木曽駒ヶ岳~空木岳 縦走
- GPS
- 23:34
- 距離
- 43.9km
- 登り
- 3,626m
- 下り
- 3,596m
コースタイム
- 山行
- 9:19
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 10:16
- 山行
- 7:48
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 8:27
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
TJARに触発され、「アルプス系の縦走登山、やろうか。」と思い立ったのが約1年前。その後、北・中央・南アルプスがどのあたりにあって、どんな山があるのかということを理解し(その前はよく知らなかった!)、北は燕岳~大天井~常念、南は甲斐駒黒戸尾根、あとは八ヶ岳を縦走するなどして頭の中の地図が広がりつつあったので、では次は空白地帯の中央アルプスに行こう、ということで今回の山行をかなり前から考えていた。
木曽駒ヶ岳は2600mまでロープウェイで上がってしまうのが一般的なアプローチのようだが、極めて個人的な価値観により、木曽福島方面の電車駅から歩いて登ることにした。
終電原野駅着、2時間弱仮眠してAM3時過ぎ頃、day1の行動開始。
キビオ峠登山口まで9km程度のアプローチ。雨の中、人も車も通らない真っ暗な道を1人で、寝不足の頭で歩くとメンタルがネガティブな思考に支配される。が、「どうせ明るくなったら通常メンタルに戻るでしょう」と冷静な自分もいて、実際にそうなった。
入山する頃には明るくなったが、雨は止まない。福島Aルートは軽い藪漕ぎあり、土砂崩れのトラバース多数ありと、一般道にしてはカオス要素強め。分岐となる七合目避難小屋地点でようやく他の登山者とエンカウントした。
眠い目を擦りながら、真っ白な木曽駒へ登頂。身体を少し濡らしてしまい、風も強かったため、「山頂小屋に空きがあれば小屋泊に日和ろうか」という気持ちも出ていたが、当然のように多くのテントが立っているのを見て、小屋泊という選択肢は頭の中から無くなった(チャリ部時代の野宿経験からして、最低気温10℃もあれば多少身体が濡れていても問題ないという算段もあった)。実際問題なく寝れたが、テント泊の手際も悪く色々と濡らしてしまい、「雪山でこの体たらくだと死ぬな。」と思うなどした。
day2。11時間ほど寝て元気。雨は止み、風はあるが行動に支障ない程度と判断し、計画通り縦走決行。
宝剣周辺はガスっていたこともありペンキが見づらく、他の登山者もいなかったため少し進行方向を迷う箇所もあった。宝剣を越えて空木までの区間もアップダウンが多く、岩場もあり、歩きごたえのある縦走路。空木への登りでは脚が売り切れてしまい、歩行体力不足を感じた。テン場無しのため小屋泊。
day3。時間に余裕あり、朝から天気が良かったためゆっくり朝日を眺め、写真を撮って遊ぶ。下って温泉に入って終了。
充実の山行だった。街から自力で歩いて登り、自力で街に降りてくるルーティングは個人的に気に入った。
帰りの電車が暇だったので感想をダラダラと書いてしまった。
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