唐櫃越え みすぎ山の北西破線ルートは存在するのか
- GPS
- 07:13
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 840m
- 下り
- 903m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:徒歩 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●桑田神社からP392 桑田神社から西京都八木線17の鉄塔までは、急斜面ですが、巡視路であるためにプラ階段が設置されており、安心して登っていけます。巡視路はこの鉄塔までですので、このあとはP392まで整備されていません。そこそこ広い尾根ですが、倒木で覆われている所が、何カ所もあります。迂回することができますが、しっかりとしたルートがあるわけではありません。写真11の地点で横切るように、明瞭な山道があります。少しだけ探ってみましたが、どこからどこへ繋がっているのかわかりませんでした。P392の手前で、目的の破線ルートに向かうような巻き道があります。P392へは踏み跡がありませんので、適当に進んでいくことになります。 ●P392から北側への破線ルート(大黒部幹線673の鉄塔まで) P392の東側からしばらくは、明瞭な踏み跡があります。写真20の辺りから、作業用の道なのでしょうか、広い道になります。破線ルートには沿っていますので、古道の上に新しい道がつくられたのではないでしょうか。しばらくゆるやかな所を進んだ後、道がなくなります。破線ルートが見つからないので、トラバースして適当に斜面を下っていきました。鉄塔が見えたので、道のないところを鉄塔まで進んでいきました。 ●大黒部幹線673の鉄塔から大黒部幹線674の鉄塔まで 大黒部幹線673の鉄塔から下っていくプラ階段があり、破線ルートに合流します。さらに、下っていく方向には明瞭な古道らしきものがありますが、すぐに幅の狭いトラバース地点になります。うっすらと道らしきものがあるのですが、消えかけてます。滑落の危険もありますし、無理に進んでいっても、先に道があるのか解りませんので、この地点で引き返すことにしました。 ●大黒部幹線673の鉄塔からみすぎ山 大黒部幹線673の鉄塔からプラ階段を下った所に、南向きに明瞭な山道があります。最初は破線ルートだと思って進みましたが、大黒部幹線674の鉄塔に向かってトラバースしていく巡視路でした。登っていく破線ルートらしきものは見当たりませんでした。この巡視路は最初は広くて快適でしたが、幅の狭いところが多く、かなり神経を使いました。 大黒部幹線674の鉄塔の手前に出てきますが、ここから折り返すようにプラ階段があります。急斜面ですがプラ階段のおかげで問題なく登っていけます。 みすぎ山の手前で、林道から巡視路経由で唐櫃越えに合流しています。林道から巡視路への分岐は気付きにくいのですが、そのまま進んでいっても、唐櫃越えに合流します。 ●みすぎ山からの唐櫃越え よく整備されていて、問題ありません。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
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感想
みすぎ山の北西に、地形図には破線ルートが載っています。果たして、このルートは存在するのかを確認しに行ってきました。
ヤマレコでは桑田神社からP392まで足跡があります。先ずは、これを辿りましたが、倒木で四苦八苦しました。この日は涼しかったのでよかったのですが、前日までの暑さの中だと、これだけで心が折れてしまっていたかもしれません。
P392からの破線ルートの先には鉄塔があるので、巡視路として整備されているだろうと予想していましたが、違っていました。破線ルートは、なんとなくあったりなかったり。後からできたような作業用の道で消されていたり。鉄塔の近くでは、まったく見当たらなくなってしまいました。巡視路も見当たりませんでした。
なんとか、鉄塔にたどり着くと、プラ階段で破線ルートまで下りていけました。明瞭な山道に合流し、破線ルートがあったと喜んでいましたが、ぬか喜びとなってしまいました。保津川近くに下りていく方は、道が無くなりかけていましたし、登っていく方は見当たりませんでした。破線ルートだと思って辿り始めた山道は、大黒部幹線674の鉄塔に向かう巡視路でした。少し前に、大黒部幹線674の鉄塔を訪れたときに、この巡視路に気付いていませんでしたので、とても驚きました。ここまで事前の予想が外れたのも、久しぶりでした。
というわけで、破線ルートについてはある程度の状況は把握できました。みすぎ山から大黒部幹線673の鉄塔までは巡視路でたどれることも解りました。さて、大黒部幹線673の鉄塔から先の破線ルートがどうなっているのかは、謎のままにしておきます。
半年前、太閤道界隈でナガバモミジイチゴ(棘樹もわもわ)に脅され
ながら、多くの鉄塔を確認した。そのうち北河内線と西京都線は、
西京区大原野の西京都変電所から来ている。記憶に新しいうちに変
電所から辿れば、一定の「コンプリート」も可能だろうと思ってい
たところ、保津川(大堰川)の蛇行地域を訪れることになった。
ここでも最も煩わされたのが植物の棘群。
葉は「トゲなんかまったくありませんよ」という、マメ科のような
優しい形をしていながら、細い枝には赤い棘が等間隔に生えている。
しかも刺されば容易に抜けないよう、棘の向きや形状に工夫が凝ら
されている。柊の葉やナガバモミジイチゴよりも悪質だといえよう。
気がついたら既に絡め取られており、皮膚や衣服に絡まった棘を外
すにも、指先に新たな傷を増やしながらの作業。ただただ苦心惨憺
であった。
まさに生物兵器ならぬ植物兵器 もしも匍匐前進の先にこんなもの
があったら、ひとたまりもないだろう。
こんな苦労もあったが、みすぎ山山頂付近から望んだ保津川の光景
は期待通り。朝に見てきたちょっと古いガイドブックには、伐採地
から俯瞰した保津川のS字型が掲載されていた。川の水がもう少し
多ければ、S字型がくっきりと見えたかも。
今回の大黒部幹線は高槻の北大阪変電所へ、新綾部線と若狭幹線里
側は西京都変電所に続いているはずだ。新たに確認できた鉄塔は数
を稼げなかったが、山に林立して保津川の蛇行を見下ろす鉄塔群の
光景は、太閤道のそれ以上に絶景であった。
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