常念岳
- GPS
- 18:30
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 2,154m
- 下り
- 2,335m
コースタイム
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 8:08
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 6:33
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
常念岳山頂から常念小屋方面への下り始めに雪が残っている。チェーンスパイクがあると安心。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
秋の大イベント、蝶~常念縦走。
昨年は燕から常念小屋までだったので、反対側から繋ぐ。
ガイドさんの企みにより、初日は三郷から大滝山に寄り道して蝶ヶ岳を目指した。
前泊で松本入り、予定より一本早いあずさに乗るも、興奮してか?はたまたあずさで寝てしまったからか寝付けず、寝不足のまま出発となった。
あんなに楽しみにしていたのに調子が上がらない。思えば、朝からお赤飯のみ。糖質しか摂っていない。塩分不足か?と思い休憩でジャガビーを食べてみる。少し回復したように感じたので、休憩の度にジャガビーをポリつく。
コースが長いことは覚悟していた。わかってはいたが、長い…。やっとこさ大滝小屋(小屋締め済)に到着。荷物をデポって山頂へ向かう。山頂からの景色を楽しんだら、小屋前のテーブルを借りてお昼ご飯だ!
朝の残りのお赤飯1/3を食べながら、塩分は無いか…塩分は無いか…。
あ!!朝、セブンでカレーパン買ったじゃん!
ここは無理してでも食べねば!!そんな体調でもセブンのカレーパンは美味い。セブン、凄い!
懸念事項は解消された、明るい気持ちで蝶ヶ岳への道を辿る。
うーん、長かった。マジで長かった。
先にヒュッテに入っていたら、山頂はパスしたいくらい長かった笑笑。
幸いなことに先に山頂を踏み、その後ヒュッテに向かった。テント場も色とりどりのテントで賑わっていた。
体調が完璧かと問われるとそこまででも無かったが、だいぶ回復。一晩寝たらきっと大丈夫。
風が強い夜だった。一晩中、外の窓枠がガタンガタンと規則的なリズムで鳴っていた。
それでも空はクリアーで、目が慣れてくると天の川も見えた気がする。安曇野の夜景が美しかった。
朝は日の出を見てからゆっくり目の出発。
風が強い中、日の出前に常念方面へ向かったパーティも居たが、かなり寒かっただろう…。
2日目の心構えは「偽常念に騙されるな!」だ。蝶槍の後、2つのピークはまだ常念岳では無い。あれがピークだと思い込んで進むと気持ちが削られる笑笑。
淡々と下っては登り返し、下っては登り返し…、次登り切ったら今回の最高地点!と思っていたが、山頂の手前に更に騙されそうなピークもどきが立ちはだかっていた。
そこも気持ちを保ちながら淡々と登る。ピークだ!常念岳だ!
山頂はゴツゴツ、岩岩、隙間にスマホを落としたら拾えないだろう…。
写真を撮ったら休憩。だが、昨年、常念小屋の前から見上げたあの道を今日は下るのだ。落ち着かない。そわそわする気持ちを抑えながら山頂で過ごした。
下り始めるとすぐに雪が踏み固められた道。怖いのでチェーンスパイクを付けさせてもらう。チェーンスパイクを履いたら強気だ!さぁ、行くぜ!笑笑
雪ゾーンをクリアした後はザレ気味の下り。この日のゴール、常念小屋は見えているのに、一向に近づかないのだ。歩きにくいからか?しっかりと九十九折りの登山道を辿って下りていく。ワープしたくなる気持ちを抑えながらクネクネと、クネクネと辿りやっと!小屋前に下りたった!
嬉しかった。お腹も空いていた。コーヒーも飲みたかった。やった!着いたぁ!!
受付をしたら着替えてお昼ご飯だ。
2時間後には夕食なので、焼きおにぎりとコーヒーを注文。槍を眺めながら食べたおにぎり、とても美味しかった。
常念小屋の乾燥室は素晴らしい。朝までしっかり熱風が出ていて、衣類もしっかり乾く。着替えブースがあったので温かい場所で着替えさせてもらった。
話は戻って、小屋の夕食。前日の蝶ヶ岳ヒュッテでは、鯖の味噌煮とつくねのようなお団子。このつくね?が美味しかった。
常念小屋はハンバーグ!オニオンソースが美味!キャベツの千切りにもドレッシングがしっかりかかっていて、最後まで美味しくたいらげた。
寝床の話としては、蝶ヶ岳ヒュッテは個室だったので、布団も羽毛のふかふか温かな中で眠ることができた。常念小屋は、寝袋と書かれていたので「寒いのでは?」と心配したが、ぬくぬくと朝まで寒さを感じることは無かった。常念小屋はとにかく、至る所が暖かく、落ち着いた雰囲気が良い小屋だった。営業最終日というタイミングで、普段見られない荷造りの様子もチラ見できた。
最終日は一の沢へ下る。とにかく怪我なく下りる。凍結箇所は無かったが、沢の水が登山道に流れ出ているところが複数あり、気温が下がると怖そうだ。
1時間置きくらいで休憩しながら無事に下山。
タクシーで穂高駅に向かった。
穂高駅隣のブルワリーでランチとちょいビール。注文した豚丼は美味しく、お肉もたっぷりぷりぷりだった。ビールは3種類の飲み比べセットを3人で分けて楽しんだ。
その後、松本に戻ってお風呂。いつものスーパー銭湯に行くか悩んだが、今回は「菊の湯」に立ち寄った。1人¥440、しかも!シャンプーとボディーソープのレンタル¥50。小分けにしたシャンプー、コンディショナー、ボディーソープのセットだ。ドラッグストアで1回分のパックを買うより安い。2階は畳の休憩スペース。広くはないが、松本駅から徒歩で行けて、手ぶらでも困らない!これは素晴らしい場所を見つけてしまったぞ!
そんなこんなで、山歩きも、その後のごはんとお風呂も全てハナマルの旅となった。
常念小屋、今度はもう少し早めの時期にも泊まってみたいものだ。
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