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Yamareco

記録ID: 575388
全員に公開
アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳、赤岳西壁主稜(リベンジ達成)

2015年01月09日(金) ~ 2015年01月10日(土)
 - 拍手
GPS
--:--
距離
11.2km
登り
1,260m
下り
1,245m

コースタイム

★参考タイム
駐車場(3:00)行者小屋(1:00)文三郎道主稜への分岐(0:10)取付
登攀開始(4:20)頂上(0:40)地蔵の頭(0:30)行者小屋(1:30)駐車場

天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2015年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
山屋であふれてる駐車場
気温−13℃ー!
2015年01月10日 06:53撮影 by  SHL23, SHARP
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1/10 6:53
山屋であふれてる駐車場
気温−13℃ー!
霜?がキレイだ
2015年01月10日 06:59撮影 by  SHL23, SHARP
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1/10 6:59
霜?がキレイだ
大同心は目立つな〜〜
大同心は目立つな〜〜
阿弥陀岳北西稜に向かう2名の勇者がいた
次回こそ登ろう!
阿弥陀岳北西稜に向かう2名の勇者がいた
次回こそ登ろう!
行者小屋
西壁の景観が美しい〜♪
2015年01月10日 09:39撮影 by  SHL23, SHARP
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1/10 9:39
行者小屋
西壁の景観が美しい〜♪
閑散とした行者小屋のテントサイト
2015年01月10日 09:40撮影 by  SHL23, SHARP
1/10 9:40
閑散とした行者小屋のテントサイト
行者小屋のトイレの窓に張り付いた結晶
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行者小屋のトイレの窓に張り付いた結晶
アナ雪だね〜
2015年01月10日 09:42撮影 by  SHL23, SHARP
1/10 9:42
前回、北陵を登ったので
次回こそは北西稜を登ろう!!
2015年01月10日 09:43撮影 by  SHL23, SHARP
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1/10 9:43
前回、北陵を登ったので
次回こそは北西稜を登ろう!!
2015年01月11日 21:59撮影 by  SHL23, SHARP
1/11 21:59
今回は左!
2015年01月10日 10:07撮影 by  SHL23, SHARP
1/10 10:07
今回は左!
先行2名とソロクライマーの3人が見える
2015年01月10日 11:12撮影 by  SHL23, SHARP
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1/10 11:12
先行2名とソロクライマーの3人が見える
ソロの紳士・・・
この直後に滑って落下(驚)
2015年01月10日 11:17撮影 by  SHL23, SHARP
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1/10 11:17
ソロの紳士・・・
この直後に滑って落下(驚)
てな訳でソロの紳士に譲ってもらい
登攀開始
2015年01月10日 11:44撮影 by  SHL23, SHARP
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1/10 11:44
てな訳でソロの紳士に譲ってもらい
登攀開始
阿弥陀岳がキレイだ♪
2015年01月10日 12:40撮影 by  SHL23, SHARP
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1/10 12:40
阿弥陀岳がキレイだ♪
2015年01月10日 12:45撮影 by  SHL23, SHARP
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1/10 12:45
空際線が「上部出だしの岩場」だ
この斜面の登攀でふくらはぎがパンパン!
2015年01月10日 13:07撮影 by  SHL23, SHARP
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1/10 13:07
空際線が「上部出だしの岩場」だ
この斜面の登攀でふくらはぎがパンパン!
上部の岩稜を登攀する
2015年01月10日 13:37撮影 by  SHL23, SHARP
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1/10 13:37
上部の岩稜を登攀する
先行の2人組ががんばっているようだ
2015年01月10日 13:37撮影 by  SHL23, SHARP
1/10 13:37
先行の2人組ががんばっているようだ
2015年01月10日 14:04撮影 by  SHL23, SHARP
1/10 14:04
ここからは山頂までコンテで登攀
2015年01月10日 14:04撮影 by  SHL23, SHARP
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1/10 14:04
ここからは山頂までコンテで登攀
登攀終了ーーーーー!
2015年01月10日 14:52撮影 by  SHL23, SHARP
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1/10 14:52
登攀終了ーーーーー!
右が南峰
2015年01月10日 14:53撮影 by  SHL23, SHARP
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1/10 14:53
右が南峰
2015年01月10日 15:05撮影 by  SHL23, SHARP
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1/10 15:05
2015年01月10日 15:06撮影 by  SHL23, SHARP
1/10 15:06
北への稜線だ
手前から展望荘、横岳、硫黄岳、蓼科・・・
でもここは暴風!
2015年01月10日 14:53撮影 by  SHL23, SHARP
1/10 14:53
北への稜線だ
手前から展望荘、横岳、硫黄岳、蓼科・・・
でもここは暴風!
赤岳展望荘
2015年01月10日 15:38撮影 by  SHL23, SHARP
1/10 15:38
赤岳展望荘
赤岳と富士山
2015年01月10日 15:40撮影 by  SHL23, SHARP
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1/10 15:40
赤岳と富士山
地蔵の頭と横岳
2015年01月10日 15:47撮影 by  SHL23, SHARP
1/10 15:47
地蔵の頭と横岳
いつもの賑わう行者小屋テントサイト
2015年01月10日 16:25撮影 by  SHL23, SHARP
1/10 16:25
いつもの賑わう行者小屋テントサイト
南沢の夕暮れ
2015年01月10日 17:15撮影 by  SHL23, SHARP
1/10 17:15
南沢の夕暮れ
参考にした本
まやっぺサンキューー!
2015年01月11日 19:06撮影 by  SHL23, SHARP
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1/11 19:06
参考にした本
まやっぺサンキューー!
2015年01月11日 19:05撮影 by  SHL23, SHARP
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1/11 19:05
★おまけ
諏訪湖の日の出
1
★おまけ
諏訪湖の日の出
2015年01月11日 07:04撮影 by  SHL23, SHARP
1/11 7:04
2015年01月11日 07:15撮影 by  SHL23, SHARP
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1/11 7:15
諏訪湖畔にある無料の足湯〜♪
かなり気に入って長風呂(笑)
諏訪湖畔にある無料の足湯〜♪
かなり気に入って長風呂(笑)

