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記録ID: 602166
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

冬の乗鞍岳(Mt. 乗鞍スキーリゾートから往復)【1泊2日テント泊】

2015年03月14日(土) ~ 2015年03月15日(日)
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begreen juhanic その他1人
GPS
32:00
距離
13.3km
登り
1,133m
下り
1,619m

コースタイム

1日目: 13:35 リフト最上部 - 14:55 山小屋と山頂直登ルートの分岐 - 15:22 位が原山荘 - 16:00 キャンプ地(山小屋と山頂直登ルートの分岐)
2日目: 7:15 キャンプ地 - 8:25肩の小屋の近くのコル - 9:45 剣ヶ峰(山頂)- 11:00 キャンプ地 -12:40 スキー場
天候 1日目: 曇り
2日目: 晴れ・強風
過去天気図(気象庁) 2015年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
行き: 新宿から松本駅までは電車、松本駅からレンタカーでMt. 乗鞍スキーリゾートで、リフト最上部まで。
帰り:行きの逆。(帰りはリフトが使えないので徒歩で降りてくる事になります。)
※リフト代、400円x2本 (一番下から乗る場合には3本になります)
コース状況/
危険箇所等
ルートについて:
トレースもあり全体的に視界良好だったので、迷う事はありませんでした。
ただ、朝日岳周辺はトレースはありません。
肩の小屋側から朝日岳頂上を経由して登れば、少しだけ岩が出ているところがあり、
ところどころアイスバーンになっているところがあります。
トラバースする場合には、雪崩などの可能性が無いかなどの判断も必要かもしれません。
(私達は登りは肩の小屋近くから直登して朝日岳の山頂を通り、
下りは朝日岳を巻きました。)

積雪状況:
トレースはあったもののまだまだ雪が深めの所があったので、
スノーシュー、ワカン、スキーなどはあるほうが便利です。
山頂直下くらいでは12本アイゼンに履き替え、ピッケルに持ち替えました。
リフトで登ります。一人一つのリフトでスペースを贅沢に使用♪
2015年03月14日 13:15撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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3/14 13:15
リフトで登ります。一人一つのリフトでスペースを贅沢に使用♪
リフトを下りたらトレースいっぱい!でもほとんどがスキー用?!
2015年03月14日 13:36撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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3/14 13:36
リフトを下りたらトレースいっぱい!でもほとんどがスキー用?!
以外に幅広だったトレース。アイスクリームの上を歩いている気分。
2015年03月14日 13:40撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
3/14 13:40
以外に幅広だったトレース。アイスクリームの上を歩いている気分。
山頂へのルートと位ヶ原山荘との分岐点。詳しい看板がありがたいです。
2015年03月14日 14:53撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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3/14 14:53
山頂へのルートと位ヶ原山荘との分岐点。詳しい看板がありがたいです。
小屋まで頑張るぞー。着いたらビールだぁ!
2015年03月14日 15:07撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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3/14 15:07
小屋まで頑張るぞー。着いたらビールだぁ!
小屋までの道には赤旗が立てられていて分かりやすいです。親切です。
2015年03月14日 15:14撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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3/14 15:14
小屋までの道には赤旗が立てられていて分かりやすいです。親切です。
風はそこそこあり、一部のトレースも消えていますが、ラッセルはほぼなしでした。
2015年03月14日 15:14撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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3/14 15:14
風はそこそこあり、一部のトレースも消えていますが、ラッセルはほぼなしでした。
位ヶ原山荘が見えました!もうちょっと〜!
2015年03月14日 15:21撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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3/14 15:21
位ヶ原山荘が見えました!もうちょっと〜!
山荘と山頂の分岐道に戻る時、少しずつ天気が回復してきました。
2015年03月14日 15:44撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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3/14 15:44
山荘と山頂の分岐道に戻る時、少しずつ天気が回復してきました。
夕方、外でずっと景色に見とれてしまいました。
2015年03月14日 18:01撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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3/14 18:01
夕方、外でずっと景色に見とれてしまいました。
山頂までの道はトレースなしです。でもそれほど雪は深くありません。
2015年03月15日 07:29撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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3/15 7:29
山頂までの道はトレースなしです。でもそれほど雪は深くありません。
夏はあの小屋まで車で行けてしまいます!
2015年03月15日 08:22撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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3/15 8:22
夏はあの小屋まで車で行けてしまいます!
天気は良くて景色がキレイだけど、風は強い。。。まぁ、名物ですから・・・
2015年03月15日 08:22撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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3/15 8:22
天気は良くて景色がキレイだけど、風は強い。。。まぁ、名物ですから・・・
結構雪が締まっていて、サクサク音がします。
2015年03月15日 08:26撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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3/15 8:26
結構雪が締まっていて、サクサク音がします。
一部はテッカテカ〜。慎重にすすまなきゃ。。
2015年03月15日 08:28撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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3/15 8:28
一部はテッカテカ〜。慎重にすすまなきゃ。。
朝日岳の直登、見た目以上に長いかもです。
2015年03月15日 08:54撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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3/15 8:54
朝日岳の直登、見た目以上に長いかもです。
朝日岳から剣ヶ峰の稜線を歩いていると、お釜を周回している気分になります。
2015年03月15日 09:22撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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3/15 9:22
朝日岳から剣ヶ峰の稜線を歩いていると、お釜を周回している気分になります。
奥のピークが剣ヶ峰。この稜線をてくてく。
2015年03月15日 09:24撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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3/15 9:24
奥のピークが剣ヶ峰。この稜線をてくてく。
御嶽バックに剣ヶ峰!3,026m!
2015年03月15日 09:46撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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3/15 9:46
御嶽バックに剣ヶ峰!3,026m!
下山で朝日岳は巻きました。念のため、一人ずつ感覚をあけて歩きます。
2015年03月15日 10:00撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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3/15 10:00
下山で朝日岳は巻きました。念のため、一人ずつ感覚をあけて歩きます。
そろそろ私も出発。天気がいいおかげで、絶景の中歩けました。
2015年03月15日 10:00撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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3/15 10:00
そろそろ私も出発。天気がいいおかげで、絶景の中歩けました。
北アルプスもまだ雪がすごい残っています。
2015年03月15日 10:24撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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3/15 10:24
北アルプスもまだ雪がすごい残っています。
スキー場歩き!上手な人がたくさんでした。
2015年03月15日 12:20撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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3/15 12:20
スキー場歩き!上手な人がたくさんでした。

