【一泊二日避難小屋泊】十字峡〜中ノ岳〜丹後山周回
- GPS
- 14:43
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 2,339m
- 下り
- 2,342m
コースタイム
- 山行
- 8:39
- 休憩
- 2:16
- 合計
- 10:55
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
スマホ電波(ドコモ)は中ノ岳手前の斜面で入った。 中ノ岳山頂も含めてそれ以降は入らず。 |
写真
装備
個人装備 |
テント泊装備(テントを除く)
防寒着
雨具
昼ご飯
行動食
非常食
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
携帯
時計
ストック
OD缶ガスバーナー
水(ボトル0.75L+タンク2.0L)
|
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感想
金土日の三連休。
もともとは新潟の別の山を計画していたが、ふと中ノ岳の存在を思い出してしまい、中ノ岳の登頂欲が強くなってしまったので計画を変更。
10年前に観光で十字峡を訪れた際、登山センターの中ノ岳登山口を見て、こんな急斜面を登った先にはどんな景色があるのかと強く印象に残っており、登山をやるようになってからはいつか登ってみたいと憧れていた。
ひたすら急登を登るコースで中ノ岳は上級者向きの山とされていたため、自身の実力が伴うまで様子を見ていた。
前回、蝶ヶ岳〜常念岳縦走で自身の力量が分かり、これなら行けると判断して挑戦することにした。
日帰りも考えたが、丹後山からの下山に不安を感じた。
幸い小屋閉めは日曜日とぎりぎり間に合うので、丹後山避難小屋で一泊し、十字峡へ降りるプランにした。
荷物の重量は13kg。テントがないのでその分軽い(軽くない)
【一日目】
夜中1時に自宅を出発して十字峡登山センターに車を停めて4時から歩き始めた。
■十字峡登山口〜日向山
登山口からひたすら急登が続く。
岩場もあり、木の根を足がかりに登るような垂直な箇所もある。
降りでここを通るのは大変だろう。
気温が低く冷たい風が吹いていたが、それでも汗ばんだので夏場はとても歩ける気がしない。
■日向山〜中ノ岳
泥濘んでいたり笹が生えていたりで足元が汚れ始める。
ゲイターか雨具下が必要。
■中ノ岳〜兎岳
アップダウンのある稜線。中ノ岳でしっかりと休憩とらなかったせいでかなりきつかった。子兎岳周辺は日が射さず湿ってて滑りやすく狭くて歩きにくい。
滑落したところで死ぬことはなさそうだが怪我に注意。
■兎岳〜丹後山
特に危険箇所無し。
歩きやすいからと景色に注視していると転ぶかもしれない
宿泊地の丹後山避難小屋は内部・トイレともにきれい。
小屋へ入るとソロ1名、PT2人、計3名がすでにいらしゃった。
この日は自分を含めて4人の宿泊者。
15時くらいから皆さん寝支度をし始めてびっくり(^^;)
いくら疲れていてもそんな早い時間から寝られないので、自分は外で食事や景色を眺めつつ時間つぶし。
時折外へ出てこられて談話しつつ夕日まで待機。
ダウンを着込んでホッカイロも使っていたが外はかなり寒い。
就寝したあとは足先が冷たくて何度も目が冷めた。
トイレがてら外へ出ると星はそこそこ見えたが流れ星は確認できなかった。
【二日目】
この日はCT4時間で下山するだけ。
時間に余裕があるので急がずのんびりと支度。宿泊者のなかで自分が一番最後の出発となった。
■丹後山〜2合目
ひたすら降っていく。森林帯に入るまでは景色がよくて紅葉も楽しめる。
降りでもまぁまぁ汗ばんできたので薄着に着替えて調整。
■2合目〜1合目〜登山口
登山口まであと少しだが傾斜がきつくなる。
1合目から下は枯れ草や土、小石で転びやすいので転倒や落石に要注意。
十字峡では小規模の観光客で賑わっていた。
登山口周辺の紅葉は色づき始めなので紅葉を楽しむのが目的であればイマイチかもしれない。
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憧れの中ノ岳縦走ができて、登山をやり始める前に抱いた好奇心をまた一つ満たすことが出来た。
今回は初めての小屋泊、しかも無人の避難小屋に泊まってみた。
当然売店なんてものは無いので食事は質素だったが、きつい登山こそ食事にバリエーションが必要だと感じた。酒やお菓子など甘い物が欲しくなった。
今までテント泊ばかりで、山においては自分以外の人と同じ空間で寝ることがなかった。
幸い4人と混み合うこともなかったので快適に過ごすことが出来た。
コロナ禍を経て、最近の山小屋は奴隷船ばりのすし詰めで寝るようなシチュエーションは無いようだが、全く知らない人同士、隣り合って寝るには慣れが必要だろう。
中ノ岳はきついながらもアルプスなどに比べれば地味な山だが、十二分に歩きごたえある登山道と歩いてきた稜線を振り返ったあとの達成感で大満足な山だった。
人も少なく静かな時間を山で過ごすことができた。
今回は気移してしまったが、来秋は荒沢岳・未丈が岳を目指したい。
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