百蔵山・扇山【まだ冬枯れ景色】(猿橋駅→鳥沢駅)
- GPS
- 07:06
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,142m
- 下り
- 1,149m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年04月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
●ルートづくりで参考にした情報:山と渓谷社「新・分県登山ガイド 山梨県の山 寡澗∋海糧考」、昭文社「山と高原地図 高尾・陣馬」に付属の小冊子「扇山」の項 ●ルート ・猿橋駅→百蔵山→扇山→鳥沢駅のルートとしたが、逆ルートの方が大久保山の登り返しも百蔵山山頂直下の急登もないので、楽だと思う。(梨の木平の標高も、百蔵山登山口の標高より50mほど高いのではないだろうか) ・但し扇山→百蔵山のルートを使う場合、百蔵山からの下山時に百蔵浄水場方面に下山するには山頂直下の急斜面を下りなければならず、注意を要する。百蔵からの下山時、百蔵浄水場への下山路ではなく、山の神方面の下山路を選択すればより楽で安全。 ・このコースは登山口の百蔵山浄水場までが長い舗装路で、夏場はとても暑いことだろう。登山口までのバス便がとても少ないらしく(富士急山梨バス。土日のみの便でAM9時に猿橋駅発)、新宿から四方津までホリデー快速河口湖(AM8:14新宿発)に乗って行きたかったので、猿橋発のバスはあきらめ登山口まで無理やり歩いた。 ・下山口の梨の木平から鳥沢駅までのバス便も少なかったため歩いたが、こちらの道は舗装路でも割と散策を楽しめそうな箇所もあった。歩いている時は気付かなかったが、梨の木平から大久保集落まで山道の近道もあったので、そちらを歩いてもよいかもしれない。 ●危険個所 今回、積雪皆無で雪による危険個所無し。百蔵山山頂直下の急登。ロープがあるがゆるんでおり、余りあてにならない。落ち葉で足元が滑りやすい。この箇所は下りの方が危険かもしれない。 ●分かりづらい場所:特になし。 ●混雑度 ・百蔵山・扇山の山頂が時間によっては混雑するようだ。但し扇山山頂の方は、到着時刻が14時半を過ぎていたので空いていた。また、百蔵山山頂も混んでいたが、混み過ぎて座れないほどではなかった。 ・登山ルート、下山ルート、ともに人には殆どあっていない(私たちの歩いた時刻が遅すぎたためかもしれない)百蔵山ー扇山間は私たちと逆方向から来る人に大勢会った。 ・行き、帰りともに電車がとても混雑していた。行きは「ホリデー快速河口湖」 新宿駅8時14分発だったが、千葉から出ている列車のため、自由席確保に大変だった(指定席は売り切れ)。帰りは鳥沢から大月まで出て「ホリデー快速びゅうやまなし」(大月駅17時40分発)に乗ったが、自由席は大月駅の時点で満席のため、奮発してグリーン車にした。(グリーンは座れた) 帰りは大月から特急でも良かったが、特急「かいじ」「あずさ」はちょうど良い時刻に来るものがなく、横浜方面に向かう「はまかいじ」しかなかったため、新宿に向かいたい私たちは特急ではなくホリデー快速に乗った。 ・余談だが、この日、帰りの「ホリデー快速びゅうやまなし」から見えた上野原駅はハイカーで大混雑していた(三頭山帰りのハイカー?)。 ●展望/景観 ・百蔵山山頂・扇山山頂 ※どちらも「大月市 秀麗富嶽十二景」に選ばれている山で、富士山の展望が得られるそうだが、今回、富士山を見ることはできなかった。 ・どちらの山も4月後半か5月くらいの方が広葉樹林帯の中、花々も楽しめると思う(今回は冬枯れの様相)。扇山から梨の木平に下山途中、つつじの名所への分岐標識を見つけた。つつじの名所は登山道から歩いて10分の所にあるそうだ。 ●トイレ:猿橋駅、百蔵山浄水場付近、梨の木平、鳥沢駅 ●水・食べ物の調達:猿橋駅そば、鳥沢駅前にそれぞれコンビニがある。 ●休憩場所 ・百蔵山、扇山ともにベンチは丸太式のものばかりだったが、数は多かった。大久保山山頂にも丸太のベンチ?が1つか2つだけあった。 ・扇山下山に使った、「大久保のコル」から梨の木平に向かうルートで丸太形式ではない普通のベンチをちらほら見かけた。テーブルはなし。(ツツジ名所の標識そば、梨の木平に向かう途中の水場、その他)特に水場ではおいしい天然水が頂ける。 ・梨の木平に沢山のベンチあり。あずまやも1つありテーブルもあったが、あずまや内のベンチ・テーブルは汚れていたため、あずまや外のベンチを使った。 ●最寄駅情報 ・猿橋駅前には食事できそうな店は殆どなかったように思う(が、気づかなかっただけかもしれない)。 ・猿橋の名勝、駅から徒歩20分の奇矯「猿橋」は桂川に架かる橋で、橋桁を使っていない木造の橋だ。高さは30mほどあり、やや丸みを帯びた形状で欄干も低め。高所恐怖症には堪らない恐怖の橋だ。(2009年に渡ったが今回は寄っていない)名勝「猿橋」には広い駐車場と「忠治そば」という有名な蕎麦屋があり、おいしい蕎麦を楽しめる。 ・鳥沢駅。駅近くにラーメン屋などがあったが営業しているか不明。また、駅前には和菓子屋があり、「鳥沢銘菓 木喰まんじゅう」が麦こがしが入っていて香ばしくおいしかった。この店では日保ちする菓子を他にも売っているようだ。 ●日帰り温泉:百蔵山・扇山付近では見当たらないようだった。 ●その他:この地域には百太郎伝説があるらしい。旧甲州街道(甲州道中)の宿場として犬目宿、鳥沢宿、猿橋宿があり、今もそれぞれの地名は残っている(鳥沢、猿橋は駅名にもなっている)。百蔵山は桃にかけ、九鬼山は「鬼が島」の鬼、ともとれる。 |
写真
感想
●概要
百蔵山、扇山どちらも山梨百名山に選ばれている山だ。加えて百蔵山は「花の百名山」の1座だと思っていたが、花を楽しむにはまだ時期が早かったようで残念。
百蔵山の急登については2009年秋に奥多摩の馬頭刈尾根に登った時以来の急登だったかもしれない。
個人的に一番きつかったのが百蔵山から扇山への縦走途中にあった、大久保山の登り。急な登り返し300mは結構足にこたえた。
はっきりいって百蔵山と扇山をなめていた。ひどくばてることは無かったがこんなことではこれから先の山行が思いやられる。
●詳細
今年に入って長時間山道を歩いていないので、大岳山鋸尾根にチャレンジする前の山行として都心から手頃な場所にあり、以前から気になっていた百蔵山・扇山を選択。
扇山のふもとの犬目には2008年暮れに甲州道中歩きで行っており、犬目の野菜直売所も兼ねた休憩所で売っているおいしいジャムをまた買いたい、という目的もあったのだが、結局時間の都合上、犬目には下りずに梨の木平に下山。
ジャム購入は無理だったが、百蔵山直下の急登や大久保山への登り返しは良い経験になった。
今回、郡内(山梨県東部)の山、というより、山梨県の山に生まれて初めて登ったのだが、桂川沿いの山のアクセスの良さは勿論のこと、それ以上の良さがあった。(因みに甲州道中のおまけで大月の岩殿山に登ったこともあるが、ただの整備された遊歩道を使った山頂往復だったので登山として数えていない)
南面から登る道の明るさ。遠くに深遠な山々が更に連なる景観。奥多摩や高尾と比較してそれほど山が混雑し過ぎていないこと。もっと何度も登れば、更に良さを実感できると思う。
また、甲州道中歩きで犬目や恋塚に行った時は、いつ熊が出てくるかと(登山していないのに)怯えきっていたのが嘘のように、熊恐怖症が薄れていて、自分の成長を実感できた。
最後に、大久保山登山途中、権現山に連なる長尾根を見たのだが、あの尾根は気になる。調べたところアクセスが悪そうだが、いつかは行ってみようと思う。
この今回の歩いた標高差の道を歩ければ全く塔ノ岳とか問題ないですよ!
鎖場は誰が落ちたとか本と聞きませんし、大丈夫ですよ!
頑張って下さいね!
ところでストックはわたしは2本使っています。
4本足の動物のイメージで登っていく感じです。
足の負担は減ってトレーニングにならないかも知れませんが、
その分上半身の訓練にもなりますし、
わたしは2本がどちらかと言うとお勧めです。
また塔ノに行く馬鹿尾根ですが。。。。良い所も
有るんですよ!
後ろを振り向くと天気よければ、島まで見えるはずです。
疲れたら後ろを振り返ってその風景にしたって下さいね!
ではでは!
塔ノ岳情報などありがとうございます。
ところでストックは今回使いませんでした。リュックから取り出すのがめんどくさくて。丹沢なんかと比べて簡単な山(?)なので使っている人も見ませんでしたし。
・・・ちょい疲れ気味ですので、それではこれにて。
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