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Yamareco

記録ID: 614103
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無雪期ピークハント/縦走
中国山地西部

雪融けの天狗石山に登る

2015年04月11日(土) [日帰り]
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kariogaryu その他3人
GPS
--:--
距離
7.4km
登り
606m
下り
603m

コースタイム

日帰り
山行
3:18
休憩
1:26
合計
4:44
9:44
78
スタート地点
11:02
11:22
70
12:32
13:38
50
14:28
ゴール地点
登山道にはほぼ雪なし。あったのは高杉山への最後の登り、5分間。
午前中、曇っていた天気も午後になると良くなり、春うららといった感じ。スキー場を下っていると向かいの雲月山から山焼きの煙が見えた。
過去天気図(気象庁) 2015年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
雪融けの天狗石山に登る

日時:2015年4月11日(土)
天気:曇り後晴れ 
コース:サイオトスキー場入口〜来尾峠〜天狗石山(1191.8) 〜本峠〜高杉山〜マキガ峠〜
    サイオトスキー場入口
メンバー:4名

 右膝を痛めたり天候不順が重なって2週間ぶりの山行き。ところが今日は雲月山の山焼き。再開されて10年以上になるのではないかと思うが、性懲りもなく毎年ボランティア(参加費500円)で参加し、ここ2年間は写真撮影のお手伝い。案内のメールが届いた時は、今年もと思っていたが、すぐに返事を出さずにいるとだんだん気持ちは遠のいて結局今年は不参加。

 代わって私が所属している山の会の例会に出席。天狗石山を私が提案したので出席しないわけにも行かず。8時戸河内の道の駅集合。松原経由で登山口の才乙に向かうつもりが、寺領(じりょう)の枝垂れ桜(与一野の枝垂れ桜)を思いだし、結局寺領経由となった。

 才乙集落の一番奥、サイオトスキー場入口にある空き地に車を駐めて来尾峠(京良原、きょうらばら、峠とも)まで車道を歩く。峠には5〜6台の駐車スペースがあり、だれも駐めていないのではないかと思っていたら1台だけ駐められていた。

 峠から天狗石山に向かって4〜5分ばかり緩やかに登ると今コース中、一番きつい上りが待ちかまえる。10数分間汗を流しながら登ると登山道に露岩が現れ、急登が終わる。ここからわずかに上ると尾根の分岐に達し、右に折れて尾根伝いに登る。この辺りから左手(つまり島根県側)下の谷間に残雪が所々見えた。分岐から10分ばかりでなだらかな平坦地に出る。周りはチマキザサと低灌木で明るく視界が開け、天狗石山やら高杉山が目の前に迫って来る。まさに広島県では数少ない天空のパラダイスといった感じで、天狗石山の入口にあたるので天狗原(もしくは天狗平)と呼んでも差し支えなさそうである。それに積雪期にはこの辺り一帯は白一色の雪原状態になるので是非とも訪れることをすすめる。

 この平坦地の入口から10数分のんびり歩き、少しばかり登り掛けた所が高杉山方面への分岐である。天狗石山へは尾根道をそのまま直進する。すると灌木帯から自然林へと変わり、そのうちブナ(木は大きくない)の純林が続く。分岐からさらに10数分緩やかに登ると左手に巨岩が現れ、この脇を登りきると山頂は目の前。樹間より山頂にあるテラス状の展望台を見ながら露岩帯を越すとテラスと三角点のある山頂に達する。

 天気が良ければ島根県側の山並みが手を取るように見えるのだが、今日は生憎、ガスって何も見えず。それにこの山頂は県下でも数少ないオオヤマレンゲが見られるスポットでもある。山頂で昼食をとるつもりだったが寒くて天気も良くなかったので高杉山でとる事にした。

 高杉山へは高杉山方面への分岐まで上って来た道をそのまま引き返す。分岐から南へ向かって急斜を10分足らず下ると最初の鞍部に出くわす。ここが本峠(ほんだお)で右手に折れると小さな祠があり、じき林道に出てスキー場へと下る。
 我々はそのまま尾根道を直進する。地下水分岐(地下水が流れているようだが標識には400m先と記されている)まではなだらかだが、ここを過ぎると上りがやや急となる。とくに高杉山手前は急で登山道は雪に隠れ、5分近く雪の上を歩いた。
 高杉山の山頂は三角点があるものの全くの通過点で何もない。ただ山頂から東へ20〜30mしっかりした踏み跡をたどれば見晴らしの良い展望岩があるので是非とも立ち寄って見たいものだ。

