坪庭から北横岳・雨池Wピストン(ロープウエイ利用)



- GPS
- 05:22
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 446m
- 下り
- 446m
コースタイム
- 山行
- 4:59
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 5:17
天候 | 曇り時々雪、北横岳山頂は強風で地吹雪の様相。気温は坪庭(スタート時)−9.7℃、北横岳−10℃以下(測定不能)、雨池−8.7℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストはロープウエイ山頂駅にあります。(ロープウエイ乗場から階段を上がり切った左側です。用紙・筆記用具も完備でした。) 北横岳へは往路のトレースはバッチリですが、復路は吹雪に掻き消されて見えなくなっていました。ロープウエイの山頂駅から坪庭への登りが冬道となっており、結構な勾配です。北横岳へはスノーシューの方を多く見ましたが、取っ掛かりもさておき、北横岳ヒュッテから山頂までも急登となるので、スノーシューはお勧めできません。(下りが恐怖です・・・・、自分の体験から) アイゼンは初心者には10・12本爪がお勧めです。自分の衣服を傷つけることを除けば、少々セオリーから外れる歩き方をしても安心です。4本爪は今回見受けませんでしたが、6本爪やチェーンスパイクの方は、フラットフッティングを励行されており、安心感がありました。雪山デビューの方はまず12本爪(足の小さな女性は10本爪)からスタートし、スキルアップに従って簡易アイゼンに移行されるのが順路のように感じます。 坪庭から雨池間も往路ではトレースもあり安心でしたが復路は、雨池峠~大河原林道出合までの区間でルートを見失う局面もありました(気をつければすぐに発見できます)。また同区間は無雪期は苔むした岩ボコの道ですが、積雪期は雪が被い隠してくれるので圧倒的に雪道のほうが歩きやすいです。 雨池は完全凍結しており、湖面(池面)を自由に歩きまわれるシチュエーションでしたが、今回は風が強く湖面の雪が舞い上げられ地吹雪ないしはブリザード状態となっており、長居は出来ませんでした。好天時には絶好の食事ポイントとなると思われます。 |
その他周辺情報 | 車中前泊は中央道・駒ヶ岳SA(上り線)としましたが、入浴後に寝るだけとしたかったので、園原ICで下りて、昼神温泉で日帰り入浴しました。今回は”信州物味湯産手形(1300円で一年間有効)”を忘れずに持ってきたので、選択肢は多かったのですが、入浴時間が22時まであるいつもの”湯ったりーな昼神”になりました。入浴料の500円が無料になりました。 下山後は物味湯産手形の無料施設が少なく、時間的な制約もあったので、いつもの”縄文の湯(400円)”を利用しました。 入浴後の楽しみなのですが・・・、自動販売機の”八ヶ岳牛乳(180mlの瓶入り)”が、湯ったりーな昼神は”130円”ですが、縄文の湯は”110円”です。 |
写真
1/11はほぼ同じ光景を中央道の諏訪ICで降りる直前に見ました。
感想
恒例となりつつある冬の”坪庭”です。今回は天候には恵まれませんでしたが、楽しい雪山ハイクができました。(嫁はんは「寒い!!」を繰り返しておりましたが・・・)
軟弱者の私たちは、ロープウエイを選択することに躊躇しません。今回もロープウエイ利用です。前回まではネットで割引券をプリントアウトして持参しましたが、今回からJFA割引利用です。往復1900円が1700円になります。モンベル会員証提示でも同様の割引が適用されますが、モンベルは本人1名のみ、JAF会員証は5名まで適用となります。
昨年は坪庭散策はパスして、”山頂駅”→”五辻”→”縞枯山”→”雨池峠”→”山頂駅”としましたが、今回はチョッとだけロングコースです。
アイゼン(私12本爪、嫁はん10本爪)とスノーシューを両方持参しましたが、山頂駅で迷うことなく”アイゼン”を装着しました。スタートしてすぐに”アイゼンで正解”を実感しました。坪庭への登りが殊の外、急登に見えました。スノーシューでは登りは何とかなりますが、下りが不安です。
この山域は雪山デビューの方も多く、北横岳まで多くの方がスノーシューで登って来られていました。途中、そこそこの急登で追い越させてもらったスノーシューのグループの女性がヒールリフター付きのスノーシューだったのですが、ヒールリフターを使っておられなかったので、追い抜きざまにヒールリフターを起こして差し上げました。その方とは私たちが北横岳・南峰からの下山中にお会いしましたが、南峰への急登にもかかわらず、ヒールリフターは使っておられませんでした。
また、今回は北横岳頂上部は強風(私の感覚では風速15M以上)で、耐風姿勢を取らないと風で持って行かれそうな場面もありました。南峰はパスして北峰との間のわずかな樹林帯で一息ついて北峰へ向かいましたが、そこで嫁はんから「もうこのくらいで引き返そう!」との提案が・・・、まさにそれは北峰に到着したその時のことでした。
私たちは結局、北横岳をピストンし、次の雨池へ向かう途中の大河原林道との出合までアイゼンで通しました。大河原林道は積雪が30cmくらいあり、アイゼンではツボ足気味になるので、スノーシューに履き替え、終点の山頂駅までスノーシューで通しました。
大河原林道から雨池峠までの登りが少々急なので、ヒールリフターを利用しましたが、それ以外は快適なスノーハイクをすることが出来ました。
当初予定していた雨池での昼食は強風のため、雨池を離れた樹林帯の中で立ったまま菓子パンとペットボトルのお茶で取りました。ロングタイプのロールパンの中にホイップクリームとイチゴジャムをサンドしたパンでしたが、ホイップクリームはまるでアイスクリームを食べている感じでした。
ペットボトルのお茶は凍結が始まっていました。今回はバーナー持参できましたが、念のためにと思いテルモスにも前日、熱湯を満杯にして持参しました。水が凍結していることへの備えと、バーナー使用時間が水から沸かすより、短時間で済むとの読みです。しかし、今回もバーナーもテルモスもウエイトと化してしまいました。
行動食として取ったラミーチョコも−10℃近くでは、口溶けが悪く感じました。
今回は低温を予想して、ウールのインナーグローブとソロイスト・ロブスターを用意しましたが、親指と人差し指が痛く感じました。足先は冬靴とソックスのお蔭で、何ともありませんでした。
但し、風に向かって歩くと容赦なく顔面を風と雪が襲います。結局、山頂駅に向かう縞枯山荘辺りで、ウールのバラクラバを初着用しました。これは有効でした。しかし、晴れていてサングラスやゴーグルが必要なシチュエーションでは私には無理な装備だと思いました。間違いなく熱気(息)でサングラスやゴーグルは曇って前が見えない状態になると思います。
ロープウエイで下山時、駐車場も雪が降っており、路面も着雪の状態でした。外気温は−6℃を示していました。そそくさと後始末をして、縄文の湯へ直行しました。縄文の湯(400円)は結構込んでいて、駐車スペースもあと2台分しか残っていませんでしたが、何とか滑り込みセーフでした。
その後は、最近のお決まりのコースである国産牛焼肉。あみやき亭は中津川店を利用させていただきました。
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