四国の低名山巡り�ぁТ欹�山（花百；夫婦池より赤帽子山往復・2日目朝にご来光リベンジ登山のはずが…）

2023年10月01日(日) ~ 2023年10月02日(月)

• GPS: 06:07
• 距離: 11.9km
• 登り: 865m
• 下り: 860m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:58
• 休憩: 0:22
• 合計: 4:20

距離 8.8km 登り 603m 下り 605m

12:52 ラフォーレつるぎ山
13:28 13:32 赤帽子分岐
14:04 国道439号下降路分岐
14:46 14:47 赤帽子山
14:51 14:58 同・三角点ピーク
15:05 15:07 赤帽子山
16:10 16:11 赤帽子分岐
16:31 16:38 丸笹山
17:12 ラフォーレつるぎ山

2日目

• 山行: 1:36
• 休憩: 0:08
• 合計: 1:44

距離 3.0km 登り 262m 下り 263m

5:02 ラフォーレつるぎ山
6:02 6:10 丸笹山
6:46 ラフォーレつるぎ山

天候

［初日］小雨・ガスのち一時薄日差す
［2日目］曇り・ガス（山頂付近風強し）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・ラフォーレつるぎ山（夫婦池）の前に大駐車場あり（無料）
・徳島側から夫婦池までの国道438号は狭隘区間・カーブ多く、平日でも工事関係車両など通行量多いため、運転・対向車注意

コース状況／危険箇所等

・夫婦池〜赤帽子分岐：歩きやすい樹林帯のトラバース路、苔生した岩と枯木の景観がゴージャス（ラフォーレの主人が「コケの森」と呼称、天候不良時ハイカーに散策推奨…）
・赤帽子分岐〜赤帽子山：踏跡やや細くなるも明瞭、アップダウン少なめの笹原のトレイル続き、好天時は絶景期待（小生も見たかった…〈涙〉）
・赤帽子山は顕著な山名板ピークの他、数分先に三角点ピークあり（ヤマレコマップの山頂表示は後者)、どちらも山頂は広く休憩適地
・赤帽子分岐〜丸笹山：勾配緩めで歩きやすい樹林帯の道、山頂が近付くと旧い祠あり、その先に展望絶佳（のはず…）の頂上！付近は巻き道含め複数のトレースが縦横に走り、案内標識・マーキングもほとんどなし（ガス時など方向注意…）
・丸笹山〜夫婦池：緩やかで歩きやすい幅広の散策路、ラフォーレ宿泊時はご来光登山にも打ってつけ（のはずでしたが…）

その他周辺情報

・ラフォーレつるぎ山：４月下旬〜11月営業。地場の食材てんこ盛りのお鍋夕食など、充実の食事が楽しめるオススメのお宿。ランチ営業・男女別フロあり、宿泊客の他、立寄り入浴も可（14:00〜18:00、四国で一番標高の高い公衆向けお風呂です！）
・剣山スキー場は先年より営業休止

写真

10/1 12:15

山あいの狭い国道438号をガスの中ひたすら進み、昼過ぎに丸笹山登山口・ラフォーレつるぎ山に到着。チェックインにはまだ早いのですが、ここで軽めのランチ取りつつ、天候の回復を待つことに。

