至仏山 鳩待峠in 湯の小屋温泉out
- GPS
- 10:32
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 960m
- 下り
- 1,792m
コースタイム
- 山行
- 9:21
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 10:31
天候 | 山の上は、基本は曇り。時々、ガスが切れるくらい。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
尾瀬戸倉〜鳩待峠は関越交通乗合バスで1,000円也。 復路は、湯の小屋温泉から関越交通の路線バスで水上駅へ。関越交通が確か1,550円。 関越交通祭り。 JRで水上〜新宿は3,080円だし、尾瀬号は利便性も勘案するとお得感はありますね。4列シートのみだし、混んでる時はあまり寝られないけど。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
詳細は感想で。 |
写真
感想
今週末は台風一過で晴れるはず!
と言うことで、候補は焼岳か久々の尾瀬で迷ったが尾瀬に。この時期は空いてるしね。
で、未踏だった尾瀬笠ヶ岳〜湯の小屋温泉のルートにする。
結論から言うと、結構、辛かった。尾瀬は自分の感覚的にホーム。小学生時代から相当数来ているし、廃れたルートも含めて大半のルートは歩いている。尾瀬では怖さとか辛さを感じることは少ないのだけど、今回は例外の部類。気象条件もあるかも。割と暑かったし、湿度・不快指数共にかなり高め。風も無い。
鳩待峠〜オヤマ沢田代
割と緩やかに登っていき、途中からは木道。るんるん🎵ハイキング。
オヤマ沢田代〜小至仏
小至仏ピーク手前で木道終わり。蛇紋岩の岩稜帯へ。
小至仏〜至仏山
蛇紋岩稜帯。山の鼻からのルートみたいな一枚岩ではないが、当然、濡れた蛇紋岩だから滑る。まったり進む。
至仏山からは晴れていれば尾瀬ヶ原の絶景。ただし、今日もハズレ。
オヤマ沢田代〜笠ヶ岳
ご存知、泥濘・倒木銀座。酷いところは10cmくらい沈みます。ハイカット以上推奨。トレランみたいな靴だと、中に泥が入っちゃいますね。
小笠は、地図と実態乖離あり。道はピークを巻いてる。
小笠を過ぎた辺りは、前に来た時より、道の真ん中の抉れが酷くなった気がした。
笠ヶ岳手前の南東斜面を巻くところは、花の種類も多く、尾瀬のお花畑の中でも最後の秘境の趣があったのだが、鹿ネットが設置されていた。仕方がないのだが、ちょっと残念。
笠ヶ岳直下の分岐からピークまでは、蛇紋岩の急登。今回は、曇っていたし、時間の都合でスルー。晴れていれば武尊、巻機の眺望が素晴らしいけど、見えないだろうし。。。
笠ヶ岳〜咲倉避難小屋
片藤沼の10分くらい先までは、グズグズの泥濘継続。そこから先は、思っていたよりは状態ヨシ。ただし、倒木銀座は継続。またがらないと乗り越えられない大物も多数。
とは言え、泥濘地帯を過ぎてからは、天然の紅葉樹林帯を緩やかに降る感じで極めて快適。時々急な降りはあるが、総じて歩きやすい。るんるん🎵モード。
いかにもクマー先生がいそうな感じなので、熊鈴は手放せず。これは私見だけど。
咲倉避難小屋〜ワラビ平
CTを見ていただくとわかりますが、ここがグダグダ。まず、ここからは倒木は激減。森は広葉樹から人工の杉林に変わります。
道的には急な降り、切れた細めな箇所、巻道も多い。(そういう場所こそ参考用の画像を上げろよと思われるかもしれませんが、要はあんまり余裕が無くて、撮ってないのだとご理解いただけますと。写真に夢中になって滑ったらマヌケだし、、、)自然と杉の根の間に足を置いて降りていくのだが、杉の根が濡れていて、更には苔も多く、とにかく滑る。根の間には小さな根が張り巡らされ、さらには枝打ちされた?枝も散乱。思わぬ箇所で滑る。こんなんで細い巻道とか切れた痩せ尾根を降るなんて、怖くて仕方ない。
林業をやっているわけではないからわからないが、杉林の管理とか手入れに何かしら原因がある様な気はした。
→訂正。杉ではない様です。ただ、滑りやすく、歩きにくいことは変わらず。
ワラビ平〜湯の小屋温泉
ワラビ平から先はなだらかになり、森も杉林から広葉樹と針葉樹が混ざった自然の雑木林になり、歩きやすくなる。
ちょいちょい仄かな登り返しはあるけど、道としては降りやすい。道のうちの一部は舗装された林道。
以上。
このルートのうち、笠ヶ岳から先は数年前までは破線路で今は普通のルート。なんとなく、破線路扱いされていた理由がわかったような。
ただ、避難小屋からワラビ平までも、木が乾いていれば、そこまでは滑らないし、快適な登山道だと思います。
考察1
以前にも山行記録で話題にした片藤沼の小屋の件、調べてみてはいるが、evidenceは出てこない。
片藤沼界隈は、全体がズブズブの湿地帯だし、なんとなくだけど、単なる都市伝説な気がしてきた。あんなところに小屋を建てても、木材は数年で腐ってしまうし、あんな湿った小屋に住んでいたら、病気になると思うな。
仮に本当に小屋があったとしても、それは地元の林業とかの関係者が設置したほったて小屋規模のものだったのではないかと。
考察2
以前、笠ヶ岳に登った際に出会った方が、「この山への道は、ジモティが湯の小屋方面から拓いたのが始まりなのではないか?(だから、オヤマ沢田代方面からだとスイッチバックするように山頂への道が付いている)」と言ってましたが、この笠ヶ岳〜湯の小屋への道を歩いてみると、この仮説には説得力がある。
そもそも、咲倉避難小屋の辺りまで人工林の形跡があるし、この道も存外に太い部分が多い。登山者が無理矢理作った様な(そして、すっとぼけた顔をして、自治体に「ここに登山道ありましたよ!管理しないで良いんですか?」と電話をして登山道として認めてもらい周囲に自慢する、みたいなしょうもないことをやっていたそうで)道とは思えない。
だとすると、地元のどんな方が、何の目的で道を拓いたのか?
それが前述の「片藤沼そばの小屋」の伝説の解明にも繋がる様に思えた。
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