丹沢水無川水系 セドノ沢左俣
- GPS
- 07:20
- 距離
- 4.0km
- 登り
- 766m
- 下り
- 756m
コースタイム
天候 | 晴れのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所:20m滝の左岸巻きは狭く、危険 登山ポスト:渋谷駅北口バス停 温泉:湯花楽(割引券で500円) http://kanto.pokanavi.jp/coupon-print.php?eid=00187 |
ファイル |
非公開
6034.xls
計画書
(更新時刻:2012/08/28 13:59) |
写真
感想
今回はctakaさんがCLやるということで同行させていただきました。CLは経験してナンボだと思うので、ぜひ進んでやってほしいです。ただし、沢CLって考えているよりずっと要求されるものは多いと思います。現場での経験もさることながら、最低限マスターしていないといけないことは身についてからでないと、現場での応用もきかないので。
セドの沢左俣は2回目。登る滝が多かったような気がしたが、実際はそうでもなかったので記憶なんてそんなものだ。今回はツメでしびれた。明らかに前回は通っていない。それほど悪いとこをツメた。時間もいっぱいいっぱいだったので、皆登れるメンバーでよかった。
ctakaさんのCL(チィーエル)デビュー戦、
ということで丹沢 セドノ沢に。
私もまだCLとして半人前なので、
常に自分だったらどうするかを考えながら、
後続からついていきました。
リーダーシップ、後続メンバーのフォロー、気配り、
読図、登攀、支点構築、時間管理、
現場の判断などなど、
さすがctakaさんといったところ。
見習うところがたくさんありました。
人数も多く登攀に時間がかかっていたため、
遡行中はもう少し急いだほうがいいんじゃないかなとも思ったりしてましたが、
結果的にはちょうどよい下山時間で終えることができました。
絶妙な時間管理でした。
それにしても、今回は左沢の高巻きがすごく大変。
今までの沢の中でも1,2を争うぐらいのしょっぱさ。
冷や汗がでました。
CL訓練の第2段階。これまではSLのような立場から、読図や支点構築・リードなどを学んでいましたが今度はCLやれる人にバックアップしてもらい、CLそのものに挑戦しました。
行き先を決めるところからメンバー決定、計画書作成まで今までにない緊張感がありました。やっぱCLへの心理的依存は大きかったんですねー。計画書を山行管理局に提出するボタンを押すのもドキドキでした。
以下、登攀・ロープワーク・読図に分けて感想を述べます。
●登攀
水量が少なかったせいもあり、なんとか登れた。ただ左俣大滝10mと左沢5mはかなりの怖さがあった。ジムで練習して良かった、というのもあるが、今年何回も沢に行って慣れていたのが大きかったように思う。ただ、ランニングがないと本当に怖い。途中でハーケンを打ったりカムを使ったりするかどうかの判断が難しい。
●ロープワーク
まだまだ慣れが必要。反省点2点。まずは、声かけ。4回のロープ登攀のうち3回目の10m滝の時のみチョイ掛けでビレイしたがそれを周知徹底できなかったこと。登る前に方針決定して伝えるべきだった。(実際、クレイムハイスト結びで登り始めようとしてしまった)また、フィックスを張った後も下に積極的に声をかけて上って欲しい旨伝えることが重要。次に、適切なビレイ方法ができていなかった。上でATCを使ってビレイしていたが、それでは止まらないので支点ビレイがこの場合適切。三つ峠でもっと練習しないと。
●読図
セドノ沢分岐まではバッチリ看板がついていたが、その後は看板なし。これまでの経験が生きて登っている最中もシッカリ周りの状況を確認し、常に現在位置を確認することができた。最後は右沢から書策小屋に抜けるつもりが途中で左沢に方針転換したが無事稜線に出ることができた。あとは回数をこなして覚えて行こうと思う。釜の沢でトップを歩かせてもらって本当に良かった。
ロープは4回出しました。
(1)本谷F1 10m
左側に鎖がついていますがそれは使わず、流芯から少し左にロープを掛けて登った。最後は流芯から離れる方向に登った。支点は頑丈なペツルボルトがあり、底に残置されていたロープスリングに掛けた。(残置ロープはなるべく使わないほうが良いとの指摘を受ける。反省)フィックスで登ってもらった。
(2)左俣大滝10m
右側から登る。結構怖かった。上部でホールドがヌメリ、なんとも言えないスリル。支点は岩に240cmロープスリングをかけた。フィックスで登ってもらった。
(3)10m滝(左沢出合下)
右側から登る。快適な登りだったが、やはりランニングが少ない。上で支点ビレイした。ビレイの最中に大雨が降ってくる。支点は潅木。
(4)5m滝(左沢出合上)
左側から登る。これも怖かった。ランニングがゼロ。一歩目が大きく、大変。ヌメリと砂利でフリクションが効かないわけだが、うまく体重移動して登るしかない。支点は潅木、フィックスで登ってもらう。
というわけで、なんとか無事に遡行を終えることが出来ました。バックアップして頂いた会長とザッパのおかげです。また、他のメンバーも安心して登ってもらえるメンバーだったので楽させてもらいました。
しかし疲れた!!!
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