続、中辺路 熊野三山詣で 小雲取越/大雲取越:熊野本宮大社s-新宮駅G
- GPS
- 13:47
- 距離
- 47.1km
- 登り
- 2,598m
- 下り
- 2,630m
コースタイム
- 山行
- 4:00
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 4:17
- 山行
- 9:02
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 10:03
天候 | 初日は晴れ、二日目は曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
行き:大阪(くろしお号)→紀伊田辺→田辺駅前(明光バス)→熊野本宮大社前 帰り:新宮(きのくに線)→白浜(くろしお号)→大阪 |
写真
感想
前回の田辺〜熊野本宮から早4ヶ月。繋げて那智・新宮(電車あり)の熊野三山制覇に向けて一泊二日のテン泊旅スタートです。
◆小雲取越:熊野本宮大社〜小口キャンプ場
今回はくろしお号順調に出発ですが、3連休もあってか満員で田辺からのバスも同じくでラッキーなことにギリ乗れましたがヒヤヒヤもんでした。(;^_^A
さっそく、改めて来世を救済する本宮大社に参拝してから出発です。
しばらく車道を進み途中右車道脇に古道へと入ります。少々のアップダウンで景色無しの中、一旦車道へ降り請川口へ。
熊野川の色は素晴らしく、見る角度で澄んだ青やミルクがかったターコイズブルーが素晴らしい。
デイリーヤマザキを超えてとりそば屋さん(良い匂いがした)から古道へ。ゆっくり目の坂からの横移動、トレイルも整備されており、うん!気持ちよす。
松畑茶屋跡先の万歳峠からまずまずの登りからのアップ横アップ横で百間ぐらにちゃこ、果無山脈から大塔山山系が見られ眺望いい 。
百間ぐらからちょっと降ると車道(右手にトイレあり)越えて古道に入ります。
その後の登りで小雲取山ですがいつの間にか通りすぎており桜峠はそこまで斜度なく登りも短い、緩く降れば桜・椎の木茶屋、そこからはのんびり降りでちょこちょこ石畳が出てくる、でしばらくして車道へ。
本日のゴール小口キャンプ場まではあと少しですが、晩御飯の後の寛ぎタイムにポテチを買いましょう。
唯一の商店である南方商店へ入ると、お疲れ様でしたねと芦屋マダムを彷彿とさせる品の良いマダムが労ってくれます。しばらくお話しをして小口キャンプ場へ。
途中の川がものすごく透明なブルーで飛び込みたかったが風邪をひくのは間違いないのでグッと堪えキャンプ場へ。
小口キャンプでは2400円を払い、日暮も早くなったので急いで設営。元気のいいオーナーがビール冷えてるよと言ってたのが呼び水で買いに出て晩御飯に取り掛かる。電気ポットが使えるのは楽ぅー(≧▽≦)
その後は宿泊棟にあるお風呂で汗を流しさっぱり。外に出ると標高は低いのに3000m級と遜色の無い星空を堪能。 宿泊棟は外国の方が多く賑わっていた。
20時過ぎには就寝。
◆大雲取越:小口〜那智大社・那智駅
4時前に起床、5時過ぎに出発!晴れ男ですが雨予想だったので早めにゴー。
昨日の南方商店近くの入り口からまだ真っ暗な道を行きます。
14.1km標識からいい感じの道で岩と木の根を頼りにいい塩梅の坂道から古道らしい石段が続く、円座石を越えてしばらく登って横移動からの、無慈悲石畳が現れますがすぐに楠の久保旅籠跡から斜度落ち着く、その後はまずまずの斜度をいつの間にか黙々と歩続けていますが、京都での苦戦した愛宕山と似た斜度と雰囲気ではあるが楽に感じたのは気温の差かな?って言ってると斜度上がる!(;゜Д゜) その後、胴切り坂の名が!
