夜叉神峠から鳳凰三山往復(南御室小屋キャンプ)
- GPS
- 12:46
- 距離
- 26.4km
- 登り
- 2,442m
- 下り
- 2,427m
コースタイム
- 山行
- 7:28
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 9:16
- 山行
- 2:28
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 3:21
5:52駐車場-6:44夜叉神峠-9:40南御室小屋
<休憩とテント設営>
10:46南御室小屋-11:32薬師岳-11:50観音岳-12:45地蔵岳-15:09南御室小屋
11月3日(金)
5:12南御室小屋-5:41辻山-6:20同発-8:00夜叉神峠-8:32駐車場
天候 | 11月2日(木):快晴、無風・微風 11月3日(金):快晴、無風 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所なし。 |
写真
感想
夜叉神峠登山口の駐車場には8時過ぎに到着。ガラガラで全然クルマはなく、どこでも好きな所に駐められた。食事と支度、パッキングを済ませ5:52に行動開始。ヘッドライトは不要だったが、ザックに入れたことをしっかり確認してから歩き出した。周囲は暗いが紅葉はきれいなようだった。帰りのお楽しみにする。今日は1泊分の装備と食料を詰めてきた。それほど重くはないはずだが、急登が続くので楽ではない。ペースを落として確実に登る。無風なので歩くと暑さを感じるようになる。最初は長袖半袖シャツを着ていたが、次第に汗が滲むようになる。夜叉神峠には6:44に到着。北岳がよく見えた。予報どおりの快晴。風が強い予報も出ていたが、ここまでに関しては無風だった。暑いのでシャツ一枚になってから行動再開。登山口から既に400メートル以上登っているが、今日はこの後まだまだ登る。樹林帯歩きが続くのでとにかく進むしかない。紅葉は、夜叉神峠付近まではきれいだったが、それ以降はもう終わっていた。葉っぱが落ちたので少しは遠くの山も見えたが、相変わらず風はない。標高が上がって歩いていても汗はかかなくなったのは幸い。その代わり止まると汗が冷えて寒く感じるようになってきた。休憩は短時間で済ませる。杖立峠は写真も撮らず休憩もせず通過。苺平も同様。辻山は帰りに寄ることにして行きでは縦走路を進む。今日のキャンプ地の南御室小屋には9:40に到着。テントはこの時間ひと張りもなかった。受付後、キャンプ場の端のほうに設営。ザックからサブザックや地蔵岳までの往復に必要そうなものを詰め込む。出発からあまり休憩しなかったので、小屋前のベンチに座って飲み食いし、10:46に行動再開。1時間近く小屋にいたがテントは増えなかった。
小屋から上も急登の連続。ザックは軽く小さくなったが、既に4時間近く歩いた後なのでペースは上がらない。なるべく止まらないようにして進む。しばらく登ると砂払岳に到着。ようやく稜線に出た。北岳や間ノ岳、仙丈ヶ岳がよく見えた。11月にもなるとこれらの山の上の方は白くなっていそうなものだが、今年は谷筋に雪が残る程度だった。次に寒気が入るまではこのような状況かもしれない。薬師岳小屋を過ぎればすぐに薬師岳へ11:32到着。無人。眺めはとても良い。心配していた強風もなく、絶好の登山日和。11月としてはかなり暖かいのも助かる。先は長いので長居せず次へ進む。快晴微風の中稜線を進む。左手側には北岳がよく見える。観音岳には11:50到着。薬師岳と観音岳は近い。ここだけは風が冷たかったが、それでも寒くて仕方ないほどではなかった。岩場の上で写真を撮ったら先を急ぐ。この先の地蔵岳は大きく下ってから登り返すので体力的には大変なところ。しかも往復しなければならないのが厄介。でも今日は天気も良いので取りあえず進んでみる。一度大きく下ったところで体がバッテリ切れになったので、適当な岩に腰掛けて休憩する。北岳を見ながらのおやつだった。