梶山〜小野山〜水井山〜横高山〜大比叡
- GPS
- 06:58
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,263m
- 下り
- 1,405m
コースタイム
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 7:00
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
京都バス - 国際会館駅前〜大原 360円 京都市営地下鉄 - 松ヶ崎〜四条 260円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■大原バス停〜梶山 大原バス停から三千院や来迎院への参道へ進み、その先に梶山の登山口があります。 音無滝を過ぎると、まずは滝を高巻く道となり、ここには鎖も設置されています。 その先からは沢沿いの道となり、何度となく渡渉を繰り返して行きます。 大雨後など、水量が多くなると渡渉が困難になるので、注意が必要。 2018年9月の台風21号によると思われる倒木がそれなりにありますが、ある程度の処理はされており、通行への支障は限定的でしょうか。 その影響も含めて、道が狭くなっていたり、滑りやすそうだったりする所があります。 難易度はそんなに高くないと思われるけど、ヤマプラでは破線路となっており、一定の注意は必要でしょう。 梯子っぽい階段と鎖場があり、三の滝を高巻いて進みます。 沢に水が少なくなる辺りから尾根道となり、梶山山頂へ至ります。 本来の山名は梶山ですが、現地の表記は『大尾山』となっている物がほとんどだと思われます。 ■梶山〜小野山〜仰木峠 府県境の尾根を南下して行き、林道沿いをしばらく進むと、林道に合流します。 標識の地点から山道に進んで斜面を登って行くと、小野山山頂に至ります。 引き続き府県境の尾根を辿って行くと、仰木峠に到着です。 ■仰木峠〜水井山〜横高山〜峰辻 京都一周トレイルのルートでもあり、明瞭な概ね道が続きます。 水井山や横高山からの下山は急斜面となっており、一定の注意は必要でしょうか。 ■峰辻〜大比叡〜雲母坂〜松ヶ崎駅 京都一周トレイル北山6地点が分岐となっており、今回は左折して、京都一周トレイルを離れて、大比叡山頂へ向かっています。 こちらを通ると、延暦寺の料金所があり、延暦寺の拝観ではない場合には、その旨を伝える事を求められます。 その後、分岐はありますが、どちらに進んでも下山方向となっているはずで、好みで進路を選択する感じでしょうか。 トレイル東山69地点が水飲対陣跡碑となっており、雲母坂へ。 以前は凹状の道が続いていましたが、途中の区間は通行が止められており、その横の尾根を進む形となっているようです。 登山口に至ると、その後は音羽川沿いに進み、最寄りの修学院駅へ。 今回は乗り換えを考慮し、松ヶ崎駅まで歩いています。 |
写真
感想
あまり余裕がなく、どの山に行くかを考える時間がない。
過去の山行を参考にして選ぼうとするものの、どれも一長一短のように感じてしまう。
やはり何かを目的として歩きたく、2年ぶりに京都の大原の梶山へイワタバコを見に行く事にする。
その後にどう歩くかは決められず、仰木峠以降は当日の状況で決定しようという感じで、この日は気乗りしない部分を抱えつつの山行となりました。
大原バス停からスタートすると、すぐ近くの道路の温度計は27℃と表示されており、この日も暑くなりそう。
三千院や来迎院の参道では、シュウカイドウの花が咲き始めており、柔らかな色合いのピンクの花が目を引きます。
写真3の登山口に到着、バス停でヤマビル除けの処置は済ませており、そのまま入山。
音無滝では、手前の木が倒れており、ここでもかという感じ。
水量はやや少なめのようで、いつもよりも静かな佇まい。
滝を巻く辺りは高度感のある鎖場となっていて、前夜から嫌な予感がしていたのだけど、いつも通りに通過。
