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Yamareco

記録ID: 622002
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大台ケ原・大杉谷・高見山

飽きることはありません 池木屋山 でも疲れました。

2015年04月26日(日) [日帰り]
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onisan その他6人
GPS
--:--
距離
9.6km
登り
1,246m
下り
1,243m

コースタイム

7:30奥香肌登山口―8:39切石河原―8:53休憩所―8:58水越谷出合―9:18高滝―9:51猫滝―11:08奥の出合11:12―12:52池木屋山頂上13:15―13:54霧降山―15:12P981―15:47P866―10:04宮の谷分岐―17:12林道―17:23登山口駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 飯高町の宿「つつじの里」から国道166号線を走り、蓮(はちす)ダムから宮の谷林道へ。林道の終点が登山口で、すでに5〜6台の車が停められていました。
コース状況/
危険箇所等
 最初は宮ノ谷渓谷のハイキングコースです。鉄製の橋、鉄製の梯子、鉄製の桟橋が設けられています。が、大岩をへつる際、川の中の丸太で滑って靴が水没してしまいました。幾つもの滝が現れ、渓流美を堪能しながら歩きますが、時には虎紐ロープを握って岩肌を登ります。ハイキングコースとは云え、それなりの格好が必要です。プレハブの休憩所があり、その前の広場でひと休みします。水越谷出合から高滝までの間でも、虎紐ロープの掛かった結構急な斜面もあります。高滝が見えました。谷の右岸から左岸への渡渉、ここは何とか靴を脱がずに渡ることが出来ました。
 高滝からはもうハイキングコースではありません。虹がかかった高滝の高巻き、スリッピー。これを登りきるとイワザクラが一輪、ほっとさせてくれます。高滝の上にはもう一本、滝、「猫滝」と云名づけられた美しい滝、滝壺が青く澄んでいます。猫滝を高巻くと再び渡渉です。濡れた石の上に足を置くと、つるっと滑ってしたたか尾骶骨を打ちました。靴はまたまた水没してしまいました。それを見て、後続の女性二人は靴を脱いで渡ります。これが正解。対岸にはひと塊のイワザクラが待って呉れていました。その後もまだ渡渉は繰り返されます。ドッサリ滝を横目に登ると道は緩やかになり、奥の出合に到着しました。
 ここで谷から別れ、もう渡渉はありませんのでまずはホッ。それも束の間、急登が始まります。本当に急です。ゼイゼイ、ハアハア、ドクドク、シンドイな。お尻に力をいれると尾骶骨が痛みます。尾根が広くなって、行く手に空が見え、ホウホウノ体で池木屋山山頂に辿り着きました。
 頂上からは台高山脈主稜線を北に向かいます。気持ちの良い尾根歩き、軽いアップダウンを繰り返して霧降山に着きました。360度見渡す限り山ばかり。昨日上った迷岳、去年の冬、霧氷を見に行った三峰山、それ以外の山の名前は判りませんが、紀伊半島は山また山の国であることを実感。
 霧降山からの下り、途中、ヒメシャラの純林を通り抜け、青空平でひと休み。さらに下ってP981(こぶし平)、P866を通過。獣避けネットが見えて来ると、宮ノ谷分岐です。
 2重になっているネットのゲートを開けて中に入り、少し進むと作業用モノレールがあります。レールは直線的に下に向かっています。レールに掴まってズルズル滑り降ります。小石ばかりでなく、大きめの石も重なっています。それに乗らずに下ることは出来ません。ズルズル、落石なんてかまっていられません。レールを掴んでいても石に乗っかり、滑って腰を落とします。真っ直ぐ真っ直ぐ急降下。最後までレールに沿って下り、無事、林道に降り立つ事が出来ました。
 池木屋山、高滝の高巻きから、渡渉の繰り返し、危険個所は幾つもありましたが、なんと云っても最後のモノレール沿いの直線下降、普通の山登りではありえないルートでした。帰宅して、「新・分県登山ガイド 三重県の山」を見てみると、「宮ノ谷分岐からはジグザグに下って行く」とありました。どうやら別にちゃんとした登山道があるようです。
つつじの里、朝、今日も好天気です。
2015年04月26日 06:14撮影 by  NEX-3N, SONY
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つつじの里、朝、今日も好天気です。
つつじの里、朝食です。
2015年04月26日 06:19撮影 by  NEX-3N, SONY
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つつじの里、朝食です。
宮ノ谷林道の終点から登り始めます。
2015年04月26日 07:50撮影 by  NEX-3N, SONY
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宮ノ谷林道の終点から登り始めます。
滝が現れます。
2015年04月26日 08:05撮影 by  NEX-3N, SONY
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滝が現れます。
渓谷に沿って進みます。
2015年04月26日 08:09撮影 by  NEX-3N, SONY
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渓谷に沿って進みます。
ここでわたしは滑って靴が水没。
2015年04月26日 08:10撮影 by  NEX-3N, SONY
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ここでわたしは滑って靴が水没。
次々と滝が迎えて呉れます。
2015年04月26日 08:11撮影 by  NEX-3N, SONY
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次々と滝が迎えて呉れます。
これでもハイキングコースです。
2015年04月26日 08:11撮影 by  NEX-3N, SONY
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これでもハイキングコースです。
