変形ハセツネ短縮版、臼杵山〜市道山〜浅間峠〜三頭山〜風張林道


- GPS
- 17:53
- 距離
- 46.3km
- 登り
- 3,419m
- 下り
- 3,164m
コースタイム
- 山行
- 16:23
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 17:52
持参した惣菜パン8つと8個入りブドウパン1つは完食。山専ボトル900ml、野菜ジュース930mlは全て消費。
チェーンスパイクの装着、脱着は3回。
天候 | 晴れ、お昼頃は少し曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<全般> このルートは全般的に樹林帯で見晴らしが悪くて変化に乏しいので、ロングの山行には向かないと思います。2、3回に分けて短いハイキングにした方が飽きる前に楽しめて良いでしょう。 <武蔵五日市駅〜市道山> 荷田子からの登り口は少し分かり難いです。初めてで夜間だったせいもありますが。。。荷田子から臼杵山の中間くらいで少し道に迷いました。小ピークで右に明確な踏み跡があり、そちらに歩いてしまいました。少し下ってからさらに急に下る道が悪くなったので変だと思ってGPSで確認しました。夜間だと森林を歩く道は目標になる物が見えない為、地図と磁石だけでは分かりません。未踏ルートの夜行登山ではGPSは必須だと痛感しました。標高は低いですが北東斜面の為、所々に雪が残っていますが、昼間に融けてそれが夜間に凍っていました。アイゼンを装着したいところですが、直ぐに雪が無くなるので悩ましいです。付けっぱなしだとアイゼンの爪や登山道が傷つきますから。 <市道山〜三頭山> 早朝は雪がかなりしまっており、所々で凍っていました。しかし標高が上がっても、雪の箇所と土の箇所がまだら模様になっており、アイゼンを装着するかどうか悩ましい状況でした。醍醐丸の山頂で初めてアイゼンを装着しましたが、直ぐに雪が無くなり外しました。今回はこれを3回繰り返して時間をロスしました。結果論ですがこの区間ではこの日はアイゼンを装着しない方が良かったです。標高よりも北斜面か南斜面か、また木陰かどうかの方が残雪に効いていました。 <三頭山〜風張峠> ここはほぼ北尾根なので残雪はたっぷりありました。風張峠への巻道は細くて急な下りが有り、アイゼンを装着した方が安全です。また鞘口峠〜風張峠間は踏み跡が無くなっている区間が有り、膝下ほどの雪でCTより時間がかかりました。 風張峠から風張林道もかなり残雪が有りました。三頭山の避難小屋〜三頭山〜風張峠〜風張林道の区間が、今回のルートでは変化が有って見晴らしも良く、お勧めです。 |
写真
装備
個人装備 |
チェーンスパイク
スパッツ
ストックx2
ヘッドランプ
雨具
GPS
帽子
|
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感想
上の娘の受験がまだ終わっていないので、危険、落ちる、滑るは厳禁ですが、今年になって2回の山行が中途半端に終わったので、今回は久しぶりにがっつり歩く事にしました。しかし危険、落ちる、滑るは厳禁だと、バリルートを避けての低山ハイクの一般道になります。そこで未踏が多くて割と近場の奥多摩にしました。
奥多摩のハイキングコースでがっつり歩くとなると、直ぐに思いつくのがハセツネです。実は大晦日は電車が終夜運行をしている事を知り、初もうでと初日の出登山を兼ねて、ハセツネ逆周りで大晦日を御岳山で初もうでをし、三頭山で初日の出を見るという反時計回りを、仲間を募って今年の12月31日の夜からやると面白いと思いました。ただその場合は雪道のナイトハイクになるので、どういう点に気を付けないといけないか事前に調べようと思いまして、その調査を兼ねるのが今回の目的です。
ただハセツネは半分以上は未踏なのですが、未踏の部分を前半に持ってきて、計画を貫徹できなくても未踏部分は全て無くす様に計画したので逆の時計回りです。また2週間前の山行で武蔵五日市駅〜日の出山〜御岳山〜大岳山は歩いて状況が分かったせいもあります。