食べ終わったら登りに取り掛かる。天気は相変わらず抜群に良い。以前この道を歩いた時は、稜線から地蔵岳方面へショートカットする道が出来ていたが、それらはロープで通行止めになっていた。登山道が荒れるのを防止するためだろうか。きっちり稜線を歩いてから地蔵岳へ向かう。12:46地蔵岳の基部に到着。オベリスクが立派。ここも無人。オベリスクにはいつか登りたいと思うものの、単独だったり時間が微妙だったりするので機会がなかった。今日もこの後テントまで帰らないとならないので余裕がなく、適当なところで写真を撮り休憩をしたら帰ることにした。安全第一。
ショートカットがなくなったので元来た道を戻る。稜線に上がってからもアップダウンが続く。天気は良いが太陽が傾いてきたので写真にはあまり向かない時間帯になってきた。稜線にはほぼ誰もいないので自分のペースで進む。行きは背にしていた富士山が、帰りは前方によく見えた。ここは南アルプスの山々や、富士山がよく見える稜線だと思う。薬師岳小屋を通過し砂払岳を過ぎると樹林帯に入る稜線歩きは終わり。往復で十分楽しんだから満足。登りでは大変に感じた小屋から上だったが、下りは案外呆気なかった。15:09にテントに到着。この時間5張り程度に増えていた。午前中出掛ける時は日差しがあって暖かだったが、この時間は既に日はなく寒々としていた。さっさとテントに入りストレッチ等したら夕食の準備。今日は色々持参してきたのでそれらを食べる。18時前には食事も終わってしまい、体が温まったのでシュラフに包まる。至福の時間。うとうとし始めたのでその後本格的に寝る。テントは5張り程度で、広いテント場は閑散としていた。宴会テントもなかったようで静かだった。
11月3日(土)
3:45にスマホのアラームで起床。気温は分からないが、この時期としてはそれほど寒い朝ではなかったように思う。特に今回は冬用のシュラフだったので、寝ている間は全く寒さは感じなかった。出発の支度をしつつ昨夜の残りを食べテントの外に出る。星と半月がきれいだった。月は半分だけと嫌に明るく感じた。テントのフライシートは全然結露がなくて助かった。防水袋に入れる必要なし。ただしテント本体とグランドシートは相応に湿気ていた。帰ったら良く乾燥させる必要がある。テント撤収とパッキングを済ませ、更にトイレも済ませて5:12に行動開始。寒いと言えば寒いが、11月の標高2400メートルを考えたらやはり暖かいと言って差し支えないだろう。ヘッドライトを点灯させて進む。帰りは辻山に寄りたいので、分岐を見落とさないように注意して進む。無事分岐を見つければ後は登るのみ。食料は行動食と非常食以外食べ尽くしたし、テントもほぼ乾燥状態なのでとても軽く感じた。辻山には5:41に到着。さすがにまだ日の出前。富士山のある方角から日が昇るが、東は樹木があってよく見えない。白峰三山の方角が開けているので防寒しつつ日の出を待つ。暇なので下界とも連絡を取る。6時を回るとようやく山々に赤みが差してきた。今日も快晴の天気予報なので、ここへ立ち寄って正解だった。しかも無人。寒いことさえ我慢できれば素晴らしい朝焼けショーだった。とは言え何もせずじっとしていると寒くて仕方ないので、6:20に行動再開。体はすっかり冷えてしまった。テント場から辻山までは登り基調だったが、この先は下りになる。食料が減ったこともあって足取りは軽かった。苺平で縦走路に合流。この後は登りのハイカーと続々すれ違うことに。さすがに好天予報の連休だけある。歩いても歩いてもすれ違いはなくならない。昨日はどこも貸し切りだったが、今日はどこも人が多そうだ。8時ちょうどに夜叉神峠に到着。ここも休憩中の人が多数だった。青空の下の白峰三山を見たら下山再開。この先駐車場までは紅葉が終盤だが見頃だった。所々で立ち止まって写真を撮りつつ進む。駐車場には8:32に到着。ほぼ満車状態。駐車場に戻って後片付けしていると、これから歩き出すハイカーも見られた。
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