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ 長袖インナー ソフトシェル ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター バラクラバ 日よけ帽子 毛帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック アイゼン ピッケル ビーコン スコップ ゾンデ 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 水筒(保温性) ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) トポ コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 ガムテープ 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ロープ クライミングシューズ ハーネス ヘルメット チョーク 確保機 ロックカラビナ カラビナ クイックドロー スリング ロープスリング セルフビレイランヤード キャメロット ストッパー カム ナッツキー アブミ フィフィ ギアスリング アッセンダー ディッセンダー スイベル プーリー タイブロック ハンマーバイル ナイフブレード アングルハーケン ロストアロー ラープ ベッカー クリフハンガー リングボルト RCCボルト ジャンピングキット ポーターレッジ アイスアックス アイススクリュー アイスピトン

感想

八ヶ岳、赤岳西壁主稜(リベンジ達成)

3度目の正直で、赤岳西壁主稜のリベンジを達成した
★2013年01月12日
このルートに2名で初挑戦したが、上部の岩稜帯で
ルートミスをして南峰へ抜けてしまった

★2013年12月21日
4名で挑戦するも主稜取付きで1時間、上部の岩稜帯で1時間と
渋滞待ちをしたが、結局、時間切れで敗退し懸垂下降で下山

★2015年1月10日
当初4人で登攀するはずが1人・・・
また1人と辞退し・・・残った2名で登攀
晴天、強風の中を無事完登ーーーー!



★★★2015年1月9日(金)
2100出発〜伊勢道〜東名阪道〜名2環〜中央道〜
2500中央道原PA、仮眠


★★★2015年1月10日(土)
0500起床
0530原PA、発
0600赤岳山荘駐車場、着(1日¥1000)
駐車場がみるみるうちに満車になっていく
準備中の山屋がうろうろ
ここは今、-13℃だ・・・冷えるね〜〜

0650赤岳山荘、発〜南沢〜
いつもの道だ・・・
あんなにいた山屋のほとんどが北沢方面にいったようだ

0940行者小屋、着(休憩)
テントは5張り程度
※6時間後には20〜30張りになっていた(驚)

0950行者小屋、発
1005阿弥陀岳との分岐〜文三郎道
※森林限界付近でハーネス、アイゼン装着

1110主稜への分岐
先行パーティーが見える・・・今回も渋滞か??
と思ったら!
2名1組とソロクライマーの3人だけが先行者だった
さらに!
ソロクライマーさんがCSで落下(驚)
怪我は無いようでほっと一息〜〜

ここで順番を譲ってもらい先に登攀することになった
ラッキーー!!



★★1130登攀開始

★1P(30m検檗法1130〜1200
前半:出だしのCSを越える時が難しい
アイゼンを効かせて体を上げていく、右手のピッケルが良く効いた
CS上部約15m、凹部を抜けセカンドクライマー(ビレイヤー)が
見えるところでピッチを区切り、ピナクルを支点にビレイ
後半:じご、バンドを右上し1Pの終了点まで移動

★2P、1200〜1220
スタートの出だし5mが、やや厳しい
アイゼンワークが重要だ(セカンドは苦労したようだ)
左上して乗り越してから、緩斜面を右上しピナクルでビレイ
風がだんだん強くなる・・・

★3P、1220〜1245
急斜面の雪混じりの岩稜を歩行して登る
ふくらはぎがパンパンになる
上部は雪稜帯を通過し、中間部の岩稜帯で終了点
風を避けて、セカンドをビレイ
ここはザイル60mをほぼ使い切った
風がどんどん強くなる・・・
相棒の声は聞こえないのでザイルの動きで対話だ

★4P、1245〜1320
前半は「中間の岩稜帯」を登攀(10m)
後半は急斜面の草付きの雪の急斜面を登る・・・
ピッチは2回に区切って登った
後半、ふくらはぎの悲鳴が聞こえる・・・
上部岩稜帯の出だしまできた
ここで強風を避けて、行動食と水分(お湯)補給
先行の2人組は左岩壁を登攀している
ソロクライマーの紳士が追い付いて来たところで
5P目をスタート!先頭だ!

