双六谷
- GPS
- 24:01
- 距離
- 47.8km
- 登り
- 2,844m
- 下り
- 2,507m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 7:29
- 山行
- 7:48
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 7:58
- 山行
- 7:54
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:34
天候 | 3日間とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
多分だけど水量少ない |
その他周辺情報 | 登山者温泉 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
行動食
非常食
地図(地形図)
トポ
コンパス
笛
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
ナイフ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
スリング
セルフビレイランヤード
渓流シューズ
マット
寝袋
炊具
|
---|
感想
今シーズンの目標だった双六谷。
水量多いと物凄くつらいと覚悟して入山したが、水量は想定ほどでもなく。今までの沢経験の中では一番の水量だったが、登攀要素もほとんど無くて結果的には気楽な山行になった。
水量が少なかったのは、今年の少雪によるものなのか?今後上の廊下を目指すにあたって水量と雪の関係はもう少し知っておく必要があると思った。
初日
朝着で新穂高を目指した。前夜着組が上に止めれず下の中尾高原口に6時着。すでに車は満車だった。パーティの一人がヘルメット忘れたとのことで、8時に新穂高ロープウェイのモンベルショップが空くというのでそれを待ってから登山口に移動。
予定から1時間ほど遅れて登山口到着して出発。
計画を立てるときに参考にしたログで林道4時間となっていたので覚悟して歩き始めるが3時間で小倉谷出合に到着。計画をほとんど巻き返し、入渓。
沢は冷たくデカい石が多い。
過去ログでは小倉谷から打込谷までの間でスクラム渡渉やロープ渡渉を練習したとあったので、それなりの水量を覚悟していたが実際には大したことはなく。それでも肩まで浸かって泳いで突破するところは何か所かあり今まであまり遭遇してこなかった水量の豊富さに驚いた。
何度か渡渉して打込沢出合に到着。良い幕営地を見つけ行動終了。
この日の食事はドライカレーだった。水が豊富な沢なのに、ドライカレー。水分を多く含む玉ねぎを持って行ったおかげで無水で作れた。献立を考えるときにはよく考えるべきであった。要反省。暗くなってくると、星空が広がった。ペルセウス流星群が近いこともあり期待していたが、全員で長い尾を引く流星を観測出来て歓声があがった。毎年流星群は何度か見るが、ここまで立派なのは久々だった。カメラをセットせずにただ星を見るのも楽しい。
2日目
この日はよく眠れ、5時に自然と目を覚ましゆっくり朝食をとってから出発した。
出発時間が近くなってくると青空が広がり始め、テンションが上がる。
センズ谷出会までくると谷底まで光が当たっていた。空を飛ぶトンボに光が当たってジブリのような景色だった。その先を進んでいくと黒部五郎岳が裏から見えてきて、なんて贅沢な場所を歩いているんだという気持ちになった。センズ谷から少し先の左岸をトラバースする箇所の取りつきで水から上がることができず、ザックを先に引っ張り上げてもらって突破した。その先の金チジミでも同様、空身で向かって右側のスラブ面から這い上がった。このあたりから上流の雰囲気になってきて快適な河原歩きが多くなってくる。それでもたまに腰上まで浸かる渡渉がたびたび発生して、スケールの大きさを感じさせられた。また、このあたりでも白と黒の魚影が見えて魚が多い沢だなと。魚止めの滝がないのでかなり上流までいるようだ。
以降は疲れは感じるものの、大きなことは何もなく抜戸沢出合まで到着。
その日の先頭で到着したこともあり、最適地をもらって幕を張った。
どうやらここまでくると魚もほとんどいないようである。
この日は炊き込みご飯とツルヤ製フリドラの豚汁。普段より水多め弱火からじっくりでうまく炊くことができた。この日も夕暮れは雲が多かったがだんだんと雲は少なくなってきて、星空を眺めることができた。いくつかの流れ星を見て21時前に就寝。
3日目
今までになく防寒対策をして寝ていたが、どうしても寒くて何度か起きてしまった。
この時着ていたのは、上下中厚手のジオラインに長ズボン・フリース・インサレジャケット。2時ごろからは1時間〜30分おきに起きて5時を待っていた。
朝は棒ラーメンと残りのソーセージを食べて行動開始。
30分も歩けば源流らしさが強くなってきて登るほどに双六と樅沢の稜線が近づいてきて長かった双六沢も終わりなんだなという気持ちが強くなってくる。
最後のツメは快適な草原歩きを期待していたが、少しだけ枝藪こぎ(レベル:初めての藪漕ぎ)があるなど思いのほか大変だったが、予定を大幅にまいて双六池まで到着。
沢装備を解除して濡れた服を干してから、一人山頂を目指した。
小屋から山頂往復の1時間チャレンジをこなし、干していた荷物をパッキングし直し下山。鏡平山荘で先行していたパーティに追いついて、以降は暑い暑い言いながら下山。車を取りに行って行動終了。
初めての2泊3日の沢だったが中日の丸一日遡行し続けるという満足度はとても高かった。つめあがったら北アの裏銀座の山々がドーンと広がっているのも達成感があってよい。下りが長いのだけはとてもつらいのでヘリ下山できるだけの財力を手にするのが最適解か
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