混雑で撤退よぎる仙丈ヶ岳
- GPS
- 05:58
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 1,073m
- 下り
- 1,067m
コースタイム
- 山行
- 5:16
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 5:58
天候 | 晴れ。稜線は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
・伊那市バスターミナル4:30 → 仙流荘5:10 (南アルプスモーニングジオライナー\830) ・仙流荘7:45 → 北沢峠8:25 (南アルプス林道バス 臨時便 往復\2740) 帰り ・北沢峠14:38 → 仙流荘15:19 (臨時便) ・仙流荘17:00 → 高遠駅17:20 (南アルプスジオライナー\310) (茅野駅までの場合18:24 \1780) ・高遠駅17:55 → 伊那バスターミナル18:19 (JRバス関東\530) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・トイレ 北沢峠、各小屋にあり(藪沢小屋は携帯トイレ用) ・紅葉状況 四合目以降でちらほら 馬の背の山肌が見頃。 馬の背ヒュッテ辺りが一番最盛期っぽかった。 ・積雪状況 なし、ところどころ霜柱あり --- ・北沢峠〜北沢峠長衛小屋分岐 最初北沢峠からの尾根道と、長衛小屋方面からのトラバース道があるが どちらも時間的には大差なし。 ・北沢峠長衛小屋分岐〜大滝ノ頭〜六合目 やや急な登りが続く。 危険箇所はなし。 ・六号目〜仙丈ヶ岳山頂 ハイマツ、砂利道のアップダウン。 鎖場もあり。 景色が進むごとに変化する。 小仙丈沢カールが美しい。 展望は鋸岳、甲斐駒ヶ岳、栗沢山、アサヨ峰、鳳凰三山、富士山、北岳、 間ノ岳、金峰山、八ヶ岳、中央アルプス等 ・仙丈ヶ岳山頂〜仙丈小屋 ザレ場の下り。 ナナカマドの実が沢山。 藪沢カールが美しい。 ・仙丈小屋〜大滝ノ頭 紅葉ロード。藪沢小屋辺りから沢の水がありジメジメ。 岩が湿っているところには鎖場あり。 |
その他周辺情報 | ・仙流荘に日帰り入浴\600 タオルは持参 サウナ、露天風呂あり |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
携帯
時計
タオル
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共同装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
携帯
時計
タオル
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感想
今回は前日に空木岳に登ったので伊那市に前泊しての登山です。
伊那市は初めて訪れました。
そんなに人が多いわけでもないのですが、情緒があって落ち着きますね。
片側式アーケードとか見ると妙に懐かしい気分になります。
学生も多かったですね。
近くのホテルを朝早くに出てコンビニで食料を買いこみ
伊那バスターミナルに着くと4:10頃から結構な行列でした。
一体どこからこんな人が。。
乗れるのか心配でしたが、モーニングジオライナーのバスは高速バス並みの大きさで、立ち乗りも含めて全員入りました。
この日は秋の三連休の初日で仙流荘へのアクセスのバスがシーズン終わり間際で
しかも晴れでしかも北アルプスは雪が降ってきたとのことなので
多分年間でも一番と言って良いほどの客数なのでしょう。
仙流荘で北沢峠行きのバスに乗れるのか不安でした。
案の定仙流荘に着くととんでもない行列が既に出来ていて、
仙流荘を通り越して突き当たりの建物まで来て折り返してるくらいなので200m以上あったと思います。
バスの運転手さんの話では700人くらいが来たのだとか。
