笊ヶ岳(老平ピストン)
- GPS
- 09:23
- 距離
- 24.1km
- 登り
- 3,540m
- 下り
- 3,524m
コースタイム
- 山行
- 7:54
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 9:23
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
平日AM2時頃の到着で他に車はありませんでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※特別危険を感じるような箇所はありませんでした。 ・林道終点〜広河原までのルートは、片側が切れ落ちている箇所や足場が悪い箇所が連続するため、(特にナイトハイク時は)通行注意です。 ・ルートは明瞭で所々ピンクテープが設置されています。 ・広河原渡渉点は、増水時は通行困難になる可能性があります。 |
その他周辺情報 | 登山口付近のヴィラ雨畑(日帰り入浴700円)で入浴しました。 |
写真
感想
9月1日(金)は夏休み消化でお休み。
天気良く、暫く雨も降っていなさそうだったので、これまで温めていた笊ヶ岳へ。
割と直近で笹山登山のため奈良田へ遠征したばかりですが、そこはまあノリで。
笊ヶ岳は山梨百名山や二百名山の中でも難易度の高い山ということもあり、これまで敬遠していた山の一つですが、今回満を持して歩いてみることにしました。
AM3時半過ぎに老平を出発。
林道終点からは斜面を巻きながら(さながら黒部の水平道を想起させるような)登山道を進みます。
途中、岩から沁みだした水が頭上から流れ落ちる箇所があります。
足元は濡れて足場は悪く、さらに崖側は切れ落ちており、上部のシャワーに気を取られうっかりすると危うい場所がありました。
広河原の渡渉点あたりに着く頃はまだ薄暗く、ピンクテープを見失いルートロス。
結局、本来より上流の渡れそうなところから適当に渡渉し正規ルートへ戻ることに。
渡渉点より上にもピンクテープがあったので騙されました。
先行者はおらず、渡渉後に尾根に入ってからは終始クモの巣(糸)に引っ掛かりながらの登り。
幸いだったのはこの日は比較的風が強く、樹林帯の尾根道でも適度に風が抜け、内容の割には歩きやすい内容でした。
布引山で休憩し、その後も樹林帯歩き。
最低鞍部へ標高差180mほど下り、さらに笊ヶ岳へは約200mの登り。
登り切った山頂は展望が開けており、富士山や南アルプス南部の峰々が望めました。
この日は平日ということもあり、往復の間に行き会った登山者は2人のみ。
内容の濃さとは裏腹に静かな山歩きでした。
今回笊ヶ岳は初めて登りましたが、登ってみて感じたこと。
難易度が高いと言われる理由を、私なりに思いつくままにつらつらと書きなぐってみました(読み飛ばし推奨)。
①登山口までのアクセスが長い
とは言え、奈良田と比べればだいぶ近い印象
中部横断道が開通してから多少は楽になったか
②老平の駐車台数が少ない
詰めて停めてもMAX10台は難しい
満車だとさらに下に停めることになりアプローチが長くなる
③前半は林道→登山道(巻き道、危険個所あり)→渡渉点の流れで、ナイトハイクしにくい
笹山のようにスタートからダイレクト尾根をぐいぐい登れるルートと異なり、暗闇だと慎重にならざるを得ない箇所が序盤に多くある
十分明るくなってからのスタートでは、日帰りの場合は行動時間に制限がかかる
日の長い梅雨時期は天候の悪化や増水のリスクが伴う等コンディションを選ぶ
④登り尾根は東斜面で、晴れれば朝日を背中に受ける
急登が続く中、朝からとにかく暑い!
⑤樹林帯で展望が無い(山頂以外の見どころが少ない)
植生は変化に富むのですが、あくまで樹林帯という枠内での話です
視界が開け、休憩に適するような場所はほぼありません。
⑥ルート上に倒木がやや多い
上り下りともブレーキになるので意外と消耗します
⑦広河原以降に水場が無い
③と④に関連して、夏場の日中だと余計に水を積む必要がある
(今回は風が涼しかったので大体3Lうち2Lくらいの消費で済みました)
⑧エスケープルートが無いor限られている
椹島に降りるかランカン尾根を下るか(全然エスケープにならないですね。。)
⑨CTは16時間強
そもそも行程が長い
とは言え、全体に歩きごたえあって、山頂では展望のご褒美。
私自身非常に楽しめた内容でした。
でもまあ、多分当分来ることはないかな、と思います。
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