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Yamareco

記録ID: 6138155
全員に公開
ハイキング
京都・北摂

崩壊の関電道 知られざる鉄の階段魔境 潜入調査&決着戦 真のラスボスは 箕面

2023年11月03日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:03
距離
15.2km
登り
727m
下り
714m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:27
休憩
0:36
合計
7:03
11:58
12
12:10
12:14
42
12:56
13:05
101
14:46
15:03
125
17:08
17:08
40
18:18
18:24
22
18:46
18:46
15
19:01
【主な流れ】
1)自然研究路2号線経由で箕面川ダムへ
2)ダム西回りで#32鉄塔接続の関電道
3)長谷山から箕面川ダム接続の関電道
4)同谷道の終点まで
5)ビジターセンター経由で下山

【以下詳細】
箕面駅〜箕面滝道〜(43)府道豊中亀岡線〜自然研究路2号線〜箕面川ダム〜市道箕面五月山線〜#32鉄塔接続関電道〜長谷山〜箕面川ダム接続関電道〜(4)府道茨木能勢線〜自然研究路3号線〜箕面ビジターセンター〜箕面大滝〜箕面駅
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
阪急箕面駅
コース状況/
危険箇所等
先週に引き続き関電道を攻略すべく潜入調査を行なった。

●#32鉄塔接続の関電道
箕面最高角度との呼び声も高い非常に急角度の登り。鉄の階段が設置されており、体力さえあれば登りきることができるが、手すりもなく道も狭い。現実的な難易度ではあるものの、一歩でも踏み外すとどこまで落ちるか分からないような危険な道でもあるのでハイキング目的では基本的におすすめしない。
かなり山を歩き慣れて、高所も苦手でない方が、自己の目で直接見て行けると判断した場合のみ行くのもいいかも知れない。基本的に登りのみで、下りはリスクと達成感が見合っていない気がするので誰にもおすすめしない。

●長谷山から箕面川ダム接続の関電道
長谷山の東側に続く非常に急角度の尾根道。緩急のついた下りで、鉄の階段が生きている所もあれば全く当てにならない所もある。狭い道幅で倒木などの障害物もそれなりに多く、コース取りに強く影響してくる。落ち葉や土砂などの堆積物が多く非常に滑りやすい。滑れば止めてくれるものは少なく、そのまま滑落になり兼ねないため非常に危険。
石突万全のストックも靴もない場合は侵入厳禁レベルだと思う。

侵入後まずは中腹の鉄塔を目指すことになる。埋もれたり無くなった階段を含む滑りやすい急角度の尾根道が中心。この道を苦もなく降りられるのは普段からハードな山との向き合い方をしている方に限られるのではないかと思えてならない。
下へ行くほど楽になるようなことは一切ないため、鉄塔まで降りた場合、帰りの登りもかなりの時間・体力・集中力を必要とするため時間的余裕は多めに持っておきたい。

それ以上進むと間も無く壁のような斜面を降りるかどうかの選択になる。
かつては階段で降りるルートが複数もしくはルート変更があったようだが、現在はいずれも崩壊して安全に降りられる場所はないようだ。
入り口まで降りきる方向なら所要時間を減らすことができるが、この付近はちょっとした場所の違いによって山肌の質や地形などが大きく違っているため、あらかじめ下の入り口付近で自分なりのルートや対策を見いだせていない場合は挑戦すべきでないと思う。

ルート全体を通して、常に恐怖と戦いながら進み続け、楽しい山歩きからかなり遠ざかってしまったように思う。立て札にある通り危険なのでハイキング目的でのルートへの侵入は一切おすすめしない。

このルートはGPS的には踏み跡が強固で一見楽勝そうだが、難易度は全く当てはまらず、不十分な装備のまま軽い気持ちで行くと遭難するかも知れない。

●同関電道箕面川ダム入口付近の谷道
関電道に接続するまでの分岐から谷道を東側にしばらく登りで進むことができる。
立入禁止の看板があって進めなくなる。軽い藪漕ぎの必要あり。秋になって藪の見通しは良くなっているが、棘のある枝はそのまま残っているため余程看板を見たいとかでなければ無理して行かなくていいかもしれない。
その他周辺情報 準備したドリンクを飲みきれないため、麓のチェリオの自販機のお世話になかなかなれていない。
今日明確な目的を持ってここにいる。
関電道の情報調査だ。

私はどこにでもいる普通のハイカー。箕面の全登山道を歩くべく山歩きしている。
ハイキングマップを歩き終えた現在の興味の中心はハイキングマップ未掲載の道。道が載らない理由はそれぞれだが基本的に難易度が高いからで、これまで歩いた中にはもはや登山道と言えないような廃道まがいの道も存在していた。では何を持って道とするのか。「道」の基準の一つがGPSのオレンジの踏み跡であり、一般登山道以外で一際色濃いオレンジに輝くのが関電道だ。関電道は人々の生活を護るための強固で安心安全な鉄塔巡視路だと考えていたが、歩き始めてすぐその認識は誤りであると気付かされる。ハイキングはレジャーであり、そのレベルでの安心安全を職業用に求めてはならなかった。長年の保守で刻まれ続けたオレンジ線の完全なる璧の繋がりが故に「道」として君臨し、私の前に立ちはだかる「道ならざる道」が彼ら関電道だと認識を改めた。聞く所によると、オレンジの踏み跡はいつのものか分からないという声さえある。
それでも鉄塔の保守はこの地域のために今も確実に行われているはずだ。自分の決めた基準の重さに若干の疑問を感じつつも階段の渦に巻き込まれてきた。当然ではあるが関電道は箕面の各所に存在する。
私はまさに関電道歩きの渦中にある。

前回までの山行。
再挑戦した箕面川ダム遊歩道〜長谷山接続の関電道。崩壊した入り口を後一歩まで追い詰めるも、背後に控える強大な尾根本道の圧を受け、あまりに大きな一歩を前にまたも登りきることができず涙を飲んだ。
まだ技術的・体力的に足りないのか。それともここが“山”なのか? 深く刻まれたGPSのオレンジの踏み跡はルートが開通していることを示している。知らなければ。このままでは終われない。
今日明確な目的を持ってここにいる。
関電道の情報調査だ。

私はどこにでもいる普通のハイカー。箕面の全登山道を歩くべく山歩きしている。
ハイキングマップを歩き終えた現在の興味の中心はハイキングマップ未掲載の道。道が載らない理由はそれぞれだが基本的に難易度が高いからで、これまで歩いた中にはもはや登山道と言えないような廃道まがいの道も存在していた。では何を持って道とするのか。「道」の基準の一つがGPSのオレンジの踏み跡であり、一般登山道以外で一際色濃いオレンジに輝くのが関電道だ。関電道は人々の生活を護るための強固で安心安全な鉄塔巡視路だと考えていたが、歩き始めてすぐその認識は誤りであると気付かされる。ハイキングはレジャーであり、そのレベルでの安心安全を職業用に求めてはならなかった。長年の保守で刻まれ続けたオレンジ線の完全なる璧の繋がりが故に「道」として君臨し、私の前に立ちはだかる「道ならざる道」が彼ら関電道だと認識を改めた。聞く所によると、オレンジの踏み跡はいつのものか分からないという声さえある。
それでも鉄塔の保守はこの地域のために今も確実に行われているはずだ。自分の決めた基準の重さに若干の疑問を感じつつも階段の渦に巻き込まれてきた。当然ではあるが関電道は箕面の各所に存在する。
私はまさに関電道歩きの渦中にある。

