御嶽山で、避難訓練とNHKの取材と


- GPS
- 06:47
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 963m
- 下り
- 1,013m
コースタイム
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 6:42
天候 | 晴れ 曇り 標高と雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好 |
写真
感想
御嶽山で、避難訓練とNHKの取材と
ついに行ってきました御嶽山。剣ヶ峰の規制も解除されていますし、過去の悲しい噴火の鎮魂も兼ねて、登ってまいりました。
今回は、友人二人と現地集合で登山。
私は、毎日アルペン号で、東京から現地まで深夜に一気に移動。土曜日でしたがバスは満員ではなくトンなりの席に人がいなくて快適でした。2席専有せきると本当に極楽なんですよね。
今回は、修験道のメインルートである黒沢口からスタートです。
バスが到着するのは飯森高原駅。そこからおんたけロープウェイにのって黒沢口に向かいます。
バスが到着したのが6:00過ぎなのですが、この日のロープウェイの運行開始時間が8:30…。めちゃくちゃ暇です。朝で涼しいのがせめてもの救い。
ロープウェイの運行を待ちながら遅れて到着した友人と合流して運行を待ちます。
ロープウェイの運行開始時間になっても、それほど多くの列はありません。この登山ルートはそんなに人気がないのかな?
さてロープウェイに乗り込むタイミングになったら、剣ヶ峰周辺での避難訓練やデータ収集のお願いを受けます。火山マイスターなる形とそのグループが、データを取得しているようです。もちろん、協力ということでビーコンをリュックに装着して、いざロープウェイへ。
ロープウェイでぐんぐん登って黒沢口へ。この時点で七合目です。昔の修験者たちは、この七合目にくるまでにどれだけの苦労をしたのかと思いを馳せながら登山スタートです。ロープウェイでは、木曽駒ヶ岳の山頂も拝むことができて、天気も上々。このまま持ってくれ。
まずは、ウッドチップが敷き詰め荒れためちゃくちゃ歩きやすい登山道(?)をすすみ、行場山荘へ。10分程度で到着です。こちらで売っている「力餅」が気になったのですが、歩きだしてすぐ食べるのも何なので、惜しみながらも進んでいきます。
この登山ルートですが、とにかく整備が行き届いています。登山道の流出が起きないように木のストッパーがずっと整備されていて、とにかく歩きやすい。ただ、森林限界をでるまでは同じような景色と道がずっと続くので結構地味です。50分ほど、歩いていくと「女人堂」へ。ここ、私しらなかったのですが「女人堂」という名前の山小屋なんですよね。すごくきれいな山小屋で、可愛いTシャツなども売っていました。名前から察するに、昔は宗教上の禁忌で女性はここまでしか登れなかったので、この名前がつけられたのでしょう。
女人堂を出ると、岩がゴツゴツしてきます。それにしてもいたるところにある修験者(聖人?)の石像、銅像。すごいですね。これどうやって運んできたんだろうというくらいあちこちに立派なものがあります。
このあたりになると、森林限界をでて景色も開けてきます。残念ながら木曽駒方面は雲で隠れてしまいました。岩だらけではありますが、相変わらず歩きやすい登山道です。そのまま登っていくと石室山荘に到着です。
ここ、面白いのが、行き帰りともに、石室山荘の中を通っていかないと行けないようになっていて、一種の通路になっているですよね。石室山荘もきれいな山小屋でした。
石室山荘の近くで小休止をとったら、いよいよ山頂を目指してラストスパートです。このあたりで、標高は2800mを超えているので、酸素が薄くなってきています。さすがの3000m級、後半明らかに呼吸が苦しくなってきてペースダウンです。
息を切らしながら、二の池と頂上の分岐へ・・・。分岐から二の池がきれいに見えます。山頂付近に広い火口が見えるのが、ちょっと安達太良山に似ていますね。
残りどのくらいかなー、と話していたら、近くにいたした火山マイスターが「山頂まであと15分くらいだよ」と行っていたのですが、それは体力がある、あなただからですwということで、わたしたちは30分くらいかけて登ることになります。さすがマイスター。
ひいひい、言いながらようやく山頂へ。山頂直下に立派なシェルターができていますね。
山頂まで登って、二の池などはきれいに見えますが、残念ながら遠方はガスって見えなくなっていました。休憩を取っていると、避難訓練の放送。御嶽山が噴火したと仮定した放送で、近くの避難場所に逃げ込みます。私達は、山頂の神社の建物に逃げ込みます。神社の中に逃げ込めるというのは、初めて知りました。最初、もっと簡素なシェルターに逃げ込もうとして、神社の方に呼ばれてそちらに逃げる形になりました。こっちの方が全然安全。このあたりの判断は、その瞬間になったら間違えてしまいそうだなーと感じました。訓練で良かったです。
現場では、ドローンが飛んでいたり、NHKを始めとして複数メディアの記者さんがきていたりして、テレビや新聞、Webでとりあげられていたみたいですね。友人は、ちょっと写ってましたw
下山は、もと来た道をそのまま下っていきます。相変わらず歩きやすい登山道です。途中の女人堂でお汁粉をいただいて、そのままロープウェイへ…。と思ったら、ロープウェイの少し前に巨大な雹が降ってきて、続いて雨と雷が。急いでロープウェイ駅に乗り込んで、少し濡れたけどギリギリセーフ。
ロープウェイも反対の上りは運行停止になってしまい、下手をしたら帰れないところでした。危ない。
ロープウェイの飯森高原駅におりたら、さっと着替えて友人たちと分かれて、待っている帰りのあるペン号で東京へ。
ということで、天気こそ満点ではありませんでしたが、山頂での避難訓練という貴重な体験ができて楽しかったです。
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