鳥海山(秡川から康新道・新山・旧道)
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- GPS
- 08:38
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,205m
- 下り
- 1,194m
コースタイム
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 8:37
天候 | 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
康新道は前半は刈り払いされており最高でした。 後半は崖沿いの急登。危険箇所けっこうあり。 強風時と濃霧時は避けた方が良さそう。 旧道は例年お盆だとまだある雪渓がほぼなく、雪の上を一度も歩きませんでした! |
その他周辺情報 | フォレスタ鳥海 日帰り入浴受付18:00まで 500円 |
写真
装備
個人装備 |
水2.4L
|
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感想
ヤマセで悪天続きの連休。
予定していた十和田湖SUPは中止になってしまった。
そこで急遽思い立ち、好天が予想される鳥海山へひとり向かった。
お盆に鳥海山へ行くのはここ7年ほどの私の儀式というか、テストのようになっている。
「一年でどれだけ成長したか。足りない部分は何か」
鳥海山は全てを突きつけ、教えてくれる。
ちなみに去年は膝の調子が悪く、鉾立からスタート45分で撤退をした。
スタート直後から膝が痛み、多くの人に追い抜かれながら、目標だったお浜小屋にすら辿り着けずに踵を返した。
その時の悔しさ情けなさは、長いこと心に深く突き刺さった棘になり、以来また膝を痛めるのが怖くて、長距離や標高差のある山歩きを避けてきた。
だから今回はちょっと特別に意味のある挑戦だった。
選んだのは2年前と同じ、大好きな秡川からのルートだ。
2年前は山頂を目前にしてガスに巻かれ、今回も同じパターンとなった。
傍目には同じように見えるかもしれない今回の山行。
けれど2年前とは全く別のストーリーが私にはあった。
この一年の間、扁平足だった私は土踏まずを作り、足指を使うことを覚えた。
足元は最近愛用しているHOKAのシューズだ。
クッション性と柔軟性が高く軽量で、膝に優しい。
けれどこれまでの登山靴のように足首が固定されていないので、その性能を活かすには、バランス力(体幹)や柔軟さが必要になる。
登りも下山もクライミング練習で培ってきたものが、驚くほど発揮された。
姿勢や重心移動がどれほど大事かを思い知らされた。
登山を一時離れ、クライミングに専念してきたことは決して無駄ではなかったどころか、前進する結果となったことが証明されて、本当に嬉しかった。
一年前の私は過去の私だ。
あの時の私と今の私は違う。
山行中は、正直不安が波のようにやってきた。
けれど無事下山してひとつだけ自信を持って言えることがある。
「無駄な努力はない」と。
山は変わらない。過去も変えられない。
けれど自分は変わることができる。
未来を変えることができるのは自分だけだ。
鳥海山はまた私に大切なことを教えてくれた。
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