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Yamareco

記録ID: 5758
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥武蔵

両神山/雨の八丁尾根(東岳までのピストン)

2012年06月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
4.0km
登り
737m
下り
740m

コースタイム

7:00上落合橋-7:47八丁峠-9:55西岳-12:06東岳12:45-14:05西岳-15:24八丁峠-16:00上落合橋
天候
過去天気図(気象庁) 2012年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ファイル
非公開 5758.xls
計画書
(更新時刻:2012/06/04 14:00)
赤い彗星の旧ザク
2
赤い彗星の旧ザク
最初からハシゴ
小雨交じり
鎖使用禁止縛り
これままだ序章に過ぎなかった
これままだ序章に過ぎなかった
何だか高巻き
地形図に現れない隠れた小ピークが連続
地形図に現れない隠れた小ピークが連続
ヌレヌレダゼイ
余裕のポーズ
岩場大好きっ娘
フィックスでの通過も実践
フィックスでの通過も実践
ヌルスベの下降
これでもか
最後の登り
東岳にはテーブル設置
東岳にはテーブル設置
東岳からの最初のクライムダウンはなかなか厳しい
東岳からの最初のクライムダウンはなかなか厳しい
これだけ岩場続くと大分慣れてきた感じ?
これだけ岩場続くと大分慣れてきた感じ?
スラブは緊張する
スラブは緊張する
3人写ってます
雨足が強まった来た
雨足が強まった来た
hirotk写真館。八丁尾根の注意書きがありました
2012年06月09日 07:02撮影 by  DSC-TX5, SONY
6/9 7:02
hirotk写真館。八丁尾根の注意書きがありました
ロープを出した途端にイキイキしだしたCL
2012年06月09日 09:30撮影 by  DSC-TX5, SONY
6/9 9:30
ロープを出した途端にイキイキしだしたCL
ガスガスビレイ
2012年06月09日 09:36撮影 by  DSC-TX5, SONY
6/9 9:36
ガスガスビレイ
赤い量産型が登ってくる
2012年06月09日 11:08撮影 by  DSC-TX5, SONY
6/9 11:08
赤い量産型が登ってくる
晴れていればもっと高度感あったかな
2012年06月09日 11:12撮影 by  DSC-TX5, SONY
6/9 11:12
晴れていればもっと高度感あったかな
帰りのリッジで変なおじさん出現
2012年06月09日 14:52撮影 by  DSC-TX5, SONY
6/9 14:52
帰りのリッジで変なおじさん出現
下りは慎重に…
2012年06月09日 14:54撮影 by  DSC-TX5, SONY
6/9 14:54
下りは慎重に…
下山最後の沢。ナメがキレイ。
2012年06月09日 15:58撮影 by  DSC-TX5, SONY
6/9 15:58
下山最後の沢。ナメがキレイ。
撮影機器:

感想

今夏、北アの岩稜縦走に挑むメンバーと、トレーニングも兼ねて
両神山の八丁尾根を歩いてきた。

三ツ峠でロープワークやって、谷川で本チャンデビューしたとしても、
岩稜縦走には岩稜縦走の難しさがある。なので、こんなトレーニングも
決してムダではない。

かぶーとヒロシは歩荷用に水を追加して20kg前後を背負っている。
私は水とガチャで15kgくらい。はるさんは...日帰り装備だ。

前泊の道の駅は雨が防げる場所が豊富で快適。到着は1時を回ったが、
結局3時くらいまで楽しく盛り上がった。

起床は4:50。ヒロシが辛そうだ。二日酔いが酷いらしい。
愛車を汚されると困るので道の駅に捨てて行こうかと思ったが、
本人はやる気らしいので、仕方なく連れて行くことに。

道の駅から登山口となる上落合橋は舗装路。途中、鉱山跡?をとおるが、
とても鄙びている。

登山口の天気は雨。だが、雨脚は弱い。
とりあえず八丁峠までは行ってみようと、7時スタート。

最初、八丁沢のナメに癒されるが、その後は急登。雨具着用で暑いうえに
抜けきらない酒が汗となって、顔中を滴ってくる。不快だ。
これも経験。最近みんな雨具着けて山歩いてる?雨降ったら中止多いでしょ。
雨降ったときの調節って、実感的に分かっとかないと、イザって時に痛い目に
あう。事実、最初は暑くて暑くてしんどかったが、八丁峠について休憩したら
途端に体が冷えてくる。そんなことを感じたり、話したりしながら真面目?に
トレーニング山行は進む。ヒロシは今にも吐きそうだが、この急登で酒は
ドンドン分解されているように見える。

八丁峠に到着。雨は依然小降り。西岳まで向かうこととする。
ここからは、噂通りの岩場(しかもヌレヌレ)、鎖場の連続。地形図には現れない
10m弱の小ピークが連続する。

皆には、「原則として鎖を使わず」指令で、濡れた岩と戯れてもらった。
が、15〜20kg背負って、そうでなくても磨かれた岩が雨で滑るので、
なかなか緊張する。沢靴、アプローチシューズに交換したい。。。

途中、実践想定で、補助ロープを出して、フィックスで登ってもらった。
岩稜縦走で簡易ハーネスを着用する、ロープを出す、フィックスで通過する
そんな機会もないかもしれないが、いざというときにスピーディに対応できるか
試してみたかったので、良い機会になった。当然だが、時間がかかる。

ロープワークはもちろんだが、
滑落等のリスクと時間経過のリスクを、どうバランスとって判断するか、
通過する場所のレベルの判断と、参加メンバーの能力、状態の的確な判断が、
重要になると実感できた。

