良という感じで、素晴らしい展望を中心に、暑いながらも楽しく歩かせてもらいました。

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