5:30の始発から全く列が進まず、6時、6時半と経過。
これではたとえ乗れたとしても午後になって北沢峠から帰ってこれないんじゃないかと心配になりました。
諦めて帰りの交通機関を探し始めた時、何台か林道バスが到着してきました。
見ると座席は18名分で立ち乗りはなさそう。
いやいや、片腹痛し。これでは捌ききれんでしょう。
と思ったらあれよあれよといううちに列が進んでいく。
さすがは南アルプス屈指の登山バス。全29台でしたっけ?フル稼働してたらしいです。
運転手さん本当にお疲れ様です。
芦安広河原のバスの時も思いましたが、ここの運転手さんガイドも凄くて
見える山や道や天気の案内もそうですが、乗客の気持ちに寄り添ってるのが話す内容や言葉遣いや声色から伝わってくるんですよね。
おかげさまでなんとか7:45にバスに乗れ、無事北沢峠まで行けました。
〜〜
林道バスの詳細状況ですが、
行列はバス乗り場の列と(右)、券購入の列(左)があります。
しかしコーンで区切られているのは数十メートルくらいで、
その位置まで進んでいくとバス乗り場の列に並んでいたことがわかり、
券購入の列には誰も並んでいませんでした。
ただバスを待ってる間列が動かないタイミングで券を購入すれば並び直すことはなかったです。(場合によりけりだと思います)
券購入したのに全然バスに乗れないのではしょうがないですからね。
売り場付近まで列が進むと、係りの方が「次のバス到着は何分かかります」のように案内してくださるのでそのタイミングで買いに行くのが良いかも知れません。
人が少ないときは券購入から並ぶ必要があるのだと思います。
〜〜
話は戻って6年前に訪れた北沢峠は全く変わりなくそこにありました。
なんだか秘境感があって好きなんですよね。
ちょっと肌寒くてジャケットは必須でした。
シラビソ(コメツガ?)と苔の美しい樹林帯を登り稜線に向かいます。一合目、二合目と標識のある親切さが嬉しい。と言っても等間隔じゃなさそうでしたけど。。
五合目の大滝ノ頭からは分岐があり、小仙丈ヶ岳経由のコースを選びました。
こちらは六合目から稜線上を通るコースになるので早目に通っておきたかったからです。
自分以外にもそちらを通って馬の背方面から下山する人が多かった気がします。
稜線の景色は予想以上で甲斐駒ヶ岳はもちろんカッコ良いのですが、鋸岳が凄くいい。
紅葉したギザギザのイカつい稜線はとても印象的でした。
他にもアサヨ峰や富士山、鳳凰三山、北岳、この辺が近くに並んでるのも良かった。
標高ワンツースリーが見れるのもここだからこそですからね。
仙丈ヶ岳の小仙丈沢カールも見事でした。
紅葉の黄緑やオレンジが華を添えていて、これぞ見たかった仙丈ヶ岳という感じでした。
誰でしょうか、諦めて帰るなんて考えたのは。
帰らなくて本当によかった。
小仙丈ヶ岳からは360度の景色を見ながら稜線のアップダウンなので最高に楽しい。
馬の背方面は紅葉の最盛期といった感じで、特に仙丈小屋の方に周ると鋸岳をバックに縦構図で見えるので凄く良いです。
仙丈ヶ岳の山頂は写真撮影の列。
そりゃこれだけ景色が良ければね。
八ヶ岳や甲斐駒でさえ低く見えるのは相当登ってきた証拠。
登山口が2000mを超えてるとはいえ、よくぞここまできたもんだ。
山頂や仙丈小屋は混雑してましたが、あれだけバスに人がいた割には渋滞するほど登山者が多かったわけでもなく、風が強かった以外は快適でした。皆さん甲斐駒に行かれたのかな。
前日の空木岳が長かった分、軽登山と思えるほど短く感じました。
このくらいが一番気持ち良いんですよね。
下山は紅葉トンネルや藪沢のせせらぎを感じながら、つらくならないペースで歩き
帰りの仙流荘でバスを待つ間は景色の見える温泉に浸かって疲れを洗い流す。
自分にとってはこれ以上ない贅沢な一日でした。
広河原からのバスの復旧が待ちきれずに仙流荘から行ってしまう形になりましたが、結果的に大満足な山旅でした。
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