前回までの山行。
再挑戦した箕面川ダム遊歩道〜長谷山接続の関電道。崩壊した入り口を後一歩まで追い詰めるも、背後に控える強大な尾根本道の圧を受け、あまりに大きな一歩を前にまたも登りきることができず涙を飲んだ。
まだ技術的・体力的に足りないのか。それともここが“山”なのか? 深く刻まれたGPSのオレンジの踏み跡はルートが開通していることを示している。知らなければ。このままでは終われない。
今日は無駄な体力や時間の消費を避け、なるべく多くの戦力を関電道の調査に注ぎたいと心に決m…

瀧安寺前の広場を通りがかる。山とみどりのフェスティバル開催中だ。
箕面は観光地であり、滝道周辺では定期的にこういう類のイベントを行っている。
地域を知ることは道の攻略と繋がっている。何より頻繁にこの地域で山行を行うようになって、地域の歴史や催しに触れる意識も高まりつつある。

…決意をよそにいきなり差し込まれるイベントの登場に困惑しつつも、追加ミッションとして覗いてみる事にした。
意志の薄弱たるやオブラートの如し。

本当は怖かっただけかも知れない。自分にとって高難度の道の挑戦だけの山行は苦行にもなり得る。
今日の予定を思うと気を紛らわせたかった部分も否定できない。
1
今日は無駄な体力や時間の消費を避け、なるべく多くの戦力を関電道の調査に注ぎたいと心に決m…

瀧安寺前の広場を通りがかる。山とみどりのフェスティバル開催中だ。
箕面は観光地であり、滝道周辺では定期的にこういう類のイベントを行っている。
地域を知ることは道の攻略と繋がっている。何より頻繁にこの地域で山行を行うようになって、地域の歴史や催しに触れる意識も高まりつつある。

…決意をよそにいきなり差し込まれるイベントの登場に困惑しつつも、追加ミッションとして覗いてみる事にした。
意志の薄弱たるやオブラートの如し。

本当は怖かっただけかも知れない。自分にとって高難度の道の挑戦だけの山行は苦行にもなり得る。
今日の予定を思うと気を紛らわせたかった部分も否定できない。
地域で見られる自然などのことを楽しく学ぶことができる家族向けのイベントで、
屋台などは滝道の奥の方まで、通常の3倍…かどうかは数えていないが、普段見ない量の出店があり非常に活気がある。
ガイドの方に呼び止められ瀧安寺の歴史について説明を受けることになった。

毎週箕面通いを続けているのに、昼間の瀧安寺はまだお参りしていない気がする。
由緒あるお寺であり、壁の5本線や菊の紋、6本の柱が高貴な由来であることを教えていただいた。
地域で見られる自然などのことを楽しく学ぶことができる家族向けのイベントで、
屋台などは滝道の奥の方まで、通常の3倍…かどうかは数えていないが、普段見ない量の出店があり非常に活気がある。
ガイドの方に呼び止められ瀧安寺の歴史について説明を受けることになった。