滝、名前は知りません。
2015年04月26日 08:24撮影 by  NEX-3N, SONY
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滝、名前は知りません。
苔むした谷。
2015年04月26日 08:30撮影 by  NEX-3N, SONY
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苔むした谷。
高い岩がありました。
2015年04月26日 08:35撮影 by  NEX-3N, SONY
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高い岩がありました。
切石河原だそうです。
2015年04月26日 08:40撮影 by  NEX-3N, SONY
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切石河原だそうです。
鉄製の桟橋が続きます。
2015年04月26日 08:46撮影 by  NEX-3N, SONY
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鉄製の桟橋が続きます。
休憩所です。
2015年04月26日 08:53撮影 by  NEX-3N, SONY
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休憩所です。
マムシグサです。
2015年04月26日 08:54撮影 by  NEX-3N, SONY
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マムシグサです。
鉄製の橋や梯子には番号が付けられています。
2015年04月26日 08:56撮影 by  NEX-3N, SONY
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鉄製の橋や梯子には番号が付けられています。
水越谷出合です。
2015年04月26日 08:58撮影 by  NEX-3N, SONY
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水越谷出合です。
階段はまだ続きます。
2015年04月26日 09:02撮影 by  NEX-3N, SONY
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階段はまだ続きます。
両手両足を使って登ります。
2015年04月26日 09:08撮影 by  NEX-3N, SONY
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両手両足を使って登ります。
ハコベです。
2015年04月26日 09:17撮影 by  NEX-3N, SONY
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ハコベです。
岩を跨いで渡渉します。
2015年04月26日 09:21撮影 by  NEX-3N, SONY
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岩を跨いで渡渉します。
高滝に着きました。
2015年04月26日 09:23撮影 by  NEX-3N, SONY
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高滝に着きました。
虹が出ています。
2015年04月26日 09:30撮影 by  NEX-3N, SONY
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虹が出ています。
高滝を高巻きします。
2015年04月26日 09:31撮影 by  NEX-3N, SONY
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高滝を高巻きします。
虎紐ロープを掴んで、跨いで、
2015年04月26日 09:43撮影 by  NEX-3N, SONY
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虎紐ロープを掴んで、跨いで、
気を抜くことは出来ません。
2015年04月26日 09:48撮影 by  NEX-3N, SONY
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気を抜くことは出来ません。
登りつくと一輪のイワザクラ。
2015年04月26日 09:50撮影 by  NEX-3N, SONY
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登りつくと一輪のイワザクラ。
猫滝、滝壺が蒼く澄んでいます。
2015年04月26日 09:51撮影 by  NEX-3N, SONY
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猫滝、滝壺が蒼く澄んでいます。
この渡渉で滑って尻餅、尾骶骨をしたたか打ちました。
2015年04月26日 10:14撮影 by  NEX-3N, SONY
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この渡渉で滑って尻餅、尾骶骨をしたたか打ちました。
渡ったところでイワザクラが出迎えて呉れます。
2015年04月26日 10:10撮影 by  NEX-3N, SONY
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渡ったところでイワザクラが出迎えて呉れます。
尾骶骨の痛さもどこへやら。
2015年04月26日 10:12撮影 by  NEX-3N, SONY
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尾骶骨の痛さもどこへやら。
キジムシロ。
2015年04月26日 10:16撮影 by  NEX-3N, SONY
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キジムシロ。
