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Yamareco

記録ID: 617377
全員に公開
アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科

赤岳東壁センターリッジ

2015年04月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
sobacha その他2人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
13:25
距離
11.2km
登り
1,517m
下り
1,511m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:25
休憩
0:47
合計
13:12
3:51
3:52
499
12:11
12:22
108
14:10
56
15:06
15:40
51
16:31
16:32
12
16:46
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2015年04月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
下山中の雨でカメラが水没したので、メモリカードを乾かしています。データを読み込めるようになったら写真を掲載します。
※赤岳東壁センターリッジ・・・県界尾根最上部から大門沢に派生する尾根。登山大系に記録あり。

BルンゼとCルンゼの二俣付近、センターリッジの下部のブッシュ帯からロープを出す。

☆1ピッチ目 リードTさん 40m
草付き斜面にバイルを叩き込んで、ブッシュを掴んで登る。最後4m程の草付き斜面が少し悪かった。

☆2ピッチ目 リードAリーダー 40m
ブッシュを掴んで進み、岩場を右に回りこむと、Bルンゼには5m程の薄い氷爆がある。氷爆横の草付きを登るが、斜度があるのにブッシュがなく、
乏しいランナーの中を、枯れ草の束を掴んで強引に登る。その後はブッシュの中を進み、高度感がある細い雪のリッジになったところで終了。
氷爆横はランナーが乏しくて、ハッキリ言って恐い。Aさん2回雄叫びを上げる。

☆3ピッチ目 リードSobacha 50m 
雪のリッジを進み、3mほどのスラブの岩を嫌って左の崖側にある木の間を登る。その後は木が生えた雪稜を進み、草付き5m斜面を抜けたところで
ロープいっぱいでピッチを切る。

3ピッチ目終了点から奥壁基部まで、木が生えていない緩い雪斜面を登る。30m

☆4ピッチ目 リードAリーダー 35m
奥壁基部のプアなブッシュで支点を取る。ブッシュを登り左に進むと、6m程の凹角の露岩に出る。若干脆くてホールドに乏しい凹角を素手で登ると、
3m登った凹角中間部に残置のリングハーケンがあり、ここから岩を右に回りこんでカンテを登る。支点がプアなうえに高度感たっぷり。
さらに3m登って岩の上に出て、その先の雪がついたブッシュを登る。ロープがブッシュに絡んだため、ここでピッチを切る。
凹角がとっても悪くて、Aさん3回雄叫びを上げる。

☆5ピッチ目 リードSobacha 40m
高度感ある雪のリッジを5m進んだ後、正面の岩稜を避けて左のブッシュに進路を取る。グサグサ雪のハイマツ帯を、ひたすら掻き分けながら登っていく。
これだけ藪が濃ければ、ランナーはいらない。最後、雪の斜面を10m進み、避雷針が立った岩稜の突端に乗り上げて終了。
ピナクルをビレイ支点にする。

ここから徒歩50mで赤岳頂上山荘のトイレに到着。

感想

3:30県界尾根登山口→12:00登攀終了(ほぼ赤岳山頂)→県界尾根→16:40県界尾根登山口


「センターリッジ行かへん?」「どこすかそれ?」的な会話がなされ、登山大系には出ているが、ネット検索では1件しかヒットしないアルパインに行った。
結果、悪かった。
GWの練習のつもりが、本チャンじゃねーのこれ、的な山行になった。

早朝3時半県界尾根登山口をスタートする。大門沢を進み、赤岳東稜の末端が沢を二分する二俣でハーネスとアイゼン装着。
傾斜が増した沢筋を進んでいくと、沢は大量のデブリで埋め尽くされており、デブリの上を歩く。
奥の二俣を右に進むと、斜度が増してくる。バイル2本を使ってリズム良く登っていく。
やがてBルンゼとCルンゼの二俣に到着。
ここで左にある尾根状がセンターリッジだ。このままBルンゼの雪斜面を登っても良いのだが、雪の下が凍っているようだったし、リッジ上を進むことにして、ブッシュの斜面に取り付き、ここからロープを出した。

5ピッチ目終了点に付いた頃には周りはガスに巻かれ、ちらついていた雪は雨に変わっていた。
ここから50m程進むと、赤岳頂上山荘のトイレに付いた。

小屋前から県界尾根登山道を下降する。

途中、トレース・マーキングが乏しいのでルートを外し、さらに下山方向を間違えるという手痛いミスを犯して、5時間ほど雨に打たれて濡れそぼれて、トータル13時間の山行が終了した。

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