勉強不足で道迷い 飯能アルプス(伊豆ヶ岳〜子の権現) 無念の撤退
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 980m
- 下り
- 1,038m
コースタイム
天候 | 快晴 マイナス1℃〜9℃ 稜線は風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り 西吾野駅 トイレ売店あり 西武秩父線のこの区間は、結構列車間隔が長い |
コース状況/ 危険箇所等 |
結構なアップダウンあり、奥多摩の感覚かと思っていたら全く違う 子の権現から「スルギ」に向かう道を発見できずに無念の撤退 |
写真
感想
aideieiは激怒した。かの暴虐無人の尾根道を歩かなければならぬと決意した。aideieiはトレランはわからぬ。aideieiは神奈川の田舎者である。仕事をして、山歩きをして暮らしていたけれども尾根道に関しては人一番に敏感であった。きょう未明aideieiは地元を出発し、野を越え山越え、十里はなれた此の飯能の市にやって来た。(走れaideieiより 作 太宰治?)
さて、飯能アルプスについて知ったのは昨年の秋ほどである。冬に歩くべきご当地アルプスをいろいろ探していたのだ。その中で正丸駅より伊豆ヶ岳、子の権現、天覚山を通り天覧山に出るというコースを計画した。全長約28劼任△襦今まで歩いた中での長いのは、留浦から雲取山の往復で約26辧大倉から蛭ヶ岳往復で25km、数馬から笹尾根を通り陣馬高原BSまで23kmということろである。しかし伊豆ヶ岳からは下り基調になるのでたぶん行けるだろうと思った。一応ヘッドランプも持った、この時期の朝6時台、ラストの天覧山からは使用する可能性もあったのだ。
川越のネットカフェで休息をとってから始発で正丸駅に着く、もう明るくヘッドランプはいらないようだ。まずは林道歩きである。
20分ほど歩くと山道との分岐、「伊豆ヶ岳登山口」である。ここで後からついてきた青年と話をする。青年は伊豆ヶ岳から武甲山までの縦走にトライされるとのことである。私も自分の計画を話す、完歩したであろうか、私は無理でした・・・。
最初は林道を心地よく上がっていくが、かなりの急登が待っている。小刻みにして息をつきながら上がる、「胸突き八丁の岩」があり、簡易ベンチがある、ここで休んで行けということなのだが、私は休まず登り続ける。すると尾根道になる、中途で展望が開き写真を撮るが山名はわからない。ピークが見えるのでこれが伊予ヶ岳かと思っていくがそこは「五輪山」であった。しかし、そこからは急登もなく伊豆ヶ岳に達する。本日最高峰である、しかし稜線は北風が吹いている、写真を数枚とって先を目指すことにする。そう、今日は時間との闘いなのである。
ここからは基本くだり基調のアップダウン、下りが長く続くと登りも気持ちよくなる、体も快調になり歩くのが楽しくなってくる。最近はこのようになるまで1時間半ほどかかるようになってしまった。したがって、快調になったころにはもう山頂直前だったりすることも多いが、今日は先が長いのでどこまで快調に歩くことができるのか楽しみである。
高畑山を越えたところで地元の人と話をする。その人は、「子の権現から先は非常に迷いやすく地元の人しか行かない道だからやめた方が良い、特に下りは子の権現からどの道に入ったらよいのかわかりにくい、きちんとした地図、コンパス、読図の技術、そして一度登りで子の権現までくる経験が必要だ。せっかくだが今回は子の権現までにして一度駅に降りて一番大変な所を外し、再入山して天覧山を目指したらよいのではないか。」というアドバイスをいただいた。
まあ、結局は次の道が見つからなかったのだが、この言葉は的を射ていた。
子の権現は、天台宗のお寺で檀家を持たないため、参拝客のお布施により運営されている。一応私も参拝した。
で、結局子の権現からは5つほど道が出てる、竹寺に向かう道、吾野駅に向かう道は関東ふれあいの道、しかし吾野駅への道は関東ふれあいの道の表示がない。そのほかにも3つほど道があったがいずれも表示がない、確かに以前下から子の権現にたどり着いているならどの道かはわかる。先ほどの人はこういうことを言いたかったのだなと思う。
自分が持っている簡易の地図では林道を少し下りたところから道があるので。自分も林道を下ってみる、しかしこれかと思うものはない、そういう間にももう下ってしまう・・・ああ、終わったな・・・。
まだ10時半なのに、あと6時間半のリミットがあるのに山行が終わってしまうなんて・・・。
登り返しても3つの道をそれぞれ行ってみるわけにもいかず、ポカポカ陽気の林道をどんより心で下っていく。そして、関東ふれあいの道であれば駅まで5km程と書いてあるが、どうも私が下っている道は関東ふれあいの道でもないようだ、まず表示がない、大きい分岐であれば必ず表示があるはずなのに全くない、自分はいったいどこに向かっているんだろうと思いながらとにかく川に沿った道を下流に向かって歩き続ける。
今はもう縦走のことよりも、本当に駅はあるのか?どの時点で民家に道迷いでの救助をお願いするか・・・。
しかし、スクールバス乗り場があり、のんびりと洗車をしてる人がいるような集落だ、たぶん駅はあるだろう。バスも走っているかもしれない。
大きい道に出た、国道299号である。この道をどちらかに歩くと駅があるはずだ、たぶん吾野駅だと思うのだが・・・。
しかし、ついたのは西吾野駅だった。いったいどこを歩いてきたのか・・・。そして、あれだけ歩いて1駅分しか歩いていなかったことに驚く。
私はこの後の再入山について考えていた、確かに東吾野駅から天覚山に向かってもよいのだが。約6時間か・・・タイムオーバーだな。武蔵横手、高麗?
でも、ここにはいつかきっと来ることになるだろう、と思い。結局再入山は止めにした。落ち込んだ気分で意地で登るのは面白い登山でないような気がしたのだ。そして、飯能駅でさらに詳しい地図をもらった、しかし関東ふれあいの道優先のため、子の権現からスルギに向かう道は記載されていなかった。しかし、尾根は書いてあるので、たぶん尾根道かトラバース道だと思うので十分資料になる。
子の権現から下るのか、それとも天覧山から子の権現を目指すのか、さらに情報収集に励みたいと思う。
道迷いをしたり、予定していた道から外れてしまったことは今までもあるが、今まではそれによって新しい観光名所を知ったり、次の目標ができたりと災い持って福となす感じがあったが、今日はそういうこともなく、道迷いによりただ終わってしまった山行という感じである。
ううむ、残念だ。
しかし、そこそこの距離を歩きながら足は全く痛くなく、次の日になって筋肉痛も全くない。これだけはよかった。
そのうち、今日歩けなかった部分を歩きたいと思う。
今日はついていなかった、その後帰りの電車で読む本を買い、電車に乗ったはいいが無くしてしまったし、次の日別の趣味の集いに行くにも場所を2回も間違い遅刻し、散々だった。
そういえば、細木和子の占いによると、私は今年から3年間は大殺界なのだそうだ。命を落とさぬよう、怪我しないよう新たに気分を引き締めて山の下調べをしたいと思う。
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