毎週箕面通いを続けているのに、昼間の瀧安寺はまだお参りしていない気がする。
由緒あるお寺であり、壁の5本線や菊の紋、6本の柱が高貴な由来であることを教えていただいた。
弁財天を祀っているという奥の本堂も立派。
役の行者(えんのぎょうじゃ)が関わっており、かつて箕面の山の大部分が瀧安寺であり、
天上ヶ岳の役の行者像もその痕跡の一つということだ。
弁財天を祀っているという奥の本堂も立派。
役の行者(えんのぎょうじゃ)が関わっており、かつて箕面の山の大部分が瀧安寺であり、
天上ヶ岳の役の行者像もその痕跡の一つということだ。
横にあった赤い建物。
他にも色々撮ったり教えていただいたが、人の写り込みが多く載せづらかったりすることが多い。詳細は専門のサイトなどにお任せする。ご自分で近くを歩いた際でも立ち寄ってみて欲しい。
時間の消費は多少あったが、こういう機会は取れる時に取っておくもので有意義だった。
横にあった赤い建物。
他にも色々撮ったり教えていただいたが、人の写り込みが多く載せづらかったりすることが多い。詳細は専門のサイトなどにお任せする。ご自分で近くを歩いた際でも立ち寄ってみて欲しい。
時間の消費は多少あったが、こういう機会は取れる時に取っておくもので有意義だった。
柱からハンターがこちらの様子を伺っている。
柱からハンターがこちらの様子を伺っている。
別のカマキリ。滝道はカマキリが豊富。
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別のカマキリ。滝道はカマキリが豊富。
紅葉はまだ進んでいないが人だらけの箕面大滝。
紅葉はまだ進んでいないが人だらけの箕面大滝。
滝の奥の方に丸い塊が見える。スズメバチの巣…?
蜂の出入りは見えない。
滝の奥の方に丸い塊が見える。スズメバチの巣…?
蜂の出入りは見えない。
滝に虹がかかっている。
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滝に虹がかかっている。
長らく工事で閉鎖されていたこちら側の道がついに開通した。
延長されていた工期より随分早く済んだようだ。
長らく工事で閉鎖されていたこちら側の道がついに開通した。
延長されていた工期より随分早く済んだようだ。
しっかり舗装された道で、滝側の木々を見ることができる。
しっかり舗装された道で、滝側の木々を見ることができる。
トンネルを抜けると杉の茶屋の売店がある。
トンネルを抜けると杉の茶屋の売店がある。
夜見ると怖い橋の通路。
毎回観光客が居座ってベストポジションからの撮影が難しい。私は今日でなくてもと遠慮してわざわざ声をかけたことはないが、
この周辺は他に休める場所も多いので、撮影スポットの近くで長時間携帯を見ながらくつろぐのは避けてやって欲しい。
夜見ると怖い橋の通路。
毎回観光客が居座ってベストポジションからの撮影が難しい。私は今日でなくてもと遠慮してわざわざ声をかけたことはないが、
この周辺は他に休める場所も多いので、撮影スポットの近くで長時間携帯を見ながらくつろぐのは避けてやって欲しい。
紅葉が赤くなってはいないが、3連休初日そろそろシーズンとの認識があるのか、早くも車の量が満タン。
本格的な紅葉シーズンを私は知らないけれどこの状態が通常なら、じっくり歩きたいハイキングはもちろん家族連れで滝道から滝まで全員が頑張れそうなら電車。小さい子供がいたり滝道を歩かずに滝を眺めるとか、勝尾寺も視野に入れるならバスの方がおすすめだと思う。
ビジターセンター起点については、この日通っていないため混み具合がわからない。望みをかけてみるのも一つだが、通常の週末でもまあまあ車が止まっているので、運がよければといった所。
紅葉が赤くなってはいないが、3連休初日そろそろシーズンとの認識があるのか、早くも車の量が満タン。
本格的な紅葉シーズンを私は知らないけれどこの状態が通常なら、じっくり歩きたいハイキングはもちろん家族連れで滝道から滝まで全員が頑張れそうなら電車。小さい子供がいたり滝道を歩かずに滝を眺めるとか、勝尾寺も視野に入れるならバスの方がおすすめだと思う。
ビジターセンター起点については、この日通っていないため混み具合がわからない。望みをかけてみるのも一つだが、通常の週末でもまあまあ車が止まっているので、運がよければといった所。
時間節約を兼ねて自然研究路2号線の登山口に立つ。
時間節約を兼ねて自然研究路2号線の登山口に立つ。
実験完了を心待ちにしている。
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実験完了を心待ちにしている。
猿の群れに出会った。
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猿の群れに出会った。
ここも人気ルートなので多くの人とすれ違った。
ここも人気ルートなので多くの人とすれ違った。
一般道から近い所で立体感のある自然を楽しめるところが嬉しい。
一般道から近い所で立体感のある自然を楽しめるところが嬉しい。
歩き慣れていない人が、団体とのすれ違い待ちで止まっている人を後ろから割り込んで抜いていくのは危ないヨ。
1区間で汗だくになるようなオーバーペースで事故が起こったら被るのは後ろだヨ。
歩き慣れていない人が、団体とのすれ違い待ちで止まっている人を後ろから割り込んで抜いていくのは危ないヨ。
1区間で汗だくになるようなオーバーペースで事故が起こったら被るのは後ろだヨ。
右が通常の登山道。左の盛り上がった所は普通に歩けそうな感じ。
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右が通常の登山道。左の盛り上がった所は普通に歩けそうな感じ。
一段高くなったところを歩いていき、しばらくして合流。
一段高くなったところを歩いていき、しばらくして合流。
あえて2号線を選んだのは、先日発見したショートカットに入りたかったから。
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あえて2号線を選んだのは、先日発見したショートカットに入りたかったから。
ビジターセンターに寄りたかったのではあるが、今日はなるべく多くのリソースを目標に割きたい。
ビジターセンターに寄りたかったのではあるが、今日はなるべく多くのリソースを目標に割きたい。
小さいがいい仕事をするハシゴ。
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小さいがいい仕事をするハシゴ。
金網越しの箕面川ダム。
金網越しの箕面川ダム。
いつもより長いカメムシ。
いつもより長いカメムシ。
東側から回るならビジターセンター経由でもよかったのだけど、今日は西側から行く必要がある。
東側から回るならビジターセンター経由でもよかったのだけど、今日は西側から行く必要がある。
自然研究路7号線は一般道沿いに並走していて気軽に自然歩道を楽しめる非常にありがたい道。
7号線を行けばよかったかな。いや我慢我慢。
自然研究路7号線は一般道沿いに並走していて気軽に自然歩道を楽しめる非常にありがたい道。
7号線を行けばよかったかな。いや我慢我慢。
火の用心。
西回りにもどこかで見た赤い看板が。
ここは長く楽しみに取っておいた関電道の一つ。長谷山側の鉄塔からの下りで使いたかったのだけど、登りでの初挑戦に使うことにした。
火の用心。
西回りにもどこかで見た赤い看板が。
ここは長く楽しみに取っておいた関電道の一つ。長谷山側の鉄塔からの下りで使いたかったのだけど、登りでの初挑戦に使うことにした。
なかなかの険しさ…思っていたのと何か違うような。
なかなかの険しさ…思っていたのと何か違うような。
もう一度辺りを見回す。
そうか、登るのはこっち側か。これはこれは急角度。
箕面一の急角度との呼び声も高い関電道。鉄の階段があるので体力勝負をかけられるそうだ。
足が鳴る。
もう一度辺りを見回す。
そうか、登るのはこっち側か。これはこれは急角度。
箕面一の急角度との呼び声も高い関電道。鉄の階段があるので体力勝負をかけられるそうだ。
足が鳴る。
よく見ると噂の鉄の階段がある。箕面川ダム側の方は死んでいたとしても、こちら側は割と知られた経路のようで情報も多い。
急な斜面でも階段があれば登れるのか。まずは己の力量を知る所から。
よく見ると噂の鉄の階段がある。箕面川ダム側の方は死んでいたとしても、こちら側は割と知られた経路のようで情報も多い。
急な斜面でも階段があれば登れるのか。まずは己の力量を知る所から。
木漏れ日フラッシュ。
木漏れ日フラッシュ。
しっかり段が見えているが、落ち葉や小石や泥のたまりも多く丁寧に登っていく必要がある。
しっかり段が見えているが、落ち葉や小石や泥のたまりも多く丁寧に登っていく必要がある。
正直道や足場がはっきりしているだけで、手すりもない急で細い登りなので、怖いのは怖い。
クックック…この階段…想像以上だ。
正直道や足場がはっきりしているだけで、手すりもない急で細い登りなので、怖いのは怖い。
クックック…この階段…想像以上だ。
鉄の階段は土砂をため込まないためか山の負担を減らして設置するためか、枠しかない造りなので、一応強度は確認しながら登るのが良さそう。
鉄の階段は土砂をため込まないためか山の負担を減らして設置するためか、枠しかない造りなので、一応強度は確認しながら登るのが良さそう。
せり出した部分は体重をかけ過ぎると微妙にたわむ。大事に使いたい。
せり出した部分は体重をかけ過ぎると微妙にたわむ。大事に使いたい。
くねくね曲がりながら上の方に導かれる。
くねくね曲がりながら上の方に導かれる。
下を見る。ちょっと滑ったらどこまで降ろされるのだろう。怖過ぎる。
下を見る。ちょっと滑ったらどこまで降ろされるのだろう。怖過ぎる。
滑らなければ大丈夫…。
この階段、少々経年劣化が味わい深過ぎるのだが、いつまで持つのだろうか。
滑らなければ大丈夫…。
この階段、少々経年劣化が味わい深過ぎるのだが、いつまで持つのだろうか。
これは。階段があろうと下りには使いたくない。
これは。階段があろうと下りには使いたくない。
人の手が入っているけど自然に飲み込まれそうな絶妙な心細さがある。
人の手が入っているけど自然に飲み込まれそうな絶妙な心細さがある。
これだけ丁寧な階段があっても登れないのであれば、階段が死んでいるあの道はもはや無謀…。
だから登りきる。
これだけ丁寧な階段があっても登れないのであれば、階段が死んでいるあの道はもはや無謀…。
だから登りきる。
少し斜め感はあり錆びているが、階段は腐ることもなくそれなりに安定している。
少し斜め感はあり錆びているが、階段は腐ることもなくそれなりに安定している。
いよいよ階段が終わった。やったか?
いよいよ階段が終わった。やったか?
ここを下ろうとしていたのか。
ここを下ろうとしていたのか。
細めの尾根を進む。
細めの尾根を進む。
階段ありの斜面すらああなのだから、それ以外はほとんど壁だらけ。
階段ありの斜面すらああなのだから、それ以外はほとんど壁だらけ。
登り切ってしまってからは少し寂しくも安定した尾根道。
登り切ってしまってからは少し寂しくも安定した尾根道。
また鉄の階段が始まった。キツイところだけ設置される仕様のようだ。
また鉄の階段が始まった。キツイところだけ設置される仕様のようだ。
他の場所はかなりワイルド。
他の場所はかなりワイルド。
山の角度が浅くなって落ち葉などが落ちにくいのか、
階段も埋もれ気味になっている。
山の角度が浅くなって落ち葉などが落ちにくいのか、
階段も埋もれ気味になっている。
この雰囲気はもう天辺。
この雰囲気はもう天辺。
虹色の光が射す。
箕面に限ったことか、関電道特有なことは分からないが、頂上付近はなぜか整った感じであることが多い。
虹色の光が射す。
箕面に限ったことか、関電道特有なことは分からないが、頂上付近はなぜか整った感じであることが多い。
西の山にも鉄塔がずらり。方角的には堂屋敷で、少なくとも3組程度は見える。少なくともうち2組は記憶にあるがもう1組も見たことがある鉄塔だろうか?
西の山にも鉄塔がずらり。方角的には堂屋敷で、少なくとも3組程度は見える。少なくともうち2組は記憶にあるがもう1組も見たことがある鉄塔だろうか?
さて、関電道を登り終えたからにはここを護る守護鉄塔にも会っていかねばならない。
さて、関電道を登り終えたからにはここを護る守護鉄塔にも会っていかねばならない。
ちなみに、ここの鉄塔陛下は長谷山から一本道で安全に謁見でき、広くその姿を箕面ハイカーに知らしめている。
御姿を電子絵鏡越しに頂戴するだけなら安全に。登苦を積むならあえて関電道から臨むのも悪くないのかもしれない。
ちなみに、ここの鉄塔陛下は長谷山から一本道で安全に謁見でき、広くその姿を箕面ハイカーに知らしめている。
御姿を電子絵鏡越しに頂戴するだけなら安全に。登苦を積むならあえて関電道から臨むのも悪くないのかもしれない。
本連峰最高角度との呼び声もある斜面の先でお待ち遊ばした#32ダブル鉄塔。シンプルで堂々とした佇まいである。
左の頭上に黄色の何かが見えるが、枯葉などの映り込みではなく数字が記された冠を召しておられるようだ。
本連峰最高角度との呼び声もある斜面の先でお待ち遊ばした#32ダブル鉄塔。シンプルで堂々とした佇まいである。
左の頭上に黄色の何かが見えるが、枯葉などの映り込みではなく数字が記された冠を召しておられるようだ。
護衛が多く撮影角度は意外と限られている。
護衛が多く撮影角度は意外と限られている。
近寄っていくと、見慣れた感じの立て札。
近寄っていくと、見慣れた感じの立て札。
そこから来ました。
登りより下りの方が危険度は上だろうというのは分かる。
そこから来ました。
登りより下りの方が危険度は上だろうというのは分かる。
一糸まとわぬそのお姿。
一糸まとわぬそのお姿。
遥か向こうに北摂霊園が見える。
遥か向こうに北摂霊園が見える。
後光が差す。
長谷山への一本道はこちら。
長谷山への一本道はこちら。
木の砦の足元すぐに見えるのは、長く待ち焦がれた難登滑落の鉄塔。※登るのは鉄塔ではない。
そしてその先に続くのは別の関電道に属する英鉄達。
木の砦の足元すぐに見えるのは、長く待ち焦がれた難登滑落の鉄塔。※登るのは鉄塔ではない。
そしてその先に続くのは別の関電道に属する英鉄達。
探したぞ。遂にここまで来た。中腹の鉄塔!
探したぞ。遂にここまで来た。中腹の鉄塔!
一本道も間も無く終わり。
一本道も間も無く終わり。
長谷山頂上。
通常はこちら側からはあまり来ないと思う。
長谷山頂上。
通常はこちら側からはあまり来ないと思う。
聖なる火の用心の看板が地面に突き立てられている。
今日ここに来たかった理由は一つ。
尾根部分ではGPSのオレンジの踏み跡が完全に濃く繋がっているにも関わらず、箕面川ダムからの入り口の踏み跡が安定せず尾根道に取り付くのが困難な理由を知るためだ。