武蔵五日市駅から醍醐丸までは歩いた事が有るので、荷田子登山口〜荷田子峠〜臼杵山〜市道山とほぼ同じCTの違うルートで変形させました。深夜の未踏ルートは思っていたより少し大変でした。出だしの荷田子登山口を探すのにちょっと時間がかかり、さらに登山道がまだらに凍っていてアイゼンを付けるタイミングが無く、禁止のはずの滑って転ぶを2回してしまいました。荷田子峠〜臼杵山では小ピークで明瞭な踏み跡につられて道を間違えました。ちょっと行った所で尾根沿いの下り方が少し変だったので、GPSで確認して直ぐに間違えに気づいたので助かりました。暗い樹林帯は目標物が見えないので、未踏のルートだと自分の現在位置が地図と磁石だけでは分かりません。GPSは必須だと痛感しました。
臼杵山から市道山の区間は、臼杵山の方が高いので下り基調の尾根沿いの道だという事はチェックしていましたが、想像以上に下るので不安になりました。未踏で夜間の樹林帯の為、尾根沿いに下っているのか、尾根を外して下ってしまっているのかが見えないので分からないのです。この辺りはあっちこっちの木の幹にテープが巻かれており、何やら書かれているので作業道も有る様です。先ほどのルートロスの様に、踏み跡も明瞭なのでまた間違えたか不安になったのです。それでGPSで確認しながらにしたので時間がかかりました。
それからも凍りや固い雪と土の部分が斑に出てくるのでアイゼンを付けるタイミングが難しく、踏み後のない雪のラッセル以外でも、この時期のナイトハイクの難しい点が分かったので良かったのです。しかし土曜日に昼寝の時間が取れずに貫徹になった事や、新しい登山靴を買って今回は初使用で醍醐丸から靴擦れになったりで、緩めにたてたはずの計画より少しずつ遅れてきました。ここ数年、雪山登山以外はローカットのトレランシューズだったので、ミドルカットの新品の登山靴は、いつも靴が無い上の部分が擦れて靴擦れを起こしたのです。しかしmillionさんが前日に歩いたレコと比べると、醍醐丸ではほぼ同じ時刻なのがそれ以降ドンドン差がついているので、やっぱり体力が無いのが遅れた原因ですね。。。
大失敗だったのが三頭山から風張峠までの区間でした。巻道は雪が多くて道も細く、所々で少し凍り気味の下りも有りました。途中でアイゼンを着けた方が良いと思ったのですが、狭すぎてアイゼンを付けるのが難しく、少し危険でしたがそのまま下りました。今回の禁止の3ワードの内、”危険”と”滑る”をちょっと破ってしまった訳です。その後も踏み跡が無くなって少しラッセル気味でCTより遅くなり、計画の貫徹をまた断念してしまいました。チェーンスパイク、今回初めて使いましたが、3回の装着と脱却は全て失敗でした。最初の2回は不要、最後のは装着が遅すぎです。三頭山の山頂から下山時に1回装着するというのがベストの選択でした。あくまで結果論ですが。。。チェーンスパイク自体は軽さの割にグリップ力が有り、安定していますのでこれからもアプローチには使えそうです。
初めから御前山から下山する予定でしたが、結局は風張峠から林道で下山する事になりました。ただここで予定外のとっても面白い事が有りました。
一つ目は風張林道を登ってきた人に出会ったことです。この人は大きなザックを背負ってなおかつ、キャスターに一杯荷物を積んで引っ張っていたのです。適当な所でキャンプしながらこの周辺を歩き回っていて、この日ももう少し歩いた先で野宿し、明日は雲取山に登ろうかと思っているとの事でした。
自分も昔、同じ様に大きなリュックを背負って風来坊していた頃を思い出しました。一年中放浪していたので、テントや夏・冬服、裁縫セット、石油コンロとか何でも入っているので、どこでも野宿していました。だから登山届も出さないし、適当に気が向くままに歩いていました。最近は以下の様に今回の山行でもちゃんと計画を事前に書き、エスケープルートと時間を決めています。自分本来の登山スタイルでは無いですね。。。
http://www.yamareco.com/modules/yr_plan/detail-101035.html