まだサラ足なのでガンガン登って平坦の開けた所に出ますが最終の越前峠はゆる坂をもうちょい先。
峠から結構降り沢に出たら登り返しは短く、石倉峠から道脇が台風で?崩れてる所降ると車道に出て地蔵茶屋ちゃこ。トイレと自販機あり
茶屋からは沢沿いの車道で登りピーク?から右の古道へ入る、色川辻からまずまずの登りで舟見峠ちゃこ、そこから登立茶屋まで降る。
その後ポツポツ雨が風を伴い本格的に(・・;)
でも森の中なのでやり過ごせてたが那智高原公園に着き森出るとアウト。
いわゆる嵐というやつです。
やめときゃ良いのに当初通り、かけぬけ道で妙法山へ。
もう斜度が初っ端からキツい。
雨も降りこんできてレインウェア羽織る。おニューレインウェア体験\(^o^)/やったね
胴切り坂は標高差見てたので覚悟あったがここはノーマークで完敗。
妙法山後も阿弥陀寺まで登りあり。ヘロヘロで臨んだ折り返しの坂はそこまでキツく無く良かった。
折り返し道は台風とかで枝が覆っていたり高原との分岐からは崩れてる?感じの所を降ってようやく那智大社ちゃこ。
霧が流れてきてたが写真でよく見る三重塔と滝を眼前にしてようやく着いたと実感。
現世の縁を結ぶ那智大社でお参り後、滝を感じるために飛瀧神社へ。
間近で見る滝は良いですな。特に落ちてきた水が途中の岩に当たって飛沫いているところが迫力あり。
さて、観光もそこそこにゼロポイント目指して那智駅へGO。
下から人が雨の中どんどん上がってきてて不思議だったが、所謂熊野古道の石畳で有名な大門坂でした。先を急ぎます。
その後は車道に出て進むが雨が酷く携帯を確認するのが億劫で本当は古道があったみたいだがそのまま、とぼとぼと進む。
あと少しのところで世界遺産の補陀洛山寺へ寄り道。平維盛の供養塔あり。
さぁいよいよ荒れた太平洋を望む海へちゃこう。
やっと着いたよ、予定より歩いたんじゃないか?だが、終わりじゃない!忘れちゃならない三山の速玉大社へ。
◆那智駅〜新宮駅・速玉大社
うん、電車の本数がネック。
各駅電車で新宮駅へ着き相変わらずの風雨の中、前世の罪を清める速玉大社へ。途中アーケードあり。
境界の橋からすでに朱色が鮮やかです。
入ってすぐの八咫烏神社へ参拝して本殿へ。
こちらも熊野本宮大社に近い造りで、雰囲気良く立派な社でした。
これにて、熊野三山コンプリート! 回る順はさておき頑張った。
・・・これから大阪へ帰りますが、これが1番きつかった。
もう15分早ければ新宮から特急1本で行けたのだが、松坂まで北上(3:25)するか、白浜まで(2:10)南下するか?どちらも乗り換えの駅まで各駅停車。
で、私は到着時刻よりも乗り換えまでの時間が短い(トイレ問題があるので)白浜コースを選択。
揺れにより早々に携帯で時間をつぶすことができず暇を持て余す。
ギリギリの精神状態で白浜から特急に乗り換えるも大阪駅まで更に2:30かかり、こちらは揺れが少なく携帯で時間を潰せたがもう限界(゜o゜)
大阪駅では21時ですよ、お腹空いてんねん。
タンパク質〜ということで、梅田の大松さんへ駆け込みホルモン盛り合わせを。
量もありツケたれも好みで満足満足でフィニッシュ。
●中辺路は熊野川沿いにもルートがあるようですが、歩いた中で一番歩きやすかったのは小雲取越えの本宮〜小口です。道も綺麗でアップダウンも少なく良いのですが、ずっと同じ道で見どころも百間ぐらからの景色ぐらいで飽きちゃうかも。
熊野古道を感じるのは大雲取越えの小口〜那智大社です。南方商店のマダムがおっしゃっていた、雨だと滑るから注意してねの言葉通り、ほぼ石畳のルートで起伏もあって堪能できます。
景色や楽しさでいうと滝尻王子〜小広王子で、ミッション的に王子が点在し集落や集落からの景色も良く色々体感できるのが良かった。
色々な方々が保全に尽力されているのが感じられ、また行き交う方々が古道を楽しんでおられ笑顔で挨拶をされるのでこちらも気持ちよく挨拶ができて楽しめた道でした。
※あとがき
本来は先週予定してましたが、くろしお号の遅延により断念。
家へ戻りふて寝からの神戸サウナ、翌日は京都伏見で飲んだくれの旅を満喫。
ちなみに、くろしお号への乗り場が分からなすぎ。まよったので多分1〜2分差で間に合ってなかったと思う。
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