栗駒山 3県周回BCツアー（いこいの村→秣岳→須川温泉→笊森小屋泊）

2015年04月04日(土) ~ 2015年04月05日(日)

• GPS: 24:31
• 距離: 21.9km
• 登り: 1,504m
• 下り: 1,488m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:08
• 休憩: 0:58
• 合計: 7:06

8:11 いこいの村跡地
8:57 8:57 いわかがみ平
10:25 10:25 栗駒山
10:41 10:41 天狗平
12:06 12:36 秣岳
13:28 13:55 栗駒山登山口(須川温泉)
14:08 14:08 名残ヶ原
14:13 14:13 苔花台分岐
14:29 14:29 三途の川
14:55 14:55 産沼分岐
15:05 15:06 磐井川源流分岐
15:17 笊森避難小屋

2日目

• 山行: 1:03
• 休憩: 0:01
• 合計: 1:04

7:39 笊森避難小屋
8:02 8:03 東栗駒分岐
8:28 8:28 いわかがみ平
8:43 いこいの村跡地

天候

4/4　快晴（中腹まで無風、上部は弱めの風、夕刻より強風）
4/5　雨（上部は濃霧風強め、中腹より小雨）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

いこいの村跡地に20台程度駐車可。

コース状況／危険箇所等

・いこいの村〜いわかがみ平
　車道は現在除雪作業中。中間付近まで除雪されていました。5m以上の壁になって
　いる部分もあるので、滑走時は車道に近付かないように。

・いわかがみ平〜山頂
　新湯沢上はまだ歩けますが、沢の形が目立ってきていました。右岸にクラックが
　入り始めている部分もあるので注意が必要です。

・山頂〜秣岳
　特に危険箇所はありませんが、展望岩頭から鞍部までは灌木帯を抜ける必要が
　あり、滑走には不向きです。

・秣岳〜車道
　秣山頂の北西側（夏道）も灌木帯の為、東側に見える小ピークとの鞍部から滑走
　しました。山頂直下は雪面の状態があまり良くなく（上からは見えない）、山頂
　からのドロップは不向きかと。

・車道〜須川温泉
　車道はブルドーザーとキャットが走った跡がありました。温泉前は開業に向けて
　除雪作業中。作業の邪魔にならないよう端を進みましょう。

・須川〜笊森避難小屋
　途中3箇所の渡渉（ブリッジはまだある）がありますが、左岸は雪庇帯となって
　います。夏道がほぼ下降点になっているので夏道トレースが無難。

・笊森避難小屋〜いこいの村
　小屋から笊森/東栗駒分岐を目指す場合、西側の沢に近付き過ぎないように
　（沢の両岸が雪庇）。分岐から滑降するとコース復帰が面倒なので、一旦トラ
　バース気味に進み対岸の灌木帯の淵に沿って進むと登り返しが無くて楽かと。