感想

12月に一度行こうとして天候不良のために諦めた乗鞍岳。
今回は風はそれなりに強いものの、視界は良さそうだったので行ってみる事にしました。
朝一番のリフトに乗れれば、日帰りも出来ない事は無さそうですが、
せっかくの残り少ない冬なので、キャンプも含めて楽しみます。
メンバーはJuhaniとMarekです。

初日、スキー場からリフトを乗り継いでリフト最上部まで。
この先、雪の深さはそれなりにあります。
これをラッセルという事になったら本当に大変だったと思いますが、
たくさんのスキーツアーの方達のトレースがあったので
ありがたく使わせてもらう事にしました。

雪を踏みしめながら歩くのって、やっぱり気持ちがいいです。
冬、終わっちゃうの嫌だな、なんて考えながら歩くこと30分。
さっきまでの気持ちはどこへやら。
その後すぐに雪上歩きにバテバテ、上半身が汗でびしょ濡れ。
早速みんなから遅れをとります。

気分的には3時間(実際には1時間20分)歩いたところで、
小屋と山頂ルートの分岐に。
ここで、どこにテントを張るか話し合いをします。
小屋がやっているならそこで夕食とビール買って、
小屋の近くでテント立てようという事に。
再度荷物を背負って、小屋に向かいます。

久々のテント泊でしんどい状態でしたが、
最後の力を振り絞り30分頑張って位ヶ原山荘到着です。
さてさて、早速休憩!と思いきや・・・私達日帰り客の営業は終了との事。
15時までだったので30分ほどのタイムオーバー。
オーナーさんは宿泊客の夕食作りで大忙しなので、中で休憩もちょっと難しい。
テントも小屋の近くには立ててはいけないそうなので、来た道を40分かけて戻ります。
(やっぱりご褒美が目の前にあるのと無いのとでは歩くスピードに差があり?!)

今夜は分岐のところでキャンプ。明日に備えます。
テントを立ててゆっくりしていると、外にいるMarekが夕焼けがきれいだと教えてくれます。
明日の天気はきっといいねと嬉しい一言。明日が楽しみになってきました。
そして夜は満点の星。空が近すぎてドキドキします。
テントの布一枚を隔てただけでこの星空の下にいると考えるだけで、
17kg背負ってきた価値が充分。気持ち良く眠りにつきました。

そして翌日、朝寝坊。
いつの間にか目覚ましを止めてしまった様子。
Juhaniに起こされた時には起きる時間を30分オーバーしていました。。
出発を30分遅らせてもらいます。

歩いて行くと、目の前に乗鞍が見えてくるので、もうすぐ!という気分。
のはずなのに、、、歩けども歩けども・・・
近く見える時ってたいてい遠いんですよね。
朝日岳の斜面をトラバースして登りたいですが、雪崩の可能性も考えて、
登りは肩の小屋からの直登ルートを使います。
ところどころにアイスバーンが出現するのでちょっと面倒。
Juhaniがピッケル・アイゼンに変えたので、私も真似します。
ところどころピッケルが刺さらないくらいの固いところがあったので、
ワカンだったら結構危なかったかもです。アイゼンに変えておいてよかった・・・

ちょっと長めできつめの直登を頑張って、まずは朝日岳登頂。
風は強いけど天気は良かったので、ここから見る稜線、最高でした!!!
乗鞍岳山頂までの歩きはいくつかアップダウンがあり、
風にもさらされっぱなしなので、それなりに体力使いますが、
景色の満足度の方が圧勝。山頂までの道は最高の気分で歩けます。

そして乗鞍岳山頂到着。剣ヶ峰!冬の3000m超え。これはうれしいですね。
このまま居たいけど凍りそうになるので、ささっと写真を撮って下山。
帰りは朝日岳をトラバースしていきます。
(雪崩大丈夫かなと心配でしたが、
Marekの提案で一人一人感覚を開けていきました。)

そしてキャンプ地まで戻り、テントと寝袋をしまい、
一気に重くなった荷物を持って下山です。
帰りはリフトが使えないので、スキー場の隅っこを歩きます。
スキー場を歩くのってちょっと恥ずかしいけど、
人のスキーとかスノボ姿が見れるので、飽きません。
結構楽しみながら歩けました。
リフト3本分、たくさん楽しんで駐車場まで戻り、この日の登山が終了でした。
日中の青空と銀世界、夜の澄んだ星空、すごい心に残った週末となりました。


おしまい。

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