八ヶ岳、赤岳西壁主稜(リベンジ達成)
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,260m
- 下り
- 1,245m
コースタイム
駐車場(3:00)行者小屋(1:00)文三郎道主稜への分岐(0:10)取付
登攀開始(4:20)頂上(0:40)地蔵の頭(0:30)行者小屋(1:30)駐車場
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
長袖インナー
ソフトシェル
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
バラクラバ
日よけ帽子
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
ビーコン
スコップ
ゾンデ
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
トポ
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ロープ
クライミングシューズ
ハーネス
ヘルメット
チョーク
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
ロープスリング
セルフビレイランヤード
キャメロット
ストッパー
カム
ナッツキー
アブミ
フィフィ
ギアスリング
アッセンダー
ディッセンダー
スイベル
プーリー
タイブロック
ハンマーバイル
ナイフブレード
アングルハーケン
ロストアロー
ラープ
ベッカー
クリフハンガー
リングボルト
RCCボルト
ジャンピングキット
ポーターレッジ
アイスアックス
アイススクリュー
アイスピトン
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感想
八ヶ岳、赤岳西壁主稜(リベンジ達成)
3度目の正直で、赤岳西壁主稜のリベンジを達成した
★2013年01月12日
このルートに2名で初挑戦したが、上部の岩稜帯で
ルートミスをして南峰へ抜けてしまった
★2013年12月21日
4名で挑戦するも主稜取付きで1時間、上部の岩稜帯で1時間と
渋滞待ちをしたが、結局、時間切れで敗退し懸垂下降で下山
★2015年1月10日
当初4人で登攀するはずが1人・・・
また1人と辞退し・・・残った2名で登攀
晴天、強風の中を無事完登ーーーー!
★★★2015年1月9日(金)
2100出発〜伊勢道〜東名阪道〜名2環〜中央道〜
2500中央道原PA、仮眠
★★★2015年1月10日(土)
0500起床
0530原PA、発
0600赤岳山荘駐車場、着(1日¥1000)
駐車場がみるみるうちに満車になっていく
準備中の山屋がうろうろ
ここは今、-13℃だ・・・冷えるね〜〜
0650赤岳山荘、発〜南沢〜
いつもの道だ・・・
あんなにいた山屋のほとんどが北沢方面にいったようだ
0940行者小屋、着(休憩)
テントは5張り程度
※6時間後には20〜30張りになっていた(驚)
0950行者小屋、発
1005阿弥陀岳との分岐〜文三郎道
※森林限界付近でハーネス、アイゼン装着
1110主稜への分岐
先行パーティーが見える・・・今回も渋滞か??
と思ったら!
2名1組とソロクライマーの3人だけが先行者だった
さらに!
ソロクライマーさんがCSで落下(驚)
怪我は無いようでほっと一息〜〜
ここで順番を譲ってもらい先に登攀することになった
ラッキーー!!
★★1130登攀開始
★1P(30m検檗法1130〜1200
前半:出だしのCSを越える時が難しい
アイゼンを効かせて体を上げていく、右手のピッケルが良く効いた
CS上部約15m、凹部を抜けセカンドクライマー(ビレイヤー)が
見えるところでピッチを区切り、ピナクルを支点にビレイ
後半:じご、バンドを右上し1Pの終了点まで移動
★2P、1200〜1220
スタートの出だし5mが、やや厳しい
アイゼンワークが重要だ(セカンドは苦労したようだ)
左上して乗り越してから、緩斜面を右上しピナクルでビレイ
風がだんだん強くなる・・・
★3P、1220〜1245
急斜面の雪混じりの岩稜を歩行して登る
ふくらはぎがパンパンになる
上部は雪稜帯を通過し、中間部の岩稜帯で終了点
風を避けて、セカンドをビレイ
ここはザイル60mをほぼ使い切った
風がどんどん強くなる・・・
相棒の声は聞こえないのでザイルの動きで対話だ
★4P、1245〜1320
前半は「中間の岩稜帯」を登攀(10m)
後半は急斜面の草付きの雪の急斜面を登る・・・
ピッチは2回に区切って登った
後半、ふくらはぎの悲鳴が聞こえる・・・
上部岩稜帯の出だしまできた
ここで強風を避けて、行動食と水分(お湯)補給
先行の2人組は左岩壁を登攀している
ソロクライマーの紳士が追い付いて来たところで
5P目をスタート!先頭だ!