写真

1/6 3:04

いこいの村付近。だいぶ溶けた感じ。

1/6 3:21

裏掛コース方面。滑れそうだけど渡渉点どうなっただろう？

1/6 3:24

凄い積雪。除雪はだいぶ進んでるみたい。今年の開通はは早そう。

1/6 3:28

東栗駒。クラックあり、沢抜けありで滑るのは・・・厳しいかな。

1/6 3:30

除雪の前に壁を崩してからなんですね。

1/6 3:46

いわかがみの避難小屋。

1/6 3:46

快晴！山頂が近く見える。

1/6 4:21

荒雄岳と禿岳。

1/6 4:22

大地森と泉ヶ岳。

1/6 4:26

新湯沢。もともと雪の付かない場所ですが、沢が姿を現してました。

1/6 4:31

中央コースは雪が無さそうだったので、正面の灌木帯を右から巻きました。

1/6 4:32

山頂南斜面。今日は滑ってる人いなさそう。

1/6 4:36

昨晩は大荒れだったので、雨氷ができていました。

1/6 4:41

こんな大きな木があったのか。

1/6 4:50

山頂東斜面。ザラメなら気持ち良く滑れるよ。

1/6 4:55

早池峰。

1/6 5:04

中央コース。やはり部分的にしか雪は無かった。

1/6 5:05

焼石連峰。

1/6 5:08

新湯沢源頭までの一枚バーンです。

1/6 5:08

本日の宿方面。

1/6 5:13

山頂の祠。海老の衣は溶けたみたい。

1/6 5:14

とりあえず登頂記念。

1/6 5:17

先日登った鳥海山。

1/6 5:18

虎毛、神室、高松岳。

1/6 5:18

月山、朝日、飯豊、その隣は・・・？

1/6 5:18

雪面が海老だらけで滑りにくいです。

1/6 5:26

海老の親玉。

1/6 5:30

天馬尾根コースに向かう。

1/6 5:31

天狗平。ここだけ雪ないね。

1/6 5:36

アイスキャンディーで水分補給。白いところはサクサクでした。

1/6 5:44

山頂方面を振り返って。

1/6 5:46

これだけ快晴だと言う事無いね。

1/6 5:47

月山、虎毛、神室

1/6 6:05

展望岩頭からの下りは中腹まで灌木帯。抜けるの大変でした。

1/6 6:06

中腹から鞍部までは気持ち良く滑れました。

1/6 6:08

展望岩頭方面を振り返って。

1/6 6:15

冬の虎毛山。今年は行くの忘れた。

1/6 6:16

湯浜コース方面（の対岸）。こっちに滑っても面白そう。

1/6 6:16

虚空蔵山。手前の尾根も滑るには良さそうだ。

1/6 6:30

展望岩頭と龍泉ヶ原。ここも行きそびれた。

1/6 6:30

須川温泉方面と早池峰山。

1/6 6:34

焼石連峰と左に秋田駒。岩手山もチラリと見えてる。

1/6 6:35

栗駒のモンサンミシェル。

1/6 6:41

栗駒山頂方面。天馬尾根コースを一望。

1/6 6:42

今周回最後のピーク、秣岳。

1/6 6:58

秣岳山頂から須川温泉。

1/6 6:58

本日のドロップポイントを確認（写真右端からドロップ）。

1/6 6:58

秣岳山頂（おまけ）。

1/6 7:29

ドロップポイント上部より。この沢を下る。

1/6 7:29

秣岳山頂方面。凸凹してて滑りにくそうですね。

1/6 7:31

急なのでズレズレのシュプール（汗）

1/6 7:31

沢の左岸は雪庇帯。確認しながらサッサと下る。

1/6 7:31

上部は急ですが中間からはこれ位の丁度良い斜面でした。

1/6 7:35

滑ったコースを下から。一旦右の樹林に入ったけど、ストップ雪で滑らず。この沢上が一番滑りやすかった。

1/6 7:35

そのまま沢を下る。

1/6 7:37

車道に合流します。

1/6 7:39

滑った所。こうみると上部も急には見えないんですけどね。

1/6 7:42

ブル道を進む。ストップ雪なので、シール無しでも楽に登れる。

1/6 7:49

車道の積雪具合はこんな感じでした。

1/6 7:50

剣岳方面。

1/6 7:51

須川湖横の車道がヘアピンになってる所はショートカットしない方が良いですよ。雪庇で下れないので、

1/6 7:56

秣岳。コース？独り占めできて気分が良い。

1/6 7:56

右のピークの雪庇下が夏道。

1/6 7:56

麓から須川温泉までキャットツアーとかあったら楽しそうだなと思った。

1/6 8:01

栗駒山荘が見えてきました。

1/6 8:02

湿原方面を振り返って。鳥海がチョコっと見えます。

1/6 8:12

温泉は営業開始に向け除雪中でした。

1/6 8:15

除雪は始まったばかりとのこと。退かす雪はまだまだ多い。

1/6 8:18

こっちは駐車場側。

1/6 8:18

凄い積雪だと思うのですが、例年よりはかなり少ないとのこと。

1/6 8:45

須川高原温泉裏の温泉の川。例年より硫黄分が多いらしく火山活動が気になるとのこと。

1/6 8:53

名残ヶ原から栗駒山頂。話し込み過ぎたのでちょっと急いでます。

1/6 8:57

剣岳。こっち側からなら登れそう。伝って行けば龍泉ヶ原に抜けられるかな？

1/6 9:18

2箇所目の渡渉点。夏道の辺りだけはブリッジが厚い。

1/6 9:24

沢の左岸側はこんな感じ。雪庇の隙間から下る。

1/6 9:48

山腹トラバース中。クラックが気になる。

1/6 9:55

3つ目の渡渉点。ちょっと標高上げすぎたか。

1/6 9:57

沢の左岸の雪庇。

1/6 10:03

渡渉点に下らず上から巻いた方が良かったかなと後悔してるところ。

1/6 10:04

夏より判りやすい夏道。

1/6 10:07

無事、小屋に到着。

1/6 10:09

1階入り口はまだ雪に埋もれてる。かといって2階から入るのも面倒だし・・・・

1/7 2:26

30分程かけて掘り出してみた（とりあえず人一人分は開くように）。今週また雪が降りそうなので埋もれちゃうかなぁ。

1/6 11:44

労働の後の一杯は格別だ。

1/6 12:22

日没。天気は良いけど風がかなり強いので小屋内から鑑賞。

1/6 15:42

月食鑑賞ついでに撮った一関の夜景。

1/7 3:50

翌日は雨、ガスで撮影なし。駐車場にはさすがに誰もいなかった。

撮影機器：

SIGMA DP2 シグマ

感想

syasyu

前日急に予定が空いた
　　　　↓
さて明日はどうしよう
　　　　↓
近いし栗駒でいいか

ということで急いで山装備をまとめて遊んできました。
準備に時間がかかり当然のように寝坊して遅めの出発でしたが、前日天気が大荒
れだったせいか駐車場はガラガラ。先客は5台程度でした。