そんなこんなで、沢山の岩場、鎖場を経て、予想以上に時間がかかったが、
西岳に到着。天候は雨も小康状態。時間経過も踏まえ、東岳までで引き返す
こととした。

が、この西岳〜東岳は更に岩場の連続。
繰り返される岩場のアップダウンに一同閉口。正直かなり飽きる。

これが例えば、相応のグレードを携えたマルチピッチクライミングであれば、
「よーし次は核心ピッチだ、頑張ろう」とか思えるのだが、せいぜい機銑卦
程度の岩場がアップダウンをともなって連続するだけの岩場では、風景が
変わらない、展望もないとなると、飽きてくるのも仕方ない。

と、途中で引き返そうかとも思ったが、そこはひと踏ん張り。何とか東岳までは
やってきた。

帰りは、時間経過の問題もあったので、歩荷用の水は処分。身軽にして下山した。
アップダウンのコースなので、下りも相応に時間がかかるルートだったが、
やや身軽になれたことや、さすがに岩慣れしてきたこともあって、(下りは鎖使用
OKに変更)登りよりは時間短縮できた。

そんなこんな飽き飽きするほどの岩場の連続だったが、スタートから9時間かけて
ようやく登山口に戻ってきた。最後は鎖の錆ですっかり赤茶けてしまった手を
八丁沢のお水で洗い、無事に終了。

自称岩場苦手のはるさん、2年目になり、高いモチベーションのかぶー&ヒロシ。
すげーやる気に感動した。ジャンダルムって、登った人からすればナンテこと
ないのかもしれないのだが、人をその気にさせる何かがあるんだろうなぁ。
そんな風に感じる。

帰りは、ドラゴンボールトークで盛り上がり、雁坂トンネル〜中央道経由で
帰路。渋滞なくスムーズに帰宅できた。

〆は登戸「ソウルガーデン」で焼肉大会。熱くて暑い話に花咲いた。

「みんな」、翌日は読図で丹沢へ。
ホントお疲れさまです。


なお、八丁尾根のコースは、岩場通過の経験が少ない人が岩慣れするには
大変良い場所と思うが、左右がキレたアルプス的高度感はないので、
そういった緊張感には身を置けない。逆に高尾山しか行ったことのない初心者が
最初からここに来ると多分辛い。エスケープもないし。私も鎖場は当面いいかな。



しかし、一緒にいった3人は本当に楽しいメンバー、本当にありがとうございます。

雨予報のため、すっかりジム転進気分で行った八丁尾根。
そのせいってわけでもないですが、
飲めないくせに飲みすぎた。(いつもですが)

2時間しか寝てないので、完全に酒が残った状態。
起き抜けはまっすぐに歩けない体たらく(苦笑)

頭フラフラ、体ヨレヨレ。

それでも行ってきましたよ八丁尾根。

岩岩岩岩岩岩鎖鎖鎖鎖鎖鎖。

これでもかってくらい続く。
乾いてれば大したことないんでしょうが、
とにかく濡れてるしヌメってるしツルツルだったりで
ひたすら「滑りそう」な状態が続いて気が抜けない。

ヘロヘロなのにボッカ用の水を捨てようとしない自分に
珍しく優しいCLが「自分の荷物重くしたいから、水分けて」なんて言ってくれました。

岩場のアップダウンを繰り返すので
地図見ても「これだけ時間かかってるんだから、だいぶ進んでるでしょ!」という先入観で
実際よりもかなり先にいると錯覚。
時間の割には距離が進まず、現在地を知るたびにがっくりくる。

下りは鎖使用が解禁になったのでスムーズに行きましたが、
トータルでかなり時間かかった。

フィックスで登るときはタイブロックあった方が便利だなーと思いました。
滑る岩場でプルージックだと、スリングずらす時が結構怖かった。
そこまでの装備を持っていく必要があるか、ってところが問題ですかね。

すっかり行くつもりなかった自分ですが、
雨でも行けてよかった。

打ち上げで焼肉をしこたま食べ、満足な1日。
ビールにワインに日本酒に、また飲みすぎたかもですが…

はるさんに「飲めないのに飲みすぎるから心配!」と言われ
(お酒弱いの)バレてたんだ〜〜、、よくわかってるなぁ、、とびっくり。
はい、雰囲気に飲まれて酒にも飲まれるタイプです。

翌日の読図も朝が非常にキツかったですが、
充実した山行となりました。

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コメント

お、雨の中、行ったんだね
ちゃんとした岩だったでしょ?
濡れてたら、自分なら帰ります!
2012/6/11 1:13

予想以上に「ちゃんとした」岩場でした。

油断したら大怪我しますね。
雨で岩も鎖も滑るのでなおさらでした。

しかし、ここまで岩場が連続するとは...
この尾根、何度も歩きたくはないっす。

事前情報ありがとうございました!
2012/6/11 13:03

スラブ、トラバース、途中のやや難しいけど鎖が細くて持ちにくいところ、とか今でも覚えてるから、自分の中では感慨深い山のひとつになってるみたいっす。
今登ったらまた印象が違うもんだろうか。

ジャンダルム行ったらここと比較してどんなだったか、教えて〜
2012/6/11 15:42
わたしも
かえるよ!!
かえろう!かえろうぜ!!

やっさんに付き合ってたら、いつか死んじゃうよ
2012/6/11 19:42
アノ雨の中
マジで行ったんだね。
お疲れさん!

自分も一回だけ、ソコを往復した事有るよ。
結構長いよね。
2012/6/12 12:28
ちょっと!
mjunさん、余り悪い印象を広げるの
やめてくださいよー!募集に誰も
来なくなっちゃうじゃないですか〜

私だって前日まではまったく行く気なかった
のですが、皆のモチが高くて・・・

kenzoさん
貴方を見習ってみましたよ
2012/6/12 15:51
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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