笠捨山〜地蔵岳(未踏区間)
- GPS
- 03:55
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 839m
- 下り
- 472m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
赤い階段までは走行不能だったので手前停めして少し歩きました |
コース状況/ 危険箇所等 |
地蔵岳の鎖場は尋常じゃないですね 危険です |
その他周辺情報 | 下山後に下北山温泉 きなりの湯に行きました うたせ湯が無いのが不満点(うたせ湯の増設を申し入れする!) |
写真
感想
大峰奥駈道の未踏区間である地蔵岳〜笠捨山間を歩いた
GW直前だからあえて今日来ました
きっと来週になれば多大な数の人達が来るんでしょうから
今日の笠捨山も結構キツイなと感じた
まだ往路は元気ですが、帰路は辛かった
たぶん地蔵岳の鎖場がテンション下げたのもあると思う
今日も往路では誰一人人間を見ていません!
前回、同様なルート歩きしたときは何人も遭ったし情報交換もしましたが、苦手な鎖場を通過しないと今日来た意味がない(通過しないと来たことにならない)というプレッシャーもあります
「新宮山彦ぐるーぷ」さんの行仙小屋補給路からのスタートですが、ここへの林道は乗用車の普通タイヤでは厳しいと感じた
過去に落石によるタイヤの亀裂事故があり、今日もし2本も同じことになれば帰宅不能になることが到着前の心配事でした
まあ、歩き出してからはクルマのことなんか一切気にしませんでしたが・・・・
初めての登り口なのでやはりワクワクしながら歩き始めます
どこでも同様な高揚した気持ちで始まります!
天気もいいし、まだ虫がウヨウヨ出てくる直前なのか歩きに阻害されません・・・・・が、顔の周りにずっと小バエみたいなのが飛び交っています
これはもうどうしようもない!
まだ虫除けスプレーも持参していないが、気温により山上でももう必需品になっています
どうにかこうにか笠捨山に到着しました
この先は未踏区間ですが、本当に踏破可能か不安でいっぱいです
笠捨山から地蔵岳への下りも結構厳しいと感じた
疲れからもあるのですが、帰路の登りを考えると辛いかな
実際、帰路では数分おきに休息していましたね
どうにかこうにか最後の鉄塔に来ました
直ぐそこに地蔵岳がそびえ立っているのは確認できます
進んで行くと遂にお出まし鎖の姿!!
手袋して登ります
まだ登りはサッサッと躊躇せずに進みますが、これって帰路は下りるんでしょ?
足元が見えるの?
見えなかったらテキトーに足着けて博打的に体重載せるの?
などと考えると「本当にここで引き返さなくていいのか?」
「今日で俺の人生はここで潰えるのでは?」などと考えもしますが、戻ればここまでの苦労は「無かったこと」になるので死ぬ思いでは言い過ぎだが、かなりの判断をしながら登ります
もうね登山ではないですね
岩の上へよじ登るという感じ
足元も岩でない部分が多いので、枯葉の下が何なのか知らないまま体重をかけています
ほんと、手に持った鎖は全体重がかかって大丈夫なように握っていますし、3点歩行?を完全に死守しながらひとつひとつ確実に登ります
狭い最高点に着いて一安心ですが、まだ最後の東屋岳への垂直鎖場があります
登ってもいない鎖場を降りていくのは勇気が要りますが、やらないと・・・・
まあ最初は怖いと思っても、それなりに行けるもんだなというのが結果でした
再度登り少し景色を堪能してから鎖場を下りますが、いまの垂直鎖場にくらべたら傾斜角度が少しでも緩い笠捨山側は特に何も感じずに下ることができました\(^o^)/
この途中でやっとひとり登ってこられたので話ししました
「今日で5日目だ」とその方は北から南へ向けて大峰奥駈道を縦走中です
「モデルタイムの1日10時間は嘘だ! あんなもの12時間かけないと到底無理だ!!」とかなり怒っていました
まあ、私は1年かけてもまだまだほんの一部しか踏破していないので比較にもならんのですが、その方は「もう5本のビールも底が尽きた」と・・
途中で購入ということもあり得ないし、私が持っていることは絶対にないし・・・・・
まあお互い頑張ろうなと言われて別れました
さて帰路は途中で食事してすぐに歩き出しますが、疲労感がハンパないのですね
今日ほどの休息回数が多い歩きも珍しいです
本当に帰宅できるのか?
まあ、朝早く来れたので帰宅前には湯治してから帰るとします
今日の歩きで大峰奥駈道のかなりの部分が繋がりました
これは大きな成果というか喜びです!
遭遇した縦走5日目の方は「明日辺りで熊野本宮に着くだろうな。次回は逆のコースで行こうと思う!」と語っていたので私なんかもしかしたらその半分も出来ないのではと思う
大峰奥駈道の100%踏破は夢になるというか夢のままの可能性が大ですが、頑張りたいと思う
その方も「たくさん人が居る処なんか歩きたくない! こちらは昨日でも遭遇者ゼロだった」と話していましたので、同じような考えでこちら方面まで来られているんだと痛感しました
今回の歩きは本当に疲れましたが、帰る前に湯治できたのは今朝起きても疲れがほとんど残っていないことが成果として出ています
時間がないというのがほとんどの時の理由で湯治しないですが、そういう時間も「歩きタイム」に入れてしまいたいですね
とにかく自身の踏破区間が一気に伸びたのが嬉しい限りです
さあ、次週はGWなのでこちらへは来れないか?
時差出勤じゃないが、皆が眠っている時間帯に来てしまおうか?
しんどいのにもう次回のことを考えている呑気者です
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