 展望岩から山頂に戻り、20〜30m下るとリフト降り場。ここに腰を降ろして昼食とする。天気はすっかり晴れ上がり、昼寝でもしたくなるような春の陽気。遠く雲月山からはようやっと山焼きの煙が見えて来た。下山はスキー場の中をフキノトウを取りながらのんびり下った。

 ところがスキー場で気になった事が一つ。一番上のリフト降り場近くにあった方位案内板。深入山を指す方向が60度近くずれており、また見えないはず天狗石山も大きくずれていた。遭難に結びつく事はないが、知らない人は本気に思う事は間違いない。少し無責任な気がしたが、しっかり固定されているので直すのも大変だと思った。

(参考タイム)

スキー場入口(0.10)来尾峠(0.40)本峠分岐(0.18)天狗石山(0.16)本峠分岐(0.08)本峠 (0.31)高杉山(0.12)マキガ峠(0.38) スキー場入口

追)登山道にはほぼ雪なし。あったのは高杉山への山頂直下北斜面で歩行5分位。

 したがって 来尾峠〜天狗石山 約1時間 天狗石山〜高杉山 約55分
       高杉山〜スキー場入口(才乙集落の一番奥) 約50分

       一周するとおおよそ 3時間といった所
仮称天狗原から見る高杉山。北面の斜面は雪が結構残っている。
2015年04月11日 11:40撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
4/11 11:40
仮称天狗原から見る高杉山。北面の斜面は雪が結構残っている。
高杉山への最後の登りあたり。新緑の頃はブナがきれい。
2015年04月11日 12:19撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
1
4/11 12:19
高杉山への最後の登りあたり。新緑の頃はブナがきれい。
高杉山への最後の登り。5分ばかり雪道が続いた。
2015年04月11日 12:20撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
4/11 12:20
高杉山への最後の登り。5分ばかり雪道が続いた。
この斜面を登り切ると高杉山の山頂。このあたりが一番きつい登り。
2015年04月11日 12:21撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
4/11 12:21
この斜面を登り切ると高杉山の山頂。このあたりが一番きつい登り。
高杉山山頂から20〜30m踏み跡を辿れば、小さな岩の展望台がある。左から大暮の毛無山、それから右に熊の城山、櫛山、樋佐毛山そして龍頭山、椎谷山と続く。手前の集落は大暮。
2015年04月11日 12:28撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
4/11 12:28
高杉山山頂から20〜30m踏み跡を辿れば、小さな岩の展望台がある。左から大暮の毛無山、それから右に熊の城山、櫛山、樋佐毛山そして龍頭山、椎谷山と続く。手前の集落は大暮。
一番高いリフト降り場のすぐ近く。SAIOTOの下は深入山そして日本海の下は天狗石山(実際は山の陰になって見えない)となっているがいずれもズレが大きく間違っている。
2015年04月11日 12:35撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
1
4/11 12:35
一番高いリフト降り場のすぐ近く。SAIOTOの下は深入山そして日本海の下は天狗石山(実際は山の陰になって見えない)となっているがいずれもズレが大きく間違っている。
中央の一番奥が雲月山。草原の山でまだ山焼きは始まっていないように見える。
2015年04月11日 13:41撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
4/11 13:41
中央の一番奥が雲月山。草原の山でまだ山焼きは始まっていないように見える。
スキー場の中を下っていると紛れもなく山焼きの煙が上がって来た。過去10年来、山焼きボランテァで1回も休まなかったが、今年からやめてしまった。感慨無量の煙だった。
2015年04月11日 14:01撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
4/11 14:01
スキー場の中を下っていると紛れもなく山焼きの煙が上がって来た。過去10年来、山焼きボランテァで1回も休まなかったが、今年からやめてしまった。感慨無量の煙だった。
撮影機器:

感想

スキー場に宿泊施設や休憩所を作って雪の無いときでも楽しめるようにしたらどうなんだろう。周りには日帰り出来る山がたくさんあるのに。とくに天狗石山なんか良いと思うのだが。

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