★5P(35m掘棔法1340〜1415
ちなみに・・・
初回は、ここからルートミスをして主稜と南峰のルンゼを登攀
※参考文献に「右に回り込んで急な段差を上がり」と記載があったで
右に右にと回り込みすぎたようだ(笑)
自分の記憶力の乏しさには嫌気がさす
前回は、ここでさらに1時間ほど渋滞待ちからの敗退

さ!
いよいよ上部の岩稜帯へ登攀開始
ここは快適な岩稜登攀だ
振り返ると阿弥陀岳が美しい
下を見るとビレイ中の相棒が岩陰からちらちら見える
最後は凹部をチムニーで抜けると新しい終了点のハンガーが見える
「ハンブーーン!!(ザイル残30m)」という相棒の声が
強風の合間に聞こえた
やがて終了点に到着し、ここでセカンドをビレイ
強風で雲の動きが速いが、景色は素晴しい
阿弥陀岳、八ヶ岳の稜線、蓼科が良く見渡せる

★6P、1415〜1450
ここでザイルを体にコイル状に巻き、ここから山頂までは同時登攀だ
ラストピッチだ
ふくらはぎがパンパンだ・・・
もうすぐそこに山頂のスカイラインが見えているのに・・・
なかなか進まない・・・
息が上がる・・・
ふくらはぎの野郎がうるさい・・・
呼吸を何度も整えまた登る
すぐそこの山頂に人が見える
風は強いし、鼻水も出っ放しだ(笑)
暴風の稜線にでた
展望荘からの登山道だ
さらに強風が増す
頂上山荘が見えた
ようやく平らな世界に辿りついた
登攀終了ーーーーーー!
相棒と定番のハイターーーーッチ!
お互いの健闘を讃える

記念撮影をし、ザイルをザックに片づける



★★1510赤岳北峰、発
赤岳展望荘方面へと下る
ここは意外や意外!
自分にとっては未踏のラインだったのだ
台風のような強風が叩きつける中を下る
振り返ると赤岳の肩越しに富士山が!
ラッキー♪

1540赤岳展望荘
ガラス越しの室内は灯りがあり、外ではスタッフが働いていた
お疲れ様です!

1547地蔵の頭
地蔵尾根を登ってくる数名を交わしながら下降

地蔵尾根の森林限界辺りまで下降
風が無くなり雪質もふわふわに戻ったので
ここでやっと本気で休憩〜〜♪
アイゼンOFF、ハーネスOFF登攀装具、撤収
行動食と水分補給
ここからはシリセードをフルに活用して一気に下降
めちゃ楽しい〜〜♪
「ヤッホーーーーイ!」子供の様に叫んで下降した(恥)

1625行者小屋
5張りほどだったテントが20〜30張りといつもの光景に変わっていた
ここで特に休憩するまでもなく通過した
途中で登ってくる人に何人もすれ違う

1700日没
ヘッドランプを点灯し下降する
同じ残業でも2年前とは気分が違う
なっつっても「赤岳主稜リベンジ達成」だからね!

南沢の道もいよいよ終わるころ・・・
ヘッドランプの明かりの向こう側に光る二つの眼!
(ぎょ!)

よく見ると黒く大きな生物がイタ!
(クマ?!)

カモシカがぬぼ〜〜〜〜っと突っ立っていた
も〜〜〜〜そこでボケ〜〜〜〜っとしてんじゃなくて
あ〜〜たも逃げなさい!笑
のそのそと闇に間切れて見えなくなった


1750駐車場、着
朝は−13℃だったが、−7℃になっていた
登攀中は、どれぐらいの気温だったのか?と気になったが
知る由もない

1820駐車場、発
道の駅「信州蔦(つた)木宿」で夕食♪、乾杯♪、温泉♪
心と体に栄養補給〜♪
http://www.tsutakijuku.jp/


★作戦会議
明日も天候が良いので「阿弥陀岳南稜」をと思っていたら
お互い、足腰の疲労が!!
ってことで翌日は、諏訪湖からの日の出を鑑賞
無料の足湯に癒され、諏訪大社へ参拝
モンベル諏訪店に修理をだして帰宅


★参考
2013年01月08日(2名)ルートミス
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-261303.html

2013年12月21日(4名)渋滞、時間切れ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-386400.html


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訪問者数:956人

コメント

はじめまして!
はじめまして!
3度目の正直、赤岳主稜登攀おめでとうございます。
ルート情報がとてもわかりやすく、僕も計画しているので参考にさせて頂きます。
m(_ _)m
継続して阿弥陀南稜に行かれていたら、ニアミスしてたかもしれないですね〜(笑)
レコ面白いので、フォローさせて頂きます
2015/1/15 10:15
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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