横岳・硫黄岳(杣添尾根)
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,326m
- 下り
- 1,318m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪部分は気温上昇後の踏み抜きが多少ありました 稜線上はほとんどが夏道の状態です 駐車場6:48−三叉峰10:37−横岳10:53ー硫黄岳12:10ー横岳13:12−三叉峰13:25−駐車場15:54 |
写真
感想
前から一度いってみようと思っていた杣添尾根経由での横岳に挑戦、硫黄岳にまでも足を伸ばしてきました。この稜線は結構ご無沙汰していて、先月の2週目の週末に美濃戸口から日帰りで赤岳に登ったときには雪の量もそこそこあって満足できたので、こっちも行きたいと思ってるうちにすっかり雪がなくなってしまいました、残念。自分の技量でいけたのかという部分もホントはあるんですけどね。でも忘れかけてた地形をだいぶ復習できました。まあ次ですね。
朝方、高原ロッジのあいだを縫うようにきょろきょろしていたら駐車スペースらしき場所を発見、車を停め準備をし登山口に向かいます。しばらくはトレイルが出てきたり林道が出てきたりといろいろに歩かされるのですが、池と東屋がある場所を過ぎると登山道然としてきます。
樹林帯を登ってしばらくするとほとんど切れ目のない残雪の上を歩く感じになります。それでも登山靴がすべるなどの登りづらさはそれほど感じませんでした。標高2500mくらいまできて視界のなかの空の分量が増えてきて、少し休憩したことのついででアイゼンを装着しピッケルを装備したのですが、やがて三叉峰が見えるほどに視界が開けるとその直下には雪がついていないことが確認できるようになります。あーあ、あそこで外すのね、トレースをよく見るとそれがわかっていたかも知れない先行者は最初から滑り止めは付けていない様子。でもそのへんは景色のよさに気を取り直しながら進んでいきます。
露出した夏道になり、アイゼンを外してほどなくすると稜線(三叉峰)に出ます。富士見パノラマのハートマークや美濃戸の森林などおなじみのものが見えるようになり感慨に浸ります。人もまばらな稜線を北に向かい最初のはしごをのぼりきると横岳奥の院にたどり着きます。休憩している方々もいます。標柱をカメラに収めさらに進みます。奥の院北側のはしごを下降するとここには溶けきらない雪の付着がありましたが、自分が到着したくらいの時間帯では靴底をすべらしにくるような性質のものではありませんでした。カニのよこばいに付いた雪もそのような感じ以上のものでなく、鎖を持ちながら並の緊張感をもってさらに進みます。そして今日自分が目標としていた硫黄岳が視界に入ってくるようになります。
ゆるい広い斜面を降りきって硫黄岳山荘へ。活気ある感じで山荘の方々が準備を進めていました。そしてケルンを横目に山肌と青空の境界線に向けて歩を進めます。ついに硫黄岳にたどり着きカメラに三脚をつけてセルフショットして、爆裂火口や北八ヶ岳方面、硫黄以南の八ヶ岳などもいっしょにカメラに収めます。日が高くなり気温の上昇した杣添尾根のコンディションが気になり始めます。今日はこのあたりで満足して帰路に向かいます。
稜線に別れを告げて再度杣添尾根での降だりラウンドです。尾根を巻いて降だる足跡も増えているようです。でもあっちだってかなり深く踏み抜いちゃうような気が、、自分は極力リッジ上を外さないルートを選択します(ハイマツさんシャクナゲさんゴメンナサイ)。樹林帯の日光の直射を浴びていない雪の上にまで戻るとかなり歩きやすさが回復してきます。そのまま調子よく降だり、東屋のところにまで戻ると持参したパンの遅い昼食をいただきました。ピッケルやヘルメットをザックに外くくりし、高原ロッジのあいだの舗装道路を抜けて無事自分の車の停めてある駐車スペースにまで帰ってくることができました。杣添尾根、冬はともかくとして慣れればかなり短い時間であの稜線にたどり着けるのではないかと思ったのは発見かもしれないなと思いました。それと稜線では鳥が(イワヒバリかな?違うかも)自分からそんなに遠くないところの距離で3,4羽歩いたり短く飛んでたりしてたのがのどかでした。
初夏の足音が聞こえるような、そんな南八ヶ岳でした。以上でした。
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