北岳と間ノ岳
- GPS
- 16:13
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 2,321m
- 下り
- 2,317m
コースタイム
- 山行
- 1:51
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 2:04
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 8:50
- 山行
- 4:28
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 5:15
天候 | 両日ともに午前中は晴れ、午後になって曇りまたはガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:広河原から相乗りタクシーで芦安へ。芦安から甲府まではバス |
コース状況/ 危険箇所等 |
・広河原〜白根御池小屋 御池分岐まではゆるやかな登り。御池分岐からは急登が続く。白根御池小屋の少し前で急登が終わり、ゆるやかな道になる。 ・白根御池小屋〜肩の小屋 草すべりは急登&とても日当たりが良いので、なるべく朝早めの涼しい時間帯に通る方がよさげ。 ・肩の小屋〜北岳 ひたすら登る。 ・北岳〜北岳山荘 ひたすら下る。結構ザレザレ。 ・北岳山荘〜間ノ岳 飛び出た岩の部分を歩くところなどは高度感もあり、慎重に。 ・北岳山荘〜八本歯のコル 北岳山荘からのトラバースは高度感はあるが丸太の橋や鎖がある。トラバースから八本歯のコルまでは大小の岩がゴロゴロしており、下りだとペンキマークが見えにくい。丸太が立てられているのでそれを目印に。 ・八本歯のコル〜大樺沢二俣(左俣ルート) 八本歯のコルからは丸太のハシゴの連続。ハシゴが終わった後はザレた道を雪渓のそばまで下りていく。木に結ばれたり岩に取り付けられたピンクテープが各所にあるが、あまりにもあちこちにありすぎてルートが複数取れてしまう。木に結ばれていたピンクテープは沢を巻くように取り付けられていたが、沢は水量も少なく岩の上を歩くことができた。逆にピンクテープに沿って歩いてしまうとあまり踏み跡がしっかりしていない道では濡れた草が滑りやすく、今回滑落(本文参照)してしまう事案があったので、あまりピンクテープに忠実に歩きすぎるのも問題かもしれないと思った。あとザレザレ。 ・大樺沢二俣〜白根御池小屋 半分ほどはゆるやかな登りが続き、その後はゆるやかな道。 |
その他周辺情報 | 芦安にある南アルプス温泉ロッジ白峰会館は日帰り入浴750円 |
写真
感想
夏山のスタートはずっと行ってみたかった北岳と欲張って間ノ岳。
初日はのんびりと甲府から広河原まで移動し、白根御池小屋まで。
二日目は白根御池小屋から草すべりと肩の小屋を経由して北岳に登り、北岳山荘に不要な荷物をデポして間ノ岳をピストン。
三日目は北岳山荘から北岳をトラバースして八本歯のコルから左俣ルートで広河原まで下山。
白根御池小屋でお話した人たちの大半が明日は北岳山荘に泊まるということで、ソロでしたがなんだかんだ色んな人とお話したり、ほぼルートをご一緒させて頂いたりとひとりとは思えない楽しい山行になりました。
その中でも思い出深いのが下山の三日目。北岳のトラバース〜八本歯のコル〜左俣ルートを取る予定でしたが、例年7月下旬〜8月まで残る雪渓の状態がよくわからず、YAMAPやヤマレコで通っている方はアイゼンを使っている様子はないが……。そして北岳山荘で夏道は出ているのかと尋ねてみると、答えは「自己判断でお願いします」とのこと。まさか夏道が出ているのかどうかも教えてもらえないとは!と驚きつつ、同じルートを取ると話していた方と相談し、ソロ二人+二人パーティの計4人で一緒に下りることに。
北岳のトラバースは整備もされていて、お花畑の中を歩く天空の遊歩道のようでとても素晴らしかった道でした。
ただトラバース終わりから八本歯のコルまでの下りは、どこを下りればいいのか探すのにやや苦労。なんだか歩きにくい岩になってきたな?と思い、ヤマレコを確認してみるとやや左に逸れており、右に戻るとそちらの方が明らかに歩きやすい……。丸太が何本が縦に刺さっており、それを目印にすると良さげです。
そして問題の雪渓に近づいてきた頃、下から登ってきた方に聞いてみると「雪渓を通る必要はなく、ピンクテープがあるので、それを目印にするといい」とのこと。一安心して、雪渓に向かってピンクテープを探しながら下りていく。その途中、木についているピンクテープがあり、その下にはうっすらと踏み跡があるが、その踏み跡のすぐ斜め下にはほとんど平行に走った明らかな登山道がある……。少し悩んだ末にピンクテープの下のうっすら踏み跡の方を選択、そこを歩いていたら後ろから「アッ」という声がして振り返ると、同じルートを辿っていて、私たちの後ろを歩いていたソロ女性の姿が。
そこからはスローモーションのように女性が草の上で一回転して、斜め下にあった登山道に転がり落ちていく姿が見えました。2メートルほどの滑落でしたが、ゆるやかな斜面で高さもさほどなかったのが功を奏して、女性は足や肘を少しぶつけた程度のことで、その後もしっかり自身で歩いて下山されたようでした。ただ(低斜面とはいえ)滑落するところを初めて見たので肝が冷えました。特に歩いていたところが薄い踏み跡で草が茂っており、濡れている草が滑るなと自分でも感じていたので一歩間違えたら落ちていたのは自分かもしれないと思うと、下山時は特に気をつけて歩かねばならないと改めて思いました。また斜め下に明らかな登山道があったのにも関わらず、ピンクテープに忠実に従ってしまって薄い踏み跡の道を歩いてしまったことも反省点です。あくまでもピンクテープは行き先の目印にしつつ、歩きやすく安全な道を自分で見つけて歩いていかねばならないと思いました。
学びや反省の多い山行になりましたが、2,3日目は最高のお天気の中、北岳と間ノ岳を歩くことができてとても楽しかったです。
余談。
10時のバスには間に合わないなあと思いながら下りたら乗り合いタクシーの運転手さんに誘われて乗り合いタクシーで芦安へ。温泉には甲府で入りたいと思っていたのだけれど、まあいいかと白峰ロッジでささっと入浴。40分程度で次のバスが来るので間に合うように出たのだが、まさかの広河原11時発・芦安12時着のバスが夜叉神峠でトラブルを起こし停止してしまったとのこと。仕方なく広河原12時発・芦安13時着のバスをぼんやり座って待つことに…。最後までなんだかトラブル続きでした笑
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