斜里岳 〜北稜、大槍まで。 完全敗退の巻〜

2015年02月21日(土) [日帰り]

• GPS: 08:08
• 距離: 16.5km
• 登り: 1,246m
• 下り: 1,230m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:50
• 休憩: 1:18
• 合計: 8:08

7:02 スタート地点
11:13 12:31 大槍
15:10 ゴール地点

天候

晴れ！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

2/21 6:16

今週は道東も気温がプラる日々が続いていたので、

2/21 7:14

先週末の大雪は嵩を減らしたろうと勝手に予想。

2/21 7:18

おまけに今日はグッと気温が下がって、雪上歩きにはもってこいの日々。

2/21 9:34

さらにこの素晴らしい天気。
これは行くしかないでしょっ！

2/21 9:24

とやってきたのは、斜里岳。
向こうに見えるのは海別です。

2/21 9:54

昨年はホワイトアウトで敗退してるけど、今日はその心配要らず。

2/21 9:55

どっしりとした北壁。かっこよし。

2/21 9:38

あまりに天気がよいものだから、2機の熱気球がふわふわと。

2/21 10:35

こちらは2機のジェット機が仲良く滑空。

2/21 10:14

そして、私は北稜へ参りましょう。

2/21 10:28

手前から、小槍、大槍、斜里岳。

小槍は、
最初、右を巻きめに、取り付いて上をいった。小槍からの下降で1m程度の段差あり。

続く大槍。
いろいろあってよく覚えてないのだけど、
中央だけじゃなく、

2/21 11:12

右へ左へ巻きつつ、上を目指す。
踏み外すと大滑落は必至なので、慎重に。

2/21 11:32

そして、大槍に到着。
山頂まではギザギザが続く。

2/21 11:36

北壁。
どこを登るのですか？というような壁。登る人達、すごいな。

2/21 11:36

そして、北西尾根。
冬の斜里を初めて登ったのがこの尾根。今思えば、パンケニワナイから行くのが一番安全な気がする。

2/21 11:37

流氷。まだこんなにたくさんいるのだ。

2/21 11:37

東斜里岳と尖峰。これまたかっこよし。

一息ついて、大槍からの下り。
まずは、2mくらい下のテラス上へ。
このあとは、雪が付いていたので問題なかったのだが、岩が出てると難儀するとのこと。

2/21 11:53

別の角度から大槍。

2/21 11:56

さあ、ここからが本日の核心部。というか敗退箇所。
ここからは岩塔が続く。
上を行こうと思ったのだけど、雪が脆すぎて、ピッケルが効かない。

2/21 11:54

仕方ないので、右を巻こうとするも、玉石沢への滑落の恐怖が。脚がプルプルと震えた。

2/21 12:17

今度は左へ巻く。こちらの方が、傾斜が緩く安心感あるのだが、
すでにこの岩塔の取付きだけで1時間近く。。

2/21 12:08

この状態がこの先も続くのかと思うとゾッとして、撤退を決める。
しかし、この辺り、普通にパウダーの雪、この標高だと全然気温が上がらなかったらしい。

2/21 12:27

技量は当然だけど、体力も気持ちも、
自分にはまだまだ早い北稜でした。

2/21 13:35

怖い、と感じた今日この日。
またいつの日か。

2/21 16:42

無事、下山。
お疲れ様でした。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-620 オリンパス

感想

ubejin

主な感想は写真中にコメント致しました。

大槍からの展望

コメント

50680595

お疲れ様です
近々単独したいと考えてます。スキーはしませんが、坪足、ピッケルなしでも行けますか？道も自信がないのですが、登山者は多い方でしょうか？

ubejin

50680595さん、
こんにちは。

斜里岳に登られるのでしたら、
北西尾根（北陵の一本西、c1138を経由する尾根）か、東尾根（根北峠から東斜里岳c1452を経由）を登られるのが一般的です。
ただ、どちらもかなり急なところを通過しますので、ピッケル、アイゼン頼りになると思います。

あとはパンケニワナイルート。東尾根を行って、c1452に行かずに、パンケニワナイ沢に降り、沢沿いを登ってc1376に出るルートだと、こちらは急なところはなかったと思います。
東尾根は広尾根で迷いやすいのですが、人気があるのでトレース多いです。また、ちょうど磁北線と尾根が直角に交わりますので、磁石を真西に進んでいけば目的地に出ます。

と、こんな感じです。お役に立てれば幸いですが。
今年は雪がとてもとても多いので、雪が腐るころになっても充分歩けそうです。私もまた斜里に足を運ぼうかと考えてます。
良き山を。