★5P(35m掘棔法1340〜1415
ちなみに・・・
初回は、ここからルートミスをして主稜と南峰のルンゼを登攀
※参考文献に「右に回り込んで急な段差を上がり」と記載があったで
右に右にと回り込みすぎたようだ(笑)
自分の記憶力の乏しさには嫌気がさす
前回は、ここでさらに1時間ほど渋滞待ちからの敗退
さ!
いよいよ上部の岩稜帯へ登攀開始
ここは快適な岩稜登攀だ
振り返ると阿弥陀岳が美しい
下を見るとビレイ中の相棒が岩陰からちらちら見える
最後は凹部をチムニーで抜けると新しい終了点のハンガーが見える
「ハンブーーン!!(ザイル残30m)」という相棒の声が
強風の合間に聞こえた
やがて終了点に到着し、ここでセカンドをビレイ
強風で雲の動きが速いが、景色は素晴しい
阿弥陀岳、八ヶ岳の稜線、蓼科が良く見渡せる
★6P、1415〜1450
ここでザイルを体にコイル状に巻き、ここから山頂までは同時登攀だ
ラストピッチだ
ふくらはぎがパンパンだ・・・
もうすぐそこに山頂のスカイラインが見えているのに・・・
なかなか進まない・・・
息が上がる・・・
ふくらはぎの野郎がうるさい・・・
呼吸を何度も整えまた登る
すぐそこの山頂に人が見える
風は強いし、鼻水も出っ放しだ(笑)
暴風の稜線にでた
展望荘からの登山道だ
さらに強風が増す
頂上山荘が見えた
ようやく平らな世界に辿りついた
登攀終了ーーーーーー!
相棒と定番のハイターーーーッチ!
お互いの健闘を讃える
記念撮影をし、ザイルをザックに片づける
★★1510赤岳北峰、発
赤岳展望荘方面へと下る
ここは意外や意外!
自分にとっては未踏のラインだったのだ
台風のような強風が叩きつける中を下る
振り返ると赤岳の肩越しに富士山が!
ラッキー♪
1540赤岳展望荘
ガラス越しの室内は灯りがあり、外ではスタッフが働いていた
お疲れ様です!
1547地蔵の頭
地蔵尾根を登ってくる数名を交わしながら下降
地蔵尾根の森林限界辺りまで下降
風が無くなり雪質もふわふわに戻ったので
ここでやっと本気で休憩〜〜♪
アイゼンOFF、ハーネスOFF登攀装具、撤収
行動食と水分補給
ここからはシリセードをフルに活用して一気に下降
めちゃ楽しい〜〜♪
「ヤッホーーーーイ!」子供の様に叫んで下降した(恥)
1625行者小屋
5張りほどだったテントが20〜30張りといつもの光景に変わっていた
ここで特に休憩するまでもなく通過した
途中で登ってくる人に何人もすれ違う
1700日没
ヘッドランプを点灯し下降する
同じ残業でも2年前とは気分が違う
なっつっても「赤岳主稜リベンジ達成」だからね!
南沢の道もいよいよ終わるころ・・・
ヘッドランプの明かりの向こう側に光る二つの眼!
(ぎょ!)
よく見ると黒く大きな生物がイタ!
(クマ?!)
カモシカがぬぼ〜〜〜〜っと突っ立っていた
も〜〜〜〜そこでボケ〜〜〜〜っとしてんじゃなくて
あ〜〜たも逃げなさい!笑
のそのそと闇に間切れて見えなくなった
1750駐車場、着
朝は−13℃だったが、−7℃になっていた
登攀中は、どれぐらいの気温だったのか?と気になったが
知る由もない
1820駐車場、発
道の駅「信州蔦(つた)木宿」で夕食♪、乾杯♪、温泉♪
心と体に栄養補給〜♪
http://www.tsutakijuku.jp/
★作戦会議
明日も天候が良いので「阿弥陀岳南稜」をと思っていたら
お互い、足腰の疲労が!!
ってことで翌日は、諏訪湖からの日の出を鑑賞
無料の足湯に癒され、諏訪大社へ参拝
モンベル諏訪店に修理をだして帰宅
★参考
2013年01月08日(2名)ルートミス
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-261303.html
2013年12月21日(4名)渋滞、時間切れ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-386400.html
はじめまして!
3度目の正直、赤岳主稜登攀おめでとうございます。
ルート情報がとてもわかりやすく、僕も計画しているので参考にさせて頂きます。
m(_ _)m
継続して阿弥陀南稜に行かれていたら、ニアミスしてたかもしれないですね〜(笑)
レコ面白いので、フォローさせて頂きます
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