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記録ID: 5828066
全員に公開
沢登り
日高山脈

ヌカンライ岳・ルイベツ岳

2023年08月12日(土) ~ 2023年08月13日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
20.6km
登り
2,294m
下り
2,288m

コースタイム

1日目
山行
8:27
休憩
0:46
合計
9:13
8:05
8:10
230
ブイラル別川取水施設
12:00
12:20
149
ヌカンライ岳
14:49
15:10
42
ブイラル別川取水施設
15:52
ブイラル別川500m二股
2日目
山行
5:11
休憩
0:41
合計
5:52
5:23
175
ブイラル別川500m二股
8:18
8:37
99
10:16
10:38
37
ブイラル別川500m二股
11:15
イドンナップ山荘
天候 8/12 晴れ
8/13 曇り
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
イドンナップ山荘まで通行可
ブイラル別川沿いの林道もよく整備されている
幌尻岳登山者の車で賑わうイドンナップ山荘から出発。
ここまで車で来れるだけでも感動的・・・
幌尻岳登山者の車で賑わうイドンナップ山荘から出発。
ここまで車で来れるだけでも感動的・・・
右に進むと奥新冠ダム、左に進むとブイラル別川沿いの道に繋がる。
ここを左へ。
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右に進むと奥新冠ダム、左に進むとブイラル別川沿いの道に繋がる。
ここを左へ。
自転車を通すことは物理的には可能だが、こうもあからさまに警告されると・・・
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自転車を通すことは物理的には可能だが、こうもあからさまに警告されると・・・
奥新冠発電所を横目にブイラル別川沿いの林道を進む。
奥新冠発電所を横目にブイラル別川沿いの林道を進む。
北電が管理しているだけあって路面の状態はとても良い。
が、真新しい熊糞が10個以上落ちていた。
北電が管理しているだけあって路面の状態はとても良い。
が、真新しい熊糞が10個以上落ちていた。
イドンナップ山荘から6km少々で林道終点の取水施設手前に到着。
イドンナップ山荘から6km少々で林道終点の取水施設手前に到着。
ヌカンライ岳の南東面沢の右岸には階段がつけられている。
これは1961年にこの地で起きた雪崩事故の慰霊碑へ続いている。
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ヌカンライ岳の南東面沢の右岸には階段がつけられている。
これは1961年にこの地で起きた雪崩事故の慰霊碑へ続いている。
日高の奥地に林道が延びて開発が進んだ裏には、多くの先人たちの苦労や犠牲があったことを痛感。。
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日高の奥地に林道が延びて開発が進んだ裏には、多くの先人たちの苦労や犠牲があったことを痛感。。
慰霊碑から藪を漕いで南東面沢に降りると、さっそく滝が連続する。
慰霊碑から藪を漕いで南東面沢に降りると、さっそく滝が連続する。
数段の滝。直登できなくもなさそうだけど左岸から巻いた。
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数段の滝。直登できなくもなさそうだけど左岸から巻いた。
少しだけナメっぽい所も出てくる。
少しだけナメっぽい所も出てくる。
水流はそこまで多くなく時折伏流する場所もあるが、明るくて良い雰囲気。
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水流はそこまで多くなく時折伏流する場所もあるが、明るくて良い雰囲気。
1060m二股を左へ。
1
1060m二股を左へ。
1150mで5mくらいの滝。登ろうとしたら岩がボロボロと崩れて微妙な感じ・・・
ここは左手前の枝沢を登って藪を漕いで巻いた。
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1150mで5mくらいの滝。登ろうとしたら岩がボロボロと崩れて微妙な感じ・・・
ここは左手前の枝沢を登って藪を漕いで巻いた。
水流は源頭まで続いていて、暑い日には水浴びできてありがたい。
水流は源頭まで続いていて、暑い日には水浴びできてありがたい。
1230mで垂直な岩に当たって行き詰まる。
少し戻って左岸から巻いて登った。
1230mで垂直な岩に当たって行き詰まる。
少し戻って左岸から巻いて登った。
1400mで唐突に沢は途切れ、藪に突入。
1400mで唐突に沢は途切れ、藪に突入。
濃密な笹と灌木を漕ぐと、薄藪の歩きやすい斜面に。
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濃密な笹と灌木を漕ぐと、薄藪の歩きやすい斜面に。
頂上までは笹藪をもうひと漕ぎ。
頂上までは笹藪をもうひと漕ぎ。
ヌカンライ岳(1518m)到着。
幌尻岳の眺望がすばらしい!
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ヌカンライ岳(1518m)到着。
幌尻岳の眺望がすばらしい!
マイナーピークから百名山を眺める
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マイナーピークから百名山を眺める
翌日登る予定のルイベツ岳と、奥にイドンナップ岳の山塊。
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翌日登る予定のルイベツ岳と、奥にイドンナップ岳の山塊。
木々の間から南のほうに見える山々(同定できない・・・)
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木々の間から南のほうに見える山々(同定できない・・・)
苔の生えた三等三角点「奴寒来」
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苔の生えた三等三角点「奴寒来」
ヌカンライ岳にはかつて気象観測所?があったらしく、頂上の藪の中にいろいろな物が転がっていた。
これはバッテリーか?
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ヌカンライ岳にはかつて気象観測所?があったらしく、頂上の藪の中にいろいろな物が転がっていた。
これはバッテリーか?
錆びた鉄板と木材。
錆びた鉄板と木材。
沢を下り、林道を戻ってブイラル別川の500m二股付近でテン泊。
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沢を下り、林道を戻ってブイラル別川の500m二股付近でテン泊。
2日目。この日は南西尾根からルイベツ岳へ。
まずはブイラル別川を渡渉して尾根に取り付く。
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2日目。この日は南西尾根からルイベツ岳へ。
まずはブイラル別川を渡渉して尾根に取り付く。
取り付きからすぐに鹿道っぽいものがあり、笹藪は薄い。
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取り付きからすぐに鹿道っぽいものがあり、笹藪は薄い。
700mあたりで尾根上部に乗ると、かなり明瞭な鹿道があって歩きやすい。
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700mあたりで尾根上部に乗ると、かなり明瞭な鹿道があって歩きやすい。
大岩を巻いていく。
大岩を巻いていく。
1000m前後から笹の背が高くなってくるが、密度的にはそこまで濃くなく、難なく登れる。
1000m前後から笹の背が高くなってくるが、密度的にはそこまで濃くなく、難なく登れる。
1260mの平場は良い休憩スペース。
この日は曇りで、そこまで暑くないのは良かった。
1260mの平場は良い休憩スペース。
この日は曇りで、そこまで暑くないのは良かった。
背丈ほどの笹藪、直下ではハイマツも混じってくる。
この尾根は上に行くほど藪が濃くなる印象。
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背丈ほどの笹藪、直下ではハイマツも混じってくる。
この尾根は上に行くほど藪が濃くなる印象。
ルイベツ岳(1541m)到着。
三等三角点「留意別」
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ルイベツ岳(1541m)到着。
三等三角点「留意別」
頂上はハイマツに覆われていて、ヌカンライ岳ほど開けた感じではない。
幌尻岳はガスに包まれていた。
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頂上はハイマツに覆われていて、ヌカンライ岳ほど開けた感じではない。
幌尻岳はガスに包まれていた。
新冠?の市街地と海が見える。
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新冠?の市街地と海が見える。
前日登ったヌカンライ岳。
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前日登ったヌカンライ岳。
尾根を下って500m二股のテン場に戻ってきた。
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尾根を下って500m二股のテン場に戻ってきた。
最後の林道歩きで雨に降られつつ、イドンナップ山荘に帰還。
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最後の林道歩きで雨に降られつつ、イドンナップ山荘に帰還。