さらに風張林道を歩いて下っていると、これがまた面白かったのです。実の所今回のルートで一番景色が良くって面白かったです。自分の場合は元々は風来坊だったので、登山道、林道、なんでも有りで適当に面白そうな道を歩くスタイルだったのを思い出しました。気づかない内に変わったのですが、さてこれからどうしようか。。。
それはさておき丹沢24Hはまたやろう。もうすぐ計画をアップしないと。。。
Futaroさん、おはようございます。
醍醐丸から鞘口峠まで1日違いで同じルートですね。
三国山からの日の出、ほぼ同時刻だったみたいです。
私の方が若干遅かったようで、
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=588817&pid=dc73a7fa7639f294004932dff9b523d3
私は初ルートをナイト区間にしたことが無いのですが、やはりfutaroさん
らしいルート選択ですね。
鞘口峠から先、やはり厳しかったようですね。
昨年の3月に通った時も残雪で大変だったので、今回は都民の森の駐車場
に降りて、奥多摩周遊道路で月夜見第2Pに向かう計画でした。
(結局御前山には行けず、都民の森駐車場から逆におりましたが
風張林道、エスケープにも使えそうですね。展望もいいみたいなので、
今度歩いてみたくなりました。
丹沢24H、今度は歩く方に回りますので、計画立ち上げお待ちして
おります。
millionさん、こんにちは。
先ほど見ましたが凄いレコですね
風張林道は良かったですが、その横の登山道も歩いてみたいと思いました。millionさんもどうぞ
Futaroさん、こんにちは。
危険、落ちる、滑るが厳禁の中、厳しいロングですね
私も雪が深い時に、浅間尾根から戸沢峯経由で鞘口峠、三頭山と
歩いたことがありますが、鞘口峠までの道でかなり体力を消耗
したことを思い出しました。奥多摩ということで、ワカンを
持っていかず。。。
風張峠から倉掛山の方へは下ったことがありません。
millionさんと同じコメントですが、展望良いのですね。
今度計画してみます
youtaroさん、こんばんは。
そうですね。計画では御前山まで行って下山ですから。。。millionさんはもっと長い距離をもっと短い時間で歩いているので、自分も見習いたいです。
風張峠からの林道、景色が良いのでお勧めです
Futaroさん、こんばんは。
この時期、この道の状態で、良く行きましたね
奥多摩の歩きやすい道だったからこそでしょうか
奥多摩のコースタイムは緩め、とはいっても笹尾根だけは
結構きつめです。水平で歩きやすい道が多いので、
普通にあるていも結構速く歩けるためだと思います。
なので、笹尾根でコースタイムを短縮しようとしたら、
走らないといけません
「適当に面白そうな道を歩くスタイル」
これいいですね。
私はがっちり計画立てて、到着時刻もきっちり計画していくのが
最近のスタイルだったので正反対ですが、
それでもそういうスタイルへのあこがれはあります
今ちょうど今後のスタイルを考え中なので、そういうスタイルも
有りかと、このレコを見て思いました
丹沢24、もしかしたら無理しない新しいスタイルで参加するかも
しれません
shigetoshiさん、こんにちは。
最近ちょっとロングや未踏ルートに固執し過ぎた様な気がします。それだとエスケープ時間と場所をきっちり決めないとまずいですが、気の向くままに歩く低山ハイクをやらなくなりました。これからはどちらもやりたいですね。
ヤマレコは良い意味では、いろいろと刺激を受けてロングやバリが増えましたが、悪い意味では知らず知らずのうちに、楽しむ山行より競う様な面が出てくる様です。ヤマレコが無い時には自分や一緒に行った人だけで閉じますが、レコをアップするとそれ以外の人達ともお互いに見合う事になりますからね。。。まあ競う面はプラス面も有ので一概に悪い事では有りませんが。
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