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Yamareco

記録ID: 58066
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

魚沼駒ヶ岳 枝折峠コースピストン

2009年06月13日(土) ~ 2009年06月14日(日)
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YAMA555 tonbou その他2人
GPS
27:14
距離
13.4km
登り
933m
下り
933m

コースタイム

1日目:7時間
7:51枝折峠駐車場8:20→明神峠9:05→11:10小倉山→13:35駒の小屋(宿泊準備)14:15→14:50魚沼駒ケ岳山頂→15:20駒の小屋(宿泊)

2日目:4時間45分
6:20駒の小屋6:20→8:20小倉山→10:25明神峠→枝折峠駐車場着11:05
天候 曇り時々雨
過去天気図(気象庁) 2009年06月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
小出ICから枝折峠駐車場まではしっかりした舗装ですがグネグネ道を延々と走ります。

駐車場は整備されておりスペースもかなり多くなったようです。お手洗いも完備されています。

枝折峠〜明神峠〜小倉山までの明神尾根はダラダラとした上り下りが長く続きます。帰りは天気が悪いせいもありますが本当に長く感じました。

小倉山〜駒ケ岳小屋までは結構急斜面です。一部悪路になっておりあって登り難い箇所があります。

駒ケ岳小屋〜山頂までは残雪に覆われていました。最後の10分位はアイゼンがないとかなり怖い箇所です。展望がよければ360度の大展望でしょう。

小屋の湧き水はこの時期だとコンコンと湧いてるので心配ありませんが、夏〜秋は水が無くなることもあるようです。

小屋は素泊のみ2000円です。缶バッチ売ってました。

山小屋の叔父さんの話だとここ数年で登山道の舗装工事が入るようです。これで大分歩きやすくなるでしょう。

帰りは「そば処 薬師」にて「ヘギ蕎麦」頂きました。そして八海山が旨いです。
整備された駐車場にトイレ
整備された駐車場にトイレ
魚沼駒ヶ岳遠くに見える
魚沼駒ヶ岳遠くに見える
カタクリの群生
イワカガミ
なんかの卵
急登途中
駒の小屋
コンコンと湧き水
コンコンと湧き水
雄大な山様

感想

魚沼駒ケ岳は日本百名山であり、堂々たる山容・豊富な残雪と高山植物の花々に惹かれ登ろうと思っていた山。

外環から関越高速道路を順調に走り小出ICから一般道路へ、魚沼市折立から尾瀬方面への352号線で出発点の「枝折峠」に7時50分に到着した。駐車場には9台の車が停車していた。

枝折峠の駐車場は整備され数十台の駐車とお手洗い完備でした。登り始めは天気が回復しそうな感じで、これから登る残雪で白い駒ケ岳の全貌を遠く望むことができた。

登山口の案内表示もないがトイレの裏からの立派な砂利道を進むと展望が開けて、左手に残雪の鎧を纏った荒沢岳の雄姿が素晴らしい。銀の道との交差点を過ぎて間もなく明神峠の社に着き、枝折大明神に山行の無事を祈願して出発。

明神峠を過ぎてからの小倉山までの明神尾根はダラダラとした上り下りが長く続くが、遥か彼方の上空に白銀の駒ケ岳や中の岳が遠望できる。梅雨の時期は植物の宝庫でイワカガミは先日の茶臼よりもたくさん咲いていた。 時期としては随分遅い感じですが、カタクリの花もそこかしこに花を咲かせている。

歩き始めて2時間。視界は開けているますが上空から雲が降りてきて雨を落としはじめる。急いでヤッケを装着するも蒸し暑さで内部は汗まみれで結局濡れた。
しばらくすると雨は止んだもののガスのためそれほど遠望が利かず。それでも真近の残雪を残す切れ込んだ沢の景色は迫力だ。

前駒を越えると最後の急登である鎖場が登場。肩の小屋の鉄塔が見えてくる。肩の小屋には冷たくて美味しい湧き水があるため、水を担ぐ必要がないのは助かる(水が湧いているのはお盆辺りまでだそうです)。小屋は素泊まりで2000円、今回はワイら含めて2パーティーで余裕があった。ガスに巻かれたが、ザックを置いて頂上へは30分。頂上到着も何も見えない。本当は360度素晴らしい景色が拝めるそうだ。
かなり急斜面で怖さがあったため小屋までの下山はアイゼンをつけて慎重に肩の小屋まで戻った。軽く夕食を済まして1日目は終了6時半就寝。

と、9時半に目覚めてしまった。約3時間の睡眠で、あとはウトウトするるも眠れず。山の夜は長く、もう少し図太い神経でグッスリ眠れん。3時には外に出て空の様子を見ましたが、月は出ているものの雲の動きが早く、厚い。
4時過ぎ夜明け前には頂上が見え、まさに雄大な山様に圧倒されるような雰囲気だった。

ご来光はなかったものの、下の方面もガスが若干引いて、全部ではないが峰が見えるようになってきた。
どうにも天気が回復しそうにないので食事を済ませ、缶バッチを購入して予定より早く下山開始。ところで缶バッチはつい1ヶ月前から売り始めたらしい、ラッキー。

下山中はちょうど上空のガスと下方の雲海の間に挟まれたスポット的に晴れた場所に入った。この瞬間の風景こそ越後の山らしい雄大さを感じた瞬間。 雲海と残雪に挟まれた景色、幻想的である。

日曜日は日帰りの人なのか天気が悪い中結構登ってくる人がいた。中腹を過ぎるといよいよガスは濃くなり、泥濘も酷くなってきた。
それでもコシアブラを取りながらの下山はこれまた面白かった。関東近くの山だとほとんど先に取られてしまって、なかなか食べられないが、とり放題に近い。帰ってきて食べたコシアブラはやっぱり旨い。

で、魚沼駒ケ岳ですがかなり素晴らしい山だった。次回は天気が良い時にもう一度チャレンジしてみたいものだ。

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