10/1 12:35

まずは温かく美味しそうなうどんで腹拵え！

10/1 12:50

ここは標高1,500m弱、宿の前には早くも秋の使者が到来。

10/1 12:51

丸笹山の大展望は明朝のお楽しみにして、本日午後は丸笹山の先の赤帽子山方面へハイキングに出かけます。

10/1 12:52

ガスでも楽しめる、雰囲気の良い小径です。

10/1 12:55

苔生した深い森が、北八ツ風でいい感じ！

10/1 12:57

幽玄枯淡のゴージャスな雰囲気、Goodです。

10/1 13:01

宿の主人が「コケの森」と称していたのが頷ける、ゴージャスな景観です。

10/1 13:09

プチ水場通過。足許の石が雨で濡れて滑りやすいので注意…

10/1 13:13

貞光川源流通過。阿波人にとっては重要なモニュメント的スポットなのでしょう。

10/1 13:27

赤帽子分岐着。どうやら雨は上がったようです。復路、もし天候がもう少し回復したら、明朝の下見兼ね丸笹山に登って帰ろうと思います。

10/1 13:30

丸笹山方面、ガスっていてもステキな道です。

10/1 13:33

笹原の中に、極上のトレイルが緩やかに延びてます。

10/1 13:48

路傍に一輪のウメバチソウ。

10/1 14:04

Route 439への分岐通過。何かと思ったら、国道439号のことですね。

10/1 14:18

山鳥の軽やかな囀りとともに、ガスが少し霽れ、辺りが明るくなってきました〈嬉…〉！

10/1 14:20

苔生した倒木と伸びやかなトレイルが良い雰囲気！

10/1 14:30

本日お初、お日さまと青空の登場！

10/1 14:30

目指す赤帽子山の頂稜もハッキリ視認！

10/1 14:31

四国を代表する名山、雄大な剣山の山腹も見えてきました！

10/1 14:46

午後3時前、無事赤帽子山頂着。再びガスってしまいましたが、ここまで来れて満足です！

10/1 14:51

頂稜の道を5分ほど進むと、ヤマレコマップで山頂マークの付いた三角点ピークあり。標高も先ほどの山名板ピークよりは低く、何の標識もありません…〈苦笑〉。帰路も長いので、ここでプチ休憩取って折り返します！

