八ヶ岳石尊稜ルートから赤岳日帰り(ソロ)
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,397m
- 下り
- 1,384m
コースタイム
- 山行
- 10:35
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 11:00
天候 | 晴れのち雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
久しぶりの一人登山は手ごろな八ヶ岳へ。
2週連続の奇跡の土日休みは見事に雨天で潰されてしまったので、今週から通常通り日曜日のみ休み。
日帰りで高いところに登りたいなぁと思い立ったので、まだ行っていない八ヶ岳西壁の石尊稜に行くことにしました。
前日仕事終わりにそのまま車で美濃戸口へ。
適当に装備を整えて車内で仮眠。
2時起床。11月と比べて夜明けが早いので早めに出る。
2時半に出発。
最近買ったペツルのヘッデンをまともに使うのは初めてだ。
空は快晴で星が出ていたが、残念ながら僕は近眼なのであんまり星は綺麗に見えない。
真っ暗だけれど慣れた道だし、もう凍結箇所も少ないのですいすいと進む。
堰堤広場の手前辺りでピー、ピーっていう謎の音が怖かった。
日が開けるのと同時に赤岳鉱泉に到着。
前もって調べておいた取り付きへの見取り図をザックから出してとりあえず進む。
アイゼンの後があったのでよく締まった雪の上を快適に取り付きへ向かう。
ちょっと迷って無理に直登しようとするが脆すぎて南よりの沢をつめて下部岩壁へ巻いて1ピッチ目に到着。
久しぶりのソロだしザイルを出す。
壁というには角度がないのでザイルがおもい。アンカーはハンガーボルトがしっかり打ってあるが簡単なルートは間隔が遠い。
ルートはどこでも取れそうだし、あっちこっちに下降支点があったりするので少し迷いながらも先行PTか前日のPTが残した踏み跡があったので頼りに進む。
踏み跡を残した人も単独っぽい。
彼は単独かもしれないが、踏み跡を追いかけた時点で僕は単独で登った事にならないのかもしれない。
下部岩壁は50mぴったりなので、1Pで終わってしまった。
脆くて難しいとの事だったがグレード的にはやっぱり元薜焚爾世蹐Α
脆さで言えば中山尾根の方が脆かったのは季節の差かな。
もう本当に温かい内に登るの止めとかないと。ルートなくなっちゃうかも。
岩質が脆いのでアイゼンの爪あともひどい。
草つきリッジは時々不安定だが卦薜焚次ザイルはさっさとしまって以降はフリーで登る。
上部岩壁も弱点をしっかりついているので難しくない。
最後は雪の斜面を登って終了。
正直何も印象に残っていない。俺、ルート間違えた?
一般縦走路と合流すると強風に乗って氷の粒が顔を打ち付ける。
曇っているとはおもっていたが雨が降ってくるのは予想外だ。
とりあえず最近頂上から離れているので、赤岳を目指す。
一般縦走路の岩場も実際の所難易度からすれば大差ないけれど、バリエーションとの最大の違いはその岩の脆さだとおもう。これは穂高とかでも一緒かも。
特に何も考えずに足や手を置ける一般路はストレスがなくて快適だ。
とは言え、赤岳までの登りは中々歯ごたえがあってしんどい。ダブルアックスじゃストック代わりにならないし何か微妙だ。
装備がばっちり決まっていて雨で濡れても寒くない。
ソフトシェルは濡れているはずなのにまったく冷たくない。
ファイントラックのドライレイヤーは本当に凄い。
新調したズボンはノースのスーパーアルパインパンツもしっかり撥水していてある程度染み込んでもドライレイヤーで直接肌が冷える事はない。ポケットの中も濡れていなかった。
足元も雪がある内はネオプレンソックスにしておけば間違いなさそうだ。足は臭くなるけど仕方がない。山で快適すぎる。
首周りはマウンテンハードウェアの薄手のバラクラバはちゃんと被らなくても首に巻いているだけで雨の入りを抑えるし、頭だけ被っておけば耳は温かい。口元もそこまで息苦しくないのでオススメだ。
久しぶりに立った赤岳のピークは遠くは見えるのに風も強いしあんまり長居する気にもならない。
文三郎尾根を下って行者小屋で装備を整えてからアイゼンも脱がずに南沢を下る。
怪我した時の下山路にしてから本当に嫌いになった道だけれど、雪がある内は歩きやすいし1時間もあれば下りてしまう。
殆ど雪は残っていないけれど凍結箇所を駆け抜ける為にぎりぎりまでアイゼンを履いた。沢と合流している部分でアイゼンの泥を流して脱いだ。
行者小屋から1時間半もあれば美濃戸口に到着。
簡単そうに書いて見たけど実際今回はバテバテだった。
なんせ年末からまともな登山をしていない。ザックのバランスをとる為の腹筋と背筋が足りていないので下っていると痛んでくるし、足もくたくた。
稜線に出れば酸素不足で呼吸は乱れる。何か初めて酸素の薄さを実感したかも。
南沢の後半とか喘ぎながら下山していた。
声に出して呼吸すると違う筋肉使うみたいで呼吸が楽なんだよね。
他人から見れば凄く気持ち悪いとおもう。
明らかに体力が足りていないので、来週も登山主体の山にしようとおもいます。
使用装備
一般装備
・ザック25リットル
・ヘッデン
・トポ図
・山と高原地図
・カメラ
・携帯電話
・ナイフ
・ファーストエイドセット
・一人用ツェルト
・雨具上下
・予備電池
・サングラス
登攀用具
・ダブルアックス 1本だけ使用
・平爪12本アイゼン
・ヘルメット
・ハーネス+チェストハーネス
・ルベンソ(下降用)
・ソロイスト
・ザイル 10.2mm*50m
・ヌンチャク8組
・スリング一式
・環付ビナ10枚
・アッセンダー2つ
・カム#1、#2 ナッツ一式 使用せず
・ハーケン 使用せず
4/21追記
つたない動画あげました。
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