爺ヶ岳 (東尾根) 三度目の正直でついに登頂 JPに熊出没
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,742m
- 下り
- 1,731m
コースタイム
07:40 鹿島山荘
11:30 JP
14:25 P1手前(標高2,200mあたり)
4/12
06:00 P1手前
07:40-08:00 爺ヶ岳 (中峰)
08:50-10:20 P1手前(テント撤収&くつろぎタイム)
11:40 JP
13:50 鹿島山荘
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
AM07:30到着で車は0でしたが、その後、 ピークで4、5台は停まっていたと思われます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
取り付きから2、300m(標高)はすでに雪がありません。傾斜がキツくずるずる滑るので雪より大変かも。しかもウェアがどろどろに。登りもですが下山は特に滑りやすいです。 P2-P1間と爺ヶ岳(中峰)頂上手前は藪こぎです。やぶやぶやぶ祭りです。 P2-P1間は緊張感のあるエリアです。細かったり急だったり。藪の上の雪が崩れたり。 午後になって気温が上がるとグズグズになります。しかし、ダンゴになるタイプではなかったです。P2-P1間の通過は藪だけではなく、雪の細尾根もありますのでグズグズになる前がよいと思います。 雪庇に注意です。 樹林帯はピンクのリボンがあちこちありますが、それでもある程度のルートフィアンディングは必要です。ルートが折れてる部分や下山時は要注意。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
ダウンジャケット
ゲイター
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
スコップ
行動食
非常食
調理用食材
飲料(2l)
水筒(保温性0.5l)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
携帯
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
テント
テントマット(サーマレストリッジレスト ニーモ ORA)
シェラフ(コンフォート4℃ 3シーズン)
ヘルメット
|
---|
感想
感激です。こんなかたちで夢が実現するとは。
もたもたしている内に春になってしまいましたが、三度目の正直で、やっと爺ヶ岳の頂に立つことができました。前回までは冬+日帰りという、おおよそ出来そうもない計画だったので当然なのではありますが、1回目がP3までで、2回目はその先のP2くらいまでは行きたいなと、出発を早めるも、最初から最後まで猛ラッセルで前回のP3はおろかJPまでしか行けないありさま。ただ、展望はばっちりでした。
もう春ですので雪質は安定しており過去二回の山行とは比べ物にならない程、楽に進めました。ただ、日帰り装備ではなくテント泊でザックが重い上に日々の怠惰な生活がたたって、スピードは全く上がりませんでした。
スタート時は雨で幸先悪く、しかもガスガス真っ白けです。JP P3と進んでもとにかく真っ白。でもです。なんとP2過ぎで、テントを張って休んでいると、どんどん雲が引いていくではないですか。ずーっと何も見えなかったのに、過去の二回では到達したことのない地点に来て、初めて視界が開けたのです。本当にほんとうに感動的な自然の演出?で感無量です。そこからはずーーーっと快晴。星空も翌朝の青空もとにかく信じられないくらい美しい。日帰りじゃないから夜も夜明けも楽しめて、爺ヶ岳をたっぷり満喫することができました。夜と朝でこれだけ楽しんで、山頂はもうどうでもいい?と思う程でしたが、P1から爺ヶ岳までの展望が、これまた超絶素晴らしく驚きました。眼下には雲海、遠く槍まで見渡せ、針ノ木岳から伸びる稜線、爺ヶ岳南尾根、頸城山塊、目の前にせまる爺ヶ岳の姿、鹿島槍、360°全てが最高です。
爺ヶ岳は柏原新道から行ったことがあるのですが、そのときは鹿島槍へ向かう、ただの通過地点的な印象しかありませんでしたが、こうやって東尾根から詰めていくと、信じられないくらい眺望が素晴らしいです。爺ヶ岳そのものの姿もよいです。
泊まりで行けて、さまざまな時間の爺ヶ岳を満喫できたこと、三回目にして登頂できたこと、そして何よりこのお天気。これ以上無い記憶に残る山行になりました。
装備等について
山ではおおよそ見たことのないツーリング用のフルメッシュテントと3シーズンシュラフでは少し寒かったです。笑 マットをこの度、クローズドセルに加えてエアマット(ニーモORA)を持っていったのですが、快適です。地面のごつごつが相当軽減されるし暖かさも十分です。
ハードシェルは一度も出番なしで、中間着も要らないくらい暑かったですが、夜はぐっと冷えて氷点下です。テントのため昼に整地した時は素手でもすくえるほど柔らかかった雪が、日の沈む頃には石のようにガッチンガッチンになってアルミ製のスコップでは歯が立たない程でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する