燕岳

2023年10月04日(水) ~ 2023年10月05日(木)

• GPS: 09:25
• 距離: 12.1km
• 登り: 1,501m
• 下り: 1,474m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:37
• 休憩: 1:13
• 合計: 5:50

距離 7.1km 登り 1,428m 下り 161m

7:33 中房温泉登山口
8:18 8:20 第１ベンチ
8:52 8:52 第２ベンチ
9:24 9:24 第３ベンチ
10:00 10:10 富士見ベンチ
10:42 11:06 合戦小屋
11:13 11:24 合戦山
12:15 12:32 燕山荘
12:38 12:39 いるか岩
12:49 12:50 めがね岩
12:55 13:05 燕岳
13:10 13:10 めがね岩
13:19 13:19 いるか岩
13:27 燕山荘

2日目

• 山行: 2:30
• 休憩: 0:43
• 合計: 3:13

距離 5.0km 登り 82m 下り 1,324m

13:27 燕山荘
7:09 7:15 合戦山
7:24 7:36 合戦小屋
8:03 8:10 富士見ベンチ
8:31 8:38 第３ベンチ
9:00 9:05 第２ベンチ
9:18 9:25 第１ベンチ
9:51 中房温泉登山口

天候

【4日】曇り時々小雨【5日】曇り時々雨朝霧

アクセス

利用交通機関：

バス

穂高駅から中房温泉登山口までバス。料金 1500円。自家用車の場合、登山口に駐車場があります。

コース状況／危険箇所等

合戦尾根を登りました。「北アルプス三大急登」と言われています。登山口から第一ベンチ手前までは九十九折の急登です。ゴロゴロした岩や小石、木の根に注意してください。第二ベンチを過ぎると傾斜は若干緩くなりますが、木の根が目立ち丸太で土留めした階段状の上りが断続します。第三ベンチからは傾斜を増し、丸太階段が断続して標高を上げていきます。登山道に張り出し露出した木の根が多くなります。富士見ベンチから合戦小屋までは登山地図に「北アルプス三大急登」と説明がある急登。傾斜は急で木製階段、丸太階段、張り出した木の根が連続します。距離は短く足場もいいのでゆっくり登りましょう。登山口から合戦小屋までの間に4ヶ所のベンチがありますので休憩しながらペースを保ちます。合戦小屋からは歩き易い道になります。ベンチがある見晴らしがいい休憩ポイントを過ぎると燕山荘が見えてきます。途中鎖場がありますが、傾斜は緩く鎖に頼らなくても通過できます。山荘直前は階段です。中房温泉に下る場合は転倒に注意して慎重に歩いてください。

