冬の乗鞍岳(Mt. 乗鞍スキーリゾートから往復)【1泊2日テント泊】
- GPS
- 32:00
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,133m
- 下り
- 1,619m
コースタイム
2日目: 7:15 キャンプ地 - 8:25肩の小屋の近くのコル - 9:45 剣ヶ峰(山頂)- 11:00 キャンプ地 -12:40 スキー場
天候 | 1日目: 曇り 2日目: 晴れ・強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
帰り:行きの逆。(帰りはリフトが使えないので徒歩で降りてくる事になります。) ※リフト代、400円x2本 (一番下から乗る場合には3本になります) |
コース状況/ 危険箇所等 |
ルートについて: トレースもあり全体的に視界良好だったので、迷う事はありませんでした。 ただ、朝日岳周辺はトレースはありません。 肩の小屋側から朝日岳頂上を経由して登れば、少しだけ岩が出ているところがあり、 ところどころアイスバーンになっているところがあります。 トラバースする場合には、雪崩などの可能性が無いかなどの判断も必要かもしれません。 (私達は登りは肩の小屋近くから直登して朝日岳の山頂を通り、 下りは朝日岳を巻きました。) 積雪状況: トレースはあったもののまだまだ雪が深めの所があったので、 スノーシュー、ワカン、スキーなどはあるほうが便利です。 山頂直下くらいでは12本アイゼンに履き替え、ピッケルに持ち替えました。 |
写真
感想
12月に一度行こうとして天候不良のために諦めた乗鞍岳。
今回は風はそれなりに強いものの、視界は良さそうだったので行ってみる事にしました。
朝一番のリフトに乗れれば、日帰りも出来ない事は無さそうですが、
せっかくの残り少ない冬なので、キャンプも含めて楽しみます。
メンバーはJuhaniとMarekです。
初日、スキー場からリフトを乗り継いでリフト最上部まで。
この先、雪の深さはそれなりにあります。
これをラッセルという事になったら本当に大変だったと思いますが、
たくさんのスキーツアーの方達のトレースがあったので
ありがたく使わせてもらう事にしました。
雪を踏みしめながら歩くのって、やっぱり気持ちがいいです。
冬、終わっちゃうの嫌だな、なんて考えながら歩くこと30分。
さっきまでの気持ちはどこへやら。
その後すぐに雪上歩きにバテバテ、上半身が汗でびしょ濡れ。
早速みんなから遅れをとります。
気分的には3時間(実際には1時間20分)歩いたところで、
小屋と山頂ルートの分岐に。
ここで、どこにテントを張るか話し合いをします。
小屋がやっているならそこで夕食とビール買って、
小屋の近くでテント立てようという事に。
再度荷物を背負って、小屋に向かいます。
久々のテント泊でしんどい状態でしたが、
最後の力を振り絞り30分頑張って位ヶ原山荘到着です。
さてさて、早速休憩!と思いきや・・・私達日帰り客の営業は終了との事。
15時までだったので30分ほどのタイムオーバー。
オーナーさんは宿泊客の夕食作りで大忙しなので、中で休憩もちょっと難しい。
テントも小屋の近くには立ててはいけないそうなので、来た道を40分かけて戻ります。
(やっぱりご褒美が目の前にあるのと無いのとでは歩くスピードに差があり?!)
今夜は分岐のところでキャンプ。明日に備えます。
テントを立ててゆっくりしていると、外にいるMarekが夕焼けがきれいだと教えてくれます。
明日の天気はきっといいねと嬉しい一言。明日が楽しみになってきました。
そして夜は満点の星。空が近すぎてドキドキします。
テントの布一枚を隔てただけでこの星空の下にいると考えるだけで、
17kg背負ってきた価値が充分。気持ち良く眠りにつきました。
そして翌日、朝寝坊。
いつの間にか目覚ましを止めてしまった様子。
Juhaniに起こされた時には起きる時間を30分オーバーしていました。。
出発を30分遅らせてもらいます。
歩いて行くと、目の前に乗鞍が見えてくるので、もうすぐ!という気分。
のはずなのに、、、歩けども歩けども・・・
近く見える時ってたいてい遠いんですよね。
朝日岳の斜面をトラバースして登りたいですが、雪崩の可能性も考えて、
登りは肩の小屋からの直登ルートを使います。
ところどころにアイスバーンが出現するのでちょっと面倒。
Juhaniがピッケル・アイゼンに変えたので、私も真似します。
ところどころピッケルが刺さらないくらいの固いところがあったので、
ワカンだったら結構危なかったかもです。アイゼンに変えておいてよかった・・・
ちょっと長めできつめの直登を頑張って、まずは朝日岳登頂。
風は強いけど天気は良かったので、ここから見る稜線、最高でした!!!
乗鞍岳山頂までの歩きはいくつかアップダウンがあり、
風にもさらされっぱなしなので、それなりに体力使いますが、
景色の満足度の方が圧勝。山頂までの道は最高の気分で歩けます。
そして乗鞍岳山頂到着。剣ヶ峰!冬の3000m超え。これはうれしいですね。
このまま居たいけど凍りそうになるので、ささっと写真を撮って下山。
帰りは朝日岳をトラバースしていきます。
(雪崩大丈夫かなと心配でしたが、
Marekの提案で一人一人感覚を開けていきました。)
そしてキャンプ地まで戻り、テントと寝袋をしまい、
一気に重くなった荷物を持って下山です。
帰りはリフトが使えないので、スキー場の隅っこを歩きます。
スキー場を歩くのってちょっと恥ずかしいけど、
人のスキーとかスノボ姿が見れるので、飽きません。
結構楽しみながら歩けました。
リフト3本分、たくさん楽しんで駐車場まで戻り、この日の登山が終了でした。
日中の青空と銀世界、夜の澄んだ星空、すごい心に残った週末となりました。
おしまい。
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