感想

幌尻岳の西側にある1500m峰、ヌカンライ岳とルイベツ岳へ。

この2座を登るには新冠林道からアプローチするのが効率が良いのだけど、新冠林道は大雨や台風が来るとすぐに通行止めになってしまう。2020年にイドンナップ岳に登った時みたく、この林道を片道30km以上歩くのはもうやりたくない(笑)。林道が通れる今のうちに・・・ということでまとめて2座踏破してきた。


・ヌカンライ岳
ブイラル別川の取水施設手前から南東面沢を遡行。沢は出合いからすぐに小滝が続く。直登できないところ(自分の場合)は計3ヶ所あったが、どれも巻いて越えられた。下りも念のため持ってきたロープの出番は無し。水流は源頭まで続いていて、頂上までの藪漕ぎはそこまで長くなく、暑い日にはちょうど良かった。頂上は開けていて幌尻岳周辺の眺望も良く、充実感のあるルートだった。

・ルイベツ岳
この山は沢から行くか尾根から行くか迷ったが、先人の方達の記録を参考にさせていただき南西尾根を往復してみた。尾根は下部が明瞭な鹿道、上部が鹿道と藪漕ぎ半々という感じ。登山道並み・・・とまではいかなくても藪尾根としてはかなり快適な方だと思う。頂上はハイマツに囲まれているので、眺望はヌカンライ岳に一歩譲るかもしれないけど、晴れていたらまた変わって見えそうだった。



下山後、新冠林道を車で下っているとイドンナップ岳登山口の近くで目の前を熊が横切った。過去2ヶ月間で登山中・運転中含めて5回熊に遭遇しているが、そのうち4回が昼前後の時間。熊は朝夕に活発に動く?というイメージがあったけど、昼間も油断できないな〜と改めて思った。

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