美女山・琴滝・須知城址
- GPS
- 06:19
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 739m
- 下り
- 733m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●大円寺〜美女山 地形図でも、等高線が混み合っているが、かなり直登に近い。つづら折れになっていたり、ロープが設置されている所もあるが、足下がザレていて滑りやすいところも多く、下りで利用する際には注意が必要だろう。 ●美女山〜紅白鉄塔〜志和賀峠 この時期は、蜘蛛の巣が多く、非常に苦労しましたが、季節を選べば気持ちの良い山歩きとなるでしょう。要所には案内表示があり、コースから外れる方向は、ロープで通せんぼしてあります。常にピンクテープの誘導がありますから、テープが見えなくなるとコースを外れていると考えて確認して下さい。 ●志和賀峠〜熊崎峠〜大滝池 テープによる誘導があるものの、コースがわかりにくいところがいくつかあります。周りをよく見渡して、テープを確認するとともに、GPSなどで確認することも必要です。三角点の付近は周回のコースから外れているためか、案内がありません。 熊崎峠への下りは、一応踏み跡があるものの、急斜面で滑りやすいので注意が必要です。熊崎峠からの登りは、案内表示の指し示す方向にはルートがありません。適当に斜面を登っていきます。やや急斜面ですが、木に掴まりながら登っていけます。上の方にピンクテープが見えたので、それを目指して直登しましたが、右手の方から大きく回り込んでいった方が、安全な気がしました。登り切って尾根に乗ってしまえば、あとは大滝池まで問題ありません。 ●大滝池〜琴滝〜須知城址〜明石 大滝池から琴滝までは遊歩道ですから、まったく問題ありません。琴滝から須知城址へも整備された山道があります。城址から明石への下りは、最初が急ですがロープが設置されています。ロープが途切れた辺りからは、問題のない山道が、明石の集落まで続いています。 |
その他周辺情報 | ●道の駅丹波マーケスに京丹波町観光協会があり、登山案内図がいただけます。9時からの営業です。 ●道の駅丹波マーケスのスウーパーは9時、ショップは10時、飲食店は11時から営業です。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
---|
感想
相棒のkumakumoに琴滝に行ってみたいと言われ続けていた。琴滝を見るだけなら、車ですぐ近くまで行けばよいのですが、それでは面白くありませんし、ありがたみもありません。
というわけで、道の駅丹波マーケスから、美女山を経て、周回をするコースで琴滝を目指しました。約5年前にも周回しましたが、少しコースを変えて、三角点や大滝池や須知城址などめぼしいところを全部回わりました。おかげで、6時間以上かかってしまいましたが、充実した山行きとなりました。
それにしても、虫が多い、蜘蛛の巣多い、暑すぎると三重苦でしたが、これは季節さえ選べば解決することでしょうね。
確か2年前のこと。日帰りで行けるところに大きな滝があると知っ
た。新聞の写真から、滝の典型的な迫力を「琴滝」の名称になんと
なく組み合わせ、その記憶は歳月を経て「琴滝=いつか見たい滝」
程度に整理されつつあった。
美女山山頂には、登山口から一時間足らずで到着。眼下に広がる青
田、遙かな山々、そして山間の町。山頂からは、南丹の端から端ま
でが見渡せる。
琴滝へは、峠を二つ回って行くという。この道々、蜘蛛の巣がたい
てい顔の位置にあり、蜘蛛が傷つかぬよう配慮しつつ手持ちのポー
ルを振り回しながら歩いた。一足ごとに払う蜘蛛の巣で綿菓子がで
きるのではないかと思ったほど。腕によってどんどん体力を消耗し、
そのうちに手首が痺れてきた。
美女山山頂を後にしてから2時間以上経った頃、送電線の向こうに
横たわる美女山の姿。回ってきた紅白鉄塔もずい分遠くになった。
大滝池は近づけば近づくほど大きく、取水口の音が不気味に響いて
いた。その先に二つの堰堤。堰堤を通り過ぎる頃、向こうから鹿の
声が渡ってきた。「気をつけろ」の合図だ。茂みの間で、それらし
き褐色の動物が動いた。
小滝池から下って行くと、道がぬかるんできた。小さな橋の下から
水が盛りあがるように先を急いでおり「そこから滝が始まっている
のだな」とわかる。真上から覗くことはできなかったが、さらに下
ると滝の真横に出てきた。小さな祠もある。
滝壷まで下りていけば、岩肌を落ちる滝は幅広で、水無瀬の滝や空
也の滝以上に規模が大きかった。この様相から琴滝の名がついてい
るのだろうが、琴というより、ショパンの幻想即興曲を演奏してい
るピアノ(内部)といった感じだ。この迫力なら「いつかぜひ見てみ
たい」と長年思い続けてきたのもうなずける。
涼しげな滝壷の近傍でしばしぼんやりしてもよかったのだろうが、
滝のサイドから須知城跡に続く道が続いていて、先を急ぐことに。
特に解説や案内の札もない城跡だが、石垣が一目瞭然で残っており、
時代を超えてインターチェンジを見下ろすこともでき、本日の行程
を締めくくるに十分な見応えであった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する