10/1 14:58

ガスでよく見えませんが、頂稜台地はモコモコした笹の海原のよう…

10/1 14:59

一瞬ガスが霽れたのでもう1枚。

10/1 15:02

ガスが上がり、阿波の重畳たる山並みがチラリ見えます。

10/1 15:02

先程の三角点ピーク上空にも青空出現！

10/1 15:06

嬉しいことに、下界が見えてきたので山名板ピークでもう1枚自撮り。

10/1 15:07

こうしてコースが見えてくると、ステキな笹尾根のトレイルですね！

10/1 15:08

山頂からの景色が見えているうちに、もう1枚パチリ！

10/1 15:09

今夏の北アルプス縦走時のように、ずっと晴れているとあまり感じませんが、こうしてガスの後に晴れると、日の光が有難いです！

10/1 15:15

ガスが霽れる一瞬の神々しき光景…

10/1 15:17

剣山の巨大な山体のお姿も、再びの降臨です…！

10/1 15:19

本コースのハイライト、丸笹山の絶頂ももう少しで見えそう…

10/1 15:21

ついに見えましたー！

10/1 15:23

剣山頂の小屋らしきものも見えてきました！

10/1 15:29

標高1,550m、ここにも秋の使者が…。

10/1 16:10

赤帽子分岐帰着。日没までまだ時間あり、ガスってるものの天候も一応安定、明日の予行演習兼ね、丸笹山頂を踏んでいくことに。

10/1 16:13

この辺りも深いコケの森ですね。

10/1 16:13

お伽話に出てきそうな、老木の森です。

10/1 16:15

苔むした古木と岩が混然と風景に溶け込んでますね。

10/1 16:22

ラフォーレつるぎへの巻き道分岐。丸笹山頂まであと少し！

10/1 16:26

標高が1,700mに迫り、明るく開けた丸笹山の頂稜部が近付きました！

10/1 16:31

山頂の一角に古い祠。無事登頂の御礼に賽銭上げ、丁重にお詣り。

10/1 16:32

午後4時半過ぎ、丸笹山山頂踏破。ここが恐らく、今回の四国・近畿ツアーの最高到達点です。四周の展望が開け、明日のご来光も期待大です！

10/1 16:41

仲秋の名月のような、か細い太陽が厚い雲間からチラリ。

10/1 16:43

剣山系の連綿たる山並みもチラリ…。

10/1 16:46

山腹にガスが流れ、一幅の水墨画のような枯れた味わい…。これはこれでマジック・モーメントです。

10/1 16:50

ラフォーレへ下るルートも、歩きやすく雰囲気最高のトラバース路です！

10/1 16:56

苔生した深い樹林の中を、緩やかに下っていきます。

10/1 16:56

こうして見ると、自然の野外美術館に展示された、秀逸なオブジェに見えます。

10/1 17:01

周囲の苔むした石に溶け込んだ、ステキな石のお地蔵様。

10/1 17:04

これまた、ちょっとした芸術作品のような石積み、小生も1個献上。バックの古木がいい味出してます！

10/1 17:12

午後5時10分過ぎ、無事今晩のお宿に帰着。明日朝の剣山展望リベンジとご来光が楽しみです！

10/1 17:18

宿の目の前に夫婦池。ここも標高約1,500m、早くも始まったプチ紅葉がステキです。

10/1 18:06

四国最高標高のお風呂で山の汗を流し、夕食は充実の豚しゃぶ鍋。ビールも流し込んで上機嫌、翌朝のご来光登山に向け、早々に就寝…

10/2 5:03

翌朝5時過ぎ、丸笹山リベンジ登山出発。辺りには朝霧が立ち込めてますが、大丈夫か…〈汗…〉

10/2 5:58

笹原に飛び出し、山頂が近付きました。辺りはだいぶ明るくなりましたが、ガスが濃くご来光や展望は絶望的…〈涙…〉

10/2 6:02

2度目の丸笹山頂着。日の出に合わせ、へ電点け頑張って登りましたが、昨夕とほとんど変わらぬ白一色〈苦笑…〉。

10/2 6:08

2度の登頂でもステキな山岳景観は見せてくれませんでしたが、これも山の宿命…。得難い思い出を有難う…！

10/2 6:12

日の出から少し経ち、今頃青空が…。もう少し粘りたいところですが、寒いので早々に退散します。

10/2 6:17

だいぶ雲が流れていきますが、展望は見えそうで見えません…。

10/2 6:29

昨夕も撮影した古木のモニュメントを再度パチリ。光の当たり具合もちょうど良い感じ…

10/2 6:44

無事、朝食時間前にラフォーレ帰着。展望には恵まれなかったものの、これにて2日間にわたる丸笹山ツアー終了です。朝メシ済ませ、土佐までロングドライブし、牧野博士ゆかりの次なる花百・横倉山へGo！

撮影機器：

F-04K FUJITSU

感想

さとなお

ガスガスの阿讃国境ハイクをサクッと終え、2時間近くかけて山間の狭い国道を頑張ってドライブ、お昼過ぎに次のターゲット・丸笹山（花百）登山口のラフォーレつるぎ山へ到着。天候回復が遅れて辺りは一面の濃いガス、小雨もそぼ降る生憎のコンディションです。宿のご主人に聞くと、チェックインにはまだ早いので、ゴージャスな「コケの森」の景観が楽しめる赤帽子山手前までのトラバース路を散策すると良いとのアドバイスあり。丸笹山登頂は翌朝のご来光登山に回すこととし、同館のオシャレな食堂で温かく美味しいうどんランチを取りつつ、天候の回復を待ちます。
　小一時間ほど待機するも相変わらずのガスガス状態のため、業を煮やして宿を出立。以降のコース中詳細は本文・写真キャプション記載の通りで、ご主人推奨の通り、丸笹山近くのコケの森ではステキな景観が楽しめました。極上の笹原トレイルをひたすら歩いて赤帽子山頂にたどり着く頃には天候も徐々に回復、雲が流れて薄日も差し、剣山系の雄大な山岳展望の一端が垣間見えます。これに力を得て帰路はスピードアップ、初日に翌朝の「下見」も兼ねて丸笹山頂上も踏破。期待した展望は得られずじまいながら、まずまず満足して宿に帰着。ご主人に首尾を報告、四国最高標高のお風呂で汗を流した後、地場のお肉の豚しゃぶなど充実の夕食でしっかりカロリー補給。満を持して翌朝のリベンジに備えます。
　翌朝、計画通りへ電つけて宿を午前5時過ぎに出発。遠くシカの鳴き声を聞きながら、ご来光予定時刻には2度目の丸笹山頂に登り着きますが、結果的には一面のガスが霽れず、初日と同様「白一色」の残念な景観。身体も冷えるのでそそくさと下山、午前7時の朝食時間までに宿へ戻ります。ご主人から「昨日・今日は残念でしたが、晴れていれば素晴らしい景色。また来て下さいという天のメッセージかも…」とのコトバを戴きます。思い起こせば、学生時代の秋の剣山登山もガスガスで、今回の丸笹山もリベンジのはずが2日にわたってつれなく振られ、このエリアとはどうやら天候面では相性が悪そうです。小生に次なるチャンスがあるかは不明ですが、宿泊施設も充実し、シニアハイカーにも優しいこの山域は山岳景観以外にも魅力タップリ。機会あらば季節を変え、是非再訪してみたい、と思わせてくれる2日間でした。さて、気を取り直して次は今次ツアーのハイライト、土佐の花百・横倉山目指して約4時間のロングドライブです！
［※横倉山編へ続く…］