快晴無風の暖かい中登っていると、徒歩1名、スキー・スノボ3名が早くも下っ
てきます。すでに汗だくの身としては、涼しい早い時間に登るべきだったと早く
も後悔です（汗）
東栗駒分岐付近からやっと涼しい風が吹き込み、息を吹き返してズンズン登ると、
割とあっという間に山頂到着。もう巨大な海老の尻尾ではなくなった山頂の社に
お参りし、天馬尾根コースに向かいました。

展望岩頭付近に差し掛かると、前方にボーダーさんが（先行者がいたんだね）。
この方は虚空蔵方面に滑るとのこと。そっちも楽しそうだなと思いながらも、後
ろ姿を見送りこちらは天馬尾根へと向かいました。下り始めの灌木帯突破に難儀
しましたが、中腹から鞍部までは気持ちの良い一滑りで鞍部到着。

シール再装着して白銀湿原を渡り栗駒のモンサンミシェルへ。ここで昼食をと考
えてましたがちょっと早いので景色を眺めた後はすぐ秣岳に向かいました。
好展望の秣岳山頂で景色を眺めながらの昼食。先日大量に購入したリフィルの
チリトマトを食す。

本日の下降点は秣山頂と東側小ピークとの鞍部から。雪庇も無く出だしはちょっ
と急だがドロップするには良さそうな斜面。中腹で雪庇を眺めたりしながら下り
車道に合流しました。

車道の除雪はまだでしたがキャタピラの跡があり、これに沿って進むことに。
シールを貼り直すのが面倒だったので、ヒールフリーだけで進んだが全く問題無
く進めました。

須川温泉は開業準備の真っ只中。大量の雪を重機や温泉水で除雪・融雪中。
作業の方にお話を伺うと、積雪はかなり少ないとのこと。積雪による建屋の痛み
が酷いなとか、建屋裏の温泉の沢が例年以上に硫黄分で白濁してて火山活動が心
配だとも仰ってました。

思いの外長く話し込んでしまい、ここからはペースアップ。融雪で渡渉できるか
心配でしたが特に問題なく、2時間かからず小屋に到着。2階入り口からの出入り
が面倒だったので、モッサり積もった1階入り口を掘り返してみました。
さすがに全部は無理なので一人分通れるだけ。その後、水を作ったりウェア干し
たり着替えたり。落ち着いたところでビールで乾杯です（この為だけに泊まった
ようなもんですからね）。

食後はラジオを聴きながら時間を潰し皆既月食と星空鑑賞。良いところで雲で月
も星も隠れてしまったので、諦めて就寝。ゴーゴーという強風が子守唄でした。

翌朝は濃霧＆小雨。寄り道する気分でもなかったので、駐車場へましぐらです。
いわかがみ平付近までは天気の割には滑り難くない雪で、そこそこ滑走を楽しむ
ことができましたが、いわかがみ平以降はモサモサ＆ストップ雪。苦労しながら
なんとか駐車場到着。

さすがにこの天気では誰もおらず、駐車場の車は自分のだけ。
時間が早すぎたので温泉には寄らず、自宅のシャワーに直行しました。

コメント

oyama56

おつかれさまです。
急に予定が開いたのは、例の勘違いですね？
そちらはキレイな小屋があって羨ましいですよ。

syasyu

Re: おつかれさまです。
なんとも恥ずかしい限りで（汗）
小屋は大岳避難小屋の方が立派に見えるなぁ。
こちらのは普段人がこないというところが良いところかな。

mommut

お疲れ様です
須川除雪中で露天には入れなかったようですね 　今の時期の須川側の貴重な情報です 　凄く参考になります。まだまだ、栗駒楽しめそうですね。

syasyu

Re: お疲れ様です
露天は施設のものなので入ったらマズいですよ 本当は裏の温泉の川に浸かって、宿の横でツェルト張って泊まろうかと思ってたのですが
入浴して泊まるなら3月後半だったなと。雪が少ないとはいえまだまだ豊富ではあるので、色々と楽しめそうです（小屋も1階から入れるようにしたし）