その後は沢沿いを進み、何度となく渡渉する事になる。
水量は少なめと思われ、渡渉は問題なし。
ヤマビルに注意しながら進むものの、結局、この日は姿を見かけず。
新たに加わった倒木があるように思われるけど、荒れ具合はあまり変わっていないかな。
いつも通り、二の滝はやや離れた位置から眺めるだけ。
やがてイワタバコが見られるようになるものの、早くも花期のピークは過ぎているようで、残念。
見頃の花を選んで撮影する事にする。
咲いている数も少し減ってしまったような気がするけど、2年ぶりだし、断言はできない。
歩く人は少ないルートではあるけど、貴重な花が見られるし、この環境が失われないでいて欲しいと切に願う。
三の滝は特に変化はなさそう。
もう少し水量があればと思うけど、上流にあるだけに仕方がない。
滝の落ち口を過ぎると緩やかな道となり、やがて谷を離れて植林帯の尾根道へ。
少し風を感じながら登って行き、梶山山頂に到着です。
それなりに風があって気持ち良く、パンを食べつつの休憩とし、熱くなった体を冷却。
ここからは府県境の尾根を南下となります。
稜線上では風が吹いており、暑さを和らげてくれる。
主に植林帯となっていて面白味に欠け、この後のコース選択をどうしようかと考えつつ歩きますが、この風が吹いてくれるのなら、このまま尾根を南下すべきとの結論に至る。
仰木峠に到着、ここで京都一周トレイルに合流です。
歩くのは久しぶりのはずだけど、風景の変化に乏しく、新鮮さはあまりない。
水井山を経て、横高山山頂に到着、ここで昼食にします。
横高山からの下山は相変わらずの急斜面で、気を付けて下ります。
もっと手前からだったと思うけど、京都側は雑木となっている割合が高まり、良い感じの所もあり、この日はリョウブの花がちらほらと咲いていました。
玉体杉を経て、しばし歩いて行くと、延暦寺の西塔エリアへ。
拝観料を払わないので、距離を置いて眺めるだけですが、雰囲気は確かに良い。
人出はあまり多くはなさそう。
大比叡との分岐の手前の料金所に到着、先客が数人いるし、拝観するつもりもないので、そのまま通過しようとしたら、係員に呼び止められ、どこに行くかを確認されてしまう。
「大比叡に行き、そのまま下山です」と伝えると、「登山であっても、その旨を伝えるように」という感じで注意を受ける。
不快になるような対応ではなかったけれど、このシステムを相変わらず続けているのを改めて確認。
比叡山へ赴く機会が少ない原因の一つかなと感じています。
大比叡山頂は以前と同じく、地味なままでした。
比叡山ドライブウェイの駐車場を経て、下山の途に就きます。
その後も植林帯の区間が多く、魅力的とは言いにくい。
分岐となっている水飲対陣跡碑にて、右の雲母坂方面へ。
通るのは久しぶりで、途中で凹状の道の通行が止められており、すぐ横の尾根を歩く形となっているよう。
こちらの方が歩きやすくて良さそう。
途中、にこやかに挨拶をしてくれた外国人の方がとても印象的でした。
この日は挨拶に返答しない人が多いように感じただけに、救われたような気分でした。
想定していたぐらいの時間で登山口に到着、この後は舗装路歩き。
最寄りは叡山電鉄の修学院駅なのだけど、乗り換えの手間を減らすべく、地下鉄の松ヶ崎駅まで歩く事に。
距離的には大した事がないかと思っていたら、夏の京都の市街地歩きは暑くて大変で、何とかへろへろになる前にゴールとなりました。
今回はイワタバコを目当てにしての山行でしたが、これまでよりも早めの訪問だったのに、思っていたよりも開花が進んでおり、ピークを過ぎているようでした。
さらには、じっくりと花を見たいのに、この日もアブなどに悩まされ、ストレスが溜まる展開となり、夏の低山は暑さだけでなく、苦しめられる要素が他にもありますよね。
この日はヤマビルには遭遇しなかったけれど、注意が必要だし。
優雅に遠征できれば良いのだけど、今年の夏も近場の山で過ごす予定なのです。
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