記録ID: 6161208
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無雪期ピークハント/縦走
中国山地西部
三瓶山 ススキと青空の頂 逆さ三瓶は 夕陽に染まる
2023年11月08日(水) ~
2023年11月09日(木)
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 09:29
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 548m
- 下り
- 560m
コースタイム
1日目
- 山行
- 3:18
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 4:53
2日目
- 山行
- 3:46
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 4:21
9:36
29分
宿泊地
13:57
ゴール地点
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
リフトからの登山道、岩場あり、ロープ、鎖場などあり以外に手ごわいです。 |
左のピークが大江高山。真ん中あたりの窪みの付近が石見銀山のある仙ノ山。石見銀山の銀鉱床は大江高山火山群の火山活動を引き起こしたマグマから発生した熱水によって約100万年前にできました。
中央の弓なりの海岸が長浜海岸(薗の長浜)。国引き神話で八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)が新羅から島根半島を引き寄せた際の綱。その時、引っ張った綱をかけた杭が佐比売山(さひめやま)、現在の三瓶山。
長浜を教えてくれた登山者は5回めの登頂にして初めて見れたそうです。初回で見れた私達はラッキー✌
長浜を教えてくれた登山者は5回めの登頂にして初めて見れたそうです。初回で見れた私達はラッキー✌
三瓶山の生い立ち。10万年前に活動が始まり、縄文時代の4000年前には活発に噴火し、溶岩ドームが形成されました。
面積にして箱根の4分の1ほどの大きさの火山です。(神奈川県民のため、箱根と比較)
面積にして箱根の4分の1ほどの大きさの火山です。(神奈川県民のため、箱根と比較)
三瓶山のきれいな写真を撮りたいなと思い、ネットを探してここに来ました。浮生の池、堰き止め湖です。山の西側にあるので夕日の鏡面の写真が撮れるのではと思っていましたが、この日は風も弱く、大当たりでした。ここで女三瓶山の展望台でカメラを据えていた人に遭遇しました。湖面に映る星の写真狙いだそう。
石見銀山は室町時代末期の1526年に本格的な開発が始まり、以来およそ400年にわたり銀が開発された日本最大の銀山です。17世紀には年間銀総生産量67.5トン、全世界の産出量の約1割を占めていたそうです。
黒いところが銀の鉱石。石見銀山の鉱床は永久鉱床と鉱染鉱床である福石鉱床からなります。ここは福石鉱床、凝灰角礫岩に鉱物を溶かし込んだ熱水が染み込んで鉱石になっているもので地表近くにあり、岩石が柔らかくて掘りやすいという特徴があります。永久鉱床はマグマの熱水が下がることによって結晶化し、脈状に鉱物が生じたもの。
羅漢寺に行き、御朱印をもらって参拝し、羅漢様を拝観しました。銀山で働く坑夫を供養するために作られました。
他にも銭洗い、縁切り、鎌倉を思い出させるお寺。もちろんお金を洗い、足の痛みと縁が切れることを願いました。拝観料500円。
他にも銭洗い、縁切り、鎌倉を思い出させるお寺。もちろんお金を洗い、足の痛みと縁が切れることを願いました。拝観料500円。
感想
三瓶山は何年も前から登りたいと思っていました。その頃はまだ元気だったので男、女、子、孫三瓶を全て縦走したいと思っていました。しかし、人生思うようには行かず、足の痛む体になってしまったのでリフトを使っての往復登山にしました。標高差はないですが思ったよりは厳しい道でした。無事頂上に立てたこと、360°見渡せる晴天の中を歩けたこと、浮生の池に映った夕焼けの三瓶山がとても美しかったこと、ここに来て本当によかったと思いました。
「銀山開発には銀の精錬のため多くの木材が必要で、山の木が無くなることが通常でしたが、石見銀山では、採掘当時から山を崩したり森林伐採をせず、銀鉱脈に沿って狭い坑道を掘り進める採掘方法や伐採した数と同じだけ植林を行うなど適切な森林管理が行われていました。
また、採掘から搬出までの銀山運営の全体像がしっかりと残り、「21世紀が必要としている環境への配慮」が既に行われ、それを今の時代にも伝えられているところが世界遺産登録の重要なポイントになりました。」島根県西部公式観光サイトより
石見銀山、正直観光地としては地味なところでした。でも色々なサイトの説明を読んだらその歴史的な価値の高さは理解できました。ここはしっかり事前学習、事後学習をすると面白いところだと思います。
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