初のダイナミック赤岳 地蔵尾根↑文三郎尾根↓
- GPS
- 09:12
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,507m
- 下り
- 1,509m
コースタイム
天候 | 快晴・無風 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※とにかく鹿が多いです |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所:地蔵の頭までの急斜面とナイフリッジ、山頂から竜頭峰への下り 道の状況:土日の後なので道は明瞭でした ■八ヶ岳山荘 〜美濃戸山荘 林道歩き ■美濃戸山荘〜行者小屋 南沢沿いの樹林帯歩き ■行者小屋〜地蔵の頭 樹林帯の急坂 ■地蔵の頭〜赤岳山頂 雪が締まっていて歩きやすい ■赤岳山頂〜中岳分岐 鎖は埋まっている所もある ■中岳分岐〜行者小屋 権現岳の展望良い |
その他周辺情報 | 温泉:泉温泉 820円 |
写真
装備
備考 | チェーンアイゼンは行者小屋まで有効。ストックは要らないかも。 天候に恵まれたため、バラクラバ・ゴーグルは使用せず。 |
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感想
明日の日帰り山行を悩んでいたら、ラジオから「八ヶ岳」という歌が流れてきました。
これは神のお告げか運命と、思い切って厳冬期の赤岳を登ることにしました。
赤岳は冬山を始める際の目標でしたので、地蔵で上がって文三郎で下ると決めていました。
美濃戸口に深夜に到着して、いつものように車中泊しましたが…
寒さからか緊張なのか寝付けないうちに、本チャンの方々が準備をはじめました。
さらに平日なのに次から次へと車がやってきて大賑わい、人気の山を舐めていました。
登山届を提出後、寝不足のまま6時にヘッドライトでスタートです。
林道歩きはショートカットする所もありましたが、効果薄いのでオススメしません。
南沢ルートは、歩きにくい所もあったのでチェーンアイゼンを使いました。
行者小屋で12本爪アイゼンとピッケルに持ち替え、いざ地蔵尾根へ。
最初は景色を楽しんでいましたが、急斜面では強風時や下りでは怖いと思いました。
核心部のナイフリッジでは溝ができていましたので、慎重にカニの横這いで進みました。
三点支持ができない瞬間があるので、ピッケルがもう一本欲しいと思いました。
営業中の赤岳展望荘からはビクトリーロードになるはずですが、早くも帰りが心配でした。
赤岳山頂は、日本の山岳地帯の真ん中にあるので展望は申し分ありません。
360度の大パノラマで、白い頂をどこまでも見渡せました。
交代で写真を撮ったりしながら、風が出ないうちに早々に下山開始です。
山頂直下の下りの核心部は距離は短いですが、最高の集中力で下りました。
帰りは北沢ルートで赤岳鉱泉の氷瀑を見物する予定でしたが、どうでも良くなっていました。
長い下山路は、同じルートで下ってきたジムニーショップの単独の方とご一緒しました。
私もジムニーに乗っているので、赤岳山荘まで来れば良かったねと話しました。
美濃戸口に戻ると横須賀米軍の登山部??がマイクロバスで迎えにきていました。
正直、快晴・無風で暖かすぎて厳冬期と呼んでいいかはわかりません。
絶好のコンディションなので、無事に戻って来られたことは確かです。
最後に赤岳登頂までに積雪期に登った所を記しておきます。
金峰山、甲武信ヶ岳、鳳凰三山、蓼科山、権現岳(三ッ頭まで)、天狗岳、北横岳
恵那山、丹沢(蛭ヶ岳)、雲取山、伊吹山、乾徳山、御在所岳など
ハッキリ言ってアイゼン歩行の練習にはなりますが、ピッケルの練習にはなりません。
赤岳は雪山初級などと言われますが、滑落は重大事故に繋がります。
個人差もあると思いますが、十分体力を付けた上で経験者と登る事をオススメします。
行者小屋にほぼ同時に着いて、逆回りで赤岳からの下りでお会いした方ですよね。
お疲れ様でした。
地蔵尾根のナイフリッジのところで、難儀していたグループをお見かけしました。
雪稜に慣れてない方にはかなりの恐怖だったと思います。一般ルートといえども厳冬期の八ヶ岳はそれほど甘くないようです。
地蔵尾根の下りは、上部はそれなりに気を使いますが下部はシリセードを楽しめたりとなかなか楽しかったですよ。
平日の赤岳周辺の山行、やみつきになりそうです。
nukaboshiさん、こんにちは〜
初心者の私も、ナイフリッジは怖かったです。夏の岩稜帯なら、どれだけ切れ落ちていても恐怖は感じませんがやっぱり雪稜は違いますね、足がすくんでしまいました。
もう、二度と登りたくないと思いましたが、家に帰ってみるとまた登りたくなって、これが雪山の魔力かな〜と思っています。
確実にステップアップをしながら赤岳〜横岳〜硫黄岳の縦走や、北岳などのアルプス3000m級と新たな目標ができました。
nukaboshiは群馬なので、近くていい山がたくさんあって羨ましいです。
雪のあるうちに、とりあえず谷川岳と黒檜山に行く予定です。
それでは、また〜
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