ルウェンゾリ（マルゲリータ峰）登頂記録

2018年12月27日(木) ~ 2019年01月02日(水)

• GPS: 152:00
• 距離: 52.2km
• 登り: 4,126m
• 下り: 4,110m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:30
• 休憩: 0:20
• 合計: 4:50

8:40 Nyagalengija受付
9:30 9:50 公園ゲート
13:30 Nyabibata小屋

2日目

• 山行: 6:10
• 休憩: 0:00
• 合計: 6:10

8:50 Nyabibata小屋
15:00 John Matte小屋

3日目

• 山行: 4:30
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:30

9:00 John Matte小屋
13:30 Bujuku小屋

4日目

• 山行: 3:30
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:30

9:00 Bujuku小屋
12:30 Elena小屋

5日目

• 山行: 9:10
• 休憩: 2:30
• 合計: 11:40

4:00 Elena小屋
7:50 8:00 ルウェンゾリ・スタンリー山
10:30 12:50 Elena小屋
15:40 Bujuku小屋

6日目

• 山行: 6:10
• 休憩: 0:30
• 合計: 6:40

8:00 Bujuku小屋
10:30 11:00 John Matte小屋
14:40 Nyabibata小屋

7日目

• 山行: 2:10
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:10

7:50 Nyabibata小屋
10:00 Nyagalengija受付

天候

晴れ・雨・曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車 飛行機

飛行機：日本ーエンテペ（ウガンダ）
車（ガイド手配）：エンテペーカンパラーカセッセー登山口

コース状況／危険箇所等

・ぬかるみが激しいため，胴長靴推奨
・エレナ小屋〜山頂にてfixロープ箇所が2か所ほど

その他周辺情報

・カセッセの近くにクイーン・エリザベス国立公園がありサファリが楽しめる。
（ライオン，象，カバ，ほか色々）

写真

12/18 20:16

荷物全景。
総重量40kg超w

12/26 7:01

カンパラで宿泊したホテル

12/26 8:31

カンパラ〜カセッセへ。
7時間のドライブw

12/26 9:56

時々！？，横転しているトラックを見かけるw

12/26 10:45

ガイドが買ってくれたヤギ串。
焼きたては美味しい。

12/26 12:27

道端にいたヒヒ？
日本で言うところのサルのような感じか。

12/26 14:23

路上で売られているバナナ。

12/26 15:21

カセッセの登山ガイド会社の事務所

12/26 15:29

カセッセのホテル

12/27 8:26

Nyakalengijaの登山受付事務所。
ここで入山手続き。

12/27 8:36

ポーターに持ってもらう荷物の計量。
約25kgで超過チップは発生しない見込み。

12/27 8:41

Nyakalengija〜Nyabibata小屋
いざ出発

12/27 9:02

Nyakalengija〜Nyabibata小屋
バナナがそこかしこに。アフリカしてますな。

12/27 9:26

Nyakalengija〜Nyabibata小屋
国立公園のゲート。ここでも何やら手続き。
（ガイドが全てやってくれる）

12/27 9:49

Nyakalengija〜Nyabibata小屋
歩きやすい登山路。

12/27 10:11

Nyakalengija〜Nyabibata小屋
カメレオン。あっという間に色が変わる。

12/27 10:59

Nyakalengija〜Nyabibata小屋
休憩小屋

12/27 11:55

Nyakalengija〜Nyabibata小屋
やや急登。

12/27 13:04

Nyabibata小屋に到着。

12/27 13:43

水洗トイレ！！
とは言っても，単に水が豊富で垂れ流しているだけですがw

12/27 17:45

小屋内部の様子。

12/27 18:15

お昼ご飯・・・・って時間的にお昼じゃないやろっ！

12/27 19:05

対面にそびえるPotal Peak（4,370m)

12/27 20:17

連続して夜ご飯・・・・ってさっき食べてから2時間しか経ってないやんけ！
流石に完食できまへん。

12/28 7:56

朝食。

12/28 8:44

ここからMudエリアということで胴長靴で完全防護。

12/28 8:49

Nyabibata小屋の裏には携帯のアンテナがw

12/28 9:00

Nyabibata小屋〜John Matte小屋
この谷間沿いを進んでいきます。

12/28 9:15

Nyabibata小屋〜John Matte小屋
川を渡る。ナイルの源流の一つと言ってもいいのかな？

12/28 9:35

Nyabibata小屋〜John Matte小屋
竹が生えているエリア。

12/28 10:10

Nyabibata小屋〜John Matte小屋
過去に地滑りがあった場所。木が少ない。

12/28 10:33

Nyabibata小屋〜John Matte小屋
道が少しMudになってきました。

12/28 10:36

Nyabibata小屋〜John Matte小屋
Mudな道が続く

12/28 10:52

Nyabibata小屋〜John Matte小屋
休憩小屋で一休み

12/28 11:01

Nyabibata小屋〜John Matte小屋
ポーターさんが荷物を運んでいます。

12/28 12:36

Nyabibata小屋〜John Matte小屋
苔むした木

12/28 13:00

Nyabibata小屋〜John Matte小屋
配給された行動食。
バナナ，リンゴ，ジュース，ゆで卵

12/28 14:59

John Matte小屋に到着

12/28 15:00

くつろぐポーターさん達

12/28 15:05

John Matte小屋の食堂

12/28 15:09

John Matte小屋の周囲

12/28 15:10

John Matte小屋のトイレ

12/28 16:46

お花

12/28 17:08

夕食

12/29 8:26

朝食

12/29 9:18

John Matte小屋〜Bujuku小屋
木道エリア。尾瀬を彷彿とさせる。

12/29 9:39

John Matte小屋〜Bujuku小屋
岩屋

12/29 10:07

John Matte小屋〜Bujuku小屋
Rwenzoriの神の使いとされている動物とのこと。
名前は・・・忘れちゃいました。

12/29 10:28

John Matte小屋〜Bujuku小屋
再び木道エリア

12/29 10:30

John Matte小屋〜Bujuku小屋
ジャイアントロベリアの幼木。幾何学的な配置が美しい。

12/29 10:37

John Matte小屋〜Bujuku小屋
木道エリアの様子。

12/29 11:05

John Matte小屋〜Bujuku小屋
木道エリアを振り返る。

12/29 12:12

John Matte小屋〜Bujuku小屋
休憩ポイントで一休み

12/29 12:32

John Matte小屋〜Bujuku小屋
Bujuku湖の脇を進む

12/29 13:07

John Matte小屋〜Bujuku小屋
木道が終わると，超Mudエリア。
空腹もあり，少々苦戦する。

12/29 13:39

Bujuku小屋内部。

12/29 17:31

Bujuku小屋からMt.Baker(4,843m)を望む。

12/29 17:50

食欲が無かったため，日本から持ち込んだアルファ米を食べる。

12/30 8:58

Bujuku小屋の食堂

12/30 9:00

小屋に貼られている注意書き。
要は無理すんなよ，とある。

12/30 9:07

Bujuku小屋

12/30 9:13

Bujuku小屋〜Elena小屋
Mudエリアが続く

12/30 9:24

Bujuku小屋〜Elena小屋
Mudエリアが続く

12/30 9:40

Bujuku小屋〜Elena小屋
Bujuku小屋を振り返る。

12/30 9:58

Bujuku小屋〜Elena小屋
Bujuku湖が見える

12/30 10:17

Bujuku小屋〜Elena小屋
Mudエリアが終わり，やや急登。

12/30 10:25

Bujuku小屋〜Elena小屋
ガスって景色は今一つ。

12/30 11:09

Bujuku小屋〜Elena小屋
少し雪が出てきました。

12/30 11:38

Bujuku小屋〜Elena小屋
少々寒くなってきました。

12/30 12:05

Bujuku小屋〜Elena小屋
スラブ状の岩は滑りやすく，怖い。
（ある意味，この辺りが一番怖かった）

12/30 12:05

Bujuku小屋〜Elena小屋
うーん，怖いw

12/30 12:26

Elena小屋に到着

12/30 12:33

軽食

12/30 14:12

コックが用意してくれたインスタントラーメン
（自分が持ち込んだものでは無い）
うれぴーw

12/30 15:49

少しガスが晴れてきました。

12/30 16:05

でもMt.Bakerは雲の中。

12/30 17:33

Elena小屋内部

12/30 18:08

パスタをゆでてもらい，マツタケの吸い物の素で和風パスタとしましたw

12/31 3:10

3時に起床して準備

12/31 6:04

アイゼンを装着

12/31 6:40

夜明けは近い

12/31 6:40

12/31 6:40

雪面をワシワシと直登。

12/31 6:41

朝焼け

12/31 6:50

雪面登り

12/31 6:51

右側ピークがMargehrita峰

12/31 7:00

雪面登り

12/31 7:05

雪面登り

12/31 7:11

Alexandra(5,083m)。かっこええ！！

12/31 7:11

見事なつらら

12/31 7:15

朝日w

12/31 7:25

Alexandraをバックにガイドが登る。

12/31 7:27

ガイドと記念撮影

12/31 7:32

絶景w

12/31 7:43

山頂まであとわずか。

12/31 7:46

山頂眺望

12/31 7:46

山頂眺望

12/31 7:46

山頂眺望

12/31 7:46

山頂眺望

12/31 7:48

山頂記念撮影

12/31 7:55

山頂標識とAlexandra

12/31 7:56

Albert峰(5,101m)

12/31 8:07

雲が少し湧き始め・・・

12/31 8:18

ガスってきて・・・・

12/31 9:36

あっという間に視界無しw

12/31 9:44

行きは真っ暗の中だったけど，こんな感じのところを登ってきたんですな。

12/31 10:27

Elena小屋を見下ろす。

12/31 10:59

パンケーキを食べて，しばし休憩。

12/31 13:06

Bujuku小屋まで下りる

12/31 13:08

ポーターさんは器用に下りますなw

12/31 13:43

Bujuku湖が見え始める

12/31 14:56

遠くにBujuku小屋

12/31 15:36

Bujuku小屋に到着

12/31 17:07

夕食のパスタ

1/1 7:34

朝食

1/1 8:14

Bujuku湖畔のMudエリアは相変わらず。

1/1 8:31

木道エリア

1/1 9:04

独特な植生ですな。

1/1 9:11

雰囲気は面白い。

1/1 9:39

木道エリア

1/1 10:20

ジャイアントロベリア

1/1 10:46

John Matte小屋で昼食

1/1 16:35

Nyabibata小屋で胴長靴を脱ぐ。
（自分はもう使わないので，ガイドに進呈w）

1/1 16:44

夕食

1/2 0:16

見事な星空。
木々がるので，満天という訳ではないですが・・・

1/2 7:04

朝焼けのPotal Peak

1/2 7:19

朝食

1/2 7:38

協力してくれたガイド，ポーターさん

1/2 9:18

カメレオン

1/2 19:37

カセッセのホテルで登頂証明をもらいました。

1/4 7:48

赤道で記念撮影

1/4 8:55

クイーンエリザベス国立公園
ウガンダコープ

1/4 9:21

クイーンエリザベス国立公園
ライオンの後ろ姿

1/4 10:14

クイーンエリザベス国立公園
象さん

1/4 14:05

クイーンエリザベス国立公園
でっかいトカゲ

1/4 14:10

クイーンエリザベス国立公園
カバさん

1/4 14:21

クイーンエリザベス国立公園
バッファローさん

1/4 14:33

クイーンエリザベス国立公園
オスプレイ

1/4 14:36

クイーンエリザベス国立公園
カバさんの群れ

1/4 14:40

クイーンエリザベス国立公園
つがいのワシ

1/4 14:44

クイーンエリザベス国立公園
ワニさん

1/4 15:03

クイーンエリザベス国立公園
象の親子

1/4 15:10

クイーンエリザベス国立公園
象とカバの群れ

撮影機器：

α7R II ILCE-7RM2 ボディ SONY

LUMIX DC-TX2 パナソニック

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 防寒着 雨具 ゲイター バラクラバ 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） ヘッドランプ 常備薬 日焼け止め 携帯 サングラス タオル カメラ シェラフ ヘルメット 胴長靴

共同装備

行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ナイフ

感想

じゃあじ満

アフリカ第3位のルエンゾリ(Rwenzori 5109m)に行ってきましたが，
あまり報告例が見当たらなかったので，皆さんの参考になれば幸いです。
（地元ガイドにも是非日本人に来て欲しいからPRしてっ！と頼まれましたw）

【総論】
低標高(〜3000m)の森林，中標高(3000〜4000m超)の湿地帯，高標高の山岳風景と
非常にバラエティに富んだ景色を堪能することができます。
世界遺産に登録されているだけあって，植生が非常に珍しく，他ではなかなか見られない景色を堪能できます。ただ，雨が非常に多く（ガイド曰く，雨のメッカ），雨，そして湿地帯の泥濘に対する備え（＝胴長靴）が必須です。
（12月末は乾季が始まったところでまだ，雨が多い，とのことだったので，2月以降とかがいいのかも知れません)
エレナ小屋より上はFIXロープ箇所が2，3箇所ありますが，それほどの技術は要求されません。（8字環を持っていきましたが，使いませんでした。日本の普通の鎖場程度のレベル）
雨のせいか，食事のせいか分かりませんが，ジョンマテ小屋で一度，体調を崩し，歩いている最中にモドシテしまうことがありましたが，たまたま別のグループの日本人の方に解熱剤を分けてもらい，また，日本から持ち込んだアルファ米で食欲を取り戻し元気になることができました。長期の山行では嗜好品や薬の用意も重要ですね。
欧米からの登山客が多いこともあるのか，登山路，山小屋は整備されている印象です。（泥濘箇所は別ですが）

【コース状況】
・ニャカレンギジャ〜ニャビバタ小屋(2650m)
　普通のハイキングコース。季節によっては象が通行するときがあるらしい・・・
・ニャビバタ小屋〜ジョンマテ小屋(3380m)
　やや湿地気味。多少歩きにくい箇所がある程度。
・ジョンマテ小屋〜ブジュク小屋(3977m)
　湿地帯。特にブジュク湖近辺は泥濘が激しく，膝上までハマルことがある。
・ブジュク小屋〜エレナ小屋(4540m)
　最初は湿地帯。やや急登の登りとなり，エレナ小屋直前はスラブ状の岩場となるが，表面が濡れていたり，薄い雪，氷があったりすると，非常に滑りやすく怖い。
（ある意味，一番怖かった）
・エレナ小屋〜山頂
　FIXロープ箇所(30mくらい？ 身軽な人ならロープは使わなくても？)を過ぎてちょっと登ると，氷河を少し歩いて，一旦，高度を下げてから氷河を直登。
氷河箇所はロープをコンテニュアスで結びます。コルに出て少し進むと，FIXロープ(10mくらい)を越えて，少し登ると山頂。

【行き方など】
自分は日本の山岳ツアー会社に申し込みました。当初はツアーの予定でしたが，人数が集まらず，結局，個人の手配旅行となりました。ただ，金額的には当初のツアー代金と大差はありませんでした。（自分の経験の中ではキリマンジャロよりちょい高いくらいのイメージ？）
現地では入国したエンテペ空港に現地ガイドが迎えに来て，カセッセまで連れてくれました。カセッセからは山岳ガイドがつきっきりで対応してもらいました。
当初は山岳ガイドは1人でしたが，不景気でガイドが余っていたらしく，恐らくチップ目当て？でもう一人，山岳ガイドがついてくれました。（料金としては同じ）
結果的にはガイドに前後を挟まれる形になり，非常に安心感あり良かったです。
現地のツアー会社が手配を行っているので，直接現地のツアー会社に申し込むのも一つかも知れません。

【その他】
カセッセの近くにはクイーンエリザベス国立公園があり，サファリが楽しめます。
特にボートに乗って，カバや象の群れの近くに行くのはなかなかの迫力です。

Youtube動画もご参考に