あの挙動、恐らく単に登ってしまえばあとは容易いという意味ではない。
正面はブラフ…そもそもこの道が上からのみ繋がっている可能性があると判断した。
聖なる火の用心の看板が地面に突き立てられている。
今日ここに来たかった理由は一つ。
尾根部分ではGPSのオレンジの踏み跡が完全に濃く繋がっているにも関わらず、箕面川ダムからの入り口の踏み跡が安定せず尾根道に取り付くのが困難な理由を知るためだ。

あの挙動、恐らく単に登ってしまえばあとは容易いという意味ではない。
正面はブラフ…そもそもこの道が上からのみ繋がっている可能性があると判断した。
以前ここに来た時に見た、この先危険の立て札。これこそが、箕面川ダム起点の関電道(?)の終着点であり、この先が皆が歩いている道筋に違いない。GPSがなかった頃の私とは違う。最近の情報が出てこないなら、上から行ける所まで行って現場を確認する他ない。

過去に2度作戦失敗している箕面川ダム側の入り口の急坂登りも、奥の状況が読めないゆえの撤退という側面もある。
こちらもあちらも一つのルートである以上、上からの調査は理に適っている。
下の守りに戦力を集中する余り、背中の守りは手薄なのだろう!
…この尾根筋の情報は持ち帰る!丸裸にしてやるぞ。
以前ここに来た時に見た、この先危険の立て札。これこそが、箕面川ダム起点の関電道(?)の終着点であり、この先が皆が歩いている道筋に違いない。GPSがなかった頃の私とは違う。最近の情報が出てこないなら、上から行ける所まで行って現場を確認する他ない。

過去に2度作戦失敗している箕面川ダム側の入り口の急坂登りも、奥の状況が読めないゆえの撤退という側面もある。
こちらもあちらも一つのルートである以上、上からの調査は理に適っている。
下の守りに戦力を集中する余り、背中の守りは手薄なのだろう!
…この尾根筋の情報は持ち帰る!丸裸にしてやるぞ。
…のっけからの急角度。降りて戻ってこられるのか分からない。正直この時点で撤退してもおかしくない。伊達に危険の立札を背負っているわけではなかったか。
上から安全にルートの見通しが繋がったらそのまま踏破もありだと考えていたが、甘かったようだ。だがこのまま撤退となれば攻略の道も閉ざされる。

カカロット色のGPS踏み跡ォオ!に出来て俺には出来んなど…。
俺ではスーパーサイ山人にはなれんのか。
…のっけからの急角度。降りて戻ってこられるのか分からない。正直この時点で撤退してもおかしくない。伊達に危険の立札を背負っているわけではなかったか。
上から安全にルートの見通しが繋がったらそのまま踏破もありだと考えていたが、甘かったようだ。だがこのまま撤退となれば攻略の道も閉ざされる。

カカロット色のGPS踏み跡ォオ!に出来て俺には出来んなど…。
俺ではスーパーサイ山人にはなれんのか。
この調査のために、せっかくここまで来たんだ。勇気を振り絞ってギリギリの所まで行ってみる。
なんと鉄の階段が埋まっている。ある筋の情報によると9年前の時点で階段は軸しか残っていないということだった。これが今にも消し飛びそうな勇気に僅かな火を灯す。尾根調査はここを乗り越えなければ始まらない。
この調査のために、せっかくここまで来たんだ。勇気を振り絞ってギリギリの所まで行ってみる。
なんと鉄の階段が埋まっている。ある筋の情報によると9年前の時点で階段は軸しか残っていないということだった。これが今にも消し飛びそうな勇気に僅かな火を灯す。尾根調査はここを乗り越えなければ始まらない。
ほとんど埋まっている階段。
我が方は登山靴装備ではない。落ち葉の急坂でどれ程差が出るかは分からないが、
靴のグリップでの不利を抱えている以上最初から全力で行くしかない。

靴からではなくストックから入った山行。歩きは靴で、グリップはストックが担って来た。その真価が問われている。
ほとんど埋まっている階段。
我が方は登山靴装備ではない。落ち葉の急坂でどれ程差が出るかは分からないが、
靴のグリップでの不利を抱えている以上最初から全力で行くしかない。

靴からではなくストックから入った山行。歩きは靴で、グリップはストックが担って来た。その真価が問われている。
階段は蛇行しており、最短距離で降りることは推奨していないようだ。
少なくとも斜面が安定しているのは間違い無いので、見失わないように一歩ずつ降りて行く。
思わせぶりな倒木が結界として横たわり、これ以上進んでいいのか毎回問い直してくる。
階段は蛇行しており、最短距離で降りることは推奨していないようだ。
少なくとも斜面が安定しているのは間違い無いので、見失わないように一歩ずつ降りて行く。
思わせぶりな倒木が結界として横たわり、これ以上進んでいいのか毎回問い直してくる。
最初の急坂をクリアしつつある。写真では一見簡単そうな階段道だが、ここまで来るのにも随分葛藤があった。
最初の急坂をクリアしつつある。写真では一見簡単そうな階段道だが、ここまで来るのにも随分葛藤があった。
写真マジックによって、激辛カレーに生卵2個落とした位マイルドに見えているが、
実際の角度は滑って尻餅をついたらすぐ止まれるかどうか分からないというような塩梅だ。
移動は常に石突でグリップとバランスを確認してから行えば不可能ということはない。
写真マジックによって、激辛カレーに生卵2個落とした位マイルドに見えているが、
実際の角度は滑って尻餅をついたらすぐ止まれるかどうか分からないというような塩梅だ。
移動は常に石突でグリップとバランスを確認してから行えば不可能ということはない。
このくらいの急角度の坂になると、上からと下からでは見える景色が全く違う。
最初の階段群を降り切った後振り返ってみた。上からではほとんど見えないような鉄の階段がはっきり列を成していることが分かる。
道標の存在は一つの安心材料ではあるが、階段の上に色々積もっており、階段としての性能を十分発揮してくれなかった場合、登るのがかなり大変な角度だ。
1本目の関電道の階段が確実に露出している急登りとは性質が違う。
とはいえ登りの手がかりとしては十分だし、最悪一段ずつ掃除すれば戻れるというだけで続行の後押しにはなった。
このくらいの急角度の坂になると、上からと下からでは見える景色が全く違う。
最初の階段群を降り切った後振り返ってみた。上からではほとんど見えないような鉄の階段がはっきり列を成していることが分かる。
道標の存在は一つの安心材料ではあるが、階段の上に色々積もっており、階段としての性能を十分発揮してくれなかった場合、登るのがかなり大変な角度だ。
1本目の関電道の階段が確実に露出している急登りとは性質が違う。
とはいえ登りの手がかりとしては十分だし、最悪一段ずつ掃除すれば戻れるというだけで続行の後押しにはなった。
ここまでの道のりは正しかった。
まだ入り口を越えたに過ぎない。地図からわかるのは、この尾根道は平坦ではなく、一部を除いて最後までかなりの急下りということだ。いくつか等高線が密でどう接続しているか分からないような地点も見受けられる。
ここまでの道のりは正しかった。
まだ入り口を越えたに過ぎない。地図からわかるのは、この尾根道は平坦ではなく、一部を除いて最後までかなりの急下りということだ。いくつか等高線が密でどう接続しているか分からないような地点も見受けられる。
ほんのひと時の安心ポイント。
ほんのひと時の安心ポイント。
あのリボンを境に地形が変わる…再び下りが始まるのか。
あのリボンを境に地形が変わる…再び下りが始まるのか。
何もない。
もう、鉄の階段はここにはない。
同じ関電道なのに関段の差が激しい。
もう、鉄の階段はここにはない。
同じ関電道なのに関段の差が激しい。
いつ消えるとも知れない木の階段の軸。
高まる不安感。
いつ消えるとも知れない木の階段の軸。
高まる不安感。
この先の倒木はかなり大きい。
敵は地形の変化だけでは無い。
この先の倒木はかなり大きい。
敵は地形の変化だけでは無い。
迂回するスペースはなさそうだが…。
潜るか?
こういう角度のある道ではなるべくバランスを崩し兼ねない大きな動きは避けたい。
迂回するスペースはなさそうだが…。
潜るか?
こういう角度のある道ではなるべくバランスを崩し兼ねない大きな動きは避けたい。
谷側にギリギリスペースがあった。奥に行き過ぎないように。
谷側にギリギリスペースがあった。奥に行き過ぎないように。
写真ではただの平地にしか見えないが、階段の無い初見の坂道は恐怖。
写真ではただの平地にしか見えないが、階段の無い初見の坂道は恐怖。
それが目を凝らしてよく見るとあるんだ。
階段の残骸が。柱が鉄になっている。
比較的角度の状態がわかりやすい写真。足の動かし方を間違えると滑る、下って行くのが怖い角度。
それが目を凝らしてよく見るとあるんだ。
階段の残骸が。柱が鉄になっている。
比較的角度の状態がわかりやすい写真。足の動かし方を間違えると滑る、下って行くのが怖い角度。
階段の存在もよく分からない感じになって来た。
日が傾いて来ているのが分かる。16時までに調査が終わらないようなら戻ると決めて降り始めた。
それ以上になると、日没後にこの急坂を登らなければならなくなるからだ。
階段の存在もよく分からない感じになって来た。
日が傾いて来ているのが分かる。16時までに調査が終わらないようなら戻ると決めて降り始めた。
それ以上になると、日没後にこの急坂を登らなければならなくなるからだ。
下からよく見るとやはり階段は残っていた。斜面が崩落しにくい安心感はあるが、落ち葉などの堆積物が非常に多く、写真の見た目より遥かに危険だ。
下からよく見るとやはり階段は残っていた。斜面が崩落しにくい安心感はあるが、落ち葉などの堆積物が非常に多く、写真の見た目より遥かに危険だ。
角度が増す度に、恐怖も増して行く。戻るだけの体力を残せるだろうか。安全を支えているのは腕力と足の角度のバランス。平坦な場所は少なく、常に消耗している。
角度が増す度に、恐怖も増して行く。戻るだけの体力を残せるだろうか。安全を支えているのは腕力と足の角度のバランス。平坦な場所は少なく、常に消耗している。
ルート上に階段自体は見えているが、段そのものに足がかからない場所が多く、滑った場合そのまま下に連れていかれる。段は見えないが存在するであろう中央を陣取るか、根を伝って行くか、もう少し強度のありそうな木を伝うか。地味に難所だ。
階段なんて飾りです。写真で見る人にはそれが分からんのですよ。
ルート上に階段自体は見えているが、段そのものに足がかからない場所が多く、滑った場合そのまま下に連れていかれる。段は見えないが存在するであろう中央を陣取るか、根を伝って行くか、もう少し強度のありそうな木を伝うか。地味に難所だ。
階段なんて飾りです。写真で見る人にはそれが分からんのですよ。
今のは怖かった…怖かったぞーッ!!
下からならはっきり段の多くが見えるが、正直階段としては無愛想で斜面と変わらない箇所が多過ぎる。
今のは怖かった…怖かったぞーッ!!
下からならはっきり段の多くが見えるが、正直階段としては無愛想で斜面と変わらない箇所が多過ぎる。
フェイクな階段。道を逸れるだけでも危険なのになぜあんな所に…。
フェイクな階段。道を逸れるだけでも危険なのになぜあんな所に…。
さらにギアを上げて来る斜面。倒木の処理を誤ることは許されない。
さらにギアを上げて来る斜面。倒木の処理を誤ることは許されない。
この程度であればルートを変えず押し通す。
この程度であればルートを変えず押し通す。
流れやすい表層。支えてくれるもののない周囲。
流れやすい表層。支えてくれるもののない周囲。
斜面の対応だけで手一杯だというのに。
斜面の対応だけで手一杯だというのに。
落ち葉のたまり過ぎで一歩一歩が辛い。

地面をストックで固定し、そっと足を移動させる。
安全を確保しながら亀の歩み。
特に肩と背筋と腿の消費が激しい。
落ち葉のたまり過ぎで一歩一歩が辛い。

地面をストックで固定し、そっと足を移動させる。
安全を確保しながら亀の歩み。
特に肩と背筋と腿の消費が激しい。
折角なので他所を見回す。逃げ道はない。
折角なので他所を見回す。逃げ道はない。
気づいてはいたが、次の難所。
掴むものがあることでの安心感はあるが、こういう場所を一つ越えるごとに心細くなっていく。
気づいてはいたが、次の難所。
掴むものがあることでの安心感はあるが、こういう場所を一つ越えるごとに心細くなっていく。
この急角度なのに下からでも階段が見えない一帯。不安が加速する。
帰還せし未来の王に約束された体力の消費。
この急角度なのに下からでも階段が見えない一帯。不安が加速する。
帰還せし未来の王に約束された体力の消費。
ここを通るor Die
怖いのは突然折れたり外れたりする恐れがあること。
ツイスターゲームしながら慎重に通過する。
怖いのは突然折れたり外れたりする恐れがあること。
ツイスターゲームしながら慎重に通過する。
階段の骨組みが残っており、これが露出している箇所は比較的なんとかなる。
ただ、滑った場合は彼等が凶器にもなり得るので軽く滑っても転ばない足運びで。
階段の骨組みが残っており、これが露出している箇所は比較的なんとかなる。
ただ、滑った場合は彼等が凶器にもなり得るので軽く滑っても転ばない足運びで。
骨組みは見えているが、進めば進んだ分、最終的に往復の体力を追加で消耗することになる。
骨組みは見えているが、進めば進んだ分、最終的に往復の体力を追加で消耗することになる。
16時まで調査したとして、この急角度の連続を1時間で戻れるのだろうか。
そろそろ十分調査はできたのではないか。常に葛藤がある。
16時まで調査したとして、この急角度の連続を1時間で戻れるのだろうか。
そろそろ十分調査はできたのではないか。常に葛藤がある。
一瞬視界が開けた。
この景色は知っている。
鉄塔が近い時の結界。
出てこい関電鉄塔…でないと地図が疼くだろうがあ…!
一瞬視界が開けた。
この景色は知っている。
鉄塔が近い時の結界。
出てこい関電鉄塔…でないと地図が疼くだろうがあ…!
撮気…! 見えた。ここまで来れば任務達成といってもいい。
撮気…! 見えた。ここまで来れば任務達成といってもいい。
この鉄塔保守のために作られた道で鉄塔に会えたのだから。
この鉄塔保守のために作られた道で鉄塔に会えたのだから。
会いたかったぞ。ここで会ったが六日目!
あの日から、お前のことを忘れたことなど1日たりともなかった。
(正確にはあの日も遠くからもじもじ眺めていただけだが)
送電線を陰で下から支えていた中腹の鉄塔、真のラスボスはお前なんだろう?
会いたかったぞ。ここで会ったが六日目!
あの日から、お前のことを忘れたことなど1日たりともなかった。
(正確にはあの日も遠くからもじもじ眺めていただけだが)
送電線を陰で下から支えていた中腹の鉄塔、真のラスボスはお前なんだろう?
なんという切り立った場所に設置されているのか。足元まで行くので一苦労だ。一見するとどう降りていいのか分からない。
なんという切り立った場所に設置されているのか。足元まで行くので一苦労だ。一見するとどう降りていいのか分からない。
おかげで獣返し(仮名)がこんなに近くに見える。
おかげで獣返し(仮名)がこんなに近くに見える。
保守の人が想定した降り方があるはず。
保守の人が想定した降り方があるはず。
いい眺めだ。これからやって来る地獄の戻りを考えるとしばしの現実逃避である。
いい眺めだ。これからやって来る地獄の戻りを考えるとしばしの現実逃避である。
一つの疑問が。
周囲はどこも切り立った崖。GPS上はまだオレンジの踏み跡は続いている。安全に下れそうな場所は見つからない。下からの接続がイメージ出来ない。
一つの疑問が。
周囲はどこも切り立った崖。GPS上はまだオレンジの踏み跡は続いている。安全に下れそうな場所は見つからない。下からの接続がイメージ出来ない。
一層急な角度で降っている一角がある。そこなのか?
一層急な角度で降っている一角がある。そこなのか?
とりあえず鉄塔の上側の斜面から移動。近づいて真偽を確かめる。
とりあえず鉄塔の上側の斜面から移動。近づいて真偽を確かめる。
そこには曲がりくねった階段が設置されていた。滑落したら大怪我必至の危険階段。地面は落ち葉と砂地の極悪コラボである。
そこには曲がりくねった階段が設置されていた。滑落したら大怪我必至の危険階段。地面は落ち葉と砂地の極悪コラボである。
この時15:50を超える。
10分しかないのか、10分はあるのか、それは考え方ってことらしい。
イザークなら10分もあるのにそのまま合流を見送るなんてごめんなはずだ。
この時15:50を超える。
10分しかないのか、10分はあるのか、それは考え方ってことらしい。
イザークなら10分もあるのにそのまま合流を見送るなんてごめんなはずだ。
そう。GPS上でももう既に見たことのある景色に繋がってもおかしくない所まで来ている。
最大の謎である接続点の秘密さえわかればもう一度恐怖を味わわずにすむ。次は気象などの条件も変わる。ほとんどまっすぐ来たので調査時間はそこまで伸ばせない。技術的に行けるなら今降りて確認するべきだ。
チャンスは何度も巡って来ない。
小生の女神は前髪しか勝たない。
そう。GPS上でももう既に見たことのある景色に繋がってもおかしくない所まで来ている。
最大の謎である接続点の秘密さえわかればもう一度恐怖を味わわずにすむ。次は気象などの条件も変わる。ほとんどまっすぐ来たので調査時間はそこまで伸ばせない。技術的に行けるなら今降りて確認するべきだ。
チャンスは何度も巡って来ない。
小生の女神は前髪しか勝たない。
階段は途中で樹脂製階段に変わっていた。ほぼほぼイメージが繋がりつつある。
箕面川ダム遊歩道側の入り口はそっくり返った樹脂製階段で始まっていた。
階段は途中で樹脂製階段に変わっていた。ほぼほぼイメージが繋がりつつある。
箕面川ダム遊歩道側の入り口はそっくり返った樹脂製階段で始まっていた。
倒木の境界の向こうは埋もれた樹脂製階段。既視感のある情け容赦のない斜面。
倒木の境界の向こうは埋もれた樹脂製階段。既視感のある情け容赦のない斜面。
見上げて分かるのは、かつては下からも関電道は繋がっていたということ。ここもやはり関電道であること。
もうキミを関電道(?)と呼ばなくていいんだな…。
見上げて分かるのは、かつては下からも関電道は繋がっていたということ。ここもやはり関電道であること。
もうキミを関電道(?)と呼ばなくていいんだな…。
先程の分岐からまっすぐ行けば東回りの斜面に出るのだろう。階段伝いに来ればこちらに出る。
先程の分岐からまっすぐ行けば東回りの斜面に出るのだろう。階段伝いに来ればこちらに出る。
その後階段の姿を見た者はいない。
その後階段の姿を見た者はいない。
ざんねん!!
わたしの かいだんは これで おわってしまった!!
ざんねん!!
わたしの かいだんは これで おわってしまった!!
おそらくこの場所は砂防ダムの奥側。無事降りられればこのルート踏破だ。
先週の調査によると、残り体力を気にせずに行くならこちら側の斜面も下から登りきることが可能。このタイプの斜面に関していえば、同様に体力を使いながら下降する術も身につけている。
おそらくこの場所は砂防ダムの奥側。無事降りられればこのルート踏破だ。
先週の調査によると、残り体力を気にせずに行くならこちら側の斜面も下から登りきることが可能。このタイプの斜面に関していえば、同様に体力を使いながら下降する術も身につけている。
正直怖くて仕方がないが、ここから上まで戻る位なら全力で降りたい。
正直怖くて仕方がないが、ここから上まで戻る位なら全力で降りたい。
結論は出ているが中々進み始められない。
戻れば安定した階段が待っているが、あと一歩階段を降りてしまえばもう戻ることはできない。
結論は出ているが中々進み始められない。
戻れば安定した階段が待っているが、あと一歩階段を降りてしまえばもう戻ることはできない。
私は意を決して、体を沈め始めた。
私は意を決して、体を沈め始めた。
もう戻らない。
安全な支持体を探してバランスを取りながら降りる。
もう戻らない。
安全な支持体を探してバランスを取りながら降りる。
正直安全な支持体は多くはない。
今は安全でもいずれ腐ってしまうものもあれば、
すでに腐っているものもある。
正直安全な支持体は多くはない。
今は安全でもいずれ腐ってしまうものもあれば、
すでに腐っているものもある。
見つからない場合は比較的安定した形状のものを探す。
長いものがあれば、滑った時に、サスペンスで階段から突き落とされた被害者の見せ場みたいな派手な転げ落ち方をすることもない。
見つからない場合は比較的安定した形状のものを探す。
長いものがあれば、滑った時に、サスペンスで階段から突き落とされた被害者の見せ場みたいな派手な転げ落ち方をすることもない。
簡単に書いているが、登りより下りの方が難しいというのはその通りで、降りきる覚悟や自信がなければ間違いなく戻った方がいい。私が降りることを選べたのは、既に何度もこの斜面を練習しているからでもある。
簡単に書いているが、登りより下りの方が難しいというのはその通りで、降りきる覚悟や自信がなければ間違いなく戻った方がいい。私が降りることを選べたのは、既に何度もこの斜面を練習しているからでもある。
写真で見てもこんなに怖い。
ホラーやサスペンスで言うところの脇役の死亡フラグ的なカットはよして欲しい。
写真で見てもこんなに怖い。
ホラーやサスペンスで言うところの脇役の死亡フラグ的なカットはよして欲しい。
ちょっとした休憩ポイントに出た。
急斜面のため安定は全くしていないが、
次の作戦を立てるには十分。
ちょっとした休憩ポイントに出た。
急斜面のため安定は全くしていないが、
次の作戦を立てるには十分。
きのこのこのここのこはだぁれ?
じゃんけんぽ〜んでお隠れボン!
きのこのこのここのこはだぁれ?
じゃんけんぽ〜んでお隠れボン!
隠れる場所もない!!
下には砂防ダムが見える。
隠れる場所もない!!
下には砂防ダムが見える。
キノコを眺めながら心を落ち着ける。
キノコを眺めながら心を落ち着ける。
ルートとしてはあちらが正しいっぽいが、倒木ミルフィーユはちょっと相手にしたくない。
ルートとしてはあちらが正しいっぽいが、倒木ミルフィーユはちょっと相手にしたくない。
失敗した時になるべく串刺しにならないであろう場所から降りることにした。
失敗した時になるべく串刺しにならないであろう場所から降りることにした。
丸太沿いに行けば道が開けているが、路面が荒い割に体を支えてくれるものがない。
丸太沿いに行けば道が開けているが、路面が荒い割に体を支えてくれるものがない。
奥の方に以前見た階段がある。下からのルートは破壊と再生の繰り返しの道を歩んで来たのだろう。
奥の方に以前見た階段がある。下からのルートは破壊と再生の繰り返しの道を歩んで来たのだろう。
一見荒々しいが支持体としては有効だ。
一見荒々しいが支持体としては有効だ。
埋もれた階段の遺体の一部を発見。
埋もれた階段の遺体の一部を発見。
降りそうで降りられない。演出家か。
降りそうで降りられない。演出家か。
斜面の下の方は瓦礫や倒木が溜まってバリケードのようになっている。
斜面の下の方は瓦礫や倒木が溜まってバリケードのようになっている。
ミルフィーユバイキングよりまし。
だがゴール目前、ワンミスで台無し。
ミルフィーユバイキングよりまし。
だがゴール目前、ワンミスで台無し。
どうだ、斜面!
まだやらねばならないことがあるようだ。
この荒れた大地から脱出して初めてこのルートを完走したと言える。
まだやらねばならないことがあるようだ。
この荒れた大地から脱出して初めてこのルートを完走したと言える。
砂防ダムの上から帰るべき道を見やる。
砂防ダムの上から帰るべき道を見やる。
2本目の赤看板の辺りを眺める。
あそこが始まりの坂。
2本目の赤看板の辺りを眺める。
あそこが始まりの坂。
斜面の方を見る。
あそこから下って来た。
斜面の方を見る。
あそこから下って来た。
谷の上流方向を見る。
その先に何があるか知っている。
小さな立札。
貴方が手の届く場所にいる。
谷の上流方向を見る。
その先に何があるか知っている。
小さな立札。
貴方が手の届く場所にいる。
かなり無茶した後だ。体力や集中力が切れる前に戻るべきか。
かなり無茶した後だ。体力や集中力が切れる前に戻るべきか。
初めて見たあの日から。
立入禁止とぼんやり読めた貴方。※過去の山行記録参照。
貴方の本当の役目が知りたい。
思わせぶりな下段には何が書いてあるの?
今会いに行きたい!
初めて見たあの日から。
立入禁止とぼんやり読めた貴方。※過去の山行記録参照。
貴方の本当の役目が知りたい。
思わせぶりな下段には何が書いてあるの?
今会いに行きたい!
こんな藪、なんでもあるわ!
こんな藪、なんでもあるわ!
随分登って来た。
帰るのが大変そうなんて泣き言はもう言わない!
随分登って来た。
帰るのが大変そうなんて泣き言はもう言わない!
立札はもうすぐそこ。
立札はもうすぐそこ。
貴方を押し固めている心の岩を乗り越えるわ。
貴方を押し固めている心の岩を乗り越えるわ。
そんな…ルートが崩壊した系じゃなかった。そもそも作業道の注意喚起。
そんな…ルートが崩壊した系じゃなかった。そもそも作業道の注意喚起。
貴方はクールにこの斜面を見守ってくれていたのね。
帰るわ。
貴方はクールにこの斜面を見守ってくれていたのね。
帰るわ。
この辺りが関電道と森林作業道の交錯する地帯だったとは。
要所で手が入っているのが分かる。
この辺りが関電道と森林作業道の交錯する地帯だったとは。
要所で手が入っているのが分かる。
埋もれた階段が見える。ここもかつて関電道の登りルートだったのか。
埋もれた階段が見える。ここもかつて関電道の登りルートだったのか。
仕事しない樹脂の階段と責任を押し付けられた鉄の階段のせめぎ合い。
崩壊シタートレイルの立て直しを図った跡だろうか。
以前はこちらが正規ルートだった模様。
仕事しない樹脂の階段と責任を押し付けられた鉄の階段のせめぎ合い。
崩壊シタートレイルの立て直しを図った跡だろうか。
以前はこちらが正規ルートだった模様。
その先には倒木ミルフィーユが。
その先には倒木ミルフィーユが。
お前か〜!
グサグサ突き刺してきたのは。
秋になって藪が枯れて見通しだけは良くなったけど、棘は元気なので薄かったり大事なウェアで通ると悲しいことになるかもしれない。
お前か〜!
グサグサ突き刺してきたのは。
秋になって藪が枯れて見通しだけは良くなったけど、棘は元気なので薄かったり大事なウェアで通ると悲しいことになるかもしれない。
癒しの白キノコ。
癒しの白キノコ。
帰路。砂防ダムを越えていく。
帰路。砂防ダムを越えていく。
今や形だけ働いているあの階段達にも理想に燃えていた時期があった。
今や形だけ働いているあの階段達にも理想に燃えていた時期があった。
油断してはいけない。ここでは何が出てくるか分からない。
油断してはいけない。ここでは何が出てくるか分からない。
下の方まで降りて来た。
下の方まで降りて来た。
出口近く。左岸側ではここが最も気を遣う場所かも知れない。
足首はどこだってひねれる。
出口近く。左岸側ではここが最も気を遣う場所かも知れない。
足首はどこだってひねれる。
上から見ると獣に住み良さそうな穴がある。
上から見ると獣に住み良さそうな穴がある。
勝利の美茶とクリーム玄米ブランを。
勝利の美茶とクリーム玄米ブランを。
今日はこちら側が出口だ。
今日はこちら側が出口だ。
君もすっかり赤くなったものだ。
君もすっかり赤くなったものだ。
そうだ、箕面の山の冊子で見た…君の名はマムシグサでよかったか。
そうだ、箕面の山の冊子で見た…君の名はマムシグサでよかったか。
年季の入った案内の看板。
どちらから帰るか考えるついでに眺めてみることにした。
年季の入った案内の看板。
どちらから帰るか考えるついでに眺めてみることにした。
平然としてはいるが、水面下では激しい攻防を繰り広げている。
平然としてはいるが、水面下では激しい攻防を繰り広げている。
色々疲れているのよ。
色々疲れているのよ。
展望塔に限っては再現度が高く愛を感じる。
…限っては? そうなんだ。この看板はきっと違う世界線の箕面川ダムを案内している。
展望塔に限っては再現度が高く愛を感じる。
…限っては? そうなんだ。この看板はきっと違う世界線の箕面川ダムを案内している。
勝尾寺の影武者…だ…と…?
勝尾寺の影武者…だ…と…?
さらっと見過ごしそうになったが、
ビジターセンターが30年後の未来の姿で描かれている。
さらっと見過ごしそうになったが、
ビジターセンターが30年後の未来の姿で描かれている。
どうも本当に疲れているっぽいので最短ルートで下山することにした。
どうも本当に疲れているっぽいので最短ルートで下山することにした。
寂しげな空。
お気に入りの趣のある橋の見える風景。
お気に入りの趣のある橋の見える風景。
ダム側も落ち着いて見える。
ダム側も落ち着いて見える。
トンネルを使ってもよかったなと少し後悔。
トンネルを使ってもよかったなと少し後悔。
色々な表情がある。
色々な表情がある。
ここから先は通さん!
ここから先は通さん!
遠くに可愛い滝道バス影が見えたので待ち構えて撮る。
流石の日没後クオリティ。
遠くに可愛い滝道バス影が見えたので待ち構えて撮る。
流石の日没後クオリティ。
無事駐車場まで戻って来た。
無事駐車場まで戻って来た。
まだ車がたくさん止まっている。
まだ車がたくさん止まっている。
私が山を見つめる時、山もまた私を見つめている。
私が山を見つめる時、山もまた私を見つめている。
工事の一切の痕跡がなくなった。少し寂しい。
工事の一切の痕跡がなくなった。少し寂しい。
今日は街灯が明るい。
今日は街灯が明るい。
小さい方のトンネルから戻る。
小さい方のトンネルから戻る。
トンネル自体は前からあるもののようだ。
トンネル自体は前からあるもののようだ。
綺麗に整えられた車道。
綺麗に整えられた車道。
滝側へ下る。
売店も店じまい。
売店も店じまい。
通常この柵を掴むことはないが、いきなりゲジゲジが出て来たら驚く。
通常この柵を掴むことはないが、いきなりゲジゲジが出て来たら驚く。
待機中の屋台が増えている。
待機中の屋台が増えている。
毎度の撮影スポット。
一発撮りにしては良い雰囲気。
毎度の撮影スポット。
一発撮りにしては良い雰囲気。
今日は後ろに気配があるため手早く。
今日は後ろに気配があるため手早く。
冴えているようだ。
冴えているようだ。
一枚しかチャンスがないことで、逆にいい感じに撮れている。
一枚しかチャンスがないことで、逆にいい感じに撮れている。
やはり車が多い。
やはり車が多い。
この辺りの家並みは格別。
1
この辺りの家並みは格別。
登り方向の撮り方も覚えた。
登り方向の撮り方も覚えた。
自転車置き場も割と好きだ。
自転車置き場も割と好きだ。
ミャクミャクの万博記念マンホールだったもの。
つい最近設置された模様。
ミャクミャクの万博記念マンホールだったもの。
つい最近設置された模様。
左側の家屋はまだどこが一番綺麗に写るかまだ分からないのだけど、この位置もいいかもしれない。
左側の家屋はまだどこが一番綺麗に写るかまだ分からないのだけど、この位置もいいかもしれない。
案内所。写真がたくさん飾られている。
案内所。写真がたくさん飾られている。
たまには普段撮らない角度から。
たまには普段撮らない角度から。
駅に戻った。
大量のトレイルランナーが集結していた。これから走るようだ。行ってらっしゃい。
駅に戻った。
大量のトレイルランナーが集結していた。これから走るようだ。行ってらっしゃい。
ただいま。
総括。
つながるカカロット色のGPSの踏み跡、お前がナンイドワンだ!
ただいま。
総括。
つながるカカロット色のGPSの踏み跡、お前がナンイドワンだ!

装備

個人装備
長袖シャツ アウター ズボン 靴下 雨具 ザック 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ モバイルバッテリー GPS(アプリ) 筆記用具 常備薬 保険証 携帯 タオル ストック カメラ(スマホ) 熊鈴 熊スプレー 山用手袋 ビニール袋 保温バッグ ペットボトルカバー 保温水筒 座布団 ファーストエイドキット
備考 堆積物が多く滑りやすい複合的なコースなので必ずしも効果的だったかは分からないが、滑りにくい靴があればいくらか体力の消耗や恐怖心を抑えられたかもしれない。個人的には新しいタイプの靴は慣れるまでに時間がかかるので、直近の選択肢としては難しかったが、靴のグリップがもう少し欲しいと思わずにはいられない消耗戦だった。

感想

悲願であった関電道を踏破できたのでホッとしています。
下からだと全容が掴めず対策が立てづらいので、踏み跡がはっきりしている上からならどうかと考えて決行。
上がしっかり繋がっているから下りの尾根道は楽なんてことはなく、ほとんど総力戦の様相でした。写真見たら、階段見えてるのに何で?ってなりますよね。

見えそうで見えないもどかしい階段も多く、
よく滑り、滑ったら滑落になる傾斜で滑らないように歩く。ルートに入ってから気を抜ける時間がほとんどなく、気力も体力もすり減っていくのがわかりました。
求められるのが高度な技術というよりひたすら慎重な判断の積み重ねだったため、今の実力で事故なく歩ききれたのはたまたま運が良かっただけだとは思わないですが、楽しい山歩きとは遠い印象です。

太腿と背筋全般、珍しく上腕三頭筋が筋肉痛に。
終わってからこれまでの疲れが押し寄せて来て色々大変でした。

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