その他周辺情報

中房温泉、有明温泉有明荘(燕山荘グループ、日帰り入浴可)、安曇野に観光施設多数

写真

10/4 7:35

中房温泉登山口を出発し、合戦尾根を登ります

10/4 8:13

「北アルプス三大急登」とわいわれる登りが始まります。第一ベンチ手前まで九十九折の急登が続きます

10/4 8:15

第一ベンチに着きました。標高差1200メートルを一気に登るので各ベンチでしっかり休憩します

10/4 8:17

ベンチごとに距離が標示されているので確認します

10/4 8:20

一面のクマザサ

10/4 8:47

第二ベンチに着きました。ここでも休憩

10/4 8:52

登山道に木の根が張り出しています

10/4 8:55

紅葉して1枚だけ落ちたムシカリの葉

10/4 8:57

ウスノキのようです。登山道のあちこちにありました

10/4 9:01

ちらほらと色づいています

10/4 9:02

紅葉したムシカリ

10/4 9:19

紅葉したゴゼンタチバナがアクセントに

10/4 9:21

第三ベンチに着きました。ほぼ中間地点です

10/4 9:35

アカモノ。ヤマアジサイが黄色く色づきはじめています

10/4 9:38

ゴゼンタチバナ

10/4 9:45

一面紅葉したゴゼンタチバナ

10/4 9:47

ムシカリ

10/4 9:48

ムシカリの実です

10/4 9:50

これは見事なツルリンドウ

10/4 9:50

鮮やかな赤です

10/4 9:54

シラタマノキ

10/4 10:01

富士見ベンチに着きました

10/4 10:09

「北アルプス三大急登」の中でも傾斜がきつい区間です

10/4 10:18

第三ベンチを過ぎたあたりから紅葉が目立つようになりました

10/4 10:19

黄色とオレンジに彩られています

10/4 10:20

アカモノ。一つの枝に実がたくさんついています

10/4 10:21

クマザサの緑と紅葉がきれいです

10/4 10:23

見上げるような急坂

10/4 10:24

ナナカマドがうっすら紅葉していました

10/4 10:27

合戦小屋まであと10分

10/4 10:31

ゴロゴロした岩の間を縫うように登ります

10/4 10:32

急登は終わり合戦小屋まであと5分。日がさしてきました

10/4 10:36

うっすら黄色になったムシカリ

10/4 10:37

合戦小屋に着きました。名物のスイカは終了しお汁粉に代わりました

10/4 10:37

山全体が色づいています

10/4 11:08

ここからは傾斜は緩くなり紅葉を楽しみながら歩けます

10/4 11:15

青空がのぞきました

10/4 11:16

紅葉したクロウスゴ

10/4 11:17

合戦尾根の紅葉をお楽しみください

10/4 11:19

10/4 11:39

10/4 11:44

大天井岳(右)から東大天井岳へと続く山並み。ここを縦走する予定でした

10/4 11:47

燕山荘が見えてきました

10/4 11:47

中央はるかに鹿島槍ヶ岳が見えています

10/4 11:58

一輪だけ残っていたアオノツガザクラ

10/4 12:17

燕山荘に着きました。雄大なアルプスの山並みが目の前に広がります

10/4 12:31

パノラマです。槍ヶ岳方向。槍の穂先は雲の中でした

10/4 12:31

双六岳、三俣蓮華岳方向

10/4 12:31

鷲羽岳、水晶岳方向

10/4 12:31

燕岳山頂のすぐ左に立山が見えています

10/4 12:35

燕岳山頂に向かいます

10/4 12:47

山頂が近くなってきました

10/4 12:48

ハイマツの下の見事なコケモモ

10/4 12:57

燕岳山頂に着きました

10/4 12:57

稜線はるか先に立山、剱岳が見えています

10/4 13:02

大天井岳に向かう稜線

10/4 13:19

イルカ岩

10/5 6:35

5日朝、縦走は断念し下山します。雨は上がりましたが濃い霧が立ち込めています

10/5 7:03

雲の切れ間から町並みが見えました

10/5 7:07

市街地は晴れているようです

10/5 7:10

大天井岳の山並みはまだ雲の中です

10/5 7:11

尾根に吹く風で木々が揺れています

10/5 8:18

タケシマラン。登る時には気付きませんでした

10/5 8:24

クロウスゴ。これも見落としていました

10/5 8:28

美ヶ原方向の山並み

10/5 8:36

クマザサの葉に残った昆虫の食痕。葉が巻いている時に外側から芯に向かって昆虫が突き刺すように葉を食べた痕です。葉が開くとこうなります

10/5 8:35

「マシンガンホール」とも呼ばれています

10/5 9:51

登山口に戻りました

撮影機器：

SHV45 SHARP

感想

haras3142

4日から2泊3日で燕岳~大天井岳~常念岳~蝶ヶ岳を縦走する予定で中房温泉から入山しましたが、5日の縦走路は強風、低温、降雪の予報だったため縦走は早々に断念し、燕山荘に1泊して中房温泉に下山しました。予報通り5日早朝は山荘周辺は雨で濃い霧に包まれ、強い風が吹いていました。天候がどんどん悪化する予報でしたので早めに下山を開始、幸い出発時には雨が上がり尾根筋で強風が吹いたものの、ほとんど雨に降られることなく下山しました。時折雲間から東大天井岳、八ヶ岳や多武峰の山並みを見ることができました。時間に余裕があったのでゆっくり歩き、登る時には気づかなかった植物も撮影できました。計画した縦走はできませんでしたが、安全第一。やむを得ない判断だったと思います。4日の夕食時には山荘スタッフから5日の天気の説明と「縦走は危険です」のアドバイスがあり、早めに計画を中止して良かったと思いました。5日夜に宿泊を予約していた常念小屋は前日キャンセルとなりましたが、スタッフの方が「またぜひお出かけください」と快く対応してくださいました。感謝します。下山が早かったので日帰り入浴して、地元の農産物直売所併設の食堂で安曇野そばを楽しむこともできました。