幌尻岳
- GPS
- 10:26
- 距離
- 29.9km
- 登り
- 1,932m
- 下り
- 1,927m
コースタイム
- 山行
- 9:17
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 10:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
千歳からは道東道で占冠まで行くか、下道だったら苫小牧方向から日高自動車道(無料)で2時間半くらいで平取まで行けます。 シャトルバスを使わない場合第1ゲートまでしか行けません。(駐車場なし) シャトルバス往復5000円(値上げしました) とよぬか山荘シャトルバス発 出発時間:1便0400、2便0800、3便、1000 第2ゲート発 出発時間:1便0930、2便1200、3便、1700 |
コース状況/ 危険箇所等 |
入山届はとよぬか山荘で出せます。バスの乗車で入山、下山をある程度管理してくれてます。 渡渉は普通で水深70cmくらいで増水時はさらにです。川底に滑る石もあるので無理をしないことをおすすします。 |
その他周辺情報 | 二風谷にファミリーランド老人福祉センターびらとり温泉があります。 とよぬか山荘で車中泊はできないので道の駅樹海ロード日高がおすすめです。 |
写真
感想
今回は百名山の中で最難関とされる「幌尻岳」へ。
なぜ最難関なのか。
他の登山と比べ渡渉がある。アクセスが不便。歩程が長い。様々な要素があり難関とされているのではないでしょうか。
幌尻岳とは、
北海道の中央、南半分に当たる日高山脈の中にある最高峰。日高山脈は襟裳岬から最北の佐幌岳まで直線約140kmに渡る大山脈である。標高2052mの幌尻岳は決して高い山ではないのですが、奥深くアクセスが不便で自然豊かな原始性のある山です。ちなみに2000mを超えるのは山脈で唯一幌尻岳のみとなってます。山腹には3つのカールがあり、下からも大きく見え、アイヌの人たちはポロ・シリ(大きい・山)と呼んだ。登山コースは大きく4つ、多くの人が選ぶ平取からの振内コース、駐車場があるチロロ林道コース、長い林道歩きを強いられる新冠コース、伏美岳、ビバイロ岳を通り縦走する芽室からのコース。こちらは現在車両通行により行程が非常に長い。
今回大半の方が利用する振内コースから入山したが、とよぬか山荘でシャトルバスに乗り換えて登山口を目指します。入山のしかたは人それぞれですが、とよぬか山荘で前泊し、幌尻山荘宿泊が一般的のようです。
とよぬか山荘、幌尻山荘、シャトルバスと事前予約が必要で天気、川の増水で渡渉できずとなかなか問題があります。
とよぬか山荘をシャトルバスで0400出発し、0500登山開始となる第2ゲートに到着。そこから北海道電力取水施設まで林道を約8km歩きます。朝の散歩には心地良く歩けますが、帰りの道のりはしんどいです。途中崩落個所、自然動物、滝と通って渡渉場所まで前進します。
北海道電力取水施設を過ぎてしばらくすると最初の渡渉の表示があります。
そこで靴を履き替えましたが、周りはちゃんと沢登用の靴がほとんどでした。中にはサンダル(KEENのようなしっかりしたヤツ)や履き替えずそのまま行った人もいました。私はコスパを重視して上履きのようなもので行きましたが、岩場の時足裏に直に伝わって痛かったのでやめたほうがいいです。始めは川の水が冷たく足がキンキンになりましたが、すぐに慣れました。むしろ楽しくなり次の渡渉がないか期待するようになります。幌尻山荘が見えると渡渉は終了となります。
そこから本格的な登山となります。標高を稼ぐために樹林帯を登りが続きます。ここは修行だと思い黙々と登りました。
命の水を越えると稜線歩きとなります。行ったときはガスってましたが昼くらいに歩いていたら全部見渡せて綺麗だったと思います。(帰りは見えました)稜線を巻いて山頂を目指すことになります。
山頂では気温が低く、風が強かったため長くはいられませんでした。
帰りは来た道を戻りましたが、時間があれば戸蔦別まで足を延ばして七ツ沼カールを見るのもいいと思います。
下山は来た道を戻りました。
幌尻岳は百名山最難関といわれるだけあり、事故も多いそうです。
歩程が長かったり、渡渉もあり増水時無理な行動で起こる可能性も高いです。
シャトルバスの最終便が1700で乗り遅れると歩いて帰るか、ビバークとなります。
北海道の夜は本州と違い冷えます。さらにどこにでもヒグマ
と遭遇する可能性を秘めいています。とよぬか山荘からゲートまでも見かけた方もいるので無理のない行動計画を立ててください。
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