ヒトリシズカ。
2015年04月26日 10:23撮影 by  NEX-3N, SONY
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ヒトリシズカ。
また渡渉です。
2015年04月26日 10:25撮影 by  NEX-3N, SONY
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また渡渉です。
さて、どうやって渡ろうかな。
2015年04月26日 10:29撮影 by  NEX-3N, SONY
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さて、どうやって渡ろうかな。
ドッサリ滝を横目に、
2015年04月26日 10:40撮影 by  NEX-3N, SONY
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ドッサリ滝を横目に、
奥の出合でひと休み。
2015年04月26日 11:03撮影 by  NEX-3N, SONY
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奥の出合でひと休み。
アカヤシオもそこそこに。
2015年04月26日 11:38撮影 by  NEX-3N, SONY
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アカヤシオもそこそこに。
みどりはこれからです。
2015年04月26日 11:52撮影 by  NEX-3N, SONY
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みどりはこれからです。
ヤッター、池木屋山、登りました。
2015年04月26日 13:14撮影 by  NEX-3N, SONY
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ヤッター、池木屋山、登りました。
台高主稜線です。
2015年04月26日 13:41撮影 by  NEX-3N, SONY
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台高主稜線です。
樹間から、三峰山です。
2015年04月26日 13:54撮影 by  NEX-3N, SONY
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樹間から、三峰山です。
霧降山に着きました。
2015年04月26日 13:54撮影 by  NEX-3N, SONY
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霧降山に着きました。
昨日登った迷岳です。
2015年04月26日 14:00撮影 by  NEX-3N, SONY
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昨日登った迷岳です。
サルノコシカケでしょうか。
2015年04月26日 14:28撮影 by  NEX-3N, SONY
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サルノコシカケでしょうか。
ヒメシャラの林です。
2015年04月26日 14:45撮影 by  NEX-3N, SONY
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ヒメシャラの林です。
シャクナゲは少な目です。
2015年04月26日 15:37撮影 by  NEX-3N, SONY
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シャクナゲは少な目です。
獣避けネットのゲートを開けます。
2015年04月26日 16:04撮影 by  NEX-3N, SONY
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獣避けネットのゲートを開けます。
モノレールの横を真っ直ぐに急降下。
2015年04月26日 16:16撮影 by  NEX-3N, SONY
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モノレールの横を真っ直ぐに急降下。
兎に角真っ直ぐなんです。
2015年04月26日 16:21撮影 by  NEX-3N, SONY
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兎に角真っ直ぐなんです。
獣避けネットを出たり入ったり。
2015年04月26日 16:25撮影 by  NEX-3N, SONY
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獣避けネットを出たり入ったり。
落石は必至、一人一人順番に降りて来ます。
2015年04月26日 16:59撮影 by  NEX-3N, SONY
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落石は必至、一人一人順番に降りて来ます。
モノレールも終点に近づきました。
2015年04月26日 17:08撮影 by  NEX-3N, SONY
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モノレールも終点に近づきました。
ヒトが乗れるモノレールでした。
2015年04月26日 17:12撮影 by  NEX-3N, SONY
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ヒトが乗れるモノレールでした。
撮影機器:

感想

 次から次へと周囲の状景が変化し、飽きる事はありませんが、とってもハードな山でした。尾骶骨の痛みに堪えながらこのレポを書いていますので、少々端折った文章になりました事をお詫びします。
 
 ご一緒頂いた、Kさん、Oさん、Fさん、Y氏、ご迷惑をお掛けしましたが、これに懲りずにまたお付き合い下さい。

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