美ヶ原〜霧ヶ峰縦走:中央分水嶺トレイル
- GPS
- 11:07
- 距離
- 29.8km
- 登り
- 1,394m
- 下り
- 1,486m
コースタイム
- 山行
- 1:28
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 1:45
- 山行
- 8:27
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 9:16
天候 | 2日とも晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
美ヶ原高原直通バス: 松本13:15〜美ヶ原高原自然保護センター14:40、1000円 アルピコタクシー: 車山肩〜上諏訪、約7000円(30分ほどで来ました、乗車時間も30分ほど) |
コース状況/ 危険箇所等 |
塩くれ場〜鷲ヶ峰: 基本的には整備されていて危険箇所はないが、所々に笹の刈払いがしばらくされていないのか腰の高さくらいまで伸びてうるさい箇所もあり。 塩くれ場の先の下降地点(百曲り園地)付近がややわかりづらいですが、下降せずに牧場の柵沿いに歩くこと。数年前の地図には牧場内を歩くとありますが、今は歩けません。 和田山南峰は整備されていないらしく、旧和田峠からは車道またはショートカット道で和田峠茶屋へ向かうのが吉。 その他の美ヶ原・霧ヶ峰周辺の道は観光客も多く非常に整備されています。 |
写真
感想
中央分水嶺トレイル、ロングトレイル関係の本や雑誌記事で割と最近に存在を知りましたが、長門牧場から霧ヶ峰を経て美ヶ原を結ぶルートが設定されているじゃないですか。
車山は以前に観光で来ているものの、美ヶ原はずっと足が向かないままだったので、トレイルコースの西半分を逆方向に歩く形で、美ヶ原で一泊して翌日に霧ヶ峰までを歩いてみることにしました。
初日は美ヶ原高原を軽く歩くだけで、そのまま宿へ。宿泊したホテル山本小屋は山小屋と旅館の間くらいの感じ。麓の旅館程のサービスはありませんが、山小屋として見れば完全個室で食事・風呂も良く最高レベル。最近は山小屋も値上げが目立つ中、お手頃な値段で宿泊できてちょうどよい宿でした。
さて、早朝に宿を出て牧場の端まで来た時に悩まされたのが朝露、特に膝上や腰くらいまである濡れた笹。気付いたときには既にズボンがぐっしょり、靴の中までしみて靴下もびっしょり。ズボンはすぐ乾きましたが、靴下の濡れは軽い靴擦れを起こして最後まで悩みました。
日が高くなるにつれて露も乾いて、気持ちのいい稜線歩きが始まります。特に三峰山の前後は開けていて、眺望もよいものでした。鷲ヶ峰から湿原を眺めながら降りていくルートも良いです。
しかし、距離が長いのはわかっていたことですが、標高も累積だと結構になり、扉峠・和田峠・八島湿原で標高を落としてはまた登ってとアップダウンを繰り返すうちにだんだん登りがしんどい…。日差しが強い中を8時間以上歩いてきた身には、最後の車山の緩い登りすらとてもつらく感じました。だからこそ、車山の山頂からこれまで歩いてきた道を一望してひとしおに感じました。
最後に車山肩まで降りたとき、重大なミスに気付いて愕然…。バスの運行日を勘違いしていて、この日は車山肩に来るバスがないじゃないですか。ほとんどのバス会社が海の日の3連休あたりから夏山シーズン運行開始ですが、アルピコ交通だけは夏営業は今週末からでした。平日便のある車山高原発茅野行きの最終便も既に終わってるし、やむを得ずタクシーを呼ぶはめに。痛い出費となりました。
鹿が多いためか、トレイル上は咲いている花が限られ、コウリンカばかり見ました。鹿はこれ食べないみたいですね。絶滅危惧種らしいですが、あまりに見すぎて貴重には感じられないくらい。柵のある王ヶ頭山頂付近と八島湿原は多くの花が咲いていました。
茶屋から上がって来た人のいる三峰山を除けば、美ヶ原〜八島湿原の間ですれちがったのがトレラン・ハイカー合わせて4人ほど、鹿は延べ10匹以上と、鹿より人のほうが少ないマイナールートですが、危険個所もないので、体力に自信のある方はチャレンジしてみてほしいです。
コメント
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山本小屋でお話しさせて頂いた者です
なかなか気持ちの良さそうな稜線が続いていてイイ感じですね!
機会があったら涼しい秋にでも歩いてみたくなりました ♪
あの時はどうも!
思った以上に大変ではありましたが、おかげさまで無事に車山まで辿り着きました。
樹林帯が少なく日差しが当たり続けて暑かったので、秋のほうが良いかもしれません